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窃盗容疑 猫120匹分の餌代稼ぐ

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窃盗容疑:48歳男逮捕 猫120匹分の餌代稼ぐ

2013年12月12日 毎日新聞

「約120匹の猫に餌付けしているので、餌代が必要だった」。
大阪府警は11日、こう話す男を窃盗などの疑いで逮捕、送検したと発表した。
同府和泉市池田下町、無職、出水衛(でみず・まもる)容疑者(48)。
府警によると、32件の窃盗事件(被害総額約1900万円)に関与した可能性があるという。
自宅などで飼育する約20匹の他に、野良猫など約100匹にも餌付けし、餌代のために盗みに手を染めたとみられる。
府警捜査3課によると、出水被告は自宅や近所の賃貸倉庫で飼育する猫を「内ネコ」、近所のコンビニの駐車場などで餌付けした猫を「外ネコ」と名付け、アジや鶏肉などの餌を与えていた。
餌代は1日約2万5000円に上った。
「猫にほおずりするのが至福の時だった。餌代を稼ぐためだった」と話しているという。
出水被告は、今年7月、和泉市内の民家に侵入し、現金2万4000円やネックレスを盗んだとして、窃盗などの疑いで逮捕され、計4件の窃盗事件(被害額約72万円)について窃盗などの罪で起訴されている。
【村上正】


轢かれた犬救出

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轢かれた犬救出の11歳に反響、
 車が行き交う道路の真ん中へ駆け寄る。

2013/12/15  Written by Narinari.com編集部

車が行き交う道路の真ん中で犬が轢かれ、孤立していた――そんな状況を目の当たりにしたブラジルの少年。
助けてあげたい気持ちは湧いても、激しく車が往来する中へ危険を顧みず飛び込むのはなかなか勇気がいるものだ。
しかし犬が大好きな少年は、躊躇することなく車道へ入り、無事に救出。
そのときの様子を撮影した写真が地元紙で紹介されると、大きな反響を呼ぶことになった。


この写真は、12月8日にブラジル紙ソル・ジャリオが運営する情報ブログ「グラルダ・ゾル」で紹介されたもの。
ブラジル南部の街イタジャイの大通りで1匹の犬が車に轢かれてしまい、そのまま取り残されていたという。事故に関わった車も走り去り、次々と車がやってくる道路の真ん中で動けないままとなった犬。
そのとき、11歳のジャン・フェルナンデスくんは危険を顧みず車道に入って犬のもとへと駆け寄ったそうだ。


救出されたあと、動物病院へと運ばれ「メル」と名付けられた犬は、幸いにも大事には至らなかった様子。
フェルナンデスくんの母親の話によると、彼は「捨てられたり、虐待されたりした犬を見ると、いつも助けに行く」(チリラジオ局ラジオ・ビオビオより)ほど犬好きな少年で、今回も窮地に陥った犬を見つけて、じっとしていられなくなったようだ。
彼が救出に向かったときの写真は、現場近くにいたカメラマンによって撮影されたものをグラルダ・ゾルが紹介。
ネット上で彼の“無償の愛”が話題となり、写真に対する注目が集まっていったようだ。
グラルダ・ゾルのコメント欄にも、「彼はガーディアンエンジェルだ」「尊敬する」といった声が数多く並んでおり、多くの人が彼の行動を称賛している。

これは動物虐待?

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これは動物虐待?助けたいのですが・・・

(質問者)
動物虐待を見たらどうしたらいいのでしょうか。
近所でゴールデンレトリバーを飼っている家があります。
しかし、その飼いかたは同じ犬を飼う者として、とてもほおっておけるものではありません。
その犬は外で飼われているのですが、年齢にしては体は細いし、庭は糞だらけ。
しかも小屋も毛布もない状態で飼われているのです。
雨の日もずぶ濡れで、ほとんど散歩にもいってもらっていない感じなのです。
現にその家の近隣住民はその家で犬が飼われていることをしらなかったのですから。
しかもその犬はよく逃げ出すそうで、そのたびに家の周りの柵が頑丈になり、いまは逃げ出せそうな隙間もないのです。
何度も逃げ出したことは彼のSOSを意味しているのではないでしょうか・・・
たまに餌を食べているのを見るのですが、同じ犬種を飼っている我が家の犬とは違い、ゴールデンレトリバー?かどうか判断するのに一瞬と惑うような見た目なのです。
挙動も少し不振で、犬らしくない、おどおどした様子で、歩きながらとつぜん放尿してしまうなど、精神的にもおかしい状態なのです。
こういう場合、どうすればいいのでしょうか・・・
叩いたり、餌をあげなかったり、という明らかに虐待している、とまでは言い切れませんが、こんな寒い日も一晩中外で丸まっていて、雨の日もずぶ濡れなのです。
かわいそうで見ていられないのです。
その家は高校生の子供がいる家族なのですが、共働きでほとんど面倒がみられないのか、ほんとうにかわいそうな状況です。
いったいどうすればいいのでしょうか。
これから1〜3月とますます寒くなります。
なんとか助ける手段はないのでしょうか・・・
教えてください!

(回答者 1)
こんばんは。
質問者様の仰る事をそのまま信じるとすれば、明らかに動物虐待に当たるものと思われます。
但し、犬を死に至らしめていないまでの虐待の場合には、動物愛護法を適用して、飼い主に処罰を与える事は、現行法ではまだまだ難しいようです。
しかし、明らかに飼育環境も劣悪な上、食餌も適量を与えられていないし、適度な運動もさせられていない。
また、糞便に囲まれている状況は衛生上でも問題があります。
犬の様子からも、暴力を受けていると想像されますし、歩きながら排尿するのは、もしかしたら泌尿器関係の病気に罹っているのかも知れません。
庭が糞便だらけという事は、近隣へ悪臭も漂っているのでは?
少なくとも衛生上、近隣の住民に迷惑をかけていると判断する事も出来るのではないでしょうか?
まずは、市の衛生課などに相談し、庭の糞便の片付けを優先して指導してもらう事でしょうね。
その後も、再び同じような状態になった時は、最寄りの動物愛護センターに相談されるのが宜しいのではないでしょうか?
動物愛護センターは、何も収容した動物を殺処分するだけの場所ではありません。
このような無責任な飼い主や、違法な動物関連業者に対して、改善するように指導する事も行っています。
改善命令にも従わず、あまりにも虐待度が目に余るようであれば、罰金刑なども科される場合も有り得ます。
そして罰金刑を科された場合は、前科となり、警察のデーターベース(記録)へ残ってしまう事にもなります。
しかし、現実問題として、質問者様個人の力ではどうにも出来ないのではないか?とも思われます。

(回答者 2)
日本も動物の命への意識が高まっているとすれば、これは明らかに「虐待」に入るはずです。
暴行のみが虐待ではありません。
少なくとも、私の住むヨーロッパでは、こういうケースがあると、動物レスキューとか、イギリスならRSPCAという公の団体が捜査と指導に入り(大変権限が強いです!)、飼い主を指導後一定期間中に環境改善がないと、飼い主が泣こうが叫ぼうが動物を強制的に取り上げ、病気などを治した後に新しい飼い主へ譲ります。新しい飼い主となるにも厳しい検査があります。
個人で解決なさろうとはなさらないほうがよいと思います。
やはり適切な団体へのご相談をお勧めいたしたく。
団体なら、問題発生時に弁護士さんなどもついているはずですから。

ペットと楽しく

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2013年12月18日(水) 日刊県民福井

(クリックで拡大できます)


連載の「ペットと楽しく」です。
今回、非常に参考になる内容が掲載されていました。
年末年始に限らず、ペットを飼うということは簡単なことではありません。
安全、健康に十分な管理が必要です。
動物愛護の原点と言えるでしょう。

インコに命の大切さ教わる

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2013/12/16 産經新聞『談話室』より

インコに命の大切さ教わる

インコの寿命は7年と言われています。
小学1年生の時から飼っているわが家のメスのインコが、その7年目を迎えています。
飼い始めたときはおとなしい子でしたが、成長とともに鳴き声は大きくなり、カゴの中で元気に飛び回っていました。
それが最近では 動きが鈍くなり、鳴き声も小さく、数少なくなり、さらには食べる餌も、飲む水も少なくなりました。
その様子は動かないおばあさんのようですが、それでも彼女は、家族が帰ると必ず顔を向いて「ピッ、ピッ」と鳴いて迎えてくれます。
私にははっきり「おかえり」と言ってくれているように聞こえます。
そんな様子を毎日見ていると、彼女はこれまで私たち家族に、命や生きることの意味を教えてくれていたような気がします。
あと何年生きるかわかりませんが、私は彼女を見習い、一日一日を大切に生きようと思っています。

  東京都 13歳 中学生

兵庫県警察「アニマルポリス・ホットライン」新設

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兵庫県警察
「アニマルポリス・ホットライン」(動物虐待事案等専用相談電話)を新設!

動物の虐待に気付けば通報を!

県警察では、県民生活の安全と平穏を確保するため、重要凶悪事件の前兆事案である動物虐待事案への的確な対応を図るべく、動物虐待事案等専用相談電話 「アニマルポリス・ホットライン」を設置し、平成26年1月6日(月)午前9時から運用を開始します。

動物虐待事案とは
・犬や猫などを殺したり傷つけたりする行為
・犬や猫などに餌を与えず衰弱させる行為
・犬や猫などを捨てる行為

身近で動物虐待をしている人を見たり聞いたりした場合は、戸惑うことなく断片情報でも結構ですから、ご相談ください!

<アニマルポリス・ホットライン>
受付時間  平日 9時00分〜17時30分 (夜間、土・日・休日は受け付けていません。)
動物愛護関連の法令に詳しい警察官が対応します。

電話番号  (078)371−8974 みないちばんにぎゃくたいなし 〜 みな一番に(動物)虐待なし

保護・収容動物のお知らせ

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飼い主さんの元へ戻りました!良かった!!


二州健康福祉センター(敦賀市)に1匹の成犬が収容されています。

保護・収容年月日:平成25年12月25日(水)、公示終了年月日:平成25年12月28日(土)
保護・収容場所:敦賀市沓見小学校前路上
コリー、中型、メス、年齢数歳、毛は茶白色で長毛、首輪:青色首輪着用・赤色リード付き



飼い主の方、お心当たりの方、センターへ至急電話をお願いします。
センターの電話は、(0770)22−3747、です。 
どうか皆さまのご協力をお願いします

亡き友よ 動物守り続ける

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亡き友よ 動物守り続ける

2013年12月12日 朝日新聞


ななと散歩する田村貴美さん=大島町、上田潤撮影

◆大島の田村さん、被災後に遺志引き継ぎ再開
伊豆大島(大島町)で動物保護に取り組んできたアルバイト田村貴美さん(51)は、台風26号の襲来後、土石流の恐怖で一時は外出できなくなった。
一緒に保護活動をした市村初美さん(53)は土石流の犠牲に。
市村さんの遺志を引き継ごうと、田村さんは再び活動している。

◇猫の里親捜しや募金「前へ進む」
被害の大きかった元町地区。
田村さんは息子(25)と12匹の犬猫と暮らす。
そのうちの1匹は、東日本大震災の被災地からやってきたイングリッシュセッターのメス犬「なな」だ。
東京電力福島第一原発の事故後、原発周辺では多くの犬や猫が飼い主と離ればなれになった。
動物保護団体を通じ、15匹の犬が大島町に引き取られ、田村さんはななの里親になった。
神達(かん・だち)地区に住む市村さんとは、福島から引き取られた犬のえさ代などの募金活動を通じて知り合った。
市村さんは2匹のシバイヌを飼っていたため、里親にはなれなかったが、「少しでも助けてあげたい」と、勤め先などで募金を呼びかけてくれた。
島内で野良猫に不妊手術を施す活動でも一緒になった。
市村さんは島内4カ所に募金箱を設け、回収係も買って出た。
今年夏、3カ月で3万円以上が集まった。
ななと散歩する田村さんを見かけると、市村さんは車を止めて窓を開け、「ななー」と大声で手を振った。

土石流が襲う3日前の10月13日。
田村さんは、初めての不妊手術の日程がきまったことを知らせるメールを市村さんに送った。
「やったね」。
その返信が最後のやりとりになった。
台風が去った後、土砂の中から、市村さんが飼っていたシバイヌの1匹の亡きがらを見つけた。
きれいに洗ってあげ、親族に引き渡した。
田村さんの自宅に被害はなかったが、外出するのが怖くなり、仕事も休むようになった。
ななも田村さんの気持ちを察したのか、離れようとすると激しくほえた。
約10日後、知人から「被災地域で、世話する人がいなくなった猫がたくさんいる」と連絡を受けた。
行方不明の人がいるなかで、猫の保護活動を再開することにはためらいもあったが、「初美さんが生きていたら、同じことをする」と心を決めた。
これまでに13匹を保護し、里親を探している。
被災で見送りになっていた不妊手術も無事終えた。
さらに3匹分の費用も集まった。
仕事にも復帰した。
先月、ななと市村さんの家の跡に行き、花を手向けた。
田村さんはブログに、市村さんが残した募金活動を続けると宣言し、こうつづった。
「大切な人たちが心に置いていってくれた物 そのすべてを忘れず引き継ぎみんなに伝える事 それがこれから私たちが前へ進む一歩だと思う」
(清水大輔)


いろんなことがありました

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今年もいろんな出来事がありました。
「動物あいごパネル展」2回、「みんなで学ぼう!動物あいご」6件、行いました。
また、ペットに関する相談事が多かったですね。
毎年そうですが、月平均約1件あります。
話は変わりますが、我が家の愛犬3匹、無事年越しができそうです。

最年長のサブーです。16歳。


ハナ、9歳。



ラッキー、7歳。

サブーは今年2回体調を崩しました。
1回目は9月12日(木)、急に体調が悪くなり、下痢・嘔吐、餌も食べませんでした。
しかし、7日間徐々に回復し、元の元気な姿に戻りました。
2回目は11月3日(日)、いつものとおり早朝散歩に行き、その時は元気だったのですが、散歩から帰って1時間ほど経過した後に急に体調を崩しました。
1回目の時よりひどく、立ち上がるのがやっと、立ってもバタンと倒れる状態でした。
餌も食べませんでした。
この状態が5日間ほど続き、人間の年齢でいえば80歳超、命が尽きたのかなととても寂しく感じました。
それから徐々にですが、犬用のビスケットを少し食べるようになりました。
11月12日(火)、今までできなかった縁側から中庭へ降りたり上がったりすることができるようになりました。
11月15日(金)、餌を食べるようになり、奇跡的に回復してきました。
散歩にも行けるようになりました。
12月15日(日)がサブーの誕生日、16歳を迎えることができました。
以降、毎日元気に散歩に行き、食欲も出て餌もしっかり食べています。
「また来年も頑張っていこうな〜」サブーにお願いしました。
生命力の強さを教えられました。

来年も頑張っていきましょう!
皆さん良いお年をお迎えください!

謹賀新年

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(クリックで拡大できます)

保護・収容動物のお知らせ

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二州健康福祉センター(敦賀市)に4匹の成犬が収容されています。

保護・収容年月日:平成25年12月30日(月)、公示終了年月日:平成26年1月2日(木)
保護・収容場所:敦賀市開町交差点(男女共同参画センター)
雑種、中型、メス、年齢数歳、毛は茶色で短毛、首輪:こげ茶色首輪着用、神経症状


保護・収容年月日:平成25年12月31日(火)、公示終了年月日:平成26年1月3日(金)
保護・収容場所:美浜町松原31−2−3付近
雑種、中型、オス、年齢数歳、毛はうす茶色で短毛、首輪:濃茶色首輪着用、チェーンリード付き


保護・収容年月日:平成25年12月31日(火)、公示終了年月日:平成26年1月3日(金)
保護・収容場所:敦賀市杉津PA下り線
雑種、中型、オス(写真の奥)、年齢数歳、毛はこげ茶色で短毛、事故負傷
雑種、中型、メス(写真の手前)、年齢数歳、毛はこげ茶色で短毛



飼い主の方、お心当たりの方、センターへ至急電話をお願いします。
センターの電話は、(0770)22−3747、です。 
どうか皆さまのご協力をお願いします

わんこの湯

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人気温泉スポットに誕生した“わんこの湯”

All About

秋、旅行のシーズンには温泉にでもつかりたい気分になってきます。
でも、犬を連れては行けない・・・とお悩みの方へ。
人気温泉スポットに誕生した、犬用の温泉をご紹介します。
執筆者:大塚 良重



わんこIN 露天風呂“わんこの湯”


露天岩風呂は小型犬も安心の大きさ。
泉質は隣の“ほったらかし温泉”と同様、アルカリ性単純泉で、関節系や皮膚疾患、慢性消化器疾患などに効能あり。
山梨県にある人気温泉スポット“ほったらかし温泉”をご存知でしょうか?
標高700mに位置し、目の前に富士山、そして甲府盆地を望む絶景のロケーションの中、天然温泉の露天風呂を楽しめることで知られています。
晴れた日であれば、満天の星空が、旅の気分をロマンチックに演出してくれます。
年間45万人もの人が足を運ぶという、この日帰り温泉である“ほったらかし温泉”のすぐ隣に、今年の4月、犬用の温泉“わんこの湯”(運営:グリーンハート筑紫野)がオープンしました。

効能は?

周りは木々に囲まれた自然豊かな場所。

「“ほったらかし温泉”の湯を引いてきてありますので、効能も同じく、関節痛や、運動麻痺などの神経疾患、慢性消化器疾患、皮膚疾患、疲労回復、健康増進などに効果があります」
“わんこの湯”代表:山嵜挂三朗さん)
泉質は、アルカリ性単純泉。硫黄泉に比べると、刺激があまりないそうで、皮膚疾患を持っているコや、肌の弱いコにも向いた泉質ということになります。

温泉客の要望から生まれた“わんこの湯”
そもそも、“ほったらかし温泉”には、愛犬連れで訪れる人達が多かったとか。
しかし、犬専用の施設はなかったことから、飼い主さん達が温泉を楽しむ間、犬達は車の中でお留守番というケースが多く、季節などによっては特に、犬の様子が気になって、ゆっくり温泉を楽しむこともできないという状況があったようです。
そうした飼い主さん達から、「犬を安心して預けられるようなところはないのか?」といったような要望があり、当初、犬の預かりを目的とした施設が作られました。が、折角の“ほったらかし温泉”の湯を使わないのももったいないと、犬用の温泉施設も作られることになりました。
お風呂は、露天岩風呂。
1.5m×3m、深さ25cmで、小型犬でも安心して入れる大きさになっており、飼い主さんも一緒に足湯を楽しむことができます。

温泉水を利用したシャンプーもOK
大型犬と小型犬とに分かれて使用できる二面のドッグランもあり。自然の地を生かしたドッグランも、ただいま建設中。
露天岩風呂の横には、二面に仕切ったドッグランもあり(10m×10m)。
温泉を楽しむ前後に、遊ぶこともできます。

また、温泉水を利用したシャンプーもできます。
トリマーさんが常時いるので、トリマーさんにお任せすることもできますし、セルフシャンプーもOK。温泉水効果で、洗った後の被毛はふわふわになりますよ。
旅先で、遊び過ぎて汚れちゃった、なんていう時にも、こういうセルフシャンプーを利用してみるのもいいのではないでしょうか。

お預かり、宿泊も可能
飼い主さんが温泉を楽しんだり、近隣の観光をしている間のお預かりもしてくれます(20頭まで)。
近くにある大型ホテルとの提携もできているので、飼い主さんがそちらに宿泊の時には、夜も犬を預かってくれます。
その際には、スタッフも施設内に泊まることになっているそうで、それなら常に人の目があって安心ですね。

利用条件
この“わんこの湯”を利用するにあたり、予約のようなものは必要ありません。
ただし、ワクチン接種の証明書(または、そのコピー)を持参してください。
その他は、飼い主さんのマナーとモラルに任されています。
秋が深まると、山々も紅葉で綺麗に染まってきます。
秋に、どこかに愛犬連れで出かけてみようと思っている方には、選択肢の一つとして、“わんこの湯”、いかがでしょう。
【写真提供】
わんこの湯

愛犬失踪で挙式延期

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“愛犬失踪”で挙式延期に賛否、式の10日前に姿消し途方に暮れる。

2014年1月4日 Narinari.com



中国で先日、愛犬の失踪に胸の詰まる思いをしたカップルが予定していた結婚式を延期したところ、両親から大反対を受けたという話がメディアで報じられた。
ネットではカップルの判断に賛否両論だ。

中国紙三湘都市報などによると、事の発端は先日、湖南省で看護師として働く蘇さんが飼っている愛犬が失踪したこと。
愛犬は蘇さんが3年前から飼っており、家族のように大事に扱ってきたが、12月21日午後、戸締まりをきちんとしていなかったことが原因で家を飛び出してしまった。
愛犬の失踪を知って驚いた蘇さんはすぐに捜索に向かうものの、深夜まで捜し続けても発見できず。
途方に暮れた蘇さんは警察に助けを求めることにした。
その後、蘇さんと婚約者の邱さんは休暇を取り、愛犬捜索に没頭。住宅付近をくまなく探すとともに、マンションの入口にはポスターを貼り、愛犬の情報提供を求めた。
それでも愛犬に関するこれといった情報は集まらず、発見できない。
2人はやりきれない悲しみに、途方にくれてしまった。

問題が起きたのはその後。
と言うのも、愛犬の失踪に心を痛めた2人が突然結婚式の延期を決めたためだ。
もともと蘇さんと邱さんは1月1日に結婚式を挙げる予定で、すでに招待状も友人らに渡していたが、「結婚式を挙げられるような気分じゃない。愛犬を捜したい」というのが延期の理由。
結婚式では愛犬が指輪をくわえて登場する演出も用意していたというから、2人にとって愛犬の失踪は想像を絶する“大事件”だったに違いない。
しかし、これを伝え聞いた2人の両親は大反対。
その後、愛犬や結婚式がどうなったかは報じられていないが、ネットユーザーからは「ペットのために結婚式を延期するなんて馬鹿げているし、呼ばれた人も大迷惑」「結婚式は一生に一度の晴れ舞台なのだから、そんな不安な気持ちで涙を流す式を挙げても意味がない。正しい判断だ」などと賛否両論、さまざまな意見が出ている。

引退馬協会

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<馬と人と>(6) 引退馬協会

2014年1月7日 中日新聞


22歳の引退馬「トウショウフェノマ」と沼田恭子さん=千葉県香取市で

人々を魅了する競走馬。
国内では年間約七千頭が生産されているが、一線で活躍できるのは一握り。
競走馬としての寿命も数年と短い。
レースで結果を出せない馬や引退した馬は、どんな運命をたどるのか。
NPO法人引退馬協会(千葉県香取市)代表理事の沼田恭子さん(61)は「乗馬や繁殖用に生かされる馬もいるが、大半は肥育場に行った後に処分される。精魂込めて育てたのに、あまりにもったいない」と話す。
一九九五年、乗馬クラブを亡き夫から引き継いだ。
経営に当たり、処分せざるを得ない馬がいる現実を知り、「稼ぐ能力がなくても、存在するだけで喜ばれ、命を全うする馬がいてもいいのでは」と思い始めた。

「馬好きの人はどう考えるだろう」とネット上で問い掛けたところ、賛同意見が多かった。
九七年、引退競走馬の一口馬主として寄付を募る制度を開始。
今では、競馬ファンら延べ千人が会員に。
重賞レースで活躍した馬や東日本大震災で被災した競走馬など十頭が、北海道など委託先の牧場で余生を過ごす。
「馬がもっと身近な存在になれば、馬が生かされる道も広がる」。
そう信じて、乗馬など、馬と人が直接触れ合う事業にも力を入れる。
(砂本紅年)

子犬の里親さんからの年賀状

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昨年1月に、野良犬が産んだ子犬の里親さんになってくださった方から年賀状をいただきました。
(クリックで拡大できます)

年賀状には次のことが書かれています。
新しい家族MOO(ムー) 1歳
「MOO(ムー)」中心の生活になってしまいました。毎日癒されます。水が大好きで泳ぎが得意なんです。」

泳いでいるMOOの写真が載っています。
里親さんになっていただいた時にはご夫婦と10歳のお子さん(大誠くん)とで来られました。
大誠くんが中心になって世話をするとのことでした。
年賀状にはMOOの横に大誠くんの幸せそうな写真が載っています。
心温まる年賀状です。
うれしいことですね。

昨年5月に亡くなった母犬の「はな」ちゃん、「はな」ちゃんよかったねえ〜。
MOOを初め、4匹の子たちは幸せに過ごしています。
天国から幸せな子たちの姿を見守ってあげてください。
 


平成25年度 犬猫飼育率調査

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◆犬の飼育頭数減少 猫は横ばい
 「平成25年度 全国犬猫飼育率調査」

2014.1.8 一般社団法人ペットフード協会

一般社団法人ペットフード協会は、「平成25年度 全国犬猫飼育率調査」の結果を発表した。
それによると、全国の推計飼育頭数は犬・猫合計で2,061万5,000頭となり(犬:1、087万2,000頭/猫:974万3,000頭)、前年度の合計2,128万2,000頭に比べ、減少傾向にあることがわかった(前年比:97%)。
特に犬の場合は、前年の1,153万4,000頭から約66万頭減と、近年ではあまりなかった大幅な減少を見せた。
一方、猫の飼育頭数は若干の減少が見られるも、前年比99%とほぼ横ばいで推移していることがわかった。
今後の飼育意向率についても、犬は26.8%(前年比88%)、猫は16.8%(前年比92%)といずれも減少傾向にあり、一時の熱狂的なペットブームも終息を迎えたことを感じさせる結果となった。
一方、「生活に喜びを与えるもの」の問いに対し、犬、猫飼育者ともに「ペット」が上位にランクインしており、犬オーナーでは「家族」に続いて2位、猫オーナーでは「ペット」が1位となっている。
また、「ペットを飼う効用」について、16歳未満の子供では「心豊かに育っている」(67.8%)、高齢者では「情緒が安定するようになった」(42.4%)などの声が聞かれ、ペットとの暮らしにはさまざまな利点があることがうかがえた。
また、犬全体の平均寿命は14.2歳(前年13.9歳)、猫全体の平均寿命は15.0歳(前年14.5歳)と、いずれもさらに高齢化が進んでいることがわかった。
特に猫の場合は「家の外に出ない」猫の平均寿命が16.0歳と、昨年に続き「家の外に出る」猫の平均寿命13.2歳を大きく上まわる結果となった。

[関連URL]
・平成25年度 全国犬猫飼育率調査

増加する捨てられた高齢犬

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増加する捨てられた高齢犬

2013/12/16 MBS

高齢化社会と言われますが、人間だけでなくペットの犬も寿命が延びて、老犬として過ごす期間が長くなっています。
介護を必要とする犬もいるのですが、中には高齢で飼えなくなった犬を捨てる飼い主も増えているんです。
背景には、飼い主自身の高齢化の問題もありました。

大阪府門真市の東口さん一家。
飼っているシェパードの「ジャッキー」は今年14歳になる高齢犬で、1年以上前から足を悪くして寝たきり状態です。
エサはもちろん、水も自力では飲めません。
1日に数回、家族で協力して床ずれをしないように「ジャッキー」の体の向きを変えます。
以前は元気に走り回っていましたが、足が動かなくなった今は車いすに乗って散歩をします。
家族にサポートされながら、1日に1回、庭を3周する散歩。
これを1年以上、毎日繰り返しています。


「散歩させてあげないと?」
「そうなんですよ、動かないとすぐ弱ってしまうと思うので」
小さいころから「ジャッキー」と一緒に過ごしてきた、娘の裕美香さん。
自分の予定を削ってでも、「ジャッキー」の介護を手伝っています。
「もっと遊びに行けたらとか思ったりもしますけど、『ジャッキー』がずっと元気でいてくれるのなら、介護してあげたいですね」
獣医療の進歩などによって、犬の平均寿命は年々長くなってきています。
ある調査では(社団法人日本ペットフード協会)、犬の平均寿命は13.94歳というデーターがでています。
これは人間でいうと90歳くらい。
7歳以上をシニア犬、10歳以上を老犬とみなす犬の世界で、老犬として過ごす時間が長くなっているのです。
「ジャッキー」のように、介護を必要とする犬もたくさんいます。
その一方で、高齢犬をめぐっては、ある問題がおきていました。

京都市家庭動物相談所。
ここには、「捨てられた犬」が集まってきます。
飼い主がもう飼えなくなったと持ち込んできた犬や、路上や公園などに放置されていた犬も収容されています。
現在、ここにいる32頭のうち、10頭が10歳以上の犬。
今、高齢犬を捨てる人が増えているのです。
「4月にきているので、もう8か月以上はうちにいますよね」
高齢犬の柴犬。

老犬に特有の病気、白内障で視界が悪くなっています。
「まだ軽度なので、全然見えていないわけじゃないですね。この子は上から触られるのがあまり得意ではないので、下からゆっくりといきます」
この13歳の犬は、ひと月前、高齢の夫婦が飼えなくなったといって、持ち込んできました。
高齢犬が捨てられる背景に、飼い主自体が高齢化している現状があるのです。
「(飼い主の)体力が著しく落ちてきているということで、自分の手では飼い続けられないので、ということが放棄の大きな理由でしたね」
ここでは高齢犬も譲渡の対象にしていますが、寝たきりや認知症など引き取り手が見つかりにくい犬は、やむをえず殺処分しています。
「この子はだいぶ弱っていますね。このところ体力が落ちているのが顕著なので、よほど覚悟を決めている方でないと受け入れ難しいと、こちらでも感じていますね」
今以上に体力が落ちれば譲渡は難しく、殺処分も検討しなくてはいけません。
これが、捨てられた高齢犬の現実なのです。


「(受け入れる側の)気持ちとしては、若い子がいいということもありますよね。年齢を重ねると、そのあと一緒にいれる時間が短いという印象がやっぱりありますので」
高齢犬を捨てる人が増えているのは、京都市だけではありません。
大阪府でも、同じような問題が起きていました。
大阪府でも譲渡が難しい高齢犬は殺処分していますが、このことを伝えても持ち込んでくる飼い主が後を絶ちません。
高齢犬のなかには、飼い主の手を離れたその晩、息を引き取ってしまう犬もいます。
15年間、犬の相談を担当してきた伊勢川さんは、犬を持ち込んできた飼い主には思いとどまるよう説得を繰り返しています。
「犬は飼い主のことが好きなら好きな分、死にかけでも頑張って生きようとするんですよ。飼い主の手を離れて、寂しいところになってすごく悲しくなって死んでしまう。そんな子を何匹もみているので、なんで(飼い主が)もうちょっと頑張ってくれないのかとすごく思いますね」
高齢犬の介護は、経験しないとわからない苦労もあるといいます。
最後まで飼うためには、どうしたらいいのか。
飼い主を手助けするサービスも現れています。
行政の施設に集まる、捨てられた高齢犬たち。
譲渡が難しい場合は、やむをえず殺処分となることも少なくありません。
2013年9月、改正動物愛護法が施行され、飼い犬の「終生飼養」が明記されました。
これにより、「高齢犬」という理由で引き取りを依頼されても、自治体は拒否できるようになりました。
しかし、「引っ越しのため、飼えなくなった」などと、それ以外の理由をあげられた場合は引き取らざるをえず、抜け道も多いのが現状です。
飼い主が責任をもって最後まで飼うということにつきますが、飼い主自体も高齢化していて、サポートが必要なケースも増えています。

そこで、民間の様々なサービスもでてきました。
奈良県斑鳩町にある、この施設。
老犬を預かる「老犬ホーム」です。

飼い主から引き取られた7頭の犬が、ここで余生を過ごしています。
預かり料は、月に3万円台から5万円台となっています。
「お年寄りが増えているので、ご両親が手ががかかるので、わんちゃんまで手をかけられないという方が多いですね。最後まで看取りたいけど、みとれないので僕たちのところへお願いするということだと思います」
高齢犬には認知症でほえ続ける犬などもいて、1人で介護をしている飼い主の中には、精神的にも追い詰められる人がいるといいます。
高齢犬「ジャッキー」も介護のサービスを利用しています。
「ジャッキーちゃん、こんにちわ」
家族の手が足りないときは、老犬の訪問介護をする「ペットケアステーション」のスタッフがきて、代わりに世話をしてくれるのです。
料金は1回3,000円から。
介護用品の相談なども行っています。
「1日だけでも預けることができたら、だいぶ違ってくると思うんですね。かなり気分が楽になるので、そういう風に、私たちのようなサービスを利用しながらいかれる方が、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとってもいいかなと思うんですね」

京都市で、月1回開催されている「犬友の会」。

ここでは、情報の少ない高齢犬介護の悩みを解消しようと飼い主が集まり、介護の情報交換をしています。
「やっぱり1人でくよくよすると、悪いほうへ悪いほうへ考えてしまいますけど、ここにくると『そんなものは、たいしたことじゃない』と言われるから、また頑張れます」
「たくさんのアドバイスと、はげましの言葉をいただいたので。その時は涙がとまらなかったです」
高齢犬「ジャッキー」の介護をする東口さん一家も訪問介護を利用するだけでなく、様々な人に相談しアドバイスをもらいながら介護を続けてきたと話します。
「いろんな方に助けてもらえるので、明るくできているけど、1人で何も情報ないとこだったら、辛い感じになるかもしれません」
「ジャッキー」はこの取材の6日後、東口さん一家に見守られながら、静かに息を引き取りました。
犬と人間の歴史は、1万年以上前にさかのぼるともいわれています。
人間のよきパートナーとして愛されてきた犬。
寿命をまっとうするために、飼い主の覚悟が問われています。

親離れ早すぎるとペット攻撃的?

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親離れ早すぎるとペット攻撃的?裏付け調査へ

2014年1月11日 読売新聞

親から引き離される時期が早い犬や猫ほど問題行動を起こしやすいとの定説を科学的に裏付けようと、環境省は近く、ペットとして販売された全国の犬や猫数千匹を対象に、かみ癖など問題行動の有無の調査に乗り出す。
昨年9月施行の改正動物愛護管理法では「生後45日以内」の販売が禁止され、最終的に「生後56日以内」に強化される予定。
同省は調査で規制強化の必要性を裏付け、移行の時期を決める方針だ。
同省によると、親から早く引き離した犬や猫は精神的に不安定となり、人をかむなど攻撃的になりやすいとされる。
問題行動は結果的に飼育の放棄につながる恐れもあるため、同省は動物愛護管理法を改正し、2016年8月末までの間、「生後45日以内」の販売を禁止。
ペット業者への激変緩和措置として16年9月以降は「49日以内」とし、最終的には欧米諸国で主流の「56日以内」に強化する。
その時期は施行から5年以内に決める予定だ。

下半身動かぬセラピー犬

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下半身動かぬセラピー犬 病越え 「終末」に寄り添う

2014年1月4日 中日新聞

床ずれ 看護師のアドバイスで乗り越え

ホスピスでがん患者とふれあうセラピー犬のシャネル=名古屋市中川区の名古屋掖済会病院で

下半身の動かなくなったゴールデンレトリバーの雌、シャネル(9歳)が、セラピー犬として緩和ケア病棟(ホスピス)で残りの人生を過ごす末期がん患者らを癒やしている。
足を引きずりながらも患者に寄り添う姿が、笑顔の輪を広げている。
「気立てのええ子やな。頑張れよ」。
昨年11月下旬、名古屋掖済会(えきさいかい)病院=名古屋市中川区松年町=のホスピスで開かれた、患者が動物とふれあう「アニマルセラピー」。
車いすの女性患者が呼び掛けると、シャネルは大きな体を前足で支え、顔を近づけた。
シャネルは犬の繁殖業者に飼われてドッグショー(品評会)に出ていたが、5年前に子宮の病気で引退。中部アニマルセラピー協会(名古屋市千種区)が譲り受け、誰に触られても嫌がらないセラピー犬に育てた。
同協会は2011年2月から月1回、シャネルなど犬数匹を連れて名古屋掖済会病院のホスピスを訪れ、アニマルセラピーを続ける。
つぶらな瞳のシャネルはすぐ人気者となり、病室も回って愛嬌(あいきょう)を振りまいていた。
ところが12年の秋になって突然、下半身が動かなくなった。
神経の働きが阻害される病気で、次第に後ろ足が人間の床ずれのような状態になり、一部が壊死(えし)して苦しむようになった。
治る見込みもなく、協会理事長の青木健さん(44)は安楽死も考えた。
そこでシャネルに救いの手を差し伸べたのが、名古屋掖済会病院のホスピスの看護師江口しのぶさん(41)ら。
床ずれの対処法をアドバイスしたところ、翌年六月に復帰できた。
患者たちも看護師と一緒にシャネルに贈る名前入りバンダナを作り、回復を祈ってきた。
病棟に着いたシャネルは大喜びで足を引きずり、患者たちに駆け寄った。ただ末期がん患者が暮らすホスピスのため、シャネルの復帰を心待ちにしていた患者の1人はその1週間前に亡くなっていた。
江口さんは「治療だけでは取りきれない痛みもある。シャネルのけなげな姿を見て、患者がぱっと笑顔になることがある。その笑顔に私たちも元気をもらう」と話している。

アニマルセラピー 動物との触れ合いで得られる精神的な安定や癒やしを、医療や福祉、教育現場で活用すること。日本では生活の質の向上を目指し、一部の高齢者施設などで採り入れられている。

終末期 動物活用

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〈終末期を考える〉 動物活用、ホスピスに笑顔

2014年1月14日 中日新聞

基準なく、方法は手探り

末期がんの患者が残りの人生を過ごす緩和ケア病棟(ホスピス)で、動物の癒やしの力を活用した取り組みが広がっている。
病室へのペットの持ち込みを許可したり、おとなしい犬などと触れ合う「アニマルセラピー」の機会を設けたり。
衛生面や感染症の恐れから持ち込みはご法度な病院も多いが、死を見つめる現場で、ふさぎがちな家族や医療スタッフの支えにもなっている。
(山本真嗣)


セラピー犬と触れ合うホスピスの看護師=名古屋市中川区の名古屋掖済会病院で

名古屋掖済(えきさい)会病院(名古屋市中川区)の緩和ケア病棟に入院する70代の男性は週末が待ち遠しい。
息子が愛犬を病室に連れてきてくれるからだ。
3年前に独り暮らしの自宅で飼い始めたコーギー犬。
今はがんの影響で自由に動けず、抱き上げることもできない。
でも、車いすの足元にじゃれつく姿を見るだけで笑みがこぼれる。
昨年末も愛犬と戯れ、年を越すことができた。
同病院はホスピスに限り、開設当初から個室へのペットの持ち込みを認めている。
ペットは家族がケージに入れ、特別な出入り口を通る。
宿泊はできないが24時間、いつでも面会できる。
「ペットも家族。できるだけ自宅に近い環境を提供したい」と看護師長の近藤富子さん(60)。
ほとんどが室内で飼っている犬や猫で予防接種もされており、衛生的な問題や、他の患者からの苦情が出たことはないという。
ペットに会うためにホスピスを希望する患者や、看護師に死後のペットの相談をする人もいる。
3年前からは毎月1回、中部アニマルセラピー協会(名古屋市千種区)がセラピー犬を連れてボランティアで訪問。
共有スペースで看護師も触れ合え、患者が希望すれば、個室で抱くこともできる。


ベッドの患者らを癒やすセラピー犬や猫
=昨年12月18日、名古屋市昭和区の聖霊病院で(ロイヤルアシスタントドッグ提供、一部画像処理)

名古屋市昭和区の聖霊病院のホスピスも個室でペットと面会できるほか、昨年から2カ月に1度、ボランティア団体「ロイヤルアシスタントドッグ」(愛知県安城市)によるアニマルセラピーを始めた。
昨年12月中旬のセラピーでは、セラピー犬や猫10匹近くが集合。点滴をし、ベッドに横たわりながら参加する患者も。猫好きの男性は枕元の猫を右手で優しく抱き締め「もう1度、猫に触れるなんて思わなかった・・・」と涙を流した。
精神科医で、病院でのアニマルセラピーの効果を研究する帝京科学大(東京)の横山章光准教授(50)は「死に直面した人は孤独が1番怖い。
動物に触れたり、抱き締めたりすることで生命の温かさを感じ、孤独感が癒やされる」と説明。
家族や医療スタッフは患者の死を意識するあまり、言葉や態度で互いに気を使い合う。
だが、動物はそういった気苦労がなく、動物の介在で会話も弾む。
動物に触れて喜ぶ患者の笑顔に、精神的につらい家族や医療スタッフが癒やされ、「周囲の人へのケアにもなる」という。
ただ、衛生面やアニマルセラピーの方法について学会や国で確立された基準やマニュアルはなく、全て現場の医療スタッフや動物愛護の民間団体などが手探りで行っているのが現状。
さらにホスピスが別棟となっておらず、一般病棟に併設の病院は他の病棟や一般患者への影響を考え、二の足を踏むことが多い。
それでも独自の工夫で取り組む病院も。
ホスピスが一般病棟の6階にある津島市民病院(愛知県津島市)は持ち込めるペットをケージに入る小型動物で、予防接種を済ませていることなど条件を満たしているものに限定。
事前に家族へ病室までの最短経路を指定し、業務用エレベーターで連れてきてもらっている。
ペットがほえないかなどを事前に看護師らが家族に聞き、毎回「入室許可証」を発行する徹底ぶりだ。
中部アニマルセラピー協会の青木健理事長(44)は、「動物嫌いやアレルギーの患者もいる。患者本人の意向を踏まえ、病院側と家族、ボランティア団体が十分に打ち合わせた上で行うことが大切」と指摘する。
会話の潤滑油に日本動物病院福祉協会(東京)が2006年度、アニマルセラピーをしている高齢者施設(約140カ所)のスタッフ約230人から集めたアンケートでは、58%がセラピー実施後に日常生活で利用者の笑顔が増えたと答えた。
同協会が09年度、60歳以上のペットの飼い主約1000人に実施したアンケートでも、「ペットの話題が豊富に出る」と答えた人は716人(72%)。
このうち、598人(84%)が「家族間の会話が活発」と回答するなど、動物がコミュニケーションの潤滑油になっていることが、裏付けられた。

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