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猫を避けようと、住宅に大型トレーラー突っ込む

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猫を避けようと、住宅に大型トレーラー突っ込む 住人にけがなし 鳥取・米子市

2016年4月13日(水) フジテレビ系(FNN)

鳥取・米子市で13日朝、大型トレーラーが、道路脇の住宅に突っ込む事故があった。
住人に、けがはなかった。
事故があったのは、米子市の県道で、13日午前6時50分ごろ、大型トレーラーが道路右側へはみ出し、沿道の住宅に止めてあった軽乗用車を押しつぶしたあと、そのまま、住宅に突っ込んだ。
住宅に住む人は、「地震が来たのかなと思って。地震にしては、衝撃がおかしいなと思って。たまたま、その時に、誰もが台所から離れたところだったので、けがは、家族は誰もしてません」と話した。
事故当時、住宅にいた2人は、別の部屋にいて無事だったが、大型トレーラーの運転手は、足に軽いけがをした。
現場付近は、見通しのよい直線道路で、警察は、大型トレーラーの運転手が、道路に飛び出した猫を避けようとして、ハンドル操作を誤ったのではないかとみて調べている。



http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160413-00000521-fnn-soci


福島みずほ議員 化粧品の動物実験禁止について

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福島みずほ議員 化粧品の動物実験禁止について参議院厚生労働委員会で質問

福島みずほ

2016年04月01日

○福島みずほ君
社民党の福島みずほです。
今日は、資生堂御出身のとかしき副大臣に、化粧品の動物実験廃止へ向けた我が国の取組についてお聞きをしたいと思います。
2013年3月、EUは、化粧品のための動物実験の実施と動物実験が実施された化粧品の販売の両方を禁止をしました。
同じような化粧品の動物実験の完全禁止はその後イスラエル、インドにも広がっており、その他の国や地域でも類似の禁止を掲げる法案の提出が相次いでおります。
美しさのために動物を犠牲にしないでという運動は1980年代から世界的に盛り上がりを見せてきましたが、今や法規制の形を取って世界中に広がりつつある状況です。
日本はどうかといいますと、EUが動物実験を完全禁止した直後に、とかしき副大臣がいらした資生堂が化粧品分野での動物実験を廃止をされています。
その後、マンダム、コーセー、ポーラ、メナード、花王、ロート製薬、富士フイルムと、日本でシェアの高い企業が次々と化粧品分野での動物実験の廃止を公表をしてきました。
これは国民の関心が高まっていることのあかしでもあり、企業が国際状況に対応していかなければならないことの表れでもあります。
日本の化粧品会社がEUに輸出するには動物実験やっていないということが必要なわけですし、しかし一方で、日本の規制上、化粧品の開発目的で動物実験を行っていても国は把握する手段を持っておらず、実態は不明です。
動物実験を新たに行った化粧品が市場に流通していないと胸を張って言えるようにするためには、日本においても原則禁止のルールを打ち出す必要があると考えます。
いかがでしょうか。

○副大臣(とかしきなおみ君)
お答えさせていただきます。
私も、この問題に対してはすごく会社員のときからかなり問題意識がありまして、ちょうど私も在職しているときに動物愛護団体の方が会社にお越しになりましてお話をさせていただいた経験もございまして、その結果あって、会社の方も積極的にこの問題に取り組んでいこうということで、今、代替試験の方をいろいろ開発させていただいております。
ということで、今、国の状況の方を御説明させていただきますと、化粧品の開発に当たりましては、動物を用いない代替法にすることが可能なものにつきましてはできる限り置き換えていくことが重要であると、このように考えております。
このため、一般的な化粧品におきましては、医薬品医療機器法上、製造販売の届出に当たりましては動物実験のデータの提出を求めないことと今もしております。
また、ただし、医薬部外品に当たるいわゆる薬用化粧品の承認申請に当たりましては、OECDテストガイドラインとして採択された代替法の試験の結果があれば動物実験のデータは求めないこととしております。
とはいいながら、一方では、人での使用経験がないような新規の有効成分を含有する薬用化粧品の場合は、現在確立されている代替法のみでは安全性を確認できないということで、この場合には最低限必要な動物実験を求めているのが現状でございます。
ということで、厚生労働省といたしましては、平成17年に、民間企業、大学及び公的機関等が開発した代替法の評価を行う日本動物実験代替評価センター、JaCVAMを設立させていただきまして、代替法に関するガイドラインの整備やその他の利用促進を推進させていただいております。
これ新しいニュースなんですけど、昨年の11月に、鶏の目、要するに、例えば肉食で、使ってしまった、死んでしまった鶏の目を使って、眼刺激性試験の代替法に関するガイドライン、これを通知させていただきまして、これも用いていただけるような環境を整えております。
ということで、今後ともこうした取組を推進して、どうしても動物実験を実施するというのは少しでも減らしていって、動物の苦痛を、そして数を減らしていくように代替実験法を開発するよう一層の努力を行っていきたいと、そしてOECDのガイドラインの中で日本から提案できるような新しい代替法を積極的に取り組んでいけるように頑張っていきたいと考えております。
以上です。

○福島みずほ君
私は、これ原則禁止にして、将来、何もやってこなかった新しい成分を検査する必要があった場合は例外的に認めるとして、やっぱり日本は禁止をしているのだと、EUのように、一歩進めていただきたいと思います。
これは是非、ヨーロッパではもう実現しているわけですし、もうこれは世界中に広がっていますので、日本でやれないわけはない、副大臣、これは是非副大臣のときに実現をしてください。
よろしくお願いいたします。

沖縄で1日7匹の猫が車にひかれ死んでいる

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沖縄で1日7匹の猫が車にひかれ死んでいる 殺処分と並ぶ年間2,684件

2016年4月12日 沖縄タイムス


車道を横切る猫=那覇市内

沖縄本島の国道と県道で、車にひかれるなどして死んだ猫が回収された件数は2015年度、2684件に上った。
1日約7匹がれき死している計算で、14年度の県内の猫の殺処分数2679匹に並ぶ多さだ。
原因の一つは、飼い猫を家の外に出したり、野良猫に餌をあげたりする「あいまいな飼い方」だと専門家は指摘する。
(学芸部・榮門琴音)

春には、猫は発情期を迎えて活動が活発になり、交通事故に遭うリスクが高まる。
専門家は「自分の猫だという認識と責任を持って飼ってほしい」と呼び掛けている。

5日午後、那覇市内の県道。
道路に横たわる猫の死がいに気付いた通行人が、顔をしかめてそばを通る。
「道で猫が死んでいる」という通報を受けて出動した南部土木事務所の道路維持作業用車が到着し、スコップやビニール袋を持った職員5人が、猫の死がいを、スコップですくい、ビニール袋に入れた。
回収された死がいは一般廃棄物扱いで南風原クリーンセンターへ運ばれた。
職員によると、犬より猫の死がいが圧倒的に多く、1日に3、4件回収することもあるという。
猫の死がいの回収件数は、国道で1334件(北部420件、南部914件)、県道で1350件(北部248件、中部538件、南部564件)。
離島や本島の市町村道の回収件数を加えると、実際はさらに多いとみられる。
猫のれき死が相次ぐのはなぜなのか。
車が迫ってくると、犬はよけるが猫はその場で固まってしまうという習性がある。
さらに「飼っているのか、いないのか分からないようなあいまいな飼い方が多い」ことが原因と、県動物愛護管理センターの獣医師、宮城国太郎さんは指摘する。
猫は、犬のように登録が義務化されていない市町村がほとんどで、飼い主に飼っているという意識が低いこともある。
そのため、飼い猫が自由に外に出られるようにしたり、野良猫に餌をあげたりするなど「あいまいな飼い方」が多くなる。
宮城さんは「まずは首輪、避妊・去勢手術とワクチン、そして室内飼育など、『事故死』のリスクを減らす対策を飼い主がしっかり取る必要がある。室内飼育が当たり前という意識になれば、ひかれて死ぬ猫も減っていくはずだ」と話した。

温もりのメッセージ

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「温もりのメッセージ」さんのブログより

心のこもったイラストとメッセージを発信されている「温もりのメッセージ」さんにはとても共感するものがあります。
当方のブログ名は「動物たちにぬくもりを!」、当会のスローガンでもあります。
相通じるものがあるように思えてなりません。
皆さん、ぜひ「温もりのメッセージ」さんのブログをごらんください。

http://ameblo.jp/ma-mii1020/entry-12151488972.html


今回、当ブログには最近の内容を2件、熊本地震・野良猫について載せています。
(Fujita)


温もりのメッセージ

人と動物との心の繋がりを大切に、主に犬猫の絵を通して、彼らの心の純粋さ、愛情の深さを伝えていきたい。

ご訪問ありがとうございます。
2014年春、フェイスブックのコミュニティとして始めた活動のブログ版です。
犬猫の絵を描くことで、人と動物との心の繋がりをもっと強くしていけたらと思っています。
彼らはずっと、人に寄り添い、人とともに生きてきました。
でも今、彼らを取り巻く環境は、とても幸せなものとはいえない現状があります。
私は絵を描くことで彼らの心のメッセージを少しでも伝えていきたい。
そして広く動物愛護を訴えていきたいと思っています。
絵は写真や映像ほど、インパクトはありません。
写真や映像はダイレクトに人の心の中に飛び込んできます。
絵は、ゆっくりとじんわりと人の心の中に浸透していきます。
そして心の奥深くに残る・・・私はそう信じています。
絵は既存の写真(ネット上で公開されているもの)をもとに描いております。
すでにFacebookで活動してまいりましたが、この度、もっと広く一般の皆様にもご覧いただきたくブログを開設いたしました。
どうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m

ガンバレ、くまもと!
2016-04-18

今回の熊本大地震において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
またお亡くなりになられた皆様、ご家族様には謹んでお悔やみ申し上げます。
被災地はまだまだ混乱が続き、不安な日々をお過ごしのことととお察しいたします。
私にできることは何かここ数日考えておりましたが、やはり絵で皆様を励ますことぐらいしか思いつかず、このような絵を描かせていただきました。
慰めにもならないかもしれませんが、少しでもお心に沿うことができればと思っております。
まだ支援物資も行き届かず、避難所にも入れない方々がいると聞いております。
少しでも早くいろいろなことが機能し、多くの方たちが救われますように。
そしてペットと同伴避難されている方たちにも安心して過ごせる場所が確保できますように。
ボランティアの皆様の懸命な活動にも頭が下がります。
被災された方々、ボランティア、自衛隊、自治体、今こそ心ひとつにして、この窮地を乗り切れるよう心から祈っております。




猫ブームの陰で・・・
2016-04-11

外で暮らす猫の暮らしは過酷です。
野良猫から地域猫へ、そして家猫へ、そんな風に暮らしを変えてあげられたら、どんなにいいでしょう。
そのためには、行政と地域住民が一体となり、地域猫活動を推進していくことが大切です。
野良猫に餌をやらなければ、野良猫は減らせると思っている人もいるかもしれません。
でも、それでは根本的な解決には至りません。
増やさない対策が必要です。
それには避妊去勢が必須です。
避妊・去勢をしなければ、野良猫はどんどん増えます。
また、安易に猫を捨てる人がいることも問題です。
地域猫活動の推進と飼い主教育、それが、不幸な野良猫を減らすためには不可欠なのです。
猫ブームというならば、ペットショップに行くのではなく、外で暮らす猫や保護猫たちに、ぜひ目を向けてください。

警察犬アル、退任式 任務9年半で本部長賞誉2度(広島)

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警察犬アル、退任式 任務9年半で本部長賞誉2度(広島)

2016年4月22日 朝日新聞






警察官たちに拍手で見送られるアル=坂町平成ケ浜2丁目

第22代県警警察犬のアルバート・オブ・グリーンフォレスト号(愛称アル、10歳、オス)が21日、9年半にわたる任務を終えた。
同日、坂町の県警察学校で退任式があり、警察官たちが功績をたたえ拍手で見送った。
ジャーマンシェパードのアルは、温厚で人なつっこい性格。
計495件の任務に当たり、強盗事件の容疑者宅を足跡から特定するなどし、2度の本部長賞誉(しょうよ)と、刑事部長賞を受けた。
人間の70歳に相当する高齢になり、退任が決まった。
「あきらめない気持ちをアルから教えてもらいました」。
退任式で鑑識課警察犬係の中島弘道巡査長は涙ながらに語った。
2010年、自殺を図ろうとした高齢男性が行方不明になり、3日ほど経っていた。
臭いが薄れ発見が難しくなっていた。
だがアルは雑木林内で臭いをたどり、男性を発見したという。
中島さんは「ありがとうと伝えたい。ゆっくり休んでほしい」。
アルは今後、三原署の職員に引き取られ職員宅で暮らす。
退任式では歴代の鑑識課長らも出席し、ドッグフード1年分などが贈られた。
(高島曜介)

大切な家族、一緒に ペット連れ200人、動物病院に避難 熊本地震

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大切な家族、一緒に ペット連れ200人、動物病院に避難 熊本地震

2016年4月19日 朝日新聞


竜之介動物病院で愛犬や愛猫と避難する人たち=16日未明、熊本市、同病院提供

熊本市中央区の「竜之介動物病院」に、犬や猫などペットを連れた被災者200人以上が身を寄せている。
ペット連れでは市内の公共の避難所の屋内に入れないためだ。
東日本大震災の被災地を訪れた徳田竜之介院長(54)が、ペットも受け入れる施設の必要性を痛感。
2年半前、病院の床面積を3倍に広げていた。

「フェイスブックでここで受け入れてもらえると知って来ました」。
市内の会社員菅村理さん(62)は、愛猫みつまめ君(5)と避難してきた。
みつまめ君は地震後、ずっと自宅の隅にいて動かなかったが、病院に来て少し落ち着いた。
愛犬もも(6)と避難してきた、市内の無職戸崎順一さん(67)は、当初は車中で過ごしていた。
しかし、ももの息が荒くなり、ぐったりしたため、病院に連れてきた。
熱中症だった。
「助かって良かった」

病院は4階建て。
1、2階が病院で、3、4階は動物看護師などを養成する専門学校になっている。
もともとは2階建てだったが、徳田院長が東日本大震災後の11年夏に福島を視察。
避難の際にペットを置き去りにせざるをえなかった飼い主の苦悩を知り、病院裏の職員の寮も取り壊して、病院を広く建て直した。
1週間分のペットフードと水も備蓄した。
 今回の地震では14日夜に避難所として開放。
院長のブログやフェイスブックでペット同伴可の避難所と知らせたところ、続々と避難者が集まってきた。
ペットを連れた約200人が過ごしている。
動物看護師長の白石史絵さん(42)は「車中泊では興奮しやすい犬もいて、熱中症になってしまう危険がある。こうした事態を少しでも防ごうというのが、この病院を建てた目的でもあります」と話す。
病院には、被災地で保護された動物など当初は1日に約200匹運ばれてきた。
徳田院長は「まるで野戦病院のよう。流通が回復せず、薬が足りない」として、ホームページの動画で自ら支援を呼びかけている。
ホームページは、http://www.ryunosuke.co.jp/
(青木美希)

■同行避難へガイドラインも
東日本大震災や新潟県中越地震では、ペットと同行して避難することが難しいためペットを置き去りにせざるを得ないケースが相次いだ。
避難所に入れない飼い主が車中でペットと過ごし、肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)で死亡した事例があり、逃げたペットが人に危害を加える懸念も指摘された。
 このため、環境省は2013年6月にガイドラインを設け、自治体に対して、飼い主に同行避難を呼びかけ、受け入れ可能な避難所へできるだけ誘導するよう推奨している。
ただ、拘束力はなく、運用は市町村などが決めている。
東京都練馬区は、区立小中学校の避難所でペットを受け入れられるようにしている。
ただ、人間側のアレルギーやペットの鳴き声、臭いなどの課題もある。
ペットを避難所屋内に受け入れるか、屋外のカゴに入れるかなど、対応は避難所側の判断に任せる方向だ。

竜之介動物病院さんをテレビ局取材


英エリザベス女王、90歳記念ポートレートは愛犬と一緒に

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英エリザベス女王、90歳記念ポートレートは愛犬と一緒に

2016年4月22日(金) 25ansオンライン


Photo:Getty Images

4月21日、まさにエリザベス女王の90歳バースデー当日、アメリカ人フォトグラファー、アニー・リーボヴィッツさんが撮影した記念写真が公開されました。
ちょうどイースターマンデー(英国では祝日)に行われた今回の撮影は、偉大なる90歳のお誕生日当日の最大の目玉として、考えられたもの。
女王にとって最も若き2人の孫と5人のひ孫が勢ぞろいして行われました。
そして、同じくリーボヴィッツ氏による、エリザベス女王と愛犬たちのポートレートも公開。
子供たちよりも愛犬が大事、とも称されるほど、公務以外どこへ行くにも一緒、愛してやまない愛犬たちと一緒に、ウィンザー城内のイーストテラス&イーストガーデンで撮影されました。
2匹のコーギー犬と2匹のドーギー。
向かって右側にいるのが、共にドーギーで上が、バルカン、下がキャンディ。
左側2匹がコーギーで、上がウィロー、下はホリーという名がつけられています。
特に、超がつくほどコーギー愛犬家のエリザベス女王は、ブリーディングもご趣味。
常時7~8匹といわれる愛犬が傍にいたそうですが、実は昨年、今の愛犬たち以外にはもう増やさないことを決心された、という話が出ました。
その理由というのが、愛犬を残していけない、というもの。
切なすぎるお話です。
ウィロー&ホリー、共に12歳。
まだまだ女王のためにも長生きをしてほしいと願うばかり。
25歳の若さで英国を率いて64年、妻として、母として、そして祖母・祖父母としての役割を果たされているエリザベス女王は、改めて実感しますが、偉大です。
90歳を迎えられるにあたり、愛犬を含め愛する家族とのポートレートを選ばれたところからも、女王のパワーの源はやはり家族にあるのでしょうね。
今後もお元気で、ひたすら最高君主記録を更新されることでしょう。
MIZUHO NISHIGUCHI

【エリザベス女王と孫たちの記念ポートレート】

すべての犬や猫を救いたい

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「すべての犬や猫を救いたい」 それが出来ていない「現実」

2016年4月18日(月) sippo(朝日新聞)


緊急院内集会で、「蛇口を閉めていただかないと」と発言した保護猫カフェ「ねこかつ」店長の梅田達也さん

Facebookをわりと熱心にやり始めてから2年程が経ったでしょうか。
先日、私の投稿を見てくれている知人から、「犬のことが多いよね?」という指摘を受けました。
確かにそのとおりです。
でも、その「犬」とは、愛犬のココやハンターのことではなくて、動物愛護の活動をしている方の投稿をシェアしているからです。
仕事の合間や移動中、スマホでFacebookをのぞいたとき、そうした投稿を見つけると、次から次へとシェアしている私。
保健所にいて「命の期限」を決められてしまったわんこの情報から、迷子犬を保護しているという情報や、愛犬がいなくなってしまった・・・などなど。
なかには「悪徳」ともいうべき業者の告発や、殺処分されてしまったわんこたちの画像がアップされているときもあります。
本当にいたたまれない気持ちになるし、そうした投稿をシェアすることぐらいしか協力できない自分を情けなく思います。
ですが、以前、「シェアしていただけるだけでも助かる」とコメントを返してくださった方がいらして・・・。
それを信じて、できる限り、フォローしたりシェアしたりしているので、結果、「犬のことが多い」こととなっているのです。
私とハンターを出会わせてくれた「the VOICE」さんもFacebookをやっていて、今年になってからは、ほぼ毎日曜日、譲渡会をしてくださっています。
それも、犬の殺処分ゼロを達成している川崎市の譲渡会に参加したり、千葉にある動物病院の協力で譲渡会をしたり・・・と、わんこをたくさん連れて他県へ移動するのはどれほどタイヘンだろうかと、考えるだけでも頭が下がります。
昨年末、北海道で急逝された飼い主さん(お住まいは千葉県)の元からジャーマン・ピンシャーを保護し、都内の預かりボランティアさんを経て、静岡にお住まいの新たな飼い主さんにつないでくださった「福光の家」の平山ガンマンさんは、長文の投稿や、人間のエゴによってつらい目に遭っているわんこの画像を一日に何度もアップしてくださいます。
ガンマンさんの「福光の家」は、東日本大震災で被災した福島県の動物を主に保護なさっていますが、それ以外にも、毎日毎日、不幸なわんこの実態に決して目を背けることなく、活動なさっていらっしゃいます。
保護犬5頭と暮らしている浅田美代子さんや、「TOKYO ZEROキャンペーン」代表理事で元衆院議員の藤野真紀子さんは、犬猫にまつわるニュースにコメントを付けてシェア。
そこには、保護団体の方が保健所から引き出してくれたわんこの詳細なども記されていて、「ハンターがもうちょっとだけ落ち着いたら、あと一匹、保護したいね」と夫と会話するきっかけになっています。
それにしても、こうした投稿の多いことと言ったら・・・。
多くの人たちが動物愛護に関心を寄せ、2020年の「殺処分ゼロ」に向けて懸命に活動をなさっているのは間違いありません。
なのに、なぜ、悲しい思いをしているわんこが「減っている」と「実感」できないのでしょうか。

「とても追いつかない」
その答えを2月19日、衆議院第2議員会館で行われた緊急院内集会で聞いた気がします。
本サイトでも既報どおり、この集会は、札幌市動物愛護管理条例の「生後8週間は親子を共に飼養する」条項を「全国へ」というスローガンのもと、「幼い犬猫を守る札幌市条例を応援する有志」の皆さんが主催してくれた会でした。
国会議員や獣医師、法律家のほかに多くの動物愛護団体の代表が出席し、有意義なお話をたくさん聞かせていただきました。
議論が白熱し、時間がなくなってしまったラスト、埼玉県川越市にある保護猫カフェ「ねこかつ」店長の梅田達也さんが発した短い短いコメントが忘れられません。
正確ではありませんが・・・梅田さんのコメントを紹介します。
梅田さんは、自身や協力スタッフがギリギリの経費で運営していること、オーバーワークになっていること、いわゆる「持ち出し」になっていることなどを早口で訴え、「蛇口を閉めていただかないと・・・」とおっしゃいました。
ラフなスタイルの梅田さんからは、この会に参加する時間を捻出するのもひと苦労だったという雰囲気が伝わってきました。
ある団体の方から、「犬や猫をすべて引き出してあげたいという思いは常に持っています。でも、それは無理。とてもじゃないけれど、追いつかないんです」と聞いたことがあります。
「現場」に足を運べば、聞くに耐えない、見るに耐えない「現実」がわかることでしょう。
動物愛護団体の皆さんは本当に頑張ってくれています。
なのに、蛇口からジャージャーと水が出っぱなしのような状態では・・・。
新年度となり、参加している団体や委員会での活動の中で、もっともっと頑張らなければと決意をしているところです。
(コラムニスト・山田美保子)


世界最高齢と考えられていた30歳の犬、天国に旅立つ

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世界最高齢と考えられていた30歳の犬、天国に旅立つ

The Huffington Post 執筆者:Ed Mazza

投稿日: 2016年04月22日



世界最高齢の犬だと考えられていた、オーストラリアン・ケルピーのマギーが、4月17日にオーストラリア南東部の街ウールズソープの自宅で、30歳の生涯を閉じた。
飼い主のブライアン・マクラーレン氏は、「先週までは、農場からオフィスまでついてきたり、猫に向かって吠えたりしていたんですが」と、地元メディア「ウィークリー・タイムズ」に述べている。
愛犬家の団体「アメリカンケネルクラブ」によると、マギーの年齢は、人間に換算すると164歳にあたる(犬の1年は人間の7年に相当するという説もあるが、アメリカ獣医師会は、これを根拠がないとしている)。
2015年、当時29歳だったマギーを、地元のニュース番組「セブン・ニュース・パース」が取り上げた。
ニュースでは、しっかりとした足取りで歩くマギーの様子が紹介されている。

番組の中でマクラーレン氏は、「マギーは親友です。ずっと一緒に育ってきましたから」と話している。
また、マクラーレン氏によるとマギーは耳が聞こえなかったが、それ以外は健康に大きな問題はなかったという。
しかし、亡くなる2日前に容体が急変した。
「ここ数週間、マギーを安楽死させなきゃいけない状況になるのではないか、と恐れていました。そうなっていたら、とても耐えきれなかったでしょう。だけど自然な形で生涯を終えてくれて、嬉しいです」と、マクラーレン氏はオーストラリアABCのニュースで語っている。
マギーは家族に忠実な犬だった。
マクラーレン氏は、こんなエピソードをABCに話している。
「子供たちが学校に通っていた頃、夕方4時10分に到着するバスに乗って帰ってきました。だけどバスから子供たちが降りてこないと、マギーは4時15分までバス停で吠えていました」
残念ながら、マギーが30歳であることを証明する書類はない。
マクラーレン氏によれば、現在34歳になるマクラーレン氏の息子が4歳の時、マギーは家族に加わった。
だから30歳だとわかるそうだ。
しかし証拠となる書類がないため、公式に世界最高齢の犬とは記録されない。
ギネス世界記録によると、公式の「世界最高齢の犬」は、1939年に29歳5カ月でなくなったオーストラリアン・キャトル・ドッグのブルーイーだ。
「ほとんどの犬の寿命は8〜15歳ほどです。公式に記録されている中で20年以上生きた犬と言うのは極めてまれであり、小さな犬種であることが多いです」とギネスには書かれている。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

動画
http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/22/worlds-oldest-dog-dead-at-30_n_9755832.html

「人の水もないのに犬に飲ませるのか」熊本地震

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【熊本地震】「人の水もないのに犬に飲ませるのか」
 ペット同伴避難、トラブル相次ぐ 唯一のペット避難所へ殺到

2016年4月25日(月) 産経新聞


行き場を失ったネコも被災地を歩き回っている=23日、熊本県益城町(森浩撮影)

熊本地震の被災地で避難所生活の長期化が懸念される中、ペット連れの被災者が行き場に困っている。
一般の避難所では鳴き声や糞(ふん)尿(にょう)をめぐるトラブルが絶えないためだ。

熊本市は「殺処分ゼロ」をいち早く掲げた“動物愛護先進都市”。
ペット連れの避難者を受け入れる動物病院も登場しているが、疲労がたまる避難所生活での“共存”の難しさが浮かぶ。

■避難所追い出され・・・
「避難所内で犬がおしっこをしてしまい、周囲から離れた場所へ行ってほしいといわれた。居づらくなってその日に出ました」
熊本市内で被災した無職、牧田万里(ばんり)さん(68)は、そう振り返る。
愛犬のマル(10歳、雄)は避難生活でも欠かせない存在だといい、「家族の一員だから一緒にいないと精神的にもたない」と話す。
牧田さんが避難生活を送る熊本市中央区の「竜之介動物病院」は3、4階部分を被災地唯一のペット同行避難所として開放している。
これまで約230人が犬や猫など計約300匹を連れて訪れた。
23日現在も約80人が約100匹と避難生活を送る。
同病院の徳田竜之介院長は東日本大震災の被災地でペット連れの被災者が避難所に入れない実情を見て、病院を耐震構造に建て替え、1週間分の備蓄を準備したという。
徳田院長は「熊本市は動物愛護先進都市として注目されている。全国に見本を見せないと」と決意を語る。

■専用避難所に殺到
厚生労働省などによると、熊本県の犬の登録数は約11万2000匹(平成24年度)。
人口100人当たり6・19匹と、九州地方で最も多い。
熊本市動物愛護センターは、26年に初めて殺処分ゼロを実現した“動物愛護の街”でもある。
地震発生以降、既に同センターには避難中にはぐれたとみられる迷い犬などが約35匹保護された。
地震前に約120匹を保護していた愛護センターは満杯状態に。
そこで北九州市の協力を得て犬16匹、猫10匹を譲渡し、全て引き取り手が見つかった。
「災害時だからといって方針を曲げたくなかった」と村上睦子所長は話す。
そんな熊本市でも避難者からは「家に置いてくるよう説得された」「人に飲ませる水もないのに、犬に飲ませるんかといわれた」との声があがる。
避難所へ入れず車中泊を続け、犬が熱中症になるケースもあるという。
熊本市によると、市が作成した避難所運営マニュアルには、「避難所側がペット同行者に配慮」するように記載されているが、担当者は「周知不足は否めない。受け入れへ向けて意識を変えていかなければならない」と話す。
防災アドバイザーの高荷(たかに)智也さんは「避難所はペット受け入れを前提に開設しなければならない」とした上で、「『家族の一員』だからこそ、飼い主側もペット用の物資をあらかじめ準備するなど自己責任を示す姿勢が必要」と指摘する。

ペット同行避難、断られた

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「ペット同行避難断られた」相談600件 場所、人手なお不足 被災地の熊本

2016年4月27日(水) 西日本新聞


避難所の屋外で犬たちと過ごす津田秀雄さん=熊本県益城町の総合体育館

熊本地震の被災地では、ペット連れのため避難所に居づらく、車中泊など不便な生活を強いられている人たちがいる。
ペットと「同行避難」できる動物病院や専用テントが現れ、一時預かりなど支援の動きが出てきているが、人手や場所が不十分など課題も多い。

熊本市東区の熊本県立第二高の駐車場。
社会保険労務士事務所勤務の荻生清高さん(40)は、妻(38)と義母(76)、犬2匹と車中泊を続けている。犬がいるため、最初から避難所は諦めた。
義母は足が悪く今の生活は負担が大きい。
「家族も犬もくつろげる場所に早く移りたい」と願う。
益城町の津田秀雄さん(67)は、同町の総合体育館内の入り口近くで高齢の犬2匹と共に過ごす。
「人が多いとストレスも心配」。
2匹ともおとなしいが、子どもをかんだりしないか気に病んでいる。


問い合わせ先一覧

同行避難を受け入れる竜之介動物病院(熊本市中央区)は、病院が入るビル内の3、4階にある専門学校の教室を開放している。
現在70人程度が避難。
「人用の炊き出しは量が少ないが、受け入れ場所は余裕があるので利用してほしい」と呼び掛ける。

支援の人手が足りず、受け入れはぎりぎりの状態
「ペット同行で避難所に入るのを断られた」。
動物愛護団体ドッグレスキュー熊本(菊陽町)には、こんな相談が600件近く寄せられている。
犬だけを預かっており、現在43匹。
支援の人手が足りず、受け入れはぎりぎりの状態だ。
生松義浩代表(55)は「ペットを預かることで飼い主が家を片付けられる。早く一緒に住めるようになることが、人のためにもペットのためにもなる」と話す。
益城町の総合体育館では、NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(広島県)がペット連れや女性向けにテント36張りを設営している。
ペット連れの需要が高く、うち33張りを利用。
テントを増やしたいが適地探しは難しい状況だ。
リーダーの大西純子さん(44)は「ペットと同居できる仮設住宅などの準備も必要になってくる」と指摘する。

ペット同行避難と同伴避難

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勘違いした人が拡散し混乱。
 ペット“同行避難”は避難所に一緒に入れる訳ではない

2016年4月25日(月) Spotlight

筆者もそうですが、環境庁から「同行避難推奨」というガイドラインが出たと聞いた時、ホッと胸をなでおろしたという人は多いのではないでしょうか。
動物が苦手な方やアレルギーのある方に配慮しなければいけないけれど、ペットは家族同然の存在。
ペットだけを置いて避難することなんて考えられないという飼い主さんも多くいることでしょう。
しかし、この同行避難というのは、あくまでも一緒に避難するというもの。
避難所内に同伴できるというものではないのです。
今回、この2つを混同している方が多くいた為、避難所などでトラブルがおきるという事態が少なくありませんでした。

同行避難と同伴避難を混同しているかも?


環境省が「ペット同行避難」を推奨しているのだから、災害時にはきっと避難所でもペットと一緒に受け入れてくれる、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら、それは間違った認識なのです。

「ペット同行避難」では、「ペット同伴可」の避難所以外では、同行したペットたちは、基本人間と同じ避難スペース(居住スペース)に入る事はできません。
ペットは基本、屋外もしくは人間の居住スペースとは別の場所で留置され、人間の避難スペースとは異なる場所での待機となります。
この方針は、飼い主としては受け入れがたいと感じる人も多いとは思いますが、このガイドラインの内容は、これが作成された理由に関係します。
東日本大震災で多くのペットが取り残され、放浪したり繁殖したりして大きな問題になったという経緯があり、その様な事態を避ける為に作られたものなのです。

個人も自治体も理解していない場合が多い
しかし「同行避難」と「同伴避難」、多くの人が混同しているのではないでしょうか。
今回も、環境庁のこのツイートを読んで紛らわしいと感じる人が多かった様です。



「同行避難を受け入れてくれる避難所」「避難所での室内飼育」などの記述から、「同伴避難」と「同行避難」を混同してしまい、現場でトラブルになっている場合も多いと聞きます。
『同行避難ができると聞いてきたのに、一緒に避難所の中に入れなかった』などの声も多く聞きました。

勘違いしている人がSNSなどで拡散、更に混乱も
SNSなどで『ペットがいるから避難所に入れなかった』という記述を見て、勘違いされてしまう方も多い様です。
しかし、避難所がペットを連れてきた人を追い返しているわけではなく「同伴避難」を希望した方が「同行避難」と聞き、とても受け入れがたいとして自分も避難所に入る事を諦めているという場合がほとんどだと思われます。



そして被災していない地域の方々が、「何とかしてあげたい」という思いからペット受け入れ施設をSNSなどで拡散し、多くのペット連れの家族がその情報に助けられました。
しかしその中にも正しい情報だけでなく、「同伴避難」と「同行避難」を混同していたり紛らわしい書き方になっている情報もあり、それが現場で混乱してしまう原因となってしまうという事も起きています。
これは、ペットに関する情報だけでなく、SNSなどで拡散される多くの情報においても同じです。
気持ちが急いていると思わず「急いで知らせてあげなくては!」と思ってしまいがちですが、拡散する前に事実関係を確認しないと、かえって現場を混乱させる事になってしまいます。

避難所の中で一緒に過ごせるのは「同伴避難」
同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難することです。避難所において人とペットが同一の空間で居住できることを意味するものではありません。
それぞれの避難所のルールに従ってください。
環境庁の「同行避難」推奨を知っている人は多くいると思いますが、自分の住んで居る自治体のルールを知っている人は、ペットを飼っている人でどの位いるのでしょうか。
正直、筆者は今回の事があるまで知りませんでした。



避難所におけるペット同行避難への対応について
現在開設している避難所のうち、ホルトホール大分とコンパルホールを除く、11地区公民館(大分西部公民館、南大分公民館、大分南部公民館、大分東部公民館、明治明野公民館、鶴崎公民館、稙田公民館、大在公民館、坂ノ市公民館、佐賀関公民館、野津原公民館)および大南支所の屋外に、犬用ケージと猫用ケージを各1台ずつ配置します。ケージが足りない場合は、避難所の担当職員から連絡を受け、大分市保健所から補充します。なお、ケージやクレートなどをお持ちの人は、避難所(屋外)でご使用いただけます。ペットを同行する人は、11地区公民館または大南支所への避難をお願いします。
出典 http://www.city.oita.oita.jp

熊本市は26年6月に作成した「避難場所開設・避難所運営マニュアル」で「居住スペース部分」にペットは持ち込めないとハッキリ書かれています。

避難所の居住スペース部分には、原則としてペットの持ち込みは禁止します。
ペットは、避難場所敷地内の屋外部分に指定スペースを設け、リードで繋いだり、柵等で囲って飼育します。また、校庭等での放し飼いを禁止します。
ペットの飼育及び飼育場所の清掃は、飼い主が全責任を負って管理します。
また、散歩時の排泄物の管理も同様とします。
大型動物・危険動物・蛇などの爬虫類の同伴を原則禁止します。


ただし、「同行避難および同伴避難を認めるかどうかは、各避難所の判断による」としている場合も多く、避難所によっては同伴避難ができる場所もあるようです。
この事で現場にいない人たちが勘違いして情報を受け取り、拡散してしまったという部分もあるのかもしれません。
筆者も犬と暮らしている為、飼い主にとってペットは家族という思いは多くの飼い主さんと同じです。
災害時だからこそ、家族であるペットと離れて過ごす事は考えられませんし、離れて過ごすつもりもありません。
しかし動物が苦手な人も多くいます。
その方達にとっては、飼い主には気にならない動物の鳴き声や、匂い、排泄、飛散する体毛などは大きなストレスになるのも事実です。
また、アレルギーがある人が、薬を持ち出す事もできない着のみ着のままで避難所に辿り着いている場合もあります。
命にかかわる方もいるでしょう。
離れて暮らす事で、体調を崩してしまうペットや飼い主さんがいるのと同じ様に、動物が同じ空間にいる事で体調を崩してしまう方もいるという事を、私たち飼い主は忘れてはいけないと思います。

ペットは家族、だからこそ事前の準備を!
飼い主である私たちに何ができるのか。現在被災していない地域の方で日常生活が変わりなくできている人は、自分が住んでいる地域の役所で、自治体と自分が利用する指定避難所が「同伴避難」OKなのかを確認しておく事をおすすめします。
地域によっては「同行避難」さえも認めていない場合や、ペットに関する災害対策を何ひとつとっていない場合もある為、事前の確認はとても重要だと思います。
そして確認した上で、災害にあった場合に自分たちはどの様にするのかを、今のうちにシュミレーションしておく事が大切です。
もし「同行避難」のみ受け入れている避難所だとしても、学校の様な施設の場合、ペット同伴可の部屋と、ペットのいない方の部屋を分けるなどの住み分けで可能な場合もあります。
しかし災害が起きてからでは、優先すべき他の事が多くあり、対応してもらえるとしてもずっと後になってしまう可能性があります。
もし、同伴避難したいというのであれば、災害の起こる前に働きかけるのが一番の近道なのです。
また、同伴可の避難所であったとしても、人が溢れ入れない人がいる様な状況の場合は、ペットよりも人が優先され、断られる事もあるでしょう。
もしかすると、避難生活の中で問題が起こり、ルールが変更になる可能性もあります。
ペットは家族だと思っている飼い主の立場から考えると難しい問題ですが、多くの人が避難する非常事態の中では、様々な可能性が考えられます。
自分のペットを守る為には、飼い主が事前にできるだけ様々な状況を想定して、準備しておく事が大切です。

動物好きな人も、そうでない人も共存できる様に


その様な状況になった時にお互いが安心して過ごす事ができる為には、よく言われるクレートトレーニングやマイクロチップ、迷子札の装着などの他にも、犬を飼っている人ならば、狂犬病の予防接種などを普段からしっかりと行う事、自分の住んで居る地域への畜犬登録を怠らない事などが重要です。
また、動物が苦手な人達が更に動物嫌いにならない様に、私たちの普段の動物との暮らしでできる事を再確認してみましょう。
犬の散歩などで、糞を放置していたり、リードを外して好きに歩かせたりしていませんか?
無責任な形で、野良猫や野鳥への餌やりをしていませんか?
何か起きた時にだけ共存を訴えるのではなく、日ごろから共存してゆける様な努力をする事も、日常の中で出来る災害対策の大切な1つだと思います。

被災犬受け入れ

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被災犬1匹受け入れ 鳥取県、飼い主を募集へ

2016年4月29日(金) 日本海新聞

鳥取県西部総合事務所生活環境局犬管理所(米子市東福原1丁目)は28日、熊本地震で被災した熊本市動物愛護センターで保護されていた犬1匹を受け入れた。



同センターは、地震の影響で犬猫の受け入れが増加するとして、環境省を通じ近畿、中国、四国地方の自治体に犬29匹、猫2匹の受け入れを要請。
このうち犬1匹が鳥取県に譲渡された。
犬は推定3~5歳の雑種の雄で名前は「旺多(おうた)」。
昨年12月、熊本市内で保護された。
熊本市を27日夜出発し28日午前、米子市に到着した。
長距離の移動や環境の変化に少しおびえていたが、職員になでられると落ち着いた様子だった。
県西部総合事務所生活安全課の林原健吉係長は「落ち着きを取り戻し、責任ある飼い主に引き取ってもらえたら」と話した。
同管理所で1週間程度生活し、5月に県のホームページで飼い主を募集する。

You Tube https://www.youtube.com/watch?v=VR4dSytQ1wo



受け入れてもらったワン

2016年04月29日(金) 読売新聞


熊本市動物愛護センターから受け入れた犬(神山町で)

◇熊本で被災の犬 神山で来月譲渡会
県や県獣医師会などでつくる「県動物愛護推進協議会」は28日、熊本地震で被害を受けた熊本市動物愛護センターから犬1頭を受け入れた。
5月に譲渡会を開き、新たな飼い主を探す。
同センターは地震で敷地内に地割れが生じるなどの被害があったが、保護していた犬や猫の脱走などはなかったという。
「殺処分ゼロ」を掲げている熊本市は、保護した動物は新たな飼い主が見つかるまで同センターで収容することにしているが、一連の地震で迷子犬が増加。
新たに収容する頭数が増えたため、厚生労働省が引き取りを西日本各地の自治体に求めていた。
引き受けたのは雌1頭で、雑種の中型犬(推定4~6歳)。
約1年前に保護され、人慣れしており、ワクチン接種も済ませているという。
同協議会は5月22日、神山町の県動物愛護管理センターで譲渡会を開く予定。
参加には同15日までに申請が必要で、問い合わせは同センター(088・636・6122)。


被災熊本の犬、滋賀に引き取る 新たな飼い主探す

2016年4月29日(金) 京都新聞


県動物保護管理センターが引き取った「ときお」(同センター提供)

熊本地震を受け、滋賀県動物保護管理センター(湖南市岩根)は28日、熊本市動物愛護センターに収容されていた犬1匹を引き取った。
健康状態を確認した後、譲渡犬として新たな飼い主を探す。
環境省動物愛護管理室によると、飼い主と離ればなれになった犬や猫を熊本市動物愛護センターが受け入れる必要が出たため、同省が被災前から収容されていた犬と猫計約30匹を受け入れるよう、滋賀県など西日本の府県や市に要請した。
県が引き取ったのはオスの雑種で、年齢は推定6~8歳。
熊本市動物愛護センターでは「ときお」と呼ばれていた。
県動物保護管理センターの富田智佳子次長は「元気に来てくれて良かった。最初は落ち着きがなかったが、徐々に落ち着いてきた。人なつっこい性格」と話している。

山中に猫遺棄(長野)

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山中に遺棄された猫21匹を長野市が保護 県警で捜査

2016年 4月26日(火) 産経新聞


山中で何者かに遺棄されたとみられる猫たち(長野市役所提供)(写真:産経新聞)

長野市は26日、同市信州新町の山中で、何者かに遺棄されたとみられる猫21匹を同市保健所が保護したと発表した。
市は愛護動物の遺棄事案と判断し県警に通報した。
長野中央署が、動物愛護法違反(遺棄)の疑いで捜査を進めている。

長野市保健福祉部によると、21日午後1時半ごろ、市民から信州新町越道の山中にある中尾浄水場付近に2、3日前から突然十数匹の猫がいるとの連絡を受けた。
現地で市保健所は、推定年齢4カ月から3歳の猫が多数いることを確認。
21日に13匹、22日に5匹、25日に2匹、26日に1匹を保護した。
いずれも極めて空腹の状態にあり、衰弱している猫もいるという。
猫たちは、市保健所担当者が21日に現地で確認した際、さみしそうに寄り添っていた。
しかし保護する際に逃げ出す猫もいたため“一網打尽”とはいかなかった。
同時に遺棄された猫がなおも山中に残っている可能性があるという。
保護した猫の多くは人に馴れているうえ、周辺に人家がほとんどないことや給餌をされている様子がないことから、市と県警は、特定の人物が飼い猫か預かっていた大量の猫を山中まで運び遺棄したとみている。

動物を捨てる行為は動物愛護法に抵触し、100万円以下の罰金の対象となる犯罪だ。
長野市は、大切に飼育する人に譲渡するとしており、譲受希望者は市保健福祉部食品生活衛生課(電)026・226・9970まで。


【動画】山中に遺棄か、ネコ21匹を保護=横川結香撮影、長野市保健所提供



http://digital.asahi.com/articles/ASJ4V53X8J4VUOOB013.html?_requesturl=articles%2FASJ4V53X8J4VUOOB013.html&rm=279



 

18匹に里親 長野市の山中に捨てられた猫21匹

2016年4月28日(木) 産経新聞


山中で保護され引き取り手を待つ3匹の猫=28日、長野市保健所(写真:産経新聞)

長野市信州新町の山中で遺棄されたとみられる猫21匹が見つかった問題で、猫を保護した市保健所に28日までに県内外から問い合わせが殺到し、18匹の引き取り手が見つかった。
残る3匹も新たな里親のお迎えを心待ちにしている。

21匹の猫は保護された当時、極めて空腹の状態にあり、衰弱している猫もいたが、おおむね元気を取り戻しているという。
28日には、残された3匹の猫たちが保健所の鉄製のケージの中で身を寄せあっていた。
同日には「3匹の猫がいる」という情報が近くの住民から寄せられ、市が付近を捜索、1匹を保護した。
26日の問題発覚以降、市には連日60~70件の電話の問い合わせがあり、直接訪れた人も30組ほどいる。
1匹を引き取った市内の女性(56)は「猫ブームといわれているが、猫は生き物。覚悟と責任を持って飼うべきだ」と憤りをあらわにした。
市保健所の担当者は「飼い主が最後まで面倒をみるのは当たり前のこと。困ったら捨てるなんて無責任なことをせずに保健所に相談してほしい」と呼びかけている。
猫の譲受を希望する人は市保健福祉部食品生活衛生課(電)026・226・9970まで(平日のみ)。

とても綺麗とは言えない雑種の犬。その犬の飼い主は・・・

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ちょっと前になるお話ですが・・・

とても綺麗とは言えない雑種の犬。その犬の飼い主はあの超大物だった!!!

iinee-news 読売新聞投書欄より


画像はイメージです。

ある日、早朝の公園でミニチュアダックスを散歩させていたら、黒と鼠色のブチのお世辞でも綺麗とは言えない雑種の犬がこちらに猛然とダッシュしてきた。
私は危険を感じたので、ミニチュアダックスを抱き上げた。
その雑種の顔を見ると、とても穏やかな表情で尻尾をふってこちらを見ている。
どうやら遊びたかっただけのようだ。
ちょっと安心したのも束の間遠くの方から、「オーイ!カポネ!だめじゃないか!」と大声で怒鳴りながらトレーニングウェアでこちらに走ってくる人物が・・・
よくみるとカズこと三浦知良じゃないか!
カズは、「どうもすみません。リードを振り払って走っていってしまったもので」と恐縮しきりだったので、「いいですよ。でもこの犬はカズさんの犬じゃないですよね?どなたの犬ですか?」と聞いてみた。
なぜなら雑種の日本犬だったからだ。
するとカズは笑顔でさらりとこう答えた。
「僕の犬です。カポネ、5歳のオスです」
私は失礼だとは思ったが思わず一言言ってしまった。
「えー、カズさんが雑種飼ってるなんて信じられない」
するとカズは大笑いしながらこう答えた。
「みんな同じこと言いますね。そう、ただの雑種です。保健所から貰ってきました。僕にはそこにいたすべての捨て犬を家族にはできないけど」
そしてリードを手に取ると、「どうもすいませんでした。カポネいくぞ!」と言って走って行ってしまいました。

カズさんとカポネが去ったあと、ほんのり春の風が吹いていました。
そう、命にブランドや血統書なんて関係ない。
人一人が出来ることは限られますが、大勢の人がカズさんのような人だったらもっと穏やかな世の中になるのかもしれませんね~(^^♪


ペットの殺処分なくしたい 絵本「78円の命」販売へ

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ペットの殺処分なくしたい 絵本「78円の命」販売へ、小学生の作文が原作

2016年4月24日 sippo(朝日新聞)


作文「78円の命」を元に制作が進む絵本=戸塚真琴さん提供

捨てられたペットが殺処分されている現実や、命の大切さをつづった愛知県豊橋市の小学生の作文「78円の命」を元にした絵本づくりが進められている。
インターネットの「クラウドファンディング」で出版資金を募ったところ、目標を上回る金額が集まり、6月にも出版される予定だ。
プロジェクトのメンバーは「子どもたちに命の尊さを知ってほしい」と訴えている。

「78円の命」は2012年、当時小学6年生だった同市上地町の谷山千華さん(15)が夏休みの宿題で書いた。
近所でかわいがっていた捨て猫の産んだ子猫が、県動物保護管理センターに引き取られたと知ったのが発端だった。
インターネットで調べると、全国で1年間に20万匹(当時)が殺処分され、1匹につき78円の費用がかかるとあった。
「動物の命の価値が78円でしかないように思えて胸が張りさけそうになった」。
作文には、ペットが簡単に殺処分されてしまう現実への複雑な気持ちをつづった。
同年10月、豊橋市の小中学生が参加した「話し方大会」で、谷山さんが作文を朗読。
最優秀賞に選ばれると、注目を集めた。
その後、市の一部の学校で道徳教育の教材に利用されるように。
20年からは県内全域で道徳の副教材に掲載されることも決まっている。

この作文を知った首都圏を中心に活動する若手の写真家や美術演出家ら3人が昨年9月、絵本化に向けて「78円の命プロジェクト」を立ち上げた。
「命について考えるきっかけづくりがしたい」と意気投合したのだ。
イラストレーターや動物愛護団体なども協力。
絵本の印刷費に加えて、ポスターやリーフレットの製作のため、クラウドファンディングで資金を集めることにした。
当初の目標は100万円。
ところが、開始から1週間で達成した。
2カ月余りで400人以上が賛同し、4千冊分にあたる300万円を超す資金が集まった。
絵本もほぼ完成し、1冊78円で6月ごろから販売できる見通しも立ったという。
メンバーの一人でフリーライターの戸塚真琴さん(28)は「作文を読んで心に刺さるものがあった。ペットを飼う人には最後まで責任を果たしてほしい。将来、犬や猫の殺処分がなくなる社会が来ることを願っています」と話す。

環境省によると、14年度の犬と猫の殺処分数は全国で10万1千匹で、20万5千匹だった10年度から半減しているという。
インターネットで資金を集めるクラウドファンディングのサイト「GREEN FUNDING by T―SITE」で今月27日まで賛同者を募っている。
(松永佳伸)


絵本づくりのプロジェクトを進める戸塚真琴さん(右)ら=戸塚さん提供

山裾に箱に入れられたウサギ6匹(越前市)

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山裾に箱に入れられたウサギ6匹 越前市、おびえた姿で見つかる

2016年5月1日(日) 福井新聞


登山者用駐車場で見つかったウサギ=30日、福井県越前市大虫町

福井県越前市大虫町の鬼ケ岳の登山者用駐車場で30日、段ボール箱に入れられたウサギ6匹が見つかった。
発見した同市の70代男性は「登山者が見つけ持ち帰ってくれると思いペットを捨てたのかもしれないが、かわいそう」と残念がっていた。

男性は同日午前8時半ごろ、登山しようと駐車場に来たところ、駐車場の隅で段ボール箱に入った8匹を発見した。
箱は上部が開いた状態で、ウサギはおびえたように震えていたという。
男性が午後1時ごろに下山したところ、まだ同じ場所にいたことから、越前署に連絡。
駆けつけた署員が残っていた6匹を引き取った。
2匹は逃げ出したか、誰かが連れて帰ったとみられる。
男性は29日も登山したが、ウサギはいなかったという。
同署では何者かが捨てたか、置き忘れた可能性を視野に調べている。
ウサギは持ち主が見つからなければ1日、同市内の別の男性が預かることになっている。

ネコ駅長「ばす」社葬でお別れ<会津鉄道>

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ネコ駅長「ばす」社葬でお別れ<会津鉄道>

2016年5月2日(月) 河北新報


ばすの遺影の横に座る2代目名誉駅長のらぶ。ばすがいなくなり、寂しげにしているという。

福島県会津若松市の会津鉄道芦ノ牧温泉駅の名誉駅長として親しまれた雌猫「ばす」の社葬が1日、同駅で営まれ、約300人のファンが別れを惜しんだ。
会津鉄道、福島県、会津若松市の関係者らと、ばすから名誉駅長を引き継いだ雄猫「らぶ」が参列。
喪主で、ばすと活動を共にしてきた駅長の小林美智子さん(58)が「小さな体で多くの人の思いを受け止め、ぽっぽや(鉄道員)として職務を全うしてくれた。今後も私たちの心に残るでしょう」と述べた。
福島県会津美里町の会社員清水彩さん(29)は「ばすに会いに来ると、元気をもらうことができた。たくさんの愛をくれてありがとうと言いたい」と話した。
駅にすみ着いたばすは2008年に名誉駅長に就任。
全国からファンが訪れ、駅の利用客増加に貢献した。
4月22日夜、人間の年齢に換算すると100歳を超える推定18歳で死んだ。
会津鉄道は駅の敷地にハナモモの木を植え、その下にばすを埋葬する。

【写真特集】在りし日の「ばす」 2代目駅長「らぶ」とのツーショットも

〝闘犬″小学生をかむ

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興奮した“闘犬”にかまれ小学生2人けが 沖縄

2016年 4月21日(木)  テレビ朝日系(ANN)

沖縄県宜野湾市の住宅街で、小学生2人が闘犬用の犬に襲われてけがをしました。
20日午後3時半ごろ、宜野湾市赤道の住宅街で小学生数人が路上で遊んでいたところ、近くの住宅の庭で飼われていた犬がブロック塀を飛び越えて児童2人にかみ付きました。
2人のうち男子児童は右の太ももに数針縫うけが、また、女子児童が胸や腹にけがをしました。
飼い主によりますと、犬は闘犬用に用いられるアメリカン・ピットブルテリアで、リードにつながれていましたが、子どもの声に興奮して塀を飛び越えた際にリードが外れたということです。
警察は飼い主などから事情を聴いて捜査を進めるということです。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160421-00000032-ann-soci

犬猫「同行避難」にバルーンシェルター(熊本地震)

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犬猫「同行避難」にバルーンシェルター、テント村を提供 熊本地震

2016年5月6日(金) sippo(朝日新聞)


テントでペットと暮らす避難者

熊本で最初の地震があった4月14日の夜、私はピースウィンズ・ジャパンが育成した災害救助犬の夢之丞、ハルクやレスキューチームのメンバーとともに、広島県神石高原町を車で出発。翌朝到着した熊本県益城町で倒壊家屋の捜索をした。

終わって帰ろうとしたところで本震が起き、今度は大規模な土砂崩れに襲われた南阿蘇村へ。
山腹の崩落により孤立した現場で、犬も人も日没まで懸命に行方不明者の捜索を続けたが、土砂がまだ少しずつ動いていたうえに天候の悪化も予想され、それ以上の捜索は危険と判断せざるを得なかった。
続いて避難所を回った。
気になったのはペットとその飼い主のことだ。
避難所では予想していた通り、ペット連れの人たちが肩身の狭い思いをしていた。
避難者があふれ、体育館の通路にも段ボールや毛布が敷き詰められるなか、ミニチュアダックスを連れた女性は「この子が吠えたらどうしようかと心配で寝付けない」と話していた。
そんな心労を味わいたくないと、避難所に入るのをあきらめ、駐車場に止めた車でペットと過ごす人も大勢いた。

東日本大震災でペットと飼い主の離散が多かったことから、環境省は2013年、災害時のペットの「同行避難」を推奨するガイドラインを示し、自治体に態勢づくりを促した。
しかし、現場では「鳴き声がうるさい」「臭いがする」などの意見に配慮し、避難所内への同行を制限するケースも多いようだ。
認められたとしても、何かにつけてトラブルが起きやすい。


バルーンシェルター

そこで私たちは、ペット連れの人が周囲に気兼ねなく過ごせるように避難場所を提供することにした。
まず4月17日、空気でふくらませる大型テント「バルーンシェルター」を益城町総合体育館のわきの芝生広場に設置。
20日からは、よりプライバシーを保つため、家族で入れる畳10枚分ほどのテントに順次切り替えた。
ペットフードやシーツを配ったり、ボランティアの方と協力してトリミングなどのサービスを提供したりもした。
36張のテントは、40頭のペットと140人の家族で満杯に。
さらに入居希望が相次いだため、益城町に本社を置く再春館製薬所に協力を仰ぎ、同社の敷地内の芝生広場に新しいテントを張らせていただくことになった。
新テント村の入居は5月1日に始まり、仮設トイレ、シャワーブース、入居者が集えるユニットハウスなども設置した。


ペット連れの避難者向けに開設したテント村

入居した方々には喜んでいただいているが、問題はこれからの暑さだ。
日差し除けのタープ(布)を張るなどの対策をとってはいるものの、テントで夏を乗り切るのは厳しい。
まずは、これから建設される仮設住宅でペットと同居できるようにすることが肝心だ。
東日本大震災では、「ペット可」の仮設住宅でも、実際には犬や猫たちは別室のケージに入れられ、一緒に過ごせないところも多かったと聞く。
これではペットも飼い主も真の安らぎを得ることはできない。
「同行避難」の原則が守られるよう、様々な取り組みを続けつつ、国や自治体にも働きかけるつもりだ。
(ピースウインズ・ジャパン代表理事・大西健丞)

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