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一人暮らしの大人女子必見!飼いやすいペットとは?

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一人暮らしの大人女子必見! 飼いやすいおすすめのペットとは?

2016年01月24日 ウーマンエキサイト

ひとり暮らしだからペットは飼えないそう思っていませんか?
そんな人にはハリネズミをおススメします。
ハリネズミはとても飼いやすいペットなんです。



ここではハリネズミのよいところと、飼うために必要なことを紹介します。

■ハリネズミってどんな生き物?
ハリネズミのチクチクとしたボディは、私たちをひきつけてやみません。
いままであまりメジャーなペットではありませんでしたが、“ハリネズミ★まるたろう”のブームなどをきっかけとして、その知名度はずいぶん上がってきました。
背中から生えている針、クリクリとした目、ボールのように丸くなる習性など、いろいろな表情をみせてくれます。

■ハリネズミのよいところ
ハリネズミのどのようなところがひとり暮らしに向いているのでしょうか?
理由はいろいろありますが、「特にこれは」と思う3つのことを挙げてみます。
・夜行性である
 ハリネズミは夜行性な上に、一日のほとんどを寝て過ごします。
 そのため、仕事で昼間家を空けていても安心です。
・ケージの中で飼える
 ハリネズミを飼うのには、それほど広いスペースを必要としません。
 たとえ狭いアパート暮らしでも、ラクラク飼えちゃうんです。
・お財布にやさしい
 病気などをしなければ、毎月かかるお金はご飯と床材くらいです。
 しかもそのご飯もあまりたくさんは食べません。
 経済的にも負担が少ないペットです。

■飼うために必要なもの
ハリネズミを飼うためには、どのような飼育用品やエサが必要なのでしょうか?
次のようなものを用意するとよいでしょう。
・水
 のどが渇くことのないように、常にたくさんの水を用意してあげましょう。
 給水ボトルを使うと、水をこぼしたり、排せつ物で汚したりすることがないので便利です。
・ハリネズミ専用フード
 ハリネズミは食虫動物です。
 そのため、虫を主原料に作られたハリネズミ専用フードを与えてください。
 フェレットフードで代用することもあるようですが、それでは高タンパク・高脂質なので太らないよう注意が必要です。
・ミルワーム、コオロギ、ピンクマウスなどの生餌
 野生下では、ハリネズミは昆虫などを捕まえて食べています。
 そのため、定期的に生餌をおやつとして与えてください。
 とてもよろこんで食べてくれます。

そしてなによりハリネズミの心の健康を保つ意味で重要なもの。
もし、「どうしても虫をあげるのは抵抗がある」という方は、鶏肉や豚肉を小さく切ってゆでてから与えてもよいでしょう。
・床材
 快適に生活できるように、床材選びはとても重要です。
 床材には敷き牧草やウッドチップ、ペットシーツ、トイレ砂、新聞紙などを使うことができます。
 それぞれにメリット・デメリットがあるので、飼い方のスタイルに合ったものを選びましょう。
・巣箱
 ハリネズミはとても臆病で、明るい場所を嫌います。
 安心して眠れるように、身を隠せる巣箱を用意してあげましょう。
・回し車
 ケージの中で生活させるのなら、運動をさせてあげてください。
 成長を考えると回し車は直径30cm以上の大きいサイズが理想的です。
・冷暖房
 ハリネズミは、寒暖の変化にとても弱い動物。
 そのため、常に快適な温度を保ってあげるようにしましょう。

チクチクとしてかわいらしいフォルムのハリネズミ。
「一人暮らしだけどペットを飼いたい」と思っている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?



生活の知恵より
ハリネズミってどんな動物?種類は?寿命ってどれくらい?

ハリネズミはこんな動物
ハリネズミは名前に「ネズミ」とついていますがネズミではなくモグラの仲間。
サバンナ地帯に生息し、地面に穴を掘った巣で暮らしています。
夜行性で、薄暗いところが大好き。
肉食で、野生では昆虫や小動物を捕まえて食べます。
大人しく、臆病な生き物です。







 

種類
・ヨツユビハリネズミ
 最もスタンダードなハリネズミ。ペットショップにいるのもこれです。指が4本。英語ではピグミーヘッジホッグ。
・ヨーロッパハリネズミ
 ヨーロッパ原産のハリネズミ。ペットとしても飼えますが近年、日本で野性化して問題になっています。
・アムールハリネズミ
 アジア原産のハリネズミ。特定外来生物として指定されており、輸入や飼育は禁止されています。
・オオミミハリネズミ
 中国やアフガニスタンにいるハリネズミ。飼育はできませんが、動物園で見ることができます。

寿命
ハリネズミの寿命は5年~10年と言われていますが、飼い方が悪く病気などになってしまった場合は3年未満で死んでしまうことが多いようです。
病気をせず上手に飼育できている場合は、5年以上生きます。

ハリネズミの針って痛くないの?抱っこできる?
ハリネズミの針は6000本~7000本あります。
外敵から身を守るためのものなので、この針は普通に刺さるし痛いです。
ハリネズミは怒ると針を立てますが、慣れてくると針を寝かせたままになります。
そうすると抱っこできるようになります。
抱っこしている時に何かに驚いて突然針を立てることもあります。
チクチクが怖いなら、皮の手袋をすると安全です。

最後に
子供の頃、動物番組を見ていたらハリネズミが出てきて、一緒に見ていた祖父が「中国で見たことがある」と言っていたのを思い出しました。
50年以上前、青島で見たというハリネズミは、もしかしたら日本では動物園でしか見ることができないオオミミハリネズミだったのかもしれません。
ハリネズミは臆病でストレスに弱い生き物です。
正しく飼わないと病気になってしまう可能性が高いので、飼う前に飼い方をよく調べておきましょう。
ハリネズミを飼いたいと思っている方の参考になれば幸いです。
by 武藤はづき


「殺処分ゼロ」へ道模索(山形)

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「殺処分ゼロ」へ道模索 民間団体の協力がカギ(山形)

2016年1月26日 朝日新聞

県内で犬や猫の殺処分を減らそうと、行政や民間団体が取り組んでいる。
2014年度の殺処分数は、13年度と比べて707匹減り、1661匹に。
法律の改正が後押ししたが、それでも千匹以上の命を奪わざるを得ない状況が続いている。
「殺処分ゼロ」に向けた課題を探った。


置賜保健所から譲渡された、後ろ脚が不自由な猫ミーコ。飼い主に脚をマッサージしてもらっている=寒河江市

「中にはリピーターのように毎年保健所に子猫を持ち込む人も多いんです」。
村山、最上、置賜、庄内の4カ所の保健所を統括する県食品安全衛生課の斎藤立(たつ)さん(52)はそう話す。
県内の犬や猫の収容数、殺処分数は共に減少傾向が続き、殺処分数は6年前と比べて犬で2割、猫で6割にまで減った。
だが、それでも14年度は、犬286匹、猫1712匹が収容され、このうち犬47匹、猫1614匹が天童市の動物指導センターで二酸化炭素により殺処分された。
殺処分数が大きく減ったのは、改正動物愛護管理法が13年に施行され、保健所が犬や猫の引き取りを拒否できるようになったからだ。
斎藤さんは「『本当に飼えないんですか、飼ってくれる人はいないんですか』と問い続けたことで持ち込みが減り、殺処分減にもつながったのでは」。
それでも「引っ越し先で飼えない」「飼えないけど生まれてしまった」などの理由で持ち込まれる犬や猫は後を絶たない。
特に猫は、避妊・去勢手術をしていなければ外で繁殖する可能性が高く、引き取り数も減りづらいのが現状だ。
県は譲渡事業に力を入れる。
離乳が済み、人に慣れている犬や猫の情報を各保健所のホームページに掲載。
14年度は犬92匹、猫93匹が希望者に譲渡された。
だが、人をかむなど凶暴だったり病気を持っていたりする場合は殺処分の対象となる。
また、生まれて間もない子猫の場合も、世話をして育てるには手間がかかるため、ほとんどが殺処分されている。
斎藤さんは「今はまず、『犬や猫を捨てないで』と呼びかける入り口部分の対策から始めている段階」という。

■凶暴・病気の犬 引き取りも
一方、県外では犬について殺処分ゼロを達成した自治体もある。
ポイントは民間団体の協力だ。
札幌市では14年度、山形県より多い301匹の犬を収容したが殺処分はゼロだった。
同市動物管理センターの高田泰幸指導係長によると、同市は凶暴だったり病気だったりする犬の情報もホームページに掲載。
すると近年「トレーニングしてあげる」「寿命までみとりたい」との申し出が多くなり、全ての犬が引き取られた。高田さんは「ボランティアの協力があってこそ達成できた」と振り返る。
子猫に関しては、譲渡できる大きさまでボランティアが育てる取り組みもある。
盛岡市では所有者のいない猫を地域のルールで管理する「地域ねこ事業」を6年前から展開。
メス猫の避妊手術を1匹1万円まで助成している。
5年間で134匹の手術が実施され、猫の引き取り数も減少しているという。
県内でも同様の動きはある。
県獣医師会は14年度、猫40匹の避妊・去勢手術費を補助。
市民団体も犬や猫を保護したり里親を探したりしており、置賜保健所管内では病気の犬などの一部を保護している。
だが、受け皿の規模はまだまだ小さい。
昨年、殺処分ゼロを求める署名を5万人分集めた「やまがた小さな命を守る会」の佐藤ひろ美さんも「個人の活動では限界がある」と話す。
「まずは飼い主の責任が大切。息を引き取るまで飼ってほしい。その上で行政には、殺処分を減らすために避妊・去勢手術費の補助などで協力してほしい」と訴える。
県は14年3月に「県動物愛護管理推進計画」を10カ年計画で改定。
殺処分数を12年度の半数以下に減らすことや、保護された犬や猫を見られるよう開放されたセンターの整備などを目指すとしている。
だが、避妊・去勢手術は「飼い主の責任」として、補助は考えていないという。
(多鹿ちなみ)

生後8週まで犬猫は親元に(札幌市)

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生後8週まで犬猫は親元に 札幌市「飼い主の努力義務」全国初の条例化へ

2016年2月2日 sippo(朝日新聞)

日本の法律では現在、生後45日をすぎた子犬や子猫なら販売できる。
一方、欧米先進国の多くで「8週齢規制」が常識だ(本文と写真は関係ありません)

幼い子犬や子猫の適切な社会化を促すため、札幌市は、生後8週間までは親と子を一緒に飼育することを飼い主の努力義務と定める方針を固めた。
条文を盛り込んだ市動物愛護管理条例案を2月17日に始まる市議会に提案し、10月からの施行を目指す。
「8週間」と明記して規定する、いわゆる「8週齢規制」の条例化は全国初とみられる。
幼すぎる子犬、子猫を産まれた環境から引き離すと適切な社会化がなされず、問題行動を起こしやすくなる。
また生後40日過ぎくらいから母親からの移行抗体が減り始め、免疫力が低下するとされる。
このため米、英、フランス、ドイツなど欧米先進国の多くでは、8週齢(生後56~62日)まで、子犬や子猫(国によっては子犬のみ)を生まれた環境から引き離すことなどを禁じる「8週齢規制」を法令で定めている。

札幌市の条例案は「動物の福祉の向上」を目的に掲げ、犬と猫の飼い主に対して「生後8週間は、親子を共に飼養するよう努めること」を義務付ける。
すべての犬猫の飼い主に適用され、繁殖業者やペットショップも例外ではない。
「動物が動物らしく暮らせ、飼養されるような条例案にしたいと考えた。施行後は、8週齢規制の努力義務化について、犬猫等販売業者に通知、指導していく」(向井猛・市動物管理センター所長)
札幌市では現在、犬猫等の販売業者に対して動物愛護法で提出と順守が義務付けられている「犬猫等健康安全計画」に、生後何日まで自分のところで育てているのか、具体的に記入するよう指導している。
条例施行後は、その日数を「8週間以上」に書き直すよう、指導する予定だという。
札幌市議会では、主要会派の自民党が「動物たちの福祉を向上させることが大切。地域のためになる条例案でもある」などとし、民主党・市民連合、公明党も賛成の意向だ。

大屋雄裕・慶応義塾大教授(法哲学)はこう話す。
「動愛法の規定の仕方から、生後56日以下の犬猫を販売する自由を積極的に保障しているとは判断できない。札幌市の条例案は、法律の目的を率先して実現しようとするものであり、地方自治体の工夫ある取り組みとして、評価できる。今後は、こうした動きが他の自治体に広がっていくかどうかがポイントになる」

2013年9月に施行された改正動物愛護法には、「出生後56日を経過しないものについて、販売のため又(また)は販売の用に供するために引渡し又は展示をしてはならない」という条項が新設された。
だが、これに動物取扱業者らが作る業界団体や一部国会議員が強く反対した結果、付則がつけられた。
付則によって、本則にある「56日」が16年8月までは「45日」、それ以降は「別に法律に定める日」まで「49日」と読み替えられてしまった。
付則は自治体の取り組みの足かせにもなっている。
東京都の動物愛護管理審議会では、一部都議や動物愛護団体が13年から14年にかけて、国に先んじて都条例による「56日(8週)齢規制」を実現する提案をした。
だが、都は「地方自治体は法律を上回る条例は作れない。規制を条例に盛り込むことは検討しない」という姿勢だ。
大阪府では15年から条例化を模索しているが、「府として8週齢規制を早期に実現したいと考えているのに、法律の付則にいつ実現するかわからない『経過措置』が書かれていることが、大きな壁になっている」(大阪維新の会の中野稔子府議)としている。

「8週齢規制」の主な導入例
【日本】
<動物愛護法> 出生後45日(※)を経過しない犬猫は、販売のため又は販売の用に供するために引き渡し又は展示をしてはならない
(※2016年9月から「別に法律に定める日」までは出生後49日)
【札幌市】
<市動物愛護管理条例案> 犬及び猫については生後8週間は、親子を共に飼養するよう努めること
【アメリカ】
<連邦動物福祉法> 最低8週齢以上および離乳済みの犬猫でない限り商業目的のために輸送または仲介業者に渡されてはならない
【イギリス】
<犬の飼養及び販売に関する1999年法> 生後8週間に達していない犬を販売してはならない
【ドイツ】
<動物保護法 犬に関する政令> 8週齢未満の子犬は、母犬から引き離してはならない
【フランス】
<農事法典> 犬猫については8週齢を超えた動物のみが有償譲渡できる
(諸外国の事例は環境省調べ)

(太田匡彦)


2016年1月31日 札幌新聞

(クリックで拡大できます)

札幌の動物愛護 視察と要望に伺いました

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塩村あやか都議のブログより

札幌の動物愛護 視察と要望に伺いました(1)

2016年2月1日

札幌市が「本気の殺処分0」を目指していると聞き、視察に伺いました。
◆議会と職員が本気(日本初の新条例制定間近)
◆主力の動物愛護団体が本質を理解している


昨年度は殺処分0を達成していますが、行政として大きく喧伝することはないそうです。
なぜなら、「負傷動物など手の尽くしようがなく、どうしても安楽死をさせたほうがいい場合もあるため」とのこと。
いまは年に3頭程度のため、負傷動物でも責任ある団体が引き出して治療や看取りなどをしていると言います。
また、無理な譲渡をして行政発表の殺処分が0になっても、団体で長く抱えんこでもよくありません。
猫も本年度は48頭(病的子猫45)に留まっています。
元々北海道という越冬が難しい土地柄はありますが、
◆離乳前のボラ譲渡 ◆土曜を開所して成猫の譲渡が進んだ ことが大きな理由です。
【条例が上程されます】

◆8週齢規制の努力義務が盛り込まれている
◆特定犬の飼い主の順守義務と規制強化
◆多頭飼育の届け出義務(10頭)
が、含まれており、全国でも1・2を争う画期的な「動物福祉先進条例」になります。本当に素晴らしいと感じました。
視察後の本日の新聞に書いてあるとおり、議会の方によると、全ての会派が賛成に意向だとのことです。
丁寧な調整をかけている様子もうかがえます。
上記のうち2つ「8週齢規制」「多頭飼育の届け出」は、昨年の東京都動物愛護管理審議会で私も取り入れるべきだとして、発言をしたものです。しかし、両方とも蹴られてしまいました。
意識の高さでいえば、もう札幌のほうが東京の数倍上だということになります。

【意見交換会&勉強会】
北海道獣医師会会長、札幌市小動獣医師会長、同左常務の方を含めて、しっぽの会主催で勉強会を開催しました。


私の主張である「ベース2規制」を早く取り入れなくては、「行政が喧伝している殺処分0」は「闇に流れてしまっている命を無視した殺処分0である」という話をしました。
獣医師会としては前向きではない印象を受けました(意見の食い違いはありますが、とても紳士で建設的な話ができました)。
問題は飼い主が捨てるから、殺処分が減らないという意見ですが、私の主張は表の数ではなく裏の数だということを再度説明をしました。


様々な意見が飛びましたが、私は週齢規制に100%の納得が得られなくても、実際に機能している国があるのだから実行するのがいいと思います。
参加してくださった弁護士の方は「何か数値基準がないと、法律でも正直何もできないのと同じ。
だから、ある程度コンセンサスが取れているものでスタートしてほしい」との意見で落とし所が見つかった感じです。
勉強会の後の懇親会でも、小動物獣医師会の方と激論をしました。
そして、2時間では話足らず、雪が舞い散る中を歩きマクドナルドで11時近くまでコーヒーを飲みながら動物愛護法の改正の焦点や、札幌の現状や東京の現状などを話し、意見交換を熱く行いました。
とても有意義な日でした。
みなさん、お疲れ様でした。


塩村あやか都議のブログより

皆んなで守れ【札幌市の新動物愛護条例】大拡散

2016年2月2日 火曜日

これぞまさに地方自治。
地方から日本を牽引してゆく。
東京もかつて、石原慎太郎知事時代に、国を上回る基準の排ガス規制を行い、国を動かした事がある。
よく8週齢規制の反対派(ペットで儲かる団体)からは、「科学的根拠」と言われるが、ペンシルバニア大学のJサーペル教授がシーバークという膨大な研究から「7-9週齢で親元から離すのがよく、8週がいちばん適している」と、有効であると結論を出している。
私も講演で本人の口から聞きましたよ!
「最適なタイミングは、7週齢から9週齢のちょうど真ん中である8週齢だと申し上げています。新しい飼い主のもとに行くのは、推奨としては8週齢です」
ジェームス サーペル ペンシルバニア大学教授 日本での講演にて
「ジェームス・サーペル教授 公開セミナー」を開催! 子犬を引き離す最適なタイミングとは
(日本の環境省もこのシステムで研究している最中。前向きな結果だと毎日新聞が報じてましたよね)

つまり、やらないよりは、絶対に8週齢規制をやることで「蛇口を閉める基礎ができるので、殺処分は減る」のです。
ならば、やらない手はない。
だって、代替案がないのですから。ベストに近いベターをやるのは命を無駄にしない為です。
私も札幌市に先週に行った時、会派共に賛成ということを確認してきました。
もしも、今回反対が突然出る事になればおかしな話です。
反対した議員や会派は、日本の動物殺処分を無くし、「動物福祉先進国」の仲間入りを札幌から果たすチャンスを潰すことになります。
だって、義務じゃなく「努力義務」なんですから。
これに科学的根拠がないとか言い出して反対するのは「動物の敵!」です。
国は法で縛ろうとした。だから、科学的根拠がないとか言われて反対ができた。
しかし、札幌市の新条例案は「努力義務」というものです。
もしも、そんな会派や議員がいたら皆さんで覚えておかないといけませんね。
日本中の動物愛護家のみなさん、今回の札幌の議会に注目です。
本日が委員会と聞いています。
国の二の舞にならぬよう、しっかりと皆んなで拡散をして応援しましょう!

APF通信社代表・山路徹さん トラ 福島での出会い

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APF通信社代表・山路徹さん トラ 福島での出会い、「命」感じる
(かぞくの肖像)

2016年1月28日 朝日新聞


山路徹さんとトラ

初めて飼ったペットで、東日本大震災の被災猫です。
僕は2011年3月11日の震災直後から福島県に入り、福島第一原発の事故を取材しながら、取り残されたペットを救う活動もしていました。
トラとは4月の初め、南相馬市で出会いました。
自宅に置いてきた愛犬を助けてほしいと避難した飼い主から頼まれて、その家に行って犬にエサをやっていると、後ろからニャー、ニャーと鳴き声がする。
振り返ると猫が1匹いました。
トラです。
夕闇で、あたりはシーンとしている。
住民は避難していて誰もいない。
風で葉っぱがこすれる音が聞こえるだけで、この世と思えないほど静か。
そんな中、か細い鳴き声が「助けて」と叫んでいるようだった。
ほうっておけず、東京に連れて帰りました。
獣医師に見せると、前の年の暮れに生まれたばかりの子猫らしいとわかったのですが、衰弱しきっていて「長くもたない」と告げられた。
でも、せっかく東京まで連れてきたんだし、生きてほしい。
付きっきりで看病するうち、体は回復していきました。
それから5年近くが経ち、いまも元気で過ごしています。
僕が帰宅すると玄関で出迎えて、リビングまで先導してくれます。
ピアノを弾いていると、スピーカーの上でじっとしています。
演奏をちゃんと聴いているのかな。
通信社で戦場取材に取り組み、「命」というものを強く感じてきました。
日本の暮らしでは切実に考える機会は少ないけれど、震災や原発事故を生き抜いたトラを見ていると、「命」を感じることができるんです。
(文・足立耕作 写真・早坂元興)

やまじ・とおる
1961年生まれ。92年にAPF通信社を設立。ペットの救出活動は「福島第一原発周辺に取り残された犬猫たち」と題し、ユーチューブに記録動画を投稿している。
トラはオス。内弁慶で甘えん坊。自分勝手な様子は見せず、山路さんいわく「犬みたい」。(推定5歳)

猫にトラバサミ、保護 故意か都筑署が捜査(神奈川)

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猫にトラバサミ、保護 故意か都筑署が捜査(神奈川)

2016年2月4日 毎日新聞 地方版

横浜市都筑区で狩猟用わなのトラバサミに脚を挟まれた猫が見つかっていることが、関係者への取材で分かった。
1匹は保護されたが、別の猫とみられる目撃情報もあり、都筑署はトラバサミが故意に仕掛けられた可能性もあるとして動物愛護法違反容疑で捜査している。

同署などによると、1月22日に都筑区南山田町の夫妻が「脚が何かに挟まれている猫がいる」と区役所に通報。
連絡を受けた同市のボランティア団体「ニュータウン動物愛護会」のメンバーが同30日、同町の住宅街の路地で右前脚を鉄製のトラバサミに挟まれた白と黒の雄猫を見つけて保護した。
だが、夫妻らが目撃したのは後ろ脚が挟まれた白と茶色の猫で、別の猫の可能性があるという。
トラバサミは2007年の狩猟法改正で使用には都道府県や市町村の許可が必要となり、目的は有害動物駆除などに限られる。
都筑区には農家が少なくないことから、同署は「畑を荒らす動物を捕獲する目的で使われ、その後放置された物の可能性もある」としている。
猫の発見場所の近くには保育園や小学校があり、近所の女性(63)は「子供が誤ってトラバサミを踏んだら大けがをしてしまう」と心配そうに話した。
【国本愛】

【トラバサミ】
トラバサミとは、狩猟に使うわなの一つである。
日本国外では、ベアートラップやレッグホールドトラップと呼ばれる事もある。
日本では漢字で虎挟みと記される事もある。
わなの中央の板に獲物の足が乗ると、ばね仕掛けによりその上で2つの半円ないし門型の金属板が合わさり、脚を強く挟み込む。
わなに掛かった動物に長時間にわたる苦痛を与えること、密猟者が仕掛けたわなに鳥や人間がかかる事故が発生することなどから、使用に対する批判がある。
かつては、より強く脚に食い込み脱出を困難にするため、脚を挟む板に鋸歯状の歯が付いているものや、中-大型獣用のトラバサミでは、人間が誤って踏むと脚の骨を粉砕するほどの威力を持つ物もあった。
日本では2007年の法律改正により、狩猟におけるとらばさみの使用は全面禁止された。
ホームセンターなどでの販売も規制され、有害捕獲の場合に限り、行政の許可を得た上で罠に標識を付けたもののみ許可されている。また、購入や使用に際し、捕獲許可証もしくは狩猟者登録証の取得と提示が必須となった。


中型のトラバサミ(閉じた状態)


トラバサミにかかった狐

★参考記事
動物を無差別殺傷する危険な罠 トラバサミを見つけたら!すぐにできること

ドキュメンタリー映画「ある精肉店のはなし」

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「ある精肉店のはなし」上映会案内

映画「ある精肉店のはなし」は、「いのちを食べて いのちは生きる」を副題とし、屠畜や被差別部落などの難しいテーマに触れつつ、「いのち」に温かく寄り添う家族の様子を丹念に描いています。
牛の肥育、屠畜、精肉販売という一連の仕事の内容や、歴史ゆえの差別、その中でも育まれ続けた優しさ、強さ、文化。
それらが、何か強いことを主張することなく、穏やかな日常の生活の中にうつされています。
この映画を通じて「命」や「食」などについて何か感じていただけたらと思い、この上映会を開催します。
「ある精肉店のはなし」公式サイト http://www.seinikuten-eiga.com/



大阪貝塚市での屠畜見学会。
牛のいのちと全身全霊で向き合うある精肉店との出会いから、この映画は始まった。
家族4人の息の合った手わざで牛が捌かれていく。
牛と人の体温が混ざり合う屠場は、熱気に満ちていた。
店に持ち帰られた枝肉は、丁寧に切り分けられ、店頭に並ぶ。
皮は丹念になめされ、立派なだんじり太鼓へと姿を変えていく。
家では、家族4世代が食卓に集い、いつもにぎやかだ。
家業を継ぎ7代目となる兄弟の心にあるのは、被差別部落ゆえのいわれなき差別を受けてきた父の姿。
差別のない社会にしたいと、地域の仲間とともに部落解放運動に参加するなかで、いつしか自分たちの意識も変化し、地域や家族も変わっていった。 

上映日

2016年2月14日(日)*開場は上映の20分前です。
 ①10:00~12:00 ②13:00~15:00 ③16:00~18:00 ④19:00~21:00

会 場

越前市文化センター 小ホール (越前市高瀬3丁目2-2)

チケット

おとな(16歳以上)
  前売り 1500円 当日 1600円
     ※小学生未満幼児 1名同伴可
こども(15歳以下小学生以上もしくは、小学生未満幼児2名)
  前売り 1000円 当日 1100円

*チラシをご覧ください・・・[上映会チラシ (表) ]・[上映会チラシ (裏)]


<お問合せ・チケット販売>

主  催

SOKOSYOKUプロジェクト 代表:松永民恵  事務局:岩本恵美

T E L

050-6867-2398

E-mail

sokosyoku-815pj@excite.co.jp

H  P

http://seiniku-sokosyokupj.jimdo.com/

 

映画「ある精肉店のはなし」の監督、纐纈あやさんに聞く屠場
「いのちを食べて人は生きる」【Woman's Story】

The Huffington Post
投稿日: 2013年12月05日 更新: 2014年07月16日

「いい肉の日」といわれる11月29日、あるドキュメンタリー映画が公開になった。
纐纈(はなぶさ)あやさん(写真)の監督作品『ある精肉店のはなし』。

大阪府で精肉店を営んでいる一家が、牛を飼育して、屠畜場で手作業で解体し、販売する姿を映し出した作品だ。
牛のいのちと全身全霊で向き合う一家のこの記録は、これまで取り上げられることの少なかった世界だけに、一般市民はもちろん、食肉業界の関係者からも注目を浴びている。
初監督作として原発問題を描いた『祝(ほうり)の島』がシチリア環境映画映画祭のドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞するなど、多くの人の反響を呼んだ纐纈さん。
今回は、映画監督になったきっかけや、次の作品に「屠場」を選んだ理由を聞いた。

■まさか、私が映画監督に!?
「実は、自分が映画監督になるなんて、夢にも考えていなかったんですよ」
纐纈さんは笑顔でそう語った。
2001年、写真家・映画監督の本橋成一さんの事務所であるポレポレタイムス社に「事務方として」入社。
はじめは事務だけのつもりだったが、そのうち本橋さんの作品づくりを手伝うようになったという。
「お手伝いをしながらも、“映画や写真は、特別な才能がある人や専門的な勉強を積んだ人がやるもの”と思っていたので、自分はあくまでサポート側だという気持ちで、映画監督になるなんて一切考えたことがありませんでした」
「でもある時、本橋さんから『技術は、学べば誰でも身につけることができる。ドキュメンタリー作品を作るには“人とどう関わるか”がもっとも重要。あなたが人と関わる様子を見ていて、映画監督にむいていると思った』と言っていただいたことがありました。それでも私は『何言ってるんですか』という感じだったんです(笑)」

■被写体と撮り手の関係性に魅せられる
転機は、2008年。
ドキュメンタリー作品で知られる小川紳介監督の『満山紅柿〜上山 柿と人とのゆきかい〜』を観たことだった。
「淡々とした映像のなかに、紅柿の美しさと、山形の人々の生き生きとした様子が描かれていたんです。それが本当に美しかった。魅了されるうちに、観ていて大きな気づきがありました。監督やスタッフがカメラの前の人々との関係性をしっかり作っているからこそ、自然体でありながら、カメラをまわすと何かが引き寄せられるように物語が始まるんだ! と。雷に打たれるような思いがしました」
「ドキュメンタリーは、被写体と撮り手の関係性のうえに成り立つ表現行為。自分らしく被写体に誠実に向き合い、その人との関係性を大切にすれば、私の視点の映像ができるのではないか。エンドロールが流れた時には、もう『私も映画を作りたい!』と強く思っていました」
すぐに纐纈さんが思いついたのは、2003年に訪れたことがあった、山口県・祝島に住む人々。
彼らと関係性を結びたい。
そう直感が働いたという。
そうして出来上がった初監督作品が、祝島の人々の暮らしや彼らの原発反対運動、ふるさとを愛する思いなどを描いた『祝の島』。
2010年のことだった。

■初監督作品『祝の島』と3.11後の世間
しかし当初、作品がマスコミに取り上げられることは少なかったという。
「小さな映画ではありましたが、それでも完成するまでにはおそらく1,000人を超える方々にお世話になり、やっと完成した作品でした。でも、2010年の日本には『どうして今原発問題なの? 祝島の人々が原発反対活動を続けてきたことはわかるけど、それでも原発はなくてはならないものでしょう?』という風潮がありましたね」
その翌年に起きたのが、東日本大震災。
そして福島第一原子力発電所事故だった。
世間の関心は、事故そのものだけでなく原発の存在意義にも注がれるようになり、纐纈さんや『祝の島』も各所から引っ張りだこに。
3.11以降の一年間ほどは上映会で全国をまわる日々が続いたという。
「震災後、作品に対する人々の反応がまったく変わったんです。祝島の方たちと同じように、福島にも自分たちのふるさとを愛している方々がいた。そして、その故郷が奪われてしまった・・・。非情に複雑な心境でした」
そんな纐纈さんが友人の紹介で2011年に出会ったのが、今回の『ある精肉店のはなし』に登場する精肉店、北出さん一家だった。


精肉店を営む北出さん一家

■枝肉に漂う“気配”がとにかく美しかった
「震災の数年前に、本橋さんが撮影した枝肉(内臓を取り除いて背骨から左右ふたつに切断した肉)の写真を見たことがあったんです。その時、あまりの美しさにその場を動けなくなってしまって、ずっと見入ってしまいました。そして、枝肉や屠場で働く人々の写真を美しいと思っている自分にも驚きましたね」
肉の造形美などではなく「そこに漂う“気配”がすごかった」のだという。
頭で想定している美とはまったく異なる美しさ。
「屠場には静謐な何かがあり、そこでとても大切なことが行われているのでは・・・と感じました」。
纐纈さんはその後、とある中規模の屠場を見学に行き、大きな衝撃を受けたという。
「そこにはいのちといのちが向き合う真剣勝負がありました。これがあってはじめて、私の“食べる”があったんだと。それまで生きてきたなかで最大の衝撃で、揺さぶられました」と、まったく違う世界を知った瞬間を振り返る。
北出さんを紹介されたとき、北出さんたちが利用している屠場の閉鎖がすでに決定していたため、纐纈さんは「残念だけれど、作品にするには間に合わなかったな・・・」と考えていたそうだ。
しかし、小さな奇跡が起きる。
行政の手続きの都合で閉鎖が一年延期になったのだ。
一般的に、屠場にたずさわる人々が取材を安易に引き受けることはあまりない。
生死を扱う現場であることや、一部ではその裏に被差別部落の問題などがあるからだ。
さまざまな要因が複雑にからまって、これまで屠場の内部が公になることは少なかった。
そこには、日本人の「死」に対する独特の“ケガレ観”のようなものも、大きな影響を与えていただろう。
しかし、屠場の閉鎖が決まったことで、北出さんたち自身に「自分たちが行ってきたことを記録に残したい」という思いが生まれる。
そこから先は、ていねいに被写体と向き合うことを心がけてきた纐纈さんの本領が発揮された。
取材依頼は、承諾される。

■生身の人間が生きものと有機的につながっている
「屠場で生き生きと働いている人たちの姿は、とても素敵だと思いました。悲壮感や暗さはまったくないです。食べるために生きものを絞めることを残酷だと思う人がいるとすれば、それは生きもののいのちが、自分自身の食べるという行為とつながっている実感がないからではないでしょうか。仮に残酷というならば、それは自分自身に返ってくることであると私たちは自覚しなければいけないと思います」
「私の場合は、大きな牛を相手に命がけで働く彼らを目の前にした時、素直に『ありがとうございます!』という思いがこみ上げました。だって、私たちが食べるお肉です。本来ならば自分ですべきことを、ずっとやって下さっていた方たちがいたんだ・・・と感じたんです」


牛を飼育している牛舎から屠場に連れていく北出さん

一方で、纐纈さんは屠場の仕事を映像化することの責任の重さをも感じたという。
家業の屠畜の仕事を継ぎ、7代目となる北出さんたち。
仕事について周囲の適切な理解を得られず、「残酷な仕事」という言葉に傷ついてきた過去を持つ。
屠畜に従事する人の多くが、少なからず差別的な言葉を浴びせられたことがあり、自分の仕事とは何なのかを日々問い続けている。
自分の作品を機に、それを助長するようなことがあってはならない―—。
纐纈さんは悩んだ。
解決のヒントになったのは、ほかでもない北出さんたちの「暮らし」に触れたことだった。
「屠場を特別な場所として扱うのでなく、北出さんたちにとっての普通の暮らし、日常の仕事として撮ることで、作品にできるのではないかと、ある時気づいたんです。北出さんの生きものや食べものを扱う手つきはていねいで、その“手の雰囲気”がとってもやさしいんですよ。決して雑なモノ扱いをしていない。生身の人間が、いのちあるもの、あったものに対して有機的に反応している。それを伝えようと思いました」
その“手の雰囲気”は、祝島で出会った海を愛する漁師たちと共通したものだったという。
「生きものと日々接し、つながりを持つ人々特有の懐の深さというのでしょうか。他のいのちがあって自分たちが存在していることの実感が彼らにはしみついている。まさに命の本質につながって生きているのだと思います。食べものを生み出すことを生業にしている方たちを心から尊敬しています」
纐纈さんのそうした思いは、見事に一本のフィルムとなった。
ルポライターの鎌田慧氏は、「いのちが輝いている、前代未聞の優しいドキュメンタリー」と作品を絶賛。
東京・ポレポレ東中野を皮切りに、大阪・第七藝術劇場などの全国の劇場で順次公開予定となっている。
「被写体が大切にしてきたもの、大切にしたいものを撮りたい、という思いがあります。それこそが私にとって、伝えたいもの。ぜひ感じ取っていただけたらうれしいです」



この絵本は、映画「ある精肉店のはなし」と相通じる内容です。
昨年当会は、敦賀市内の児童クラブを訪問し、学童たちにこの絵本をもとに「命の大切さ」を話してきました。
「命の大切さ」という心を持つ人々が増えれば増えるほど、不幸な動物たちは限りなくゼロに近づきます。
特に、子供の頃にこの心を持ってもらうことはとても重要なことだと思っています。
皆さまにもぜひ映画も観ていただき、またこの絵本を子供たちに読み聞かせていただきたいと切に願っています。
(Fujita)

「一歩出たらネコの森」 西表島の交通事故対策がすごい

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「一歩出たらネコの森」 西表島の交通事故対策がすごい

2016年1月11日(月) sippo(朝日新聞)


イリオモテヤマネコ=環境省

島内に約100匹生息
さて年末年始、どのように過ごしましたか?
私は冬休みを利用して年末に石垣島を中心に沖縄の離島を旅行しました。
今回は滞在中に訪れた西表島のお話をしたいと思います。
滞在中に聞いた話、西表野生生物保護センターのウェブサイトを参考にしています。
西表島は沖縄県では沖縄本島、石垣島に次いで3番目に大きな島で、そのほとんどが熱帯雨林に覆われています。
バスのドライバーさんによると、車が3台走っていれば渋滞といわれるほど交通量が少なく、信号が必要ない島だそうです。
そんな島には信号が二つあるのですが、これは「子どもが信号というものを覚えるため」だとか。

大自然に恵まれた西表島は、その名前の通り、イリオモテヤマネコが生息する島です。
イリオモテヤマネコに会えるかな・・・と期待していったのですが、残念ながら見ることができませんでした。
それもそのはず、夜行性の上、14年間観光バスのドライバーをやっている方でさえ、観光バスの運転中にイリオモテヤマネコを見たのはたったの4回。
島民は1年に1回くらい見ることができるそうです。
現在、島には約100頭のイリオモテヤマネコが生息していると言われています。
西表島の中では生態ピラミッドの頂点に立つイリオモテヤマネコには天敵はいないのですが、交通事故による死亡が深刻な問題になっています。
最近では、2015年12月14日に死亡事故が発生しました。
2015年では3件目の交通事故です。
このような事故を防ぎ、イリオモテヤマネコを守るためさまざまな工夫がされています。
例えば、西表野生生物保護センターのウェブサイトにはこんなことが書いてあります。


注意を呼びかける道路脇の看板

――集落を一歩出たら、そこはもうヤマネコの森です。どうか、生きものたちの「おうち」の中を横切っているのだ、と感じてあげて下さい。そして、生きものたちが飛び出してきても止まれるスピードで走ってあげて下さい――

タイヤ音で警告
西表島では幹線道路の制限速度は40キロです。
また、特にスピードが出そうな直線道路などには「ゼブラゾーン」と呼ばれるでこぼこが施された道路があります。
私たちが通常見かけるゼブラゾーンは「スピードの出しすぎに注意!」や「居眠り注意!」の意味で使われますが、西表島では違います。
このでこぼこの道路を車が走ると、「ドドドドド」と音がするのです。
遠くにいるイリオモテヤマネコがその音に気付き、道路から離れ、事故を予防しているそうです。
注意を喚起するものも多く見かけました。
2種類あり、一つは固定式の「飛び出し注意の道路標識」、もう一つは移動式の看板です。
目撃情報をもとに、「○月○日に目撃されました」と書かれた看板を置くことで交通事故が起きないように注意喚起しています。
目撃者の協力が必要で、みんなで守ろうという意識が伝わってきます。
また、道路を渡っているときに車にひかれないようにするため、イリオモテヤマネコが道路を通らなくてもいいように、アンダーパスという動物専用の道路が作られています。
実際に使っているのかアンダーパス内にカメラを置いたところ、イリオモテヤマネコが歩いている様子が映し出されたそうです。
しっかり通っているのですね。
その他、西表島の道路の側溝は浅いV字形になっていたり、片勾配になっていたりします。
小さな動物が落ちてもはいあがれるように、ひっくり返った動物が起き上がれるように、そして、小さな動物が道路に出ないように・・・。
動物のことを考えて作られた優しさを見ることができました。
アンダーパスの設置費用といった問題もありますが、生き物が主役で、それを支える思いやりの気持ちを感じる島でした。
(横浜商科大准教授・岩倉由貴)


みんないなくなった・・・!

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みんないなくなった・・・!保護センターにいた30匹の犬と猫 その行方は・・・ 

Grape

インディアナ州にある動物保護センター、『Fort Wayne Animal Care & Control』。
2015年11月の末、保護していた全ての犬と猫がいなくなりました!
センターに勤めて8年目のスタッフにとっても、こんなことが起きたのは初めてだそうです。

保護センターにいた犬と猫の数は、30匹。いったいどこへ・・・?

実は動物たちは、逃げ出したのでも、盗まれたのでもありません。
この日、30匹全てが、新しい家族を迎えたのです。
そのため、保護センターは空っぽに!





アメリカでは毎年、11月の最後の週の金曜日から始まる、年中最大のセール期間。
その行事を『ブラックフライデー』と言います。
この日に向けて、動物センターでも思いっ切り値下げしたものがあります。
それは、保護犬と猫を引き取る際に発生する手数料の値段。


元々100ドルだった手数料が、なんとたったの10ドルに!
その情報に、たくさんの人が動物センターを訪ねてきたそうです。
そして、慎重に行われた審査を通って、30匹の家族が決まりました。





とても静かになった、動物センター。
この嬉しい出来事に、スタッフはこう話します。
空っぽになった空間を見て思いました。
「私たちは、このためにいるんだ」と。
しかし、新しい家族を必要とする動物たちが、いきなりいなくなることはありません。
今日は空になったこの空間を祝福しますが、明日からは再び保護された動物が入り、私たちはまた飼い主を探し始めるでしょう。
私たちがこの知らせを知った今でも、飼い主に手放されたペットたちは増えていくばかり。
でも、空になった動物センターの画像を見て、いつか保護しなければならない動物がいなくなる未来がやってくるのではないか。
そう、想像することができます。
引き取られた動物たちが、またここへ戻って来ることはないはずです。
もう二度と悲しい思いをせず、飼い主となった人々とたくさん幸せになってほしいですね。

介助犬育成助けて・・・学生がLINEスタンプで資金集め

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介助犬育成助けて・・・学生がLINEスタンプで資金集め

2016年2月6日 毎日新聞


制作した東北芸術工科大学の本吉裕之准教授(前列右)と学生たち=山形市で



身体に障害がある人の生活を手助けする「介助犬」を多くの人に知ってもらおうと、東北芸術工科大(山形市)の学生たちが無料通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプ「はたらくいぬさん」を考案した。
40種類の犬のスタンプが1月22日に配信され、仕草や表情が可愛いと口コミで広がっている。
収益金は全額、社会福祉法人「日本介助犬協会」(横浜市)を通じて介助犬の育成に充てられる。

同協会によると、国内で約1万5000人が介助犬を必要としている。
これに対し、介助犬は今月1日現在で73頭。
山形県内はゼロだ。
同協会は「介助犬がいれば、家に閉じこもりがちな障害者が外に出るきっかけになる。家族に『落とした物を拾って』と何度も頼みにくいものだが、犬ならば喜んで取ってくれるので気持ちがかなり楽になる」と説明する。
問題は資金面だ。
介助犬を1頭育て上げるのに約240万円かかるが、認知度が低いこともあって資金を集めるのに苦労しているという。
同大企画構想学科の本吉裕之准教授(40)が昨年5月に介助犬を招いて行った講義が、スタンプ発案のきっかけになった。
募金活動への協力を求められた学生たちは「呼び掛けてもなかなかお金を入れてくれないのでは」と、自分たちが日常的に使っているラインに着目した。
イラストをデザインし、企画構想学科の学生約40人に行ったアンケートを参考に「おつかれさま」「OK」などとスタンプに添える言葉を考えた。
3年生の山田もも子さん(21)は「日常生活でも使えるように可愛く、面白いデザインを意識した」という。
本吉准教授は「まず介助犬を知ってもらうことが大切。介助犬と生活している方から『私もスタンプを利用している。とてもうれしい』との声をいただいた。多くの人にぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。
3年生の遠藤ほのかさん(21)は「ラインを通じた日常のコミュニケーションを通して、介助犬を多くの人に知ってもらえれば」と期待している。
スタンプは、120円に相当する50LINEコイン(仮想通貨)で40種類を一括してダウンロードできる。
【藤井達也】


介助犬すごいぞ!! 児童らに実演で紹介(伊賀/三重)

2016年2月4日 毎日新聞


タオルを運ぶ介助犬ヴィオラの実演を興味深く見る児童ら=三重県伊賀市東条の府中小で、竹内之浩撮影

障がい者の日常生活を補助する介助犬への理解を広げる催しが3日、伊賀市の府中小(東条)と、ひかり保育園(小田町)であった。
日本介助犬協会の総合訓練センター(愛知県長久手市)のPR犬「ヴィオラ」(雌2歳)が車椅子利用者の靴下を脱がせたり、落とした携帯電話を拾ったりして、拍手が送られた。
JAいがほくぶが2007年度から毎年、協会と協力して市立小などで開いている。
府中小では、全校児童約200人が参加。
センター職員が、介助犬を必要とする人が全国に1万5000人いるが、介助犬は全国に73頭、県内には1頭しかいない現状などを説明した。
介助動作の実演では、ヴィオラがタンスのタオルや冷蔵庫のペットボトルを取り出して運んだ。
児童3人も床に落とした鍵を「テイク(取って)」「ギブ(渡して)」と指示し、拾ってもらった。
実演を体験した実守香奈さん(6年)は「介助犬といる人を見たら、お手伝いしたい」と話した。
【竹内之浩】


介助犬
手足に障害がある人の生活をサポートするよう訓練された補助犬。
日本には1992年ごろ導入され、現在は愛知県長久手市の介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」など全国24カ所が訓練を実施している。
基礎訓練に半年〜1年、パートナーに合った訓練にも半年〜1年かかるため、全国で年間数頭しか育成できない。
1頭の実働期間は7〜8年。


猫校長が見回る 廃校になった木造校舎

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猫校長が見回る 廃校になった木造校舎

2016年2月6日(土) sippo(朝日新聞)


懐かしい木造校舎を、見に来てニャー

飯田市南信濃の山奥に、レトロな木造校舎で暮らす猫がいる。
いつしか人は猫校長と呼ぶように―。
観光客に愛嬌をふりまき、人懐っこいのは、周辺に住む人々の優しさのおかげなのだろう。
懐かしい学校の原風景の中、猫校長は今日も見回りに精を出す。

信州の奥深い山々に囲まれた長野県南部にある旧木沢小学校は、昭和7年に建てられた全木造の校舎。昭和20年には310名いた生徒数も過疎化に伴い減少し、平成3年には26名となり休校、平成12年に廃校となった。
そんな昭和の郷愁漂う廃校舎に、1匹の雌猫が住み着き、いつの間にか猫校長と呼ばれ、人々に愛されるようになっていった。
猫校長に会うため、木造玄関の下駄箱でスリッパに履き替える。
廊下には「ねこ校長公務のため不在の時あります」と手書きの張り紙が。
以前訪れた知人からも、会えなかったという話を聞いたが・・・。
諦めかけたその時、2年生の教室の前を悠々と歩く猫校長に遭遇。
食事&世話係の一人、前澤憲道さんと共に教室や職員室、校舎を案内してもらった。
観光客に出会えば、大人しく撫でられ、写真撮影にもおおらかに応じる。
機嫌が良ければ、膝の上に乗ってくることも。
御年8歳になるその姿は、ふくよかさもあいまって、校長の呼び名に相応しい風格があった。


柔らかな光が射す職員室の机の上も、快適なお昼寝場所

地元の人々がつないだ命
猫校長の本名は「たかね」。校長の名付け親は、校舎の保存に尽力する「木沢地区活性化推進協議会」会長の松下規代志(きよし)さん。
元飼い主さんの名前の一部「高」と、周囲にそびえる山々の「峰」、そして「高嶺の花」から名付けたそうだ。
同じく協議会の一員で、「校長」の肩書きを持ち校舎の案内係である山崎博文さんは「校長の肩書きを取られちゃったな」と微笑んでみせた。
子猫の頃から猫校長を知る住人は「昔から、好奇心旺盛なオテンバ娘だったよ。走るスピードも速く、鳥や鼠を捕まえるのも上手。でも年を重ねて落ち着いてきて、貫禄も出てきたね」と語る。
学校の近くに住む鎌倉商店の咲子(さきこ)さんも世話係の一人。
「たかねちゃんは、2007年9月の雨の日、目が開いたばかりで2匹捨てられていたのを、巡回していた駐在さんが見つけてくれたの。弱っていたからスポイトでミルクを与えて、皆で世話したわ。残念ながら1匹は亡くなったけど、たかねちゃんは健康に育っていってくれた。当時うちには小鳥がいたから、学校のすぐ裏に住んでいた方が引き取ることになったの」。
しかし、その元飼い主さんも2年後、体調を崩され仕方なく単身引っ越さねばならず、再び住人たちで世話することに。
廃校舎に住む可愛らしい猫校長は、住民の力で小さな命をつなぎ、波瀾万丈の猫(ニャン)生を送っていたのだった。


学校で世話をしてくれる前澤さん。「そこ気持ちいいのニャア」

ありがとうの感謝会
遠山郷の文化や霜月祭りにまつわる展示をし、住民と観光客の交流の場として活用されていた旧木沢小学校。
猫にちなんだ写真コンクールも開かれ、猫校長は次第に人気者となり、地域住民が大切に守る校舎のPRに貢献してくれている。
そんな猫校長に「給料をやらなきゃな」と感謝の気持ちを示すべく、2015年11月1日「たかね校長ありがとう会」が初めて開催され再訪した。
会が始まる頃やってきた猫校長だが、「扉閉めんと出てってまうで」「この教室、扉が無いだに」とやりとりするうち、再び校庭へと外出してしまい、まったりと主役不在のまま感謝会は進められたのだった。
尾頭付き鯛と猫ベッドが贈られ、たかね校長の世話をしている方々にも感謝状が渡された。
名古屋から毎週のように訪れるという猫校長ファンのご夫婦が伴奏したオルガンの音色で「ふるさと」を合唱し、懐かしさがこみ上げる。
「お茶飲んできんさい」と声をかけてくれる地元の人々との交流で、心あたたまるひとときが過ごせた。
感謝会も終了し外へ出たら、大勢のお客様がいるのもおかまいなしで、校庭の日当りの良い場所でお昼寝していたマイペースな猫校長。
地域の住民たちに家族のように見守られ、愛されている。長野の桜が咲く頃、再び訪れたい。
(辰巳出版「猫びより」から 文・写真 原田佐登美)

猫校長のそのほかの写真

猫ブームの危うい側面

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いのちへの想像力 「家族」のことを考えよう
第13回 猫ブームの危うい側面 犬の二の舞いを踏むな

2016/01/26 sippo(朝日新聞)

イラストレーション/石川ともこ

「猫ブーム」がきている。
朝日新聞社のペット情報サイト「sippo」でも猫関連の記事が常にアクセスランキング上位を占める。
だがこのブームには危うい側面がある。
犬の生体販売ビジネスで起きたことと同様の問題が、猫でも起きるかもしれない──そんな危惧をいま抱いている。
猫の入手方法は現在、「野良猫を拾った」が42.2%を占めており、「ペット専門店」は14.7%にとどまる(2014年、ペットフード協会調べ)。
46.5%がペット専門店からの犬とは、現状が異なることは確かだ。
しかしかつては犬も、野良犬を拾ってきたり、近所で生まれた子犬をもらってきたり、が主流だった。
大規模な生体の流通・小売業者が登場し、ペットオークション(競り市)というビジネスが成立したのは、この20、30年のこと。
猫も当たり前のようにペットショップで買う日が来ないとは限らない。
実際、グループ合わせて全国約60店を展開する大手ペットショップチェーンでは、これまで犬9割強、猫1割弱だった販売頭数比率が変わりつつある。
ここ数年、猫の販売頭数が前年比10〜20%増で伸びているためだ。また全国で約100店を展開する別の大手では、前年比3割増で猫の販売頭数が伸びており、販売比率はすでに犬8割、猫2割になっているという。
先のペットフード協会の統計を見ると、30〜60代では、年代が若くなるほど猫をペット専門店から入手する割合が増えていることも気になる。
30代では22.8%に達し、野良猫を拾うという入手方法(27.7%)に迫りつつある。
猫にも大量生産、大量消費のビジネスモデルが浸透していく可能性は低くない。
そして猫の場合、大量生産が始まった時には犬以上に過酷な環境に置かれる可能性がある。
猫は狭いスペースに保管でき、吠え声による騒音トラブルも起きにくい。
以前取材した猫の繁殖業経験者によると、都市部のマンションの一室で繁殖を行う業者も少なくないという。
つまり犬の繁殖業に比べて猫のそれは、監視の目が届きにくいとも言える。
さらに猫の雌が犬と違うのは、一定の日照時間を得ることで繁殖が可能になる長日繁殖動物だということ。日本の気候では一般的に年2回、繁殖をする。
ところが照明を当て続けると年3回以上の繁殖も可能になる。
ある大手ペットショップチェーンは繁殖業者らに「年3回の出産は若い雌猫なら体調の異常を起こさない」などと説明し、1日12時間以上、照明を当てることで繁殖効率が高まる「技術」を紹介している。
これまで動物取扱業への規制強化の議論は犬を中心に行われてきた。
だが環境省などの関係当局は、今から猫ビジネスの裏側にまで目を光らせておく必要があるはずだ。
猫をめぐる環境が近い将来、「犬の二の舞い」を踏むことがないように。
(太田匡彦)

 太田匡彦(おおた・まさひこ)
1976年生まれ。98年、東京大学文学部卒。読売新聞東京本社を経て2001年、朝日新聞社入社。経済部記者として流通業界などの取材を担当。AERA編集部記者を経て14年からメディアラボ主査。著書に『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』(朝日新聞出版)などがある。

 

いのちへの想像力 「家族」のことを考えようの記事
第12回 高齢者に犬を飼わせたい業界の思惑 「規制強化で大量遺棄」
第11回 来年度も流通量の集計を実数把握で「闇」減らせ
第10回 環境省が「繁殖制限」「飼養施設規制」導入へ 問題山積の生体販売「適正化」に大きな一手
第9回 動物愛護団体が果たす役割 動愛法改正で真価問われる
第8回 不幸な出会いを避けるショップの見極め方
第7回 マイクロチップは業規制の手段あってはならぬ議論すり替え
第6回 首都東京は動物愛護先進都市になれるか
第5回 東京都の悪質業者「放置」くみ取るべき教訓とは
第4回 動物病院をもっと身近に 獣医師からの情報開示も必要
第3回 犬の大量遺棄事件から考える 生体小売業というビジネス

猫専門の雑貨店「恋猫」

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2016年2月12日(金) 日刊県民福井

福井市にある猫専門の雑貨店「恋猫」さんの記事が掲載されていました。
福井県内では最大の専門店です。
面白そうですね。
私も一度行ってみたいと思います。
皆さんも是非足を運んでみてください。

(クリックで拡大できます)


猫雑貨のお店『恋猫』

少女がつなぐ「78円の命」

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少女がつなぐ「78円の命」 猫殺処分の値段「胸がはりさけそう」

2016年2月6日 東京新聞


キキと遊ぶ谷山千華さん=愛知県豊橋市で

猫の殺処分に心を痛めた愛知県豊橋市の少女の作文「78円の命」がインターネットなどで広がり、共感を呼んでいる。
賛同した東京の若手アーティストらが作文を絵本やポスターにして、全国の子どもたちに命の大切さを伝えようと動きだした。
(小椋由紀子)

<命の価値がたった78円でしかないように思えて、胸が鳴り、はりさけそうになった>

作文は、豊橋市青陵中三年の谷山千華さん(14)が小学六年の夏休みに書いた。
近所の野良猫「キキ」の産んだ子猫がいなくなったのをきっかけに、殺処分のことを知った。
処分の現状を伝える動画などをネットで見たところ、映し出された「処分費一匹78円」の文字に言葉を失った。
子猫を捜しているかのようなキキのかれた声に、眠れなくなった。
思いを書き、市内小中学生の作文大会で発表すると最優秀賞に。
地元で野良猫の保護活動をする市民団体がブログで紹介し「少女の悲しみに心が痛む」「無責任な大人たちが読むべきだ」と反響が広がった。
豊橋市の漫画家鈴尾粥(かゆ)さん(30)が昨夏、漫画にしてインターネットで発表すると、東京都在住のライター戸塚真琴さん(28)や写真家、デザイナーらの目に留まり、ボランティアのプロジェクトが始まった。
インターネットを通じて不特定多数に事業資金を募る「クラウドファンディング」で印刷費を集め、命の大切さを訴える絵本や啓発パンフレット、ポスターを四月に完成させる。
まずは豊橋市の小中学校に寄贈し、全国に広めていく。
戸塚さんは「幼いころ、捨てられた猫や犬を救えなかった経験がある人も多く、作文に心を揺さぶられる。命を捨てないよう考える一助になれば」と話す。
千華さんの母泰代さん(47)は作文をきっかけに、野良猫に不妊手術をして世話をする「地域猫」活動を近所の人たちと始めた。
千華さんは「作文でたくさんの人が命について考えてくれている。一匹でも多く救えたら、うれしい」と話す。
クラウドファンディングは「78円の命プロジェクト」でインターネット検索。
3月31日まで。

「命の価値が78円」 原文
作文の内容は谷山さんが小学6年生の時に綴ったもので、近所の野良猫「キキ」の産んだ子猫がいなくなったことをきっかけに殺処分のことを知り、インターネットで調べたところ、「動物の処分1匹につき78円」という文字を目にして胸が張り裂けそうになった、というもの。



******
近所に捨てネコがいる。
そのネコは目がくりっとしていて、しっぽがくるっと曲がっている。
かわいい声をあげていつも私についてくる。
真っ黒なネコだったので、魔女の宅急便から『キキ』と勝手に名付けてかわいがった。
人なつっこい性格からいつの間にか近所の人気者になっていった。
子ネコだったキキも2年たった頃にうれしい出来事があった。
赤ちゃんを産んだのだ。
でもキキは捨てネコだったので、行き場所のない子ネコたちを近所の鈴木さんが預かってくれた。
毎日のように子ネコを見に行って、まるで自分の飼いネコのようにかわいがった。

ある日、突然子ネコの姿が見えなくなった。
そこで鈴木さんに尋ねてみると、「○○センターに連れて行ったよ」と、うつむきながら言った。
私はうまく聞き取れず、何を言っているか分からなかったが、たぶん新しい飼い主が見つかる所に連れて行って幸せに暮らせるんだなと思った。
次の日、学校でこのことを友達に話したら「保健所だろ?それ殺されちゃうよ」といった。
私はむきになって言い返した。
「そんなはずない。絶対幸せになってるよ」
殺されちゃうという言葉がみょうに心にひっかかり、授業中も保健所の事で頭がいっぱいだった。
走って家に帰ると、急いでパソコンの前に座った。
『保健所』で検索するとそこには想像もできないざんこくなことがたくさんのっていた。
飼い主から見捨てられた動物は日付ごとにおりに入れられ、そこで3日の間、飼い主をひたすら待ち続けるのだ。
そして飼い主が見つからなかった時には、死が待っている。
10匹単位で小さな穴に押し込められ、二酸化炭素が送り込まれる。数分もがき、苦しみ、死んだ後はごみのようにすぐに焼かれてしまうのだ。
動物の処分1匹につき78円。
動物の命の価値がたったの78円でしかないように思えて胸が張りさけそうになった。
そして、とても怖くなった。
残念ながら、友達の話は本当だった。調べなければ良かったと後悔した。
現実には年間20万匹以上の動物がこんなにも悲しい運命にある事を知り、さらに大きなショックを受けた。
動物とはいえ、人間がかけがえのない命を勝手にうばってしまってもいいのだろうか。
もちろん人間にも、どうしても動物を育てられない理由があるのは分かっている。
一体どうすればいいのか分からなくなった。
キキがずっと鳴いている。
大きな声で鳴いている。
いなくなった赤ちゃんを探しているのだろうか。
鳴き叫ぶその声を聞くたびに、パソコンで見た映像が頭に浮かび、いてもたってもいられなくなり眠れない夜が続いた。
キキのかわいい声もいつの間にかガラガラ声に変わり、切なくなった。
言葉が分かるなら話をしたい。
私はキキをぎゅっと抱きしめた。
最近キキの姿を見かけなくなった。
もしかしてキキも保健所に連れて行かれたのかと一瞬ひやっとした。
それから1週間後、おなかに包帯を巻いたキキを見かけた。
鈴木さんがこれから赤ちゃんを産めない体に手術をしてくれたのだ。
私は心から感謝した。
この先キキも赤ちゃんも捨てられずにすむという安心した気持ちと、鈴木さん家のネコになってしまったんだというさみしい気持ちとで複雑だった。
正直、とてもうらやましかった。
命を守るのは私が考えるほど簡単なことではない。
かわいいと思うだけでは動物は育てられない。
生き物を飼うということは1つの命にきちんと責任を持つことだ。
おもちゃのように捨ててはいけない。
だから、ちゃんと最期まで育ててやれるという自信がなければ飼ってはいけない事を学んだ。
今も近所には何匹かの捨てネコがいる。
私はこのネコたちをかわいがってもいいのかどうか、ずっと悩んでいる。
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10年間貯めた資金で車を購入 動物専用の救急車を走らせる男性(インド)

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10年間貯めた資金で車を購入 動物専用の救急車を走らせる男性(インド)

The Dodoより

バルさんは、10年間貯めた資金でバンを購入、インドのパルというところで、怪我をした野良犬たちを動物病院へ搬送する活動を始めました。



「はじめは犬が少し怖かったけど・・・今では、この活動が私の人生そのもの。ずっと続けていくつもり」と話す。バルさんは、病院へ搬送するだけではなく、自宅で病気の犬猫の世話もしています。
病院への搬送時に、飼い主から1マイル当たり15セントほどを受け取り、活動費に充てているそう。



「シェルターに空きがない時は、家で5~6頭の野良犬の面倒を見ている。脚を骨折している犬もいるよ」。



中には、野良犬を助けるバルさんの活動をこころよく思わない市民もいるそうですが・・・
傷ついた動物たちに手を差し伸べるバルさんの優しさによって、数多くの命が救われているのでしょうね。

こちらがバルさんの活動についての動画です。


You Tube https://www.youtube.com/watch?v=Q70CWbM90OI


愛犬が飼い主の写真を撮ってみた結果

【台南市大地震】瓦礫の山から救われた一匹の犬

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【台南市大地震】
瓦礫の山から救われた一匹の犬
 分け隔てなくすべての命を救うレスキュー隊に感動

2016/2/9 heaaart

2月6日に発生した台湾南部の大地震。
生存確率が急激に減少すると言われている『発生後72時間』を過ぎた今も100名以上が行方不明となっており、賢明の捜索活動が続けられています。

必死の捜索活動
次々と生存者を救出してはいるものの、負傷者は300名以上。
そしてまだまだ救出活動は続けられると思われます。
レスキュー隊の体力の消耗も気になるところです・・・。

昼夜問わず倒壊倒壊建物で生存者の救出作業を行うレスキュー隊員
一歩間違えば自分も命を落としかねない状況


発見後の救助活動が困難を極める



懸命の救助活動の中で起きた一つの救出劇
レスキュー隊員その他大勢の人が生存者の救出活動にあたる中、倒壊した17階建てのビルの瓦礫の中に1匹の犬を見つけました。
瓦礫を一つひとつ注意を払って取り除いていくと、中には奇跡的に無傷で閉じ込められていた小さな犬が・・・
レスキュー隊員は協力し合いながら、この犬を助け出しました。

レスキュー隊員からレスキュー隊員へ


YouTube https://www.youtube.com/watch?v=IZrdYeAd7gE

人から人へ、やさしく抱きかかえられながら地面へと近づいていく犬


一匹の犬を救出するにも、何名ものレスキュー隊員の力を必要とします。

多くの人に見守られながら、無事救出された犬。
心なしかほっとしているようにも見えます。


たかが一匹の犬のために、大勢の人の手を使う暇があったら人間の救出にあたれという人もいるのでしょうか。
犬だって人間と同じ命。
瓦礫の中に閉じ込められているときはさぞ不安だったことでしょう。
命にランク付けすることなく、すべての命を平等に助け出そうと尽力するレスキュー隊員の姿には感動せずにいられません。
TV局の報道カメラマンも同じ気持ちだったのか、救出された犬に向かってずっとカメラを回し続けていました。

まだまだ救助活動は続きます。
一刻も早い、また1人でも多くの生存者が救出されることを祈りましょう。

今回の地震により、お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。



台湾南部地震 がれきから108時間ぶりに小犬助かる

2016年2月10日(水) 産経新聞


10日夕、台湾南部・台南市の集合住宅倒壊現場で、約108時間ぶりに救出され、飼い主に抱えられる小犬(田中靖人撮影)(写真:産経新聞)

【台南=田中靖人】
台湾南部の地震で倒壊した台南市の16階建て集合住宅で10日夕、発生から約108時間ぶりに小犬ががれきの中から救出された。
飼い主の女性によると、救出されたのは、7歳のメスのマルチーズ「楽楽(ララ)」。
この日、重機で解体が行われたH棟の8階で飼われていた。
飼い主の家族は全員無事だったが、小犬だけが閉じ込められていたという。
飼い主の親戚(しんせき)の女性は「犬も大切な命。助けてくれてありがとう」と話した。

ニャンとも癒やしの「猫窓」

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ニャンとも癒やしの「猫窓」・・・金魚のまちに新名所 奈良・大和郡山

2016年2月5日(金) 産経新聞


窓から顔をのぞかせる猫たち。よく並んでいるのは太陽の光が差し込む午前中だという(写真:産経新聞)

「金魚の街」として知られる奈良県大和郡山市であるスポットが話題になっている。
「猫窓(ねこまど)」と呼ばれるものだ。
“商店街にある平屋建ての建物内で暮らす5匹の猫を窓越しにめでられる”というだけだが、口コミで広まり、商店街マップや案内板にも掲載されるまでに。
地元は「金魚に次ぐ街の名物に」と意気込んでいる。

「猫窓のネコさん/5匹揃(そろ)っていれば大吉/4匹なら中吉/3匹は小吉」
城下町の面影が残る同市の柳町商店街の入り口の掲示板には、こんな文言が踊る。
「猫窓」の表記が浮かぶ観光マップを頼りに見つけた建物は、看板もない古い小さな平屋建て民家。
中をのぞくと、ソファや棚の上で、5匹の猫がのんびりくつろいでいた。
5匹は、2軒隣の広瀬由香さん(44)一家の飼い猫。
メスの「なな」と、オスの「ちゃー」「こてつ」「あすか」の4匹は14年前、広瀬さんが段ボールに入れて捨てられていたのを見つけ連れ帰った。
もう1匹のメス「ゆうこ」は10年前、広瀬家に現れた迷い猫だという。
広瀬さんに子供が生まれたのを機に4年前、猫たちは物置として使っていたこの建物に居を移した。
当初は「寂しくないかな」と心配したが、しばらくすると窓辺で日なたぼっこをし、ソファでくつろぐ猫の様子が窓越しに“堪能”できることが商店街の話題に。
SNSに写真が掲載され、おやつのプレゼントも届くようになった。
人気の広がりに目をつけたのが、地元の商店街協同組合。
カラフルなテープで窓枠を飾り、窓に並ぶ猫の数で運勢を占う案内板を作ると、人々が訪ねるようになった。
協同組合によると、「猫窓」は、商店街では電話ボックス内で金魚が泳ぐ「金魚ボックス」に次ぐ人気スポットになっている。同組合の玉井康道理事長(64)は「まさに商店街に人を呼ぶ招き猫だ」と話す。
一般社団法人「ペットフード協会」の昨年の調査では、減少傾向の犬の飼育数(推計991万7千匹)に対し、猫の飼育数は987万4千匹と肉薄。
「空前の猫ブーム」とされる。
経済効果は昨年1年間で約2兆3千億円に上ったとの試算もある。
玉井理事長は「訪れるたくさんの人に愛されるよう『猫窓』をより充実させたい」と、金魚の街は“猫シフト”を計画している。
(浜川太一)

里親さがしに獣医さんが猫カフェ運営

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里親さがしに獣医さんが猫カフェ運営 4年半で200匹縁ぐみ

2016年2月10日(水) sippo(朝日新聞)


村山真知子院長とカフェの「猫スタッフ」

福岡県行橋市門樋町にある原田動物病院の院長、村山真知子さん(62)が、里親探しを目的にした猫カフェ「ゆくねこ」の運営に取り組んでいる。
4年半前に開設して以降、世話をした猫は200匹を超える。
猫カフェは動物病院内の約8平方メートル。
シャンプーやトリミングの部屋を半分に仕切って改造し、2011年7月にオープンした。
ガラス張りで、外からも猫の様子がうかがえる。
現在は2匹と少ないが、多い時期には十数匹が愛らしいしぐさで人の心を癒やす。

村山さんの病院では原則として、飼い主の都合で「不要」になった動物は引き取っておらず、いずれも特別な事情があって病院に来た猫ばかり。
その事情を村山さんが理解できた猫だけを引き取っている。
子猫たちは健康診断をして元気になると、病気の予防注射などを受ける。
人になついてかわいがられるようにしつけもする。
中には猫カフェのメンバーに加わるのに2年半もの年月を要した猫もいたという。
里親に出した子猫は昨年が39匹、一昨年は68匹で、1年平均で50匹前後にのぼる。
村山さんは以前から里親探しに取り組んでいる。
猫カフェだと、里親を希望する人が触れ合いながら相性の良い猫を見つけられる。
提案したスタッフの松本絵美さん(42)は「猫もオリの中より楽しそう」。
猫には1匹ずつ違った名前を付けている。
現在の2匹のうち1匹は村山さんが引き取ったメスの三毛猫「ミーコ」。
もう1匹はオスで白と黒の「おー」。
里親が現れるのを待っている。
村山さんは「カフェに来られる方は若いカップルや子ども連れ、飼いたいけれど事情があって飼えない猫好きの人たちで、皆さん、『満足しました』と言われます」。

猫の日、ニャンと多彩な222冊

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猫の日、ニャンと多彩な222冊 熊本の書店

2016年2月17日 朝日新聞


お気に入りの絵本「花びら姫とねこ魔女」を持つ佐藤美和さん=熊本市中央区上通町の長崎書店

2月22日は2(ニャン)が三つ並ぶ「猫の日」。
その日にあわせて、書籍を通じて猫の魅力に触れてもらおうと、熊本市中央区上通町の長崎書店で、猫好きの店員が222冊を選び、販売する企画を実施している。
3月13日まで。

ペットフード業界の実態調査によると、昨年の飼育推計数は犬、猫とも約990万匹だったが、犬の減少傾向が続く一方、猫は横ばいで差がなくなってきた。
自身も猫好きという同店の長崎健一社長(37)も、最近は猫に関する新刊や出版物が多いと感じていた。
しかし、店の規模では新刊が出れば古い本の在庫を多く抱えることは難しい。
そこで思いついたのが、猫の本を一度に集めた企画。
店員14人のうち「一番の猫好き」という佐藤美和さん(30)に本選びを任せた。
イベントスペースには猫の絵本や猫が主人公のマンガから、夏目漱石の「吾輩(わがはい)は猫である」といった文学作品まで多彩な222冊が並ぶ。
特にお薦め50冊は紹介のポップを手作りした。
「何もとらわれずに生きている猫と、窮屈な世の中に生きているひと。猫の本を読んで、少しでも心が救われるかもしれない」と佐藤さん。
一方でペットを取り巻く問題にも理解を深めてもらおうと、殺処分などを取り上げた本も選んだ。
8匹の猫と一緒に暮らす佐藤さんの一番のお気に入りは県出身の絵本作家こみねゆらさんが描いた「花びら姫とねこ魔女」。
特別なものしか好まないわがままな姫が、特別な猫を探すなかで多くの猫と触れ合い、特別なこととは何かに気づいていく物語。
「猫と一緒にいると一匹一匹が違う存在で特別だと感じる。この物語に共感した」と話す。
雑貨100点のほか、猫みくじもある。
佐藤さんは「猫好きでない人も、本との出会いを通して猫の魅力に気づいてもらえれば」。
売り上げの2%は、地元の犬猫愛護団体「NPO法人犬ねこみらいサポート」と、捨て猫を保護し、その猫と触れ合うことができるカフェ「かごにゃん」(熊本市中央区)に寄付するという。
(小原智恵)

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