既に10月28日のブログに載せていますが、更に詳しい内容の記事がありました。
環境省が「繁殖制限」「飼養施設規制」導入へ
問題山積の生体販売「適正化」に大きな一手
2015/10/26 朝日新聞sippo
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ペットショップ(生体小売業者)を頂点に据えたビジネスモデルはいびつな発展を遂げている。
パピーミル(子犬繁殖工場)やペットオークション(子犬・子猫の競り市、上の写真)を生み出し、大量生産・大量消費・大量遺棄の構図を作り上げた。
こうした一連のビジネスにメスを入れ、不幸な犬猫を救うために、「繁殖制限」と「飼養施設規制」は「8週齢規制」とともに大きな一手になる。
環境省が悪質業者の排除に向けて「繁殖制限」と「飼養施設規制」に乗り出すと、時事通信が10月24日に報じた。
さっそく環境省動物愛護管理室に確認してみると「(2012年の動物愛護法改正にあたって立ち上げた)『動物愛護管理のあり方検討小委員会』があげた課題のなかで、この二つが取り残しになっていた。
そろそろ検討を始めないと、次の法改正も迫ってくる。
どういう示し方がいいのかについても含めて、検討したい」とのことだった。
繁殖業者やペットショップ(生体小売業者)に繁殖制限や飼養施設規制をかけようというこの話、実は相当に大きな意義がある。
これまでの経緯も含めて、記しておきたい。
そもそも12年法改正にあたって環境省は、内閣提出法案(閣法)での改正を目指していた。そのため10年8月には「動物愛護管理のあり方検討小委員会」(以下、小委員会)を立ち上げ、具体的な見直し作業に入った。
東日本大震災が発生したためにスケジュールは後ろ倒しになったが、最終的には25回もの会議の末に11年12月、「動物愛護管理のあり方検討報告書」(以下、報告書)をまとめた。
その後、「政治的決断が必要になった」(環境省)として議員立法による改正に切り替わり、一部の国会議員の反対によって実験動物にかかわる項目がすべて削除され、さらには「8週(56日)齢規制」が附則によって骨抜きにされたことは、繰り返し書いてきた通りだ。
報告書に「規制導入すべき」 イギリスでは出産は6回まで
さて、実はこの報告書のなかに、次のような文言があった。
「繁殖を業とする事業者に対して、繁殖回数及び繁殖間隔について規制を導入すべきである。なお、猫の繁殖制限についても、同様に検討すべきである」
「各種の飼養施設における適正飼養の観点から、動物種や品種に合わせた飼養施設や飼養ケージ、檻等の選択は重要であるが、現状では適正な施設のサイズや温湿度設定等の数値基準が示されていない。数値基準は可能な限り科学的根拠に基づく、現状より細かい規制の導入が必要」
今回、時事通信の報道で触れられたのがまさにこの二つの規制だった。
報告書では前者を「犬猫の繁殖制限措置」、後者を「飼養施設の適正化」とそれぞれ呼び、規制の必要性を訴えていたのだ。
議員立法となった12年法改正では両規制とも実施が見送られていたが、改正法施行から2年あまりがたってようやく実現のメドがたった、というわけだ。
そもそも繁殖制限や飼養施設規制は、動物福祉の面で先進的な欧米諸国では一般的なものとされている。環境省の資料などをもとに事例の一部を以下にあげてみる。
【繁殖制限】
イギリス(犬の飼養および販売に関する1999年法):雌犬は1歳に達しない場合繁殖させてはならない。
6回を超えて出産させてはならない。
最後に子犬を出産した日から1年以内に出産させてはならない。
アメリカ(バージニア州法):18カ月以上8歳以下の雌犬のみを繁殖に用いなければならない。
【飼養施設規制】
アメリカ(動物福祉法施行規則):猫では、スペースは、高さは少なくとも24インチ。
8・8ポンド以下の猫では少なくとも3平方フィート、8・8ポンドを超える猫では4平方フィート。
犬のスペースは「(犬の長さ+6インチ)×(犬の長さ+6インチ)=必要な床面積」。
ドイツ(犬の保護に関する規則):犬舎(檻)の大きさは少なくとも犬の体長の2倍の長さに相当し、どの1辺も2メートルより短くてはいけない。
体高50センチまでの犬の場合、犬舎(檻)の最低面積は1匹あたり6平方メートルなければいけない。
日本にはこうした規制がなかったために、これまで繁殖業者やペットショップで飼育される犬猫の一部が、虐待的な環境に置かれていた。
身動きのほとんど取れない狭いケージに入れられたまま、犬は年2回の、猫は最大年3回の繁殖期ごとに出産をさせられ、心身ともにボロボロになってしまう繁殖用の犬猫たち。
ペットショップの店頭で、狭いガラス張りのケースなかで、売れるまでの日々を1匹で孤独に過ごす子犬、子猫たち・・・。
生体小売業者を頂点に据えた大量生産、大量販売、大量遺棄のビジネスモデルは、日本の規制がゆるいために容易に、「悪質業者」や「闇に消えていく命」の存在を許してきたといえるのだ。
行政による監視・指導もやりやすく 今年度末にも検討会立ち上げ
二つとも「数値規制」である点にも意義がある。
行政による監視、指導が格段に行いやすくなるためだ。
東京都昭島市の「パピオン熱帯魚」の問題についてはこちら でも書いたが、東京都はこの業者に対して適切な指導、処分ができなかった背景について「飼養施設などの数値規制がなく、指導内容が(業者にとって)わかりにくかったところはある。
数値規制があれば、線引きがしやすく、明確な数字で指導や処分が出せたと思う」(東京都)としていたのだ。こうした事情は、東京都以外の自治体にも当てはまるだろう。
ようやく動きだした繁殖制限と飼養施設規制。
環境省によると「年度末か来年度の初めにも検討会を立ち上げる」(動物愛護管理室)としている。
来年9月には「49日齢規制」が始まることから、繁殖制限も飼養施設規制もその重要さをいよいよ増してくる。
そして忘れてはならないのは、虐待的な環境で飼われている犬や猫はいまこの時も存在し、その中から闇へと消えていく命は現在進行形で増えているということ。
動物取扱業適正化の切り札とされている「8週(56日)齢規制」は、一部の「業者寄り」国会議員の反対によって骨抜きとなり、その実現について予断を許さない状況に置かれている。
今回、ようやく実施に向けて動き出した繁殖制限と飼養施設規制について、同じことが繰り返される事態は絶対に避けなければいけない。
行政による監視、指導をより行いやすくし、ひいては悪質業者を排除していくために、一日も早い二つの規制の実現が待たれる。
(太田匡彦)
環境省が「繁殖制限」「飼養施設規制」導入へ
それでも猫が好き 人気の一方で住まい探しは難航
それでも猫が好き 人気の一方で住まい探しは難航
2015年10月26日 朝日新聞
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子猫の愛らしい様子を見られるように特注のショーケースを店内中央に配置したペットショップ=大阪府吹田市、滝沢美穂子撮影
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猫との暮らしを始めたいと願う人が増え、長く犬が「主役」だったペットショップも様変わりしている。
だが、住まい探しなど思いがけないハードルもある。
西日本で約20店舗を展開する「ひごペットフレンドリー」(大阪府)が今月9日に同府吹田市に新装オープンした店舗は、ショーケース内に猫が上り下りできるキャットタワー3基を配置するなど、猫を前面に出すレイアウトにした。
アビシニアンやスコティッシュフォールドといった人気種に10万円を超す値札がつき、特注の円柱形のショーケースには人だかりができた。
川畑剛副社長(47)は「猫の売り上げは3年連続で20ポイント近く伸びている」と話す。
「ペットフード協会」の「全国犬猫飼育実態調査」によると、飼い犬との出会いの約半数はペットショップだが、猫は「保護した・もらった」人が大半で、店舗での購入は1割程度に過ぎない。
ブームを背景にペットショップ業界も猫の販売に力を入れ始めた格好だ。
しかし、猫と暮らせる物件は少ない。
賃貸仲介会社「エイブル&パートナーズ」(東京都)によると、大阪や東京で「ペット飼育可」を掲げる賃貸住宅物件は約10%だが、多くは「小型犬のみ可」を意味し、猫を飼える物件は2%程度に過ぎないという。部屋が傷むと考えられがちだからだ。
猫と暮らせる物件を集めた賃貸住宅サイト「ネコベヤ」を運営する「きりん不動産」(福岡市)の桐谷幸将(きりたにゆきまさ)代表(37)は、飼い主の工夫次第で爪の傷から内装を守れることや猫は比較的においが少ないことを大家や管理会社に訴え、物件数を3年で2.5倍に増やした。
桐谷さんは「猫にまつわる誤解も多い。飼育への理解を広げたい」と話す。
■殺処分は犬の3・5倍
猫人気の一方で、厳しい現実もある。
環境省によると、保健所に持ち込まれて殺処分される猫は、減少傾向ではあるものの全国で年間約10万匹。
「野良猫が子どもを産んだ」などの理由が多いが、犬の3.5倍に上る。
安易な殺処分を避けようと、各地の行政機関も野良猫の不妊去勢手術費用の助成など工夫をこらす。
大阪府は動物愛護法に基づく収容施設「府動物一時保護センター」(高槻市)で猫の無償譲渡をしている。2001年の開設以降、約800匹が引き取られたが、「まだまだ認知度が低い」と担当者は嘆く。
どの猫も人なつこく、なでてもらおうとしきりに体をすりつける。
世話役の谷川幸康さん(59)が根気強く接して人になれさせている。
だが、どの猫も名前はなく番号で呼ばれる。
「家庭に迎え入れられた時が名前をもらう時。出会いの場の選択肢として、もっと知られてほしい」と谷川さんは話す。
(机美鈴)
猫8匹、横浜で相次ぎ不審死
猫8匹、横浜で相次ぎ不審死 毒殺の可能性も
2015年11月3日(火) 朝日新聞
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地域のNPO法人が設置した猫の不審死を伝える貼り紙
=2日午後1時59分、横浜市中区小港町3丁目、古田寛也撮影
横浜市中区で8月末以降、猫8匹が相次いで不審死していることが、神奈川県警への取材でわかった。
診察した獣医師によると、薬物の影響とみられる症状があるという。
県警は毒殺された可能性があるとみて、動物愛護法違反容疑も視野に、死んだ猫の解剖や血液検査を進めている。
死んだのはいずれも、同区小港町3丁目周辺で地域住民が避妊・去勢手術をし、餌付けしている「地域猫」。
民家の軒先や路地で衰弱しているところを住民が見つけ、動物病院に運んだが、多くが数日内に死んだという。
診察した男性獣医師によると、死因は急性腎不全とみられ、けいれんする神経症状があったことから、「薬物の影響の可能性が高い」という。
嘔吐(おうと)、下痢の症状もみられた。
住民の女性(44)は「地域猫を快く思っていない人もいるのではないか」と話した。
(古田寛也)
八ヶ岳山頂の黒猫
標高3千メートルの山頂に黒猫!
「何で?」「もうすぐ冬だし心配・・・」 でもエサやりは厳禁
2015年 10月23日(金) withnews
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赤岳山頂付近に生息している黒猫=赤岳頂上山荘支配人・松本慎太郎さん撮影
長野と山梨両県にまたがる八ヶ岳連峰の主峰・赤岳(標高2889メートル)の山頂付近に黒猫がいるとツイッターなどで話題になっています。
登山者の人気者となりつつありますが、頂上付近の山荘の関係者らは「絶対にエサをやらないでください」と呼びかけています。
夏からたびたび目撃
黒猫は今年8月に入って目撃されるようになりました。
「赤岳天望荘」など八ヶ岳で山荘を営む藤森周二さんによると、これまでにも「白いペルシャ猫」など5~6年に一度ほどのケースで猫が見つかっていました。
いずれも食べるものがなくなる冬の季節に姿が見えなくなったそうです。
今回の猫も麓からエサを求めて登ってきたのか、誰かが放したのか、詳しい事情は分かっていません。
エサはあげないで!
ツイッターでは「何でこんなところに黒猫が?」など話題沸騰。
「登山者によるえさやりでしのいでいる」などの書き込みもあります。
ただ、赤岳を含む八ヶ岳連峰の山々は国定公園に指定されています。
たくさんの希少な動植物が生息していて、生態系を壊すような行為は厳禁。
地元の保健所の担当者は「ここは本来、猫がいてはいけない場所。エサを与えることはだめです。また、どんな物を食べているかも分からないので、安易に触ることも避けてほしい」と話しています。
黒猫はここ最近、やせてきているそうです。
藤森さんは「エサを与えたくなる気持ちはわかるが、やめてほしい。速やかに保護したいと考えています」と話しています。
ただ、野生化も進んでいるとみられ、無事に保護できるかはかなり難しい状況です。
赤岳山頂の黒猫、冬が近づき保護 飼い主探しへ
2015/10/27 10:18 信濃毎日新聞
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八ケ岳連峰の最高峰、赤岳(2899メートル)山頂付近にすみ着いていた黒猫が山小屋関係者によって保護され、26日に諏訪市の県諏訪保健福祉事務所に運び込まれた。
健康状態に問題はなく、毛並みも良いという。
同事務所は今後、飼い主を探すとしている。
山頂脇の山小屋「赤岳頂上山荘」によると、黒猫は8月中旬ごろから姿を見せ、登山者から食べ物をもらうなどしていた。
山では本格的な冬が近づき、山小屋の営業も11月初めで終了するため、諏訪保健福祉事務所が22日、同山荘と近くの山小屋「赤岳天望荘」に保護を依頼。
頂上山荘内の一室に閉じ込めて26日朝に捕まえ、同事務所が提供したケージに入れた。
頂上山荘と天望荘のスタッフがケージを背負って下山した。
同事務所によると、黒猫は比較的若い雄で雑種とみられる。
飼い猫だった可能性もあり、特徴をホームページに掲載したり、周辺市町村に情報提供したりして飼い主を探す予定だ。
一定期間が過ぎても飼い主が現れない場合は引き取り手を探すという。
黒猫は登山者の間やインターネット上で話題となり、山小屋などに「助けてあげて」といった電話が相次いでいたという。
天望荘を経営する藤森周二さん(51)=諏訪市=は「無事に保護できてほっとした。早く飼い主が見つかってほしい」と話している。
写真説明:赤岳山頂付近で保護され、県諏訪保健福祉事務所に運び込まれた黒猫
災害救助犬への道「じゃがいも」
飯舘村生まれ、災害救助犬の道 七転八起だ「じゃがいも」
2015年11月2日(月) 中日新聞
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訓練で木箱に隠れていた人を見つけ、褒められる「じゃがいも」
=1日、名古屋市緑区の乗鞍公園で(小沢徹撮影)
福島県飯舘村生まれで、岐阜市の施設に引き取られて災害救助犬を目指している雑種犬「じゃがいも」(雄、四歳)が1日、名古屋市緑区の乗鞍公園で訓練の様子を披露した。
東京電力福島第一原発事故で避難を余儀なくされた飼い主に生後間もなく預けられてから4年3カ月。
18日に8度目の試験に臨む。
公園の一角に置かれた2つの大きな木箱。
「捜せ」。
訓練士の指さす方に進み、周囲の臭いを嗅いだ。
二つ目の木箱を一周して止まると、隙間に鼻を当てたり、木箱に前脚を掛けたり。
「ワン、ワン」。
中から人が現れると尻尾を振り、見学者から拍手が起きた。
じゃがいもを育てているNPO法人・日本動物介護センター(岐阜市)に、乗鞍公園に集う犬の飼い主8人が寄付を続ける縁で、訓練を公開した。
支援者の北村美代子さん(70)=名古屋市緑区=は「昨年は怖がってほえることすらできなかったのに」と成長に目を細め、吉川紀美代さん(54)=同=は「じゃがいも君とスタッフの頑張りに勇気をもらえる」と語る。
2011年8月、福島市に避難する飼い主の依頼でセンターに預けられた。
生後2カ月で、きょうだい5匹は引き取り手が見つかったが、1匹だけ残った。
センター理事長の山口常夫さん(64)の発案で災害救助犬を目指して訓練を始めた。
名前は、飼い主からセンターにお礼として送られてきたジャガイモにちなんだ。
一般社団法人ジャパンケネルクラブが年1、2回実施する救助犬認定試験の合格率は1~2割。
訓練士への服従やがれきの中に隠れた人を捜せるかで考査する。
10分間の捜索時間中にはパトカーのサイレンなど大きな音が流れる。
じゃがいもは警戒心が強いため気にしすぎ、過去7回の試験では力を出せなかった。
訓練士の上村智恵子さん(42)が毎晩自宅に連れて帰り、一緒に過ごす時間を増やしていくうちに信頼関係が高まり、ようやく周囲の状況にかかわらず指示を実行できるように。
犬は7歳くらいまで成長を見込めるため、しばらくは挑戦を続けるつもりだ。
センターでは、東日本大震災後に保護活動のために受けた助成金などが底をつき、今は寄付頼みで訓練を続ける。
年2回飼い主にも会わせている。
「皆さんに助けられたじゃがいもが、今度は人を救う側になる」。
山口さんは合格を心待ちにしている。
問い合わせは、日本動物介護センター=電058(264)4454=へ。
(戸川祐馬)
ペットと入居、横須賀の特養ホーム
ペットと入居、心もあたたか 保健所から引き取り世話 横須賀の特養ホーム
朝日新聞・朝日新聞デジタル
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犬とくつろぐ入居者と若山三千彦施設長(左端)=神奈川県横須賀市の「さくらの里山科」
殺処分されそうな犬や猫を引き取っている特別養護老人ホームが神奈川県横須賀市にある。
「動物の命を少しでも救いたい」との思いで始めた取り組みは、入居者の心の支えにもなっている。
横須賀市西部の山あいにある「さくらの里山科(やましな)」。
2階では、入居者40人が犬6匹、猫8匹と過ごしている。
このうち12匹は、保健所に保護されたり、飼い主が死亡して取り残されたりしていたのを引き取った。
原発近くで保護
2012年4月の開設時から引き取りを続け、入居者が連れてきたペットも受け入れている。
若山三千彦施設長(49)は「高齢や病気など、里親が見つかりにくいペットを優先して引き取っています」と話す。
えさ代などは施設が負担し、地域のボランティア15人が散歩を手伝う。
犬の「むっちゃん」は、東日本大震災後の11年夏ごろ、福島第一原発の近くで保護された。
心臓病だったが、職員たちの看病で回復し、昨年5月に死ぬまで施設で過ごした。
これまでに施設でみとった動物は犬3匹、猫2匹。
最期は入居者や職員で見送り、献花台やお墓を設けた。
動物担当の職員、畠美佐子さん(54)は「人間も動物も入居者。同じように接します」と話す。
動物と共に暮らす入居者の中には、徘徊(はいかい)など認知症の症状が緩和したり、関節が硬くなる「拘縮(こうしゅく)」が改善したりする人もいるという。
「アニマルセラピーの効果もあるんです」と畠さん。
犬と再会し食欲
入居者の小原(こはら)勇さん(90)は肺に水がたまり、昨年9月に病院に入院した。
全身が衰弱したまま回復せず、11月中旬に施設に戻った。
最期の時を過ごすつもりだった。
ところが、犬の「あらし」と再会すると、食欲が出て症状も改善した。
四女の裕子さん(59)は「父の心の支えになっています」と話す。
保健所から引き取られたあらしには、てんかん発作がある。
控えめな性格で、いつもえさをもらい損ねる。
最近は裕子さんがお見舞いに行くと、小原さんは開口一番、「あらしにえさをやってくれ」と声をかけるという。
神奈川県の調査によると、保健所が犬を引き取る理由の約3割は「(飼い主の)高齢などによる病気・死亡」だ。
若山施設長は「自分で世話ができなくなると、やむなく手放す高齢者も少なくない」と話す。
環境省によると、13年度に保健所などが引き取った犬や猫は全国で年間約17万6千匹にのぼり、うち約12万8千匹が殺処分されている。
若山施設長は「犬や猫が幸せに暮らせる社会は、人間にとっても豊かな社会です。ペットの命を少しでも救い、それがお年寄りの喜びにつながれば本望です」と話している。
(佐藤陽)
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施設の敷地内には死んだ動物のお墓がある=神奈川県横須賀市の「さくらの里山科」
元野良犬、お手柄警察犬(青森)
警察犬、不明の80代男性を捜し当てる
/動物愛護センターから引き取られ訓練(青森)
2015年10月26日(月) 東奥日報社
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行方不明者を発見し、表彰を受けた大と三上さん
ダイ君、大手柄-。
青森署は22日、青森市で行方不明となった80代の男性を探し当てた警察犬「大(だい)」(オス、2歳)と指導手の三上恵子さん(56)=青森市=に感謝状を贈った。
青森市で8日深夜、80代の男性が自宅から出て行方不明になった。
署員らが捜索に当たったが発見には至らず、青森署は翌朝、「大」と三上さんに出動を要請。
「大」は男性の自宅玄関からにおいをたどって5分ほどで約150メートル先のアパート2階にいる男性を無事見つけた。
青森署で行われた感謝状贈呈式で、一戸俊署長は「行方不明者が見つかったとき、家族は涙を流して喜んでいた」とたたえ、「大」にご褒美の犬用おやつをプレゼントした。
三上さんと「大」は同市の県動物愛護センターで出会った。
引き取り手がいなければ殺処分の可能性もあった「大」を、同センターでボランティアをしていた三上さんが引き取った。
三上さんは「会ったときは臆病だったけれど、大物になってほしくて『大』と名付けた。一度見捨てられた子が人の命を救って、本当にうれしい」と笑顔で話した。
年賀状用にアシカとパチリ 福岡で撮影会
年賀状用にアシカとパチリ 福岡で撮影会
2015年11月4日 朝日新聞
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アシカのチーちゃんと一緒に写真を撮る家族=福岡市東区
福岡市東区のマリンワールド海の中道で3日、年賀状用にアシカと記念写真が撮れる催しがあった。
少し怖がる子どももいたが、家族や友人同士ら約30組が写真撮影を楽しんだ。
今年で6回目の恒例の写真撮影。
この日カメラに収まったのは、25歳のメスのアシカ、チーちゃん。
一番のベテランらしく、落ち着いて顔がよく分かるように、斜めを向いてくれる。
来ると必ずイルカとアシカのショーを見るという同区の高松佑衣ちゃん(5)は父親の知範さん(39)と一緒に満面の笑みで写った。
知範さんは「せっかくなので年賀状に使おうと思います」と話した。
写真撮影は11月の土日・祝日の正午から10分間受け付ける。
(吉田真梨)
殺処分の現場へ
「動物たちの、いま -伝えよう、声になろう-」より
殺処分の現場へ(処分の写真を含みます)
非常に辛い記事です。
殺処分の様子を撮影した写真もあり、精神的に耐えられないという方は無理なさらないでください。
でも、これが日々日本全国で起きている現実です。
辛いですが、「かわいそうだから」と目を背けることが彼らにとって一番「かわいそう」なことではないかと思います。
1人でも多くの人にこの現実を知ってほしい。
ペットショップで買うのではなく、保護施設から引き取るという選択をしてほしい。
迎えた命に責任を持ち、最後まで寄り添ってほしい。
自分にもしものことがあった時のことを、普段から考えておいてほしい。
なんら落ち度のない、この子たちの死に報いることのできる日が殺処分というもののなくなる日が来てほしいと切に願います。
塩村あやか都議からです。
http://shiomura-ayaka.com/2015/10/30/report-1340.html
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生年月日:1978年7月6日
出身地:広島県 福山市 で被爆2世として生まれる
血液型:AB型
1991年3月 福山市立 光小学校 卒業
1994年3月 福山市立 鷹取中学校 卒業
1997年3月 私立 就実高等学校 卒業
1999年3月 共立女子短期大学 卒業
■職歴
短大卒業後、Australian School of Hotel Management and Hospitality へ留学。
放送作家(オフィス・トゥー・ワン所属)として、「シューイチ」「24時間テレビ」(日本テレビ)、「きょうのわんこ」(フジテレビ)、「夕焼け寺ちゃん活動中」(文化放送)、など、数々の番組を担当。
世田谷区内の里親会より猫2匹を迎えて、生活中。
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2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。
■職歴(都議会)
東京都議会議員 1期目
東京みんなの改革 代表
厚生委員会 副委員長(2013〜)
動物愛護管理審議会 委員(2013〜2014)
東京都議会東京多摩国体推進議員連盟
■活動
動物ボランティア (里親活動)
動物レスキュー (東日本大震災時・警戒区域制定直前一斉レスキュー)
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お問い合わせ先・都政へのご意見
E-mail:info@shiomura-ayaka.com
塩村あやか オフィシャルサイト http://shiomura-ayaka.com/
盲目の友達のために、自ら「目」となる犬がいた
盲目の友達のために、自ら「目」となる犬がいた
The Huffington Post | 執筆者: Kimberly Yam, HuffPost Newsroom
グレンとバズ。
2匹の犬は、いつでも一緒だ。
盲目のグレンを、バズがリードする。引き離すとそわそわしはじめるほど、強い絆が感じられる。
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(左)ジャック・ラッセル・テリアのグレン、(右)タッフォードシャー・ブル・テリアのバズ
2匹は3週間ほど前、イギリスのハートプールに捨てられていた。
2匹を救助した動物保護センター「ストレイ・エイド」によると、グレンは10歳、バズは9歳ぐらいだという。
両方ともオス。
グレンが歩くときはバズが先導する。
バズは、グレンにしょっちゅう世話を焼き、グレンが側にいるか何度も確認する。
ストレイ・エイドでボランティアをしているハンナ・クリッチロウさんは、2匹について「離されるとすぐに鳴き始めます」と説明した。
ストレイ・エイドのセンター長、ジョン・ベイルビーさんは、「2匹はよくじゃれあって遊んでいます。良い関係のようです」とコメント。
また、スタッフのダイアン・ハンフリーさんは、「2匹は長い間一緒にいたようだ」としながらも、なぜこんなに仲が良いのかについては、「確かなことは分からない」と話した。
ストレイ・エイドでは現在、2匹を一緒に引き取ってくれる飼い主を募集中。
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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを、ハフポスト日本語版が加筆・編集しました。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/23/glenn-and-buzz_n_7650936.html グレンとバズ
伝書猫「チャアチャ」
伝書猫「チャアチャ」、107歳と飼い主つなぐ(熊本)
2015年11月6日 朝日新聞
【動画】手紙運ぶネコ=村上伸一撮影
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http://digital.asahi.com/articles/ASHC556N2HC5TLVB00G.html?rm=36
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チャアチャをかわいがる波恵さん=玉名市溝上
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見知らぬネコが家に上がり込み、100歳を超すおばあちゃんになついた。
娘が首輪に手紙を結んでみたら、飼い主まで運んだ。
飼い主がノートに貼ってためた手紙は、2年半で800通を超す。
手紙で結ばれた二つの家は、「伝書ネコ」あるいは「介護ネコ」と呼んでかわいがっている。
玉名市溝上の田んぼが広がる集落で、ネコは高木波恵さん(107)に毎日のように会いに来る。
気立てが優しく行儀がいいので、波恵さんも気に入った。
長女の恵子さん(76)がネコの帰り道を観察し、約100メートル離れた家に住む高木洋さん(56)と美津子さん(61)夫婦が飼い主だと突き止めた。
教師だった恵子さんにとって、洋さんは中学時代の教え子だった。
「愛する飼い猫が知らないところで何をしているか、教えてやったら喜ぶだろう」と紙片にネコの行動を書き、首輪に結んでみた。
飼い主の美津子さんは最初に手紙を見た時、「達筆なので誰からだろうと不思議に思っていた」。
数回送った後、恵子さんは洋さん夫婦に送り主であることを打ち明けた。
◇
ネコは雄の推定9歳で、名前は「チャアチャ」。
人間なら50代前半ぐらい。
関西の六甲山周辺で迷いネコとして保護され、6年前に兵庫県西宮市に住んでいた洋さん夫婦が引き取った。
夫婦は翌年、チャアチャを連れて洋さんの故郷の玉名市溝上に移ってきた。
昨年4月11日の手紙。
「ミャオーと言って家の中へ。牛乳一杯(だけ与えた)。地区のパトロール忙しい様子。バアバになでてもらって、ハーイサヨナラと言って外へ」。
飼い主の美津子さんは「子どものいない私たち夫婦にとって、チャアチャは子ども同然。外でそんなことやってたのかって、意外な面がわかって助かる」と語る。
チャアチャは以前の飼い主に捨てられた可能性があり、その記憶がよみがえるのか、なついた人間がそばを離れそうになると必死に追いかけてくることがあるという。
高齢だが記憶力が強く、声も力強い波恵さんは「チャチャ」と呼ぶ。
「(捨てられたかもしれないという)人生を思うと、かわいそうでならない」と同情し、なおさらかわいがる。
チャアチャは雨の日を除いて毎日2回ほど波恵さん宅に来ると恵子さんが手紙を結びつけるまで家を出ようとしない。塀のすき間や狭い路地伝いに帰る。
波恵さんが106歳になった昨年10月11日の誕生日には、飼い主からのお祝いの手紙をチャアチャが届けた。
波恵さんの次男の保明さん(66)は「母にとって、ネコの癒やしはいい介護になっている」と話す。
◇
波恵さんは大正時代、日本統治下だった台湾で、警察官として赴任した父親に連れられて、現地の小学校教師になった。
今年、台湾での高校野球の思い出話が朝日新聞熊本版に掲載された。
久しぶりに当時の教え子に書いた手紙を、台湾の郵便局員が現住所を探し出して届けたことが台湾中で話題になり、教え子たちと9月、テレビ会議で約80年ぶりに「再会」した。
娘の恵子さんと同様に、飼い主の洋さんの父親も当時、台湾で生まれ、波恵さんは近くに住んでいた洋さんの父親も、自身の子どものようにかわいがったという。
そんな縁もあり、当時を思い出すのか、チャアチャとの出会いには特別な絆を感じているようだ。
(村上伸一)
第41回福井県小学生読書感想文コンクールより
2015年11月3日(火) 福井新聞
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この読書感想文を読んで小学5年生がこのような感想文が書けるのには驚きました。
大人でもなかなかできることではありません。
真の動物愛護の心が感じられます。
このような子供たちが増えていって、不幸な動物たちがいなくなる、日本の動物愛護の風土を変える、そういう日本の姿に貢献してくれることを切に願います。
(Fujita)
飼っていたニホンザルを鉄の棒で撲殺
飼っていたニホンザルを鉄の棒で撲殺 71歳男を逮捕
2015年 11月12日(木) テレビ朝日系(ANN)
飼っていたニホンザルを鉄の棒で殴り殺したとして、宮崎県都城市の71歳の男が動物愛護法違反の疑いで逮捕されました。
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都城市高城町の農業・淵之上征夫容疑者は10日午後5時ごろ、自宅を訪ねてきた県の農林振興局の職員に飼っていたニホンザル1匹について、捕獲の経緯を聞かれたことに腹を立て、サルをおりから出して鉄の棒で殴り殺した疑いが持たれています。
淵之上容疑者は容疑を認めていて、去年5月にニホンザルを知人から譲り受けたということですが、飼育に必要な県の許可を取っていませんでした。
また、野生のニホンザルを個人が飼育目的で捕獲することは鳥獣保護法で原則、禁止になっていて、警察はサルを手に入れた経緯について調べています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20151112-00000025-ann-soci
野生動物Q&A
http://www.ecotourism-center.jp/staticpages/index.php/wildanimals_basic01
AKB、杉本彩さんなど160人がペットの命の大切さ訴え(神奈川県)
AKB、杉本彩さんなど160人がペットの命の大切さ訴え
神奈川県、「それが大事」動画を公開
2015年11月12日 ITメディアニュース
神奈川県は11月12日、ペットの命の大切さを杉本彩さん、AKB48、デヴィ夫人など著名人らが歌とともに動物愛護を訴える動画「それが大事~ペットのいのちバージョン~」をYouTubeと県のホームページで公開した。
大事MANブラザーズバンドの立川俊之さんによる、ヒット曲「それが大事」の「ペットのいのちバージョン」にのせて、黒岩祐治知事のほかAKB48メンバー、荒川静香さん、河村隆一さん、宝田明さん、ラサール石井さん、デヴィ夫人、八木亜希子さんらがペットとともに登場。
約5分の動画中、ボランティアなど総勢160人が出演している。
サビでは「負けないこと 投げ出さないこと 見放さないこと 愛し抜くこと」と歌い、ペットを守ろうと呼び掛ける。
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動画より、黒岩知事、デヴィ夫人ら
動画 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1511/12/news129.html
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杉本彩さん
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AKB48メンバー
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八木亜希子さん
県では2013年度、動物保護センターに収容された犬の殺処分ゼロを達成。
14年度には猫の殺処分もゼロにすることができた。
これを受け、センターを「殺処分する施設」から「生かすための施設」への転換を目指し、寄付を募って建て替えを進めている。
県は「『みんなの力でペットのいのちを守ろう』という新しいムーブメントを起こしていく」としている。
以下、神奈川県サイトより
「それが大事~ペットのいのちバージョン~」ペットを守るPR動画が完成しました!
2015年11月12日
記者発表資料
本県では、ボランティアの協力により、昨年度、動物保護センターに収容された犬と猫の殺処分がゼロになったことを機に、同センターを、処分するための施設から生かすための施設へと大きく転換することとし、広く寄附を募り、建替えを進めています。
こうした取組みのPRのために、ペットに関心の高い著名人やご当地アイドル、ボランティアの皆さんなどが出演する動画を制作し、本日からYou Tube及び県のホームページにアップしました。
また、次のとおり、動画のお披露目をします。
皆さんと力を合わせて、神奈川県から「みんなの力でペットのいのちを守ろう」という新しいムーブメントを起こしていきます!
1 動画のお披露目
①日時 平成27年11月15日(日曜日) 14時00分から14時10分
②日本大通り(神奈川県庁分庁舎 野外ステージ)
(KANAGAWA全国高等学校ストリートダンスバトルのイベント内)
③その他
当日は、神奈川県の動物愛護キャンペーンソング「それが大事~ペットのいの ちバージョン~」の作者、大事MANブラザーズバンドの立川俊之さんに歌っていただきます。
2 PR動画
① 概要 タイトル:「それが大事~ペットのいのちバージョン~」
出演者:別紙 [PDFファイル/112KB]をご覧ください。
②閲覧方法 県ホームページでご覧になれます。 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p965333.html
とってもステキな動画ですねImage may be NSFW.
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多くの人の目に留まり、大切な伴侶動物との向き合い方を改めて考えたり、殺処分のない社会を目指す大きな流れを作るきっかけになってほしいと思います。
人生はもっとニャンとかなる!
『人生はもっとニャンとかなる! ―明日にもっと幸福をまねく68の方法』
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『人生はワンチャンス!』『人生はニャンとかなる!』『人生はZOOっと楽しい!』の『人生~』シリーズは、累計発行部数が170万部を突破している人気ぶり。
特に『人生はニャンとかなる!』は90万部を超えるヒット作だ。
ここで紹介する『人生はもっとニャンとかなる!』は、単なるその続編ではなく、多くの人々を魅了する猫の「したたか」で「自由奔放」な姿に焦点を当てることで、よりパワーアップしている。
表面には猫の個性が際立つ愛らしい写真とそれに合ったメッセージ、裏面には驚きと学びがある偉人の格言・エピソードを掲載する。
「明日にもっと幸福をまねく68の方法」の中から「30の方法」の表面を厳選。
自然体の猫の姿から教えられることもあり、老若男女が楽しめる。
著 者 : 水野敬也・長沼直樹
発売日 : 2015年10月02日
出版社 : 文響社
サイズ : 単行本
定 価 : 1400円+税
本の紹介 YouTube https://www.youtube.com/watch?v=nZZHp6wirsY
下半身不随で車いすの犬や猫
動物保護施設でイベント 下半身不随で車いすの猫や犬も 背景には「虐待」の可能性
2015年10月31日 産経WEST
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お気に入りの車いすにご機嫌のイヌのバード=大阪府能勢町の「ハッピーハウス」(岡本義彦撮影)
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専用の車いすで歩くネコのみゅー=大阪府能勢町の「ハッピーハウス」(岡本義彦撮影)
さまざまな理由で行き場を失った犬猫約570匹が暮らす能勢町の動物保護施設「ハッピーハウス」が今月、犬猫たちとのふれあいイベントを開催した。
新たな飼い主との出会いを提供するのが狙いだが、会場には下半身不随のため車いすで歩く犬の姿も。この施設によると、近年、老齢のため脚が不自由になった犬や、交通事故や虐待などが原因で下半身不随になる猫が増えているという。
新たな飼い主を探して
施設を運営する公益財団法人「日本アニマルトラスト」(甲斐尚子代表)が今月18日に富田林市内で開いたイベント。
ミニチュアダックスフンドやパピヨンたちが尻尾を振ってじゃれる愛らしい姿に「かわいい!」「離れがたくなる」と、誰もが相好を崩した。
イベントには犬約20匹、猫約10匹が参加。
中には尻尾がなかったり、脚を引きずったり、失明した犬も。
この日、引き取り希望の面談を受けた和泉市の会社員、鈴木慶子さん(54)はマメシバを1年2カ月前に失った。
新たに犬を飼おうと会場へ足を運んだが、「こういう施設があることを知ったからには・・・」と話す。
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虐待? 交通事故?
現在、同施設には要介護の犬が23匹、下半身不随の猫が6匹暮らしている。
犬は高齢で歩行困難となった場合がほとんどだが、猫は交通事故か虐待と思われるケースが多いという。
今年8月に保護された「希(きい)ちゃん」(推定4カ月)は、骨に自転車でひかれたか、棒状の物でたたかれたと推測できる痕跡があった。
昨年6月に排水溝で見つかった「みゅーちゃん」(同1歳)、同9月に背骨を骨折した状態で保護された「ペコちゃん」(同4歳)も下半身不随だ。
甲斐代表は「そういう猫はたくさんやってくるが、手の施しようないことが多い」と話す。
過去10年間に同施設で保護した下半身不随の猫の数(施設内動物病院含む)は、平成23年まではほぼゼロだったが、24年は10匹、25年は14匹と急増。
甲斐代表は「2匹ぐらいならまだ交通事故かと思えるが、3匹目ぐらいからおかしいと思うようになった」と、虐待の可能性を指摘する。
犬猫用車いすが光明
そんな猫たちに光を与えたのは専用車いすだ。
「リハビリにも役立つ」(スタッフ)といい、みゅーちゃんは車いすを使い始めてから、後ろ脚を触るとピクピクと動かすようになった。
ペット用車いすを手がける「芦屋バティーズ」(兵庫県芦屋市)によると、猫用車いすの問い合わせは、5年前は3カ月に1回程度だったが、現在は月2、3件あり、竹田佳子(けいこ)社長(55)は「生活の質が向上し筋肉も動かせるようになる可能性が広がる」と話している。
同施設のスタッフ、加賀爪啓子さん(39)は「保護された犬猫の数や施設に来る経緯を知ることでペットを飼う前にいろいろ考えてくれることにつながる」と話している。
(嶋田知加子)
世界でいちばんかなしい花
「世界でいちばんかなしい花」
それは青森の女子高生たちがペット殺処分ゼロを目指して咲かせた花
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■著 者 : 瀧 晴巳
フリーライター。インタビュー・書評を中心に活躍。語りおろしの取材・構成も数多く手がけている。
■出版社 : ギャンビット出版事業部
■発売日 : 2015年9月
■販売価格 : 1,500円(税込:1,620円)
【概 要】
“そんなのおかしいよ”
立ち上がった彼女たちのプロジェクトは「いのちの花」。
青森県立三本木農業高校に通う彼女たちは、殺処分されゴミとして捨てられていく犬や猫たちの骨を目の当たりにし、殺処分の現状を知る。
「かわいそうで終わってはいけない」。
プロジェクトを通して、彼女たちが伝えたかったこととは何か。
【目 次】
第1章 「青森県立三本木農業高等学校」千葉美好さん
動物科学科主任・食品製造担当 太田哲先生は語る
第2章 「いのちの花プロジェクト、始動」向井愛実さん
動物愛護センター主査・獣医師 荻野心太郎さんは語る
第3章 「この花の里親になってください」安田凛さん
農場部藤森陽介先生、佐々木哲先生は語る
第4章 「それぞれの道」竹ケ原春乃さん
遠藤剛教頭先生は語る
第5章 「動物と共に生きていくということ」駒井樹里称さん
赤坂圭一先生は語る
いのちの授業
救える命がそこにある
救える命がそこにある―犬猫の殺処分ゼロ実現のために、私たちができること
2015年11月07日 ウートピ
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ペットを飼いたいと思ったとき、ペットショップに行って購入するという方法は、ごく当たり前のことなのかもしれません。
しかし、その選択が、もしかすると犬猫の虐待に繋がっているとしたら――。
年間12万頭も犬猫の殺処分が行われている日本の現状、犬に自由を与えず死ぬまで檻に閉じ込めただ繁殖だけさせる、そんな悪質ブリーダーの行いを明らかにした、映画『犬に名前をつける日』の山田あかね監督へのインタビュー記事(前編、後編)は、わずか2週間でシェア数が1万2,000を超え、たくさんの人の支持を集めました(2015年11月5日現在)。
命を売買することの違和感
人間の身勝手で簡単に殺処分されてしまうペットたちの存在を知って、激しく心を揺さぶられた読者も多いのではないでしょうか。
インタビューで山田監督が「犬を飼いたいと思ったとき、保護施設から譲り受けることを知らない人が多すぎるのです」と語ったように、もしかすると私たちの無知や無関心が、間接的にペットの命の尊厳を奪っているのかもしれません。
これに伴って実施されたウートピ世論調査「ペットを飼うとしたら?『保護施設からもらう』or『ペットショップで買う』」では、「保護施設からもらう」と回答した人が86%と多数を占めました。
保護施設派から寄せられていた意見をいくつかご紹介しましょう。
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出典: http://wotopi.jp
・命に値段を付けることはナンセンス
・血統に意味は無いし命はファッションや流行りではない
・救える命があるのなら、少しでも貢献したい
・ぜひ日本も海外を見習って保護施設から引き取るのが当たり前になって欲しいです。人間の都合で殺処分するなんて絶対に反対です
・ペットショップが売れればいいと無責任に売り、見た目の可愛さで買い終生飼育しない飼い主と無責任の負の連鎖が保健所の犬達の中にいる。またペットショップの裏側では悪徳繁殖屋が産めよ増やせよ金になる。物を生産するかの如く犬達を扱っている
・保護した子を売るペットショップならまだわかります。親犬親猫に過大な負担をかけ、ボロボロになるまで交配させる 障害のある子は殺処分対象。こんな現実おかしいですよ。
・(しかしペットショップ派からは)ペットショップ、ブリーダー全て悪い、無くそうというのは極端過ぎて賛成できません。
・どんな業界にも悪質なやつがいる。それはなくしていけばいい。殺処分とは飼い主側の問題。保護施設から譲ってもらって飼えなくなって保健所にいくやつもいるのが現状。きれいごとはいらない。
という声があがっていました。
悪質業者は許しがたいですが、一方で、犬や猫を愛し大切にしているブリーダーやペットショップもあります。
そして実際に、飼育放棄する飼い主がいることによって殺処分が減らないのも事実。
しつけや散歩が大変、吠え癖や噛み癖がひどい、人をケガさせた、近所の人から苦情が出て飼えなくなったなど、さまざまなトラブルにより、飼い主自ら保護施設や保健所に引き渡しにくるというケースは決して珍しいものではないのです。
殺処分ゼロには「いかにして飼うか」が重要
犬猫の殺処分ゼロ、保護犬の減少を減らすためには、「いかにして飼うか」が重要なポイントになってきます。
北海道の岩見沢保健所由仁支所では、2014年度、初めて犬猫の殺処分ゼロを成功させました。
引き取った54匹のうち、3匹は元の飼い主の家へ、残り51匹は新しい里親と出会うことができたそうです。
殺処分ゼロの対策としてもっとも影響を与えたのは、13年に施行された改正動物愛護管理法「終生飼養」の義務化により、飼い主の身勝手な理由による引き取り依頼を、保健所側が拒否できるようになったからだといいます。
参考記事:「犬猫殺処分、初のゼロ 昨年度の岩見沢保健所由仁支所」(北海道新聞)
愛犬家が集まるドッグランと、保護犬の譲渡を目的とする施設を併設した大阪の「鶴見緑地パートナードッグタウン」を運営する社団法人「パートナードッグタウン協会」も、犬の殺処分ゼロを目指し活動しています。
ここにも飼育放棄された保護犬は少なくなく、新たな里親と出会うことがあっても、きちんと飼育できる環境か、里親と保護犬の相性などをみて、譲渡できるかどうかを慎重に判断するそうです。
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出典: http://wotopi.jp
犬猫ボランティア団体が行っていること
筆者自身、半年ほど前、保護犬の里親になるため、犬猫の保護活動をしているボランティア団体のお世話になりました。
印象的だったのは、飼い主となる里親へのケアや支援が手厚かったことです。
そこでは、一匹の保護犬を譲渡するにあたり、数回にわたってトライアルの機会を設け、里親と犬との相性や、飼育環境のチェック、里親としての適性について、さまざまなことを確認しています。
また、譲渡の前には、犬の特性やしつけ方、飼い方などを学ぶ、「飼い主のためのしつけ教室」を受講することを推奨、譲渡後はペットと良好な関係を築けているか、その様子を定期的に確認、何か困ったことがあればすぐに相談に応じるなど、細やかに対応しています。
さらに犬のしつけ・トレーニング教室やドッグラン、ペットホテル、動物病院などの紹介、飼い主同士の交流など、飼い主へのサポートの部分を非常に重視している印象を持ちました。
筆者の場合、トライアル期間中に家族の一人が犬アレルギーだと判明し、結局、保護犬を飼うまでには至りませんでした。
幸い猫は大丈夫だったので、保健所から7歳の捨て猫を引き取ることに。
今ではかけがえのない家族です。
実は、飼い始めてから家族の誰かが犬アレルギーだと分かるということは、よくあるそうです。
飼う前には気づかなかったこと、飼ってからペットがストレスに感じてしまうということは、決して珍しいことではありません。
多くの捨て犬や保護犬を見てきた保護団体の人ほど、飼うことの責任とその難しさを実感しているのかもしれません。
捨て犬、保護犬が家族になるまで
捨てられた犬猫は懐かないのではないか、保護犬は飼いにくいのではないか、ということを不安に思う人もいるでしょう。
しかし、実際に保護犬の飼い主となった人たちからは、こんな声が寄せられています。
・「以前は、子犬から育てないと人間になつかないのではないかと思っていたけれど、そんなことはありません。犬は賢いから『この人が飼い主だ』と思ったら、従いますし、なつきますよ」
(「犬を檻に閉じ込め近親交配…悪質ブリーダーとペットショップが減らない理由」より、山田監督の言葉)
・うちの子は動物愛護センターから成犬で来た雑種だけど可愛いし良い子
・家には保護した犬がおり、ブリーダーが捨てた犬でしょう。最初は私にはなつかず苦労しましたが、そりゃあ簡単には行きませんよ。今は嫁が1番、私は2番って感じです(笑)
・うちの子も保護犬です。かわいくていじらしくて、こんないい子が殺処分寸前だったと思うと、泣けてきます
・我が家のわんこは里親を探す民間ボランティアさんより譲り受ました。初めてわんこを飼う私どもに、兄弟3匹と一緒にボランティアさん宅へきた事や行動から感じる性格、予想される体重、子犬の頃はごはんに手を添える事など丁寧に教えてくださいました。子犬だったわんこは来春12歳…お互いが幸せを感じる大切な家族となっています
・うちは今も先代犬も保護犬で成犬ですが、子犬から飼うよりはるかに楽です
ペットショップでお金を出して命を買うのではなく、保護犬を引き取ることで命を救える、その選択肢があるということを多くの人が知れば、殺処分ゼロを実現することができるかもしれません。
(内野チエ)
飼育放棄されたトイプードル、警察犬に挑戦
飼育放棄されたトイプードル、警察犬に挑戦
2015年11月02日 読売新聞
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「足跡追及の部」で見事な嗅覚を披露したアンズと鈴木さん(10月30日、水戸市中河内町で)
茨城県警の嘱託警察犬審査会が10月30日、水戸市の那珂川河川敷で行われた。
今年から3年間、全ての犬種の参加が認められ、トイプードルの「アンズ」(メス、2歳)など小型犬3頭が初めて参加した。
アンズは生後間もない頃に飼い主から飼育放棄され、殺処分されそうになったが、寸前のところで引き取られた後はシェパードと一緒に訓練を積み重ね、この日、見事な嗅覚を披露した。
来年の嘱託警察犬を選ぶ審査会には、現役の25頭と、嘱託犬を目指す24頭の計49頭が参加。
においを基に犯人の逃走経路を追跡し、遺留品を発見する「足跡追及の部」と、最初ににおいをかぎ、並べられた五つの布から同じにおいのものを選ぶ「臭気選別の部」で行われた。
これまではシェパードやドーベルマンなど大型7犬種が指定されていた。
アンズの飼い主の鈴木博房さん(65)は犬の保護活動に取り組んでいる。
2013年夏、県動物指導センター(笠間市)から、生後間もないトイプードルが預けられたと連絡があった。処分されないように引き取り手を探そうとしたが、人を怖がる様子がみられたので、しばらく預かることにした。
鈴木さんは30年以上嘱託警察犬を育てており、自宅には3頭のシェパードがいた。
「一緒に暮らせるだろうか」と不安もあったが、アンズはすぐに慣れ、シェパードの訓練にも楽しそうに加わってきた。
アンズを飼うことにし、「狭い場所の捜索など、この子だからこそ出来ることがある」と、本格的に訓練し、警察犬を目指すことを決めた。
シェパードは体重が40キロ・グラムほどあるのに対し、アンズは2・5キロ・グラム。
シェパードと遊んでいる最中にぶつかって飛ばされたり、屋外での訓練中に大きな鳥に襲われそうになったりと苦労も多かったという。
それでも審査会では、急勾配の坂を物ともせず駆け上がり、草をかき分けて、迷わず犯人の逃走経路を追跡。
途中、枯れ草が尻などに絡まり、困った様子も見せたが、課題の遺留品を全て発見した。
「一生懸命やった。シェパードにも劣らない能力だ」と鈴木さん。
「ダメな犬なんていません。愛情を持って育てれば、落ち着きのない犬だってしっかりする。そのことを今日、証明してくれました」と目を細めた。
◆盗品発見や逮捕に貢献
嘱託警察犬は、民間で飼育、訓練された犬で、県警の要請を受けて、犯罪捜査や行方不明者捜索で活躍している。
県警では直接飼育している直轄警察犬はおらず、審査会で優秀な結果を残した候補犬を嘱託警察犬に選んでいる。
県警鑑識課によると、昨年、県警の嘱託警察犬が出動したのは58回。
今年は9月末現在ですでに64回出動している。
今年6月には、窃盗事件の被害品を見つけ出し、容疑者の逮捕に協力したとして竜ヶ崎署から嘱託警察犬が表彰された。
谷津成久鑑識課長は「『においの捜査官』として事件捜査はもちろん、小型犬は広報イベントでの活躍もできると期待している」と話した。
ペット飼育数、猫が犬を逆転か
猫が犬を逆転か?ペット数見通し 散歩不要など背景に
2015年10月26日 朝日新聞
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昨年から猫と暮らし始めた自営業の女性。「この子がいない生活は考えられない」=大阪市、加藤諒撮影
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これまでペットの人気を二分してきた犬と猫。
長く犬のリードが続いていたが、猫が逆転する日が近々やってきそうだ。
小型犬ブームが落ち着き、散歩やしつけの手間から犬を飼う人が減る一方で、猫を家庭に迎える人が増えている。
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ペットフードメーカーの業界団体「一般社団法人ペットフード協会」(東京都)は1994年から全国調査を実施し、犬と猫の推計飼育数を発表している。
昨年の調査では、犬は1035万匹、猫は996万匹だった。
調査対象を5万人に増やした過去5年で見ると、犬は12・8%減少する一方、猫は3・6%増えている。
飼育世帯数では犬が上回るが、このペースだと今年の調査で猫の数が初めて犬を抜く計算だ。
今年の調査は今月9日で終わり、来年初めに発表の予定。協会の越村義雄名誉会長(67)は「犬を新たに飼う動きは低調だが、猫は2匹目を迎える人も増えている。
散歩の必要もない猫は単身者でも飼いやすく、今回は犬猫が逆転するのではないか」と予想する。
犬に逆風となっているのは、飼い主の高齢化だ。
同協会の昨年の調査によると、年代別では犬猫とも50代の飼育者が最も多く、50代以上が全体の6割を占める。
そこに、90年代後半の小型犬ブーム時に飼い始めた犬が寿命を迎えつつある状況が重なる。
市場調査会社「富士経済」(東京都)の橋本幸二主任は「飼い主の加齢に伴う負担の大きさから、犬の飼育数の減少に歯止めがかからない」という。
メディアでも猫人気が顕著だ。
CMやドラマに出演する犬猫約180匹を擁する湘南動物プロダクション(千葉県)は、かつては犬への仕事依頼が8割を占めたが、最近は猫が6割にのぼる。
複数のペットのブログランキングでは猫が軒並み上位を占める。
飼い猫にまつわる著書がある精神科医の斎藤環さん(54)は「人への忠誠心が高く行動のわかりやすい犬に比べ、猫は謎めいて予測不能な面白さがある。動画などインターネットでの発信になじみやすく、ネット住民の盛り上がりが現実世界に波及している。一過性のブームでは終わらないだろう」とみる。
(机美鈴)