エア・カナダ機、犬を救うため緊急着陸 貨物室に不具合
2015年 9月17日(木) CNN
イスラエルからカナダに向かっていたエア・カナダの旅客機が、貨物室に預けられていた犬を救うために行き先を変更して、ドイツに緊急着陸する出来事があった。
エア・カナダ85便はイスラエルのテルアビブからカナダのトロントに向かう途中、貨物室の暖房装置に問題が発生。
貨物室には、乗客のジャーマン・コントロビッチさんが預けた7歳のオスのフレンチブルドッグ犬「シンバ」がいた。
エア・カナダの広報によると、暖房装置の問題を知った機長は犬の安全を気遣い、「この高度では極めて不快度が高く、そのまま飛行を続ければ生命が脅かされる恐れもある」と判断したという。
機長の判断で同機は行き先を変更してドイツ・フランクフルトの空港に着陸。
シンバは別の便に乗り換え、85便には約75分の遅れが出た。
広報は、「乗客にはご迷惑をおかけした」としながらも、「犬が危険にさらされる恐れがあり、行き先の変更によって安全が確保されたと知ると、おおむね好意的な反応だった」と話している。
飼い主のコントロビッチさんはトロントの空港で地元メディアの取材に応えて「この犬は自分の子どもみたいなもの」と語り、機長に感謝の意を表した。
別の乗客も「間違いなく正しい判断だった」とコメントしている。
航空専門家は、ドイツを経由したことで燃料費はかさんだはずだとしながらも、「機長には機内の全生命を守る責任がある」と指摘した。
エア・カナダ機、犬を救うため緊急着陸
火の用心だワン!
火の用心だワン! 消防団犬ココ、イベント引っ張りだこ
2015年9月21日 朝日新聞
下京消防団永松分団(京都市下京区)には愛らしい「準分団員」がいる。
メスのシバイヌのココ(12)。
下京消防団永松分団の消防団犬ココ=京都市下京区
「消防団犬」として、飼い主で分団長の村田卓三さん(90)とペアで地域の火災予防のイベントなどに参加し、火の用心を呼びかけている。
「ココちゃん、いつもご苦労様やな」。
定例の夜の見回り日。
村田さんに連れられて詰め所にやってきたココを分団員たちが囲み、頭をなでてやった。
12年前、犬を欲しがっていた村田さんに、息子が生後2カ月のココを買ってきて贈った。
ふだんは、村田さんが経営する骨董(こっとう)品店で看板犬を務める。
ココが「消防団犬」の一歩を踏み出したのは10年ほど前。
人前でめったにほえず優しいココの性格を見込み、村田さんが警察の防犯パレードに参加させたのがきっかけだった。
「一人で呼びかけるよりも関心を持ってもらえた」と手応えを感じた村田さんは、半世紀以上務めてきた消防団の火災予防の広報活動にも連れて行くようになった。
村田さんたちがマイクや拍子木で人々に注意を呼びかける中、村田さんが手作りした厚紙の制帽と「火の用心」と書かれたゼッケンを身につけて先頭を歩いて分団員たちをリードする姿がかわいらしく、たちまち人気者に。
ココ専用の「準分団員」の肩書も付けてもらった。
今では、祇園祭や秋の火災予防運動、年末特別警戒などでも引っ張りだこだ。
毎月5、20日の「無火災推進日」には、12人の分団員とともに市中心部の繁華街などを約40分間巡回する。
巡回中、自宅に近づくと帰ろうとして方向転換することもあるが、村田さんが「お仕事やで」と声をかけると表情を変えて再び歩き始める。
その姿に飲食店のおかみさんや出会う人々から「えらいね」「かわいい」と声をかけられたり、写真を撮影する人だかりができたりする。
火災で消防団が出動する時は詰め所で留守番をして、分団員たちの無事を祈って待ち続ける。村田さんは「管内は飲食店などが多く、火気の取り扱いに特に注意が必要な地域。少しでも火災が起きないように、相棒のココとしっかりアピールしていきたい」と話す。
(森泉萌香)
保護・収容動物のお知らせ
二州健康福祉センター(敦賀市)に1匹の成犬が収容されています。
保護・収容日:平成27年9月23日(水)、公示終了日:平成27年9月29日(火)
捕獲場所:敦賀フェリーターミナル
柴犬系、中型犬、性別オス、年齢数歳、毛はこげ茶白色で短毛、黒色首輪着用
飼い主の方、お心当たりのある方、至急センターへ電話をしてください。
センターへの電話は、0770ー22-3747、です。
どうか皆さまのご協力をお願いします
殺処分ゼロを願い活動されていた川島なお美さん・・・
殺処分ゼロを願い活動されていた川島なお美さん
・・・ご冥福をお祈りいたします
愛犬家で動物愛護活動もされ、殺処分ゼロを願われていた川島なお美さん。
東京五輪までに東京都の殺処分ゼロを目指すTOKYO ZEROキャンペーンの呼びかけ人になられたり、文化人による「エンジン01文化戦略会議」の動物愛護委員会での活動も熱心にされていました。
あまりに若すぎる死・・・
ご自身の女優としてのキャリアも、殺処分ゼロを目指す活動も・・・
まだまだやりたいことがたくさんあったでしょう。
きっと今、亡くなった愛犬と再会されているでしょうね。
天国で動物たちを、これからの日本を見守っていてください。
心よりご冥福をお祈りいたします。
川島なお美さんの2年前のブログより一部転載です。
「なおはん」のほっこり日和より
2013年9月13日
殺処分ゼロを目指して(抜粋)
きのうはエンジンゼロワン動物愛護会議有意義な会議となりました。
動物愛護に取り組んでいる川崎市を応援していくこと。
そして2020東京オリンピックまでに殺処分ゼロの国を目指すこと。
9月23日川崎市では東日本の震災で被災した動物や保健所にいる子たちの里親探しなど動物愛護イベント開催。
先進国なのに日本はまだまだ動物愛護の意識に関しては最低のレベル。
年間18万頭ものワンちゃんネコちゃんが処分されています。
飼い犬が老いでぼけてきたから、引越し先で飼えなくなったから、そんな勝手な理由で保健所に捨てに来る飼い主。
大きくなりすぎて売れなくなったからと大量に捨てに来るペット業者。
一度は預かった命をなんでそんな簡単に粗末に扱えるのでしょうか。
その命たちはガス室に入れられて大量に処分されていきます。
安楽死ではありません。
20分以上は毒ガスが効くまでもがき苦しむのです。
でも川崎市では獣医さんが一頭一頭に麻酔注射をして配慮してくれています。
6年前は1000頭以上あった殺処分の数も年々減ってきていて去年は300頭弱にまでなりました。
飼い主さんたちへの啓蒙や里親探しに市をあげて力を入れているからです。
ゼロになるのも夢じゃない。
私たちは一日でも早くそう東京オリンピックまでには殺処分ゼロの国になるように微力ながら頑張っていきたいと思っています。
動物後進国から脱皮して世界にアピールするチャンスなのではないでしょうか。
目先の活動では10月4日銀座王子ホールでのチャリティコンサートにトーク出演いたします。
一匹でも多くの命が救われ幸せになれるのならそんな思いがこめられたチャリティーコンサート。
芸術の秋ご興味あるかたぜひ若手トップアーティストたちの演奏に癒されにいらしてください。
【動画】川島なお美「保護犬にも目を向けて」ペットへの思い語る
https://www.youtube.com/watch?v=O1mNRF_9iLs
放送作家 藤村晃子さんのブログ「本日も・・・aki日和♪」より
2015年9月25日
川島なお美さんに心よりご冥福お祈り申し上げます。
新聞掲載「殺処分ゼロ目指し啓発」
2015年9月27日(日) 毎日新聞
当会が毎日新聞に掲載されました!
北陸ひと模様:動物愛護ボランティア代表・藤田幸雄さん /福井
2015年09月27日 毎日新聞地方版
◇殺処分ゼロ目指し啓発 藤田幸雄(ふじた・ゆきお)さん(64)
捨てられたり飼えなくなったりした犬や猫の自治体による殺処分は全国で毎年10万匹以上に上る。
県内でも500匹前後が殺処分されており、こうした現状を変えようと、子供たちへの啓発活動や行政への提言を行っている。
「動物の殺処分ゼロを目指したい」と意気込む。
会社勤めをしていた2007年、年間30万匹の犬と猫が殺処分されていることを報道で知り、「何か力になりたい」と思い立った。
仲間を集めてその年の9月に敦賀市で動物愛護ボランティア団体「動物たちとの共生を推進する会」を設立した。
会の活動方針は「捨てられる動物をなくす」だ。
殺処分から救うために動物をボランティアが引き取って面倒を見ることは多くの労力と費用が必要で、継続は難しい。
そのため、夏休みに敦賀市内の小学校の児童クラブで啓発教室を開催するなど、紙芝居やクイズ、展示を通して動物を最後まで捨てずに飼育することの大切さを伝えている。
「動物愛護の感性を持った人間に成長してもらえれば」と啓発活動に力を入れる。
熊本市など行政主体で殺処分ゼロに取り組む自治体が増え、全国で13年度に殺処分された犬と猫は約12万8000匹に減った。
環境省も13年にプロジェクトを発足させ、殺処分ゼロに向けた体制作りを始めている。
ところが、県には動物愛護課などの専門部署がなく、民間のボランティアに頼った姿勢が目立つという。
県によると昨年度の県内の自治体による殺処分数は犬と猫を合わせて467匹だ。
「ゼロの目標にはほど遠い」と懸念する。
そこで今年度から民間ボランティアや個人で作る「福井県動物愛護協議会」を設立。
8月に開かれた初会議には県の担当者も招き、県が主体となって動物愛護活動を推進することなどを求めた。
また、廃校となった学校を保護された動物の管理センターとして活用することなども提言していくという。
「不幸な犬や猫がいない社会をつくるために微力ながら尽くしたい」と力強く語る。
【近藤諭】
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■人物略歴
1950年11月、敦賀市生まれ。
毎朝5時から犬の散歩に出かけるのが日課。
活動を報告するブログ(http://blog.goo.ne.jp/wanwan3111/)は、ほぼ毎日更新している。
活動に関する問い合わせは藤田さん(090・9769・3092)へ。
名古屋のドーベルマン事件
<ニュースを問う> 名古屋のドーベルマン事件
2015年9月27日 中日新聞
名古屋市守山区の住宅街で5月、民家から逃げ出した大型犬ドーベルマン(雄、4歳)がごみ収集作業中の市職員と住民3人にかみつき、けがをさせた事件。
背景を取材すると、飼い主が適切に飼育できておらず、さらに近隣住民の苦情を聞き入れていなかった実態が見えてきた。
愛知県警は8月、飼い主の70代男性を過失傷害の疑いで書類送検。
男性は朝のごみ出しに行こうとした際、収集車がすでに到着しているのに気づいて慌てて門扉を開けたため、その間に犬が逃げ出した、と説明した。
事件を起こしたドーベルマンを一時保護した市動物愛護センターによると、男性はもともと他県で犬のブリーダーの仕事を営み、数年前まで自宅でドーベルマンの子犬を繁殖させていた。
動物の販売に必要な許可は取得しておらず、事件当時はペットとして飼育していたとみられる。
事件を起こしたドーベルマンが、最後の繁殖犬だったらしい。
◆謝罪の言葉、口に
男性は取材に応じていないが、事件後、市動物愛護センターの担当者と数回面談し「自分が悪かった。被害者の方に謝りたい」と謝罪の言葉を口にしたという。
センターは、男性が高齢のため、外に連れ出して散歩するなど適切な訓練ができていなかった可能性があるとみている。
事件当初は殺処分が想定されたが、3週間後、しつけを専門にする「わんわん保育園DUCA」(同区)に引き取られた。
「最初のころは誰に対してもびくびくして、臆病でした」
犬を「ヒカル」と名付け、しつけを始めた高橋忍園長(52)は振り返る。
ヒカルは生まれてからほとんど外に連れ出されることなく、家の中だけで育てられた。
このため外の世界を知らず、見知らぬ人への警戒心が異常に強く、周囲への恐れから凶暴な性格になったとみられる。
高橋さんによると、そもそもドーベルマンは軍用犬や警察犬に使われる賢い犬。
一度訓練を受ければ忠誠心も高い。
トレーニングを受け、ヒカルも最近では徐々に落ち着いた対応ができるようになり、受け入れ先の飼い主も決まった。
高橋さんは「幼少期に適切な飼育がされていなかったことは明らか。飼い主の責任は軽くない」と指摘する。
複数の近隣住民の話では、飼い主の男性宅付近は近くを通るとドーベルマンがほえることで知られ、門扉を遠ざけるように通行する人が多かった。
地元の女性は「10年以上ずっと騒音に悩まされてきた」と明かした。
◆注意聞き入れず
実は事件が起きる約1年前から、市は住民から「逃げ出しそうで怖い」などといった相談を受け、男性に数回、口頭で注意していた。
市動物愛護センターの担当者は「飼い主の自宅は、犬が跳び越えることが可能な高さの場所もあり、そもそも飼育設備に不備があった。二重柵などの万全な対応を取るべきだった」と指摘する。
男性は再三にわたる市の注意を聞き入れなかった。事件後は、設備の補強に要する資金負担を理由にヒカルを手放している。不十分な飼育態勢が事件の原因になったのは明らかだ。
現場周辺の地区に町内会はあるが、活動実態はほとんどなく、近隣との付き合いは乏しい。
役員経験のある70代女性によると、仕事は会費の徴収や回覧板を回すことくらい。
年1回の役員交代のときしか顔を合わせる機会はなく、男性とも付き合いはほぼないという。
都会の住宅地なら、現代ではこれが普通の姿なのかもしれない。
それでも、近くに住んでいるがゆえに共有しておくべきことはあるのではないか。
近所だからこそ、波風を立てたくないと住民は声をかけにくい。
逆に言えば、苦情があればそれだけの重みがあると認識し、真剣な対応が求められるはずだ。
男性は市を通じて寄せられた間接的な住民の声を受け取っていながら、十分な対応をしないまま事件は起きた。
高橋さんが指摘する適切な飼い方をするのは前提として、市を通じて届けられた近隣住民の声を聞き入れていれば、と考えずにはいられない。
苦情への姿勢は飼い主のマナーの一歩、と心掛けたい。
(社会部・市川泰之)
猫25匹、動物病院敷地内に置き去り(千葉県)
千葉)猫25匹、動物病院敷地に置き去り 市原
2015年9月29日 朝日新聞
市原警察署で預かっている猫
市原市の動物病院の敷地内で27日、猫25匹が置き去りにされているのが分かり、市原警察署で預かった。猫は元気だという。
同署は、持ち主が預けたか、もしくは遺棄したかの両面から調べている。
同署によると、同日午前7時ごろ、同市姉崎の市原・山口動物病院の倉庫の軒下に布製のケージ三つが置かれ、子猫10匹を含む計25匹が入っているのを副院長が見つけ、同署に連絡した。
猫は同署で預かり、署員らが餌をやって世話をしている。
太田裕介副署長は「猫の持ち主は申告して欲しい。警察で預かり続けることはできないので、誰か飼ってくれる方が出てきてもらえれば」と話す。
同署によると、2014年度に一時預かりをした猫は39匹。
今年度は今回の25匹を含め56匹という。
預かった猫はこれまで、保健所に引き取られたり、新たな飼い主が見つかったりして警察で預かったのは長くて2週間程度だったという。
動物病院に猫25匹置き去り 半年前にも同じバッグに
2015/09/28 19:47 テレ朝news
千葉県市原市の動物病院に猫25匹が置き去りにされているのが見つかりました。
27日午前7時ごろ、市原市の動物病院の倉庫の前に、ペットを持ち運ぶための大きさ50cmほどのバッグ3個が置かれているのを出勤した病院の関係者が見つけました。
警察によりますと、バッグの中には子猫10匹を含む合わせて25匹の猫が入れられていました。
いずれもけがなどはなく、元気だということです。
病院によりますと、半年ほど前にも今回と同じバッグに複数の猫が入れられ、置き去りにされていました。
警察は「一時的に猫を預かっているが、飼い主は早く名乗り出てほしい」と話しています。
犬猫2万匹、流通過程で死ぬ
犬猫2万匹、流通過程で死ぬ 朝日新聞・AERA調査で判明 昨年度
2015年9月29日 朝日新聞
改正動物愛護法で提出が義務付けられた「犬猫等販売業者定期報告届出書」。
写真は青森県に情報公開請求して入手したもの。
■ペットとともに
2014年度に国内で販売されるなどして流通した犬猫の数は約75万匹で、その約3%にあたる2万3千匹余りが流通過程で死んでいたことが、朝日新聞とAERAの調査でわかった。
犬猫の国内流通の実数が判明するのは初めて。
■環境省 推計の33倍以上
13年9月に施行された改正動物愛護法で、繁殖業者やペットショップなどに提出が義務付けられた「犬猫等販売業者定期報告届出書」の13年度分(9月施行のため原則的に同月以降の7カ月分)と14年度分を独自に集計した結果、判明した。
この届出書は、各業者が年度中に販売したり死亡したりした犬猫の数を所管の自治体に報告するもの。「販売や繁殖に使われる犬猫が適正に取り扱われているかどうか把握するため」(環境省)に導入された。
集計の結果、販売または、不要になるなどしたため無償で引き渡された犬が、13年度は37万894匹、14年度は61万7009匹いた。
猫はそれぞれ7万2569匹と、13万3554匹だった。
一方、繁殖から小売りまでの流通過程で死んだ犬猫の数は、13年度に1万7038匹、14年度に2万3181匹にのぼった。
それぞれ流通量の3・84%(13年度)、3・08%(14年度)だった。死因については報告義務がない。
これまで流通の実数は把握されておらず、環境省は09年、販売業者らに調査して犬は年間約59万5千匹、猫は同7万5千~17万匹と推計。
そのうち死亡した犬は約450匹、猫は約80~約240匹にとどまると見ていた。
流通が専門の岩倉由貴・横浜商科大准教授(経営学)はこう指摘する。
「実数が把握できることでようやく犬猫の流通・小売りの全体像が見え、どこが課題なのかがわかってくる。効果的な政策立案が可能になり、生体販売について研究が進むことも期待される」
流通過程で死亡する犬猫が環境省の推計の33倍以上、流通量全体の3~4%に達すると判明したことで、ペットショップなど業者への規制が進む可能性もある。
日本動物福祉協会特別顧問の山口千津子・獣医師はいう。
「死亡数が多いのには驚いた。これまで推計しかなかった犬猫の流通の実数がつかめる意義は大きく、ペットを巡る問題の対策を検討する際のベースになっていく数字だ。毎年これらのデータを集計し、分析していくようにすべきだ」
(太田匡彦)
◆10月5日発売(一部地域は発売日が異なる)のAERAで詳報します。
後日「sippo」にもデータなどを掲載します。
■犬猫の流通量
<2013年度(対象事業所数:14,816)>
犬 猫
年度当初に所有していた数 253,661 39,791
年度中に新たに所有した数 385,138 77,062
年度中に販売または引き渡した数 370,894 72,569
年度中に死亡した数 14,098 2,940
年度末に所有していた数 255,598 41,217
<2014年度(対象事業所数:14,809)>
犬 猫
年度当初に所有していた数 234,503 38,994
年度中に新たに所有した数 635,696 139,810
年度中に販売または引き渡した数 617,009 133,554
年度中に死亡した数 18,517 4,664
年度末に所有していた数 231,906 41,916
単位:匹
45都道府県、18政令指定都市 、中核市のうち第1種動物取扱業に関する事務を所管する30中核市はそれぞれの自治体が集計(越谷市は2015年4月に中核市 に移行したため13年度分は含まず)。
青森県 、栃木県 、札幌市、福岡市 については情報公開請求で入手した文書から朝日新聞とAERAが集計した。
届出書の提出が義務化されたのは13年9月のため、13年度の数字は原則的に9月以降のもの。
14年度については一部自治体に未回収分がある。
NKC日本ケネルクラブ福井支部の犬展覧会開催
NKC・HNA 第33回北海道犬・第5回全犬種北陸CH展の開催
■日 時 平成27年10月4日(日) 8:30~ ※雨天決行
■場 所 敦賀市松原運動場
秋本番の季節です。
あちこちに秋桜が咲き、すがすがしい気持ちになります。
そんな中、敦賀市内で北海道犬・全犬種の犬展覧会が開催されます。
北海道犬をはじめ、全犬種、約40組以上が参加する予定です。
過去に開催された時の写真です。
天気予報では穏やかな秋晴れに恵まれそうです。
めったにお目にかかれないイベントです。
是非この機会に足を運んでみてください。きっと癒されます!
手のひらの上の命:無くそう殺処分
てのひらの上の命:無くそう殺処分
獣医職員の苦悩 「こんな仕事なくなれば」 生かす側から殺す側に/和歌山
2015年09月22日 毎日新聞
殺処分を待つ子猫たち=和歌山県紀美野町の県動物愛護センターで、稲生陽撮影
野良猫への餌やりを禁じる動物愛護条例の改正案を先月、公表した県に、その後約1カ月間で寄せられた意見は約600件に上り、反対意見が賛成の7倍にも達した。
改正の狙いは、野良猫を避妊・去勢手術を施した「地域猫」にし、殺処分される猫を減らすこと。
一方、ふん尿など野良猫の被害を受ける人には地域猫すら許せないという声も根強い。
動物愛護週間(20~26日)に合わせ、県内を歩いた。
【稲生陽】
紀美野町の山中にある県動物愛護センター。
8月28日朝、大きな遊具がある芝生の広場では夏休み中の子供たちが歓声を上げて遊んでいた。
その奥の建物で犬や猫の殺処分が行われていることは、あまり知られていない。
殺処分が行われるこの日、普段と違う雰囲気におびえた犬はほえ、おりの中から子猫たちがすがるように見上げてきた。
センターでは月2~3回、保健所で処分している和歌山市を除く全県から送られてきた犬と猫を炭酸ガスで殺処分している。
その大半は子猫で、小さいものは1匹ずつ職員が手のひらの上に乗せ、高濃度の麻酔薬を注射して安楽死させる。
死体は施設内の焼却炉で灰にされ、そのまま産業廃棄物として処理される。
獣医師資格を持つセンター職員の前島圭さん(37)は4年前まで、埼玉県内の動物病院に勤めていたが、Uターン就職のために転職した。
「当時は生かすために必死に動物を診ていた自分が、今は淡々と殺す側に回っている。自分自身、認めたくなくてもこれが現実なんです」
幼い頃、飼っていた犬が病気で死んだ。
何もできなかった。
その時の無力感がきっかけとなり、獣医師を志した。
そのはずだった。
この日は犬8匹、猫46匹(うち子猫19匹)を処分した。
「飼えなくなったから」と飼い主が連れてきた犬は、最後まで懸命に尾を振り、ガス室に消えた。
麻酔薬を注射された子猫は、目を見開いたまま動かなくなった。
54匹の命が消え、焼却炉に運ばれた死体をモニターで確認する前島さんはつぶやいた。
「自分たちの仕事がなくなればいいのに、といつも思う。でも誰かがやらなければならない。無責任に野良猫に餌をやることで、その何倍もの数の子猫を他人に殺させていると忘れないでほしい」。
声はわずかに震えていた。
県内で殺処分される猫は年間約2500匹。
人口当たりの処分数は、2013年度まで4年連続で全国4番目の多さだ。
昨年度は2568匹に上り、その7割は子猫だった。
元の飼い主や新たな飼い主に譲渡されたのはわずか64匹。
今年度もほぼ前年並みのペースで推移している。
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◇感想やご意見を
連載や県の条例改正案についての感想やご意見などをお寄せください。
和歌山支局のフェイスブックやメール(wakayama@mainichi.co.jp)へ。
郵便やファクス(073・433・0650)でもお待ちしています。
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◇県動物愛護条例改正案
「殺処分数を減らすため」として、県は12月議会に提案し、来年4月の施行を目指す。
所有者のいない猫への餌やりを禁止する一方、あらかじめ「地域猫」として県に届け出て、周辺住民へも説明すれば、避妊・去勢手術やふん尿の処理などを条件に餌やりを認めるとの内容。
申請者は個人でも可。
餌やり規制や地域猫の制度化は都道府県としては全国初という。
猫のおもてなし、温泉宿救う
猫のおもてなし、温泉宿救う 廃業危機から復活 大分
2015年9月12日 朝日新聞
宿の前の路上でのんびりと過ごす猫たち=由布市湯布院町
猫たちが出迎えてくれるという大分県由布市の小さな温泉宿が、人気を集めている。
猫たちの「サービス」がネット上に広がり、宿は大手旅行サイトの全国ランキングの上位に食い込む。
一時は赤字で廃業を覚悟していた宿は、予約が相次ぐほどに息を吹き返した。
宿は「オーベルゼ・レ・ボー」。
午後3時のチェックインが近づくと、日中は近くの路上などで過ごす猫たちが宿に集まってきた。
出迎えてくれるような姿に女性が「かわいい!」と歓声を上げた。
計6匹いる猫たちの「接客術」は出迎えにとどまらない。
部屋に出入りして宿泊客と遊んだり、朝の散歩のお供をしたり。夕食時は食卓の周りをうろうろして、就寝時にはベッドに上がって「添い寝」する。
オーナーの中島久美子さん(67)によると、すべて訓練なし。
なぜ、こんなに猫たちは客をもてなすのか。
「宿泊客はほぼ全員が猫が好きな人たち。可愛がられているうちに、どんどん人懐っこくなってしまった」と話す。
猫好きにはたまらない「サービス」がフェイスブックなどで評判を呼んだ。
「楽天トラベル」が2月に発表した全国の旅館・ホテルの「看板猫ランキング」では全国1位に。
同サイトの「クチコミ」には、「着いたら、さっそく4匹がお出迎えでした。にゃーと鳴きながら寄ってきてくれて」「添い寝もしてくれて、幸せな時間を過ごせました」などの感想が並ぶ。
香港から夫婦できた胡兆偉さん(35)は、動画サイトのYoutubeで見つけて予約。
自身も2匹の猫を飼うが、「こんな宿があるなんて驚いた。旅先で猫と一緒に寝られて幸せ」とうれしそうに話した。
宿は2007年に開業。
中島さんが約100万円かけて自宅を改装し、ペンションを始めた。
当初から猫は飼っていたが客が入らず、赤字が続いたという。
予約が埋まらず宿代を割り引きしたところ、売り上げも下がる悪循環に。
廃業も覚悟した。
転機は猫嫌いの客からの苦情だった。
翌08年に居着いていた野良猫を引き取ったのをきっかけに、猫が好きな人しか泊まれないようホームページ(HP)で猫を前面に打ち出した。
その結果、リピーターになる宿泊客が続出し、予約が殺到するようになった。
中島さんは「猫たちも猫好きのお客に囲まれて幸せそう。この子たちは『招き猫』です」と笑った。
予約は宿の電話では受け付けていない。
楽天トラベルの予約用HP(http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/68658/68658.html )から。
(平塚学)
保護・収容動物のお知らせ
飼い主さんのもとへ戻りました!よかったですね!!
二州健康福祉センター(敦賀市)に1匹の成犬が収容されています。
保護・収容日:平成27年10月5日(月)、公示終了日:平成27年10月8日(木)
捕獲場所:美浜町日向区内
柴犬系、中型犬、性別オス、年齢数歳、毛は茶色で短毛、青色首輪着用、薄茶のリード付
薄茶のリード付
飼い主の方、お心当たりのある方、至急センターへ電話をしてください。
センターへの電話は、0770ー22-3747、です。
どうか皆さまのご協力をお願いします
猫の切断死骸など動物虐待相次ぐ・・・
猫の切断死骸など動物虐待相次ぐ・・・
いつまで続くのでしょうか・・・。
動物虐待はさらなる犯罪へのシグナルである可能性大、警察には一日も早く犯人を突き止めてほしい。
猫の切断死骸など都内で相次ぐ
2015年10月02日 17時02分 NHK News
今週、東京・中野区で体を傷つけられた猫の死骸が見つかっていたことが分かり、警視庁が動物愛護法違反の疑いで捜査しています。
都内では今年4月以降、体の一部が切断された猫の死骸が相次いで見つかっています。
先月27日、東京・中野区上高田にあるアパートの1階の通路で、体を傷つけられた猫の死骸があるのをアパートの住人が見つけ、通報しました。
警視庁の調べによりますと、猫は刃物のようなもので切られていたということで、警視庁は周辺の防犯カメラなどを捜査しています。
また8月には葛飾区で猫の体の一部が見つかった他、江戸川区でも体が切断された猫の死骸が見つかっているということです。
1日は豊島区南長崎の公園のゴミ箱のそばで生きたまま荷造り用のテープでぐるぐる巻きにされた猫が紙袋に入れられているのが見つかっています。
警視庁はいずれも動物愛護法違反の疑いで捜査を進めています。
東京都内では今年4月以降、練馬区や板橋区などで体の一部が切断された猫の死骸が相次いで見つかっています。
動画:http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20151002/5380291.html
東京・豊島区の公園に粘着テープでぐるぐる巻きの血だらけの猫
2015年10月02日 13:31 FNN News
東京・豊島区の公園で、粘着テープでぐるぐる巻きにされた、血だらけの猫が見つかった。
2日午前0時すぎ、豊島区南長崎の南長崎花咲公園で、紙袋の中で血を流した猫を近所の人が見つけて、110番通報した。
猫は、体を粘着テープでぐるぐる巻きにされて動けない状態で、首回りが血だらけだったという。
近所の人は「きのう(1日)の(午前)2時から3時ごろに、袋を持った、そういう人が公園にいたのを見ましたかって(聞かれた)」と話した。
警視庁は、何者かが危害を加えたうえ、放置したとみて動物愛護法違反の疑いで調べている。
また、隣接する板橋区などでは、2015年4月以降、切断された猫の死骸などが相次いで見つかっていて、関連も調べている。
動画:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00304644.html
浦安で猫の頭部と脚 切られた動物死骸、千葉県内4件目
2015年10月03日 ちばとぴ
3日午前11時10分ごろ、千葉県浦安市日の出2の日の出第1街区公園で、植え込みに刃物ようなもので切断された猫の頭部や脚などが放置されているのを、同公園で遊んでいた男児が見つけ、母親を名乗る女性が近くの交番に届け出た。
同市周辺では動物虐待が疑われる事件が相次いでおり、浦安署は慎重に関連を調べるとともに、動物愛護法違反事件として捜査している。
同署によると、猫は黒色の子猫とみられ、性別は不明。
頭部の他、切断された前脚と後ろ脚がそれぞれ1本ずつ、さらに根元から切断された尻尾や内臓が半径30~40センチ内にまとめて置かれていたが、胴体部分は見つかっていない。
腐乱はしておらず、死後数日以内とみられる。
周辺に血痕が見られないため、別の場所で殺されたとみている。
現場の公園は住宅地の一角で、保育園の近く。
何者かが虐待した可能性ある動物の死骸は、船橋市で9月29、30日に両耳などを切られたウサギと首を切られた鳥が見つかったほか、今月1日には市川市で首を切断されたコガモが発見されている。
動画:http://www.chibanippo.co.jp/news/national/281175
都内でまた・・・池袋で「前脚切断」猫の死骸
2015年10月5日 17:41 日テレnews24
4日、東京・池袋のアパートの駐車場で、両方の前脚を切られたとみられる猫の死骸が見つかっていたことがわかった。
警視庁は動物愛護法違反の疑いで捜査している。
警視庁によると、4日午前7時ごろ、豊島区池袋本町のアパートの駐車場で、前脚が両方ない猫の死骸を住民が発見した。
猫は体長30センチほどで、脚は刃物で切断されたとみられ、頭には鈍器のようなもので殴られた痕があったという。
警視庁は、現場に血の跡がないことなどから、何者かが猫を殺害したあと駐車場に持ち込んだとみて、動物愛護法違反の疑いで調べている。
今月1日に、豊島区の公園で、刃物で傷つけられ粘着テープを巻かれた猫が見つかったほか、今年4月以降、隣接する練馬区など都内では、刃物で首を切断されるなどした猫の死骸が相次いで見つかっている。
動画:http://www.news24.jp/articles/2015/10/05/07311467.html
市原の置き去り猫 残る1匹に引き取り手
市原の置き去り猫 残る1匹に引き取り手
2015年10月6日(火) 千葉日報
市原市姉崎の市原・山口動物病院敷地内に猫25匹が置き去りにされていた問題で、行き場が決まっていなかった1匹が無事に引き取られたことが5日、市原署への取材で分かった。
同署によると、報道を受けて「引き取り手がいないならば引き取る」との連絡が数件寄せられ、同署は最寄りの君津市の女性に対応を依頼。
同日来署した女性は、別の場所で拾われた猫1匹も連れ帰ったという。
25匹は9月27日朝、同院の倉庫の軒下で見つかり、同署が動物愛護法に基づいて一時預かり。
報道の後、同署には県内外から引き取りに関する問い合わせが相次ぎ、次々と善意の手が差し伸べられた。
同署は「引き取り手にはとても感謝している」とした。
おうちへかえろうプロジェクト
映画「犬に名前をつける日」
小林聡美が犬たちの命を救う人々と出会う、映画『犬に名前をつける日』
CINRA.NET
映画『犬に名前をつける日』が、10月31日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されている。
同作は、2010年から犬の殺処分をテーマに1人で取材を開始し、これまでに『むっちゃんの幸せ福島の被災犬がたどった数奇な運命』『生きがい 1000匹の猫と寝る女』といったドキュメンタリー番組を発表している山田あかね監督の作品。
『犬に名前をつける日』は、ドキュメンタリー映像と山田監督自らが脚本を手掛けたドラマを融合させたドキュメンタリードラマとなる。
ドキュメンタリーパートは、動物愛護センターから犬や猫を救い出している人々や、東日本大震災後に置き去りにされた動物を保護している人々の活動を約4年間にわたって取材したという、200時間におよぶ映像から制作。
ドラマパートでは、愛犬を亡くしたテレビディレクターの久野かなみを主人公に、犬や猫たちの保護活動を追う取材の中で揺れる心が描かれる。
主人公・かなみ役を演じるのは小林聡美。
ドキュメンタリー『むっちゃんの幸せ 福島の被災犬がたどった数奇な運命』で福島の原発20キロ圏内から救い出された犬の「むっちゃん」の声を担当したことがきっかけで、小林の出演が決まったという。
さらにキャストには、かなみの元夫役を演じる上川隆也、かなみを励ます先輩役を演じる映画監督の渋谷昶子が名を連ねている。
主題歌にはウルフルズ“泣けてくる”、劇中音楽にはつじあやのが起用されている。
小林聡美のコメント
はじまりは、保護犬むっちゃんとの出会いでした。
横浜の老人介護施設で暮らすむっちゃんのドキュメンタリーで、私はむっちゃんの声をやらせてもらいました。
それがきっかけで、たくさんの保護犬、そしてかれらを助けようと奮闘する人々に出会いました。
ギリギリの命を全力で助ける人たちの情熱と行動力を目の当たりにして、私はただ圧倒されるばかりでした。
そうして助けられた犬たちは、私たち人間にまたいろいろな力や喜びをくれるのです。
どの犬もみんな幸せでありますように。
作品情報
『犬に名前をつける日』
2015年10月31日(土)からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督・脚本:山田あかね
主題歌:ウルフルズ“泣けてくる”
音楽:つじあやの
出演:小林聡美、渋谷昶子、ちばわん、犬猫みなしご救援隊、上川隆也
配給:スールキートス
https://www.youtube.com/watch?v=RTjli0kbbCA
ゾウの保護で歴史的な一歩
ゾウの保護で歴史的な一歩
米国と中国が象牙の取引き禁止で合意
アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席による米中首脳会談が行われましたが、その合意文書に野生動物保護や海洋保護での協力も盛り込まれました。
注目すべきは、今回初めて、象牙の世界最大の消費国である中国と、第二位の消費国であるアメリカのトップが、両国内での象牙の商業取引を禁止し、象を保護するために協力することで合意したことです。
両国の首脳が野生動物保護について具体的な誓約を交わすのは初めてのこと。
2015年9月25日 ホワイトハウス発表の首脳会談
米国および中国は、野生動物の密猟・密売を取り締まることの重要性と緊急性を強く認識し、この世界的な課題に対処するための前向きな措置を講じることを誓約する。
両国は、重要かつ時宜を得たハンティング・トロフィーの輸入制限を含む象牙の輸出入をほぼ完全に禁止するための法を制定し、象牙の商業取引を停止するための重要かつ時宜を得た措置を講じることを約束する。
さらに両国は、野生動物の密猟・密売の取り締まりを強化するため、合同訓練や技術交流、情報共有、国民への啓蒙、またこの分野における国際的な法執行などで協力すること、またこの問題について他国と協力し包括的な努力をすることで合意した。
海外の保護団体も両国の姿勢を評価し、これが象牙取引き撲滅へ向けた歴史的な一歩であるとして、今後の展開に期待を寄せています。
また、両政府がこの誓約にしっかりと従い取引きを停止させるよう、今後も働きかけを続ける必要性も示しています。
この地球では、15分に1頭アフリカゾウが殺されていて、このままでは、あと10年から15年の間にアフリカゾウはこの地球から絶滅すると言われています。
両国がこの誓約を確実に実行し、同じく象牙消費大国である日本を含めた各国がこの動きに同調し、罪なきゾウたちが傷つけられることのない世界になるよう切に祈ります。
レッサーパンダ赤ちゃん、愛らしく
レッサーパンダ 赤ちゃん愛らしく
鯖江・西山動物園 12日から一般公開
2015年10月6日(火) 日刊県民福井
12日から一般公開が始まるレッサーパンダの赤ちゃん=鯖江市西山動物園で
鯖江市西山動物園で六月に誕生したレッサーパンダの赤ちゃん2匹の一般公開が12日から始まるのを前に5日、報道機関に公開された。
雄と雌の2匹は遊具で仲良くじゃれ合うなど愛らしい姿を見せた。
同園によると、2匹とも尾の長さ約15センチを含む大きさは40センチ、体重は雄が850グラム、雌が1050グラム。
母親で4歳の「キラリ」の母乳で順調に育っている。
公開が始まる12日午後1時からは同園で式典があり、市のクラウドファンディングサービスで命名権の購入者が名付けた愛称が発表され、命名者に記念品が贈られる。
動物園友の会の企画「ごはんを届けよう」で12種類の動物たちに野菜を贈る催しも開かれる。
2匹は当面の間、通常は非公開の同園飼育施設で午後1時半から、一時間程度公開される。
(問)西山動物園=0778(52)2737
(山内道朗)
熊本市動物愛護センター:犬の殺処分ゼロ途切れる
熊本市動物愛護センター:犬の殺処分ゼロ途切れる
引き取り数増加 収容能力超える恐れも
2015年10月01日 毎日新聞 地方版
2014年度に犬の殺処分ゼロを達成した熊本市動物愛護センター(同市東区)で、今年度に入って既に犬3匹が殺処分された。
13年11月以来続いていた「犬の殺処分ゼロ」が約1年7カ月で途切れた上、センターによる犬の不要引き取り数は8月末現在で16匹と既に昨年1年間の6匹を上回っている。
このペースではセンターの収容能力を超え、新たに殺処分が出る恐れがある危機的状況だという。
【野呂賢治】
センターによると、高齢や病気を理由に持ち込んでくる飼い主を説得して引き取らなかったり、保護した犬猫を返還・譲渡するなど対策を強化。
犬の殺処分は01年度の567頭から14年度はゼロとなった。
猫は交通事故に遭い安楽死させるケースなどがあって14年度は14匹を殺処分した。
今年度は、犬9匹を飼育していた高齢男性の死後、残された妻も認知症で犬の世話が不可能になったためセンターが保護。
このうち3匹は攻撃性が強くて新たな飼い主を見つけることが困難と判断されたため、5月下旬に殺処分したという。
センターには9月30日現在、犬82匹と猫103匹が収容されている。
収容できる限界は犬96匹、猫20匹が目安とされるため、猫は収容施設「愛護棟」に入りきれずに事務所の会議室などにケージを置いて収容している。
犬も収容できる限界数に近付いている他、引き取り手が見つかりにくい高齢の犬が目立っている。
センターは毎月1回の休日譲渡会を開くなどして、収容された犬猫の新しい飼い主を募集しているが、今年度の犬の譲渡率は昨年同期比の6割ほどにとどまる。
村上睦子所長は「昨年を超えるペースで犬猫ともに数が増え、このままでは殺処分しなければならない状況に追い込まれてしまう。犬猫を飼育する人には不妊、去勢手術をするなど責任を果たしてほしいし、興味がある人はぜひ譲渡会を見に来てほしい」と呼びかけている。
問い合わせは同センター096・380・2153。
犬の寿命が10年延びたのはノーベル賞大村教授のおかげだった
犬の寿命が10年延びたのはノーベル賞大村教授のおかげだった
フィラリア症予防というもうひとつの偉業
2015年10月7日 J-CASTニュース
大村教授のおかげで多くの犬も救われた
ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智北里大特別栄誉教授(80)に愛犬家たちから感謝の声があがっている。
大村教授は1979年に寄生虫に効果のある「エバーメクチン」を発見したことが授賞理由となったわけだが、この「エバーメクチン」、現在は寄生虫駆除役「イベルメクチン」の名前で犬の死亡の原因である「フィラリア症」から犬たちを現在も救い続けているからだ。
寄生虫が心臓に住み着く病気
「いつもお世話になっているフィラリア予防薬の元。イベルメクチンを発見したのが日本の先生だとは恥ずかしながら知らなかった。先生いつも感謝しています」
「犬飼ってると、この人の業績のすごさがわかりやすいよね。うちのわんこもこの先生の研究のおかげを蒙っていたんだなぁと、感慨しきり」
「本当に頭の下がる教授だわ。ありがたや、ありがたや」
大村教授のノーベル賞受賞が発表され、その功績が報じられると愛犬家たちからこうした感謝の言葉がネット上に出ることになった。
大村教授は微生物が作り出す有用な化学物質を480種類以上発見し、そこから熱帯地方の感染症の特効薬や、家畜やペットの寄生虫治療薬などが作られた。
「アフリカを中心に2億人を失明から救った」とも言われ、受賞に世界中が沸き立ったと報道されたが、もう一つ感謝の言葉が溢れたのは愛犬家たちからだった。
寄生虫に効果のある「エバーメクチン」はアメリカの製薬会社大手のメルク社と共同研究し、構造を一部変更した「イベルメクチン」として世界で最も使われる動物薬の一つになった。
さまざまな家畜の感染症や犬のフィラリアの予防・治療に絶大な効果を示している。
フィラリア症は蚊の吸血を媒介とし体内に入り込んだ寄生虫のフィラリアによって引き起こされる症状全般を指すもので、フィラリアは犬の心臓と肺動脈を最終的な住みかとする。
感染すれば咳や息切れ、肝臓や腎臓の障害が起こり死んでしまう。
予防・治療薬が無い時代はダントツの病死の原因だった。
世界中の犬への恩恵は計り知れない
メルク社とフランスの製薬・農薬メーカーだったローヌ・プーラン社が設立した日本法人メリアル・ジャパン広報によれば、日本で「イベルメクチン」が発売され、獣医師が使うようになったのが1987年から。
当時は馬や牛、豚などの家畜用だったが、1993年4月から犬用のフィラリア予防・治療薬「カルドメックチュアブル」が発売された。
予防には100%の効果があるという。
同社の永田正社長は15年10月6日のNHKニュースで、「ペットの犬の寿命も以前は5年ほどで死ぬことが多かったが、薬によって10年ほど延びたと言われている。人の病気の治療だけでなく、動物用の薬としても世界中の人たちに与えた恩恵は 計り知れないと思います」などと話している。
犬の平均寿命は今、15年といわれている。エサの質の向上や室内飼いといった様々な要因もあるが、大村教授の「エバーメクチン」の発見が大きく寄与しているというのは間違いないようだ。