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捨て犬を「福祉犬」に

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捨て犬を「福祉犬」に パスドッグ協会

2014年12月26日 10時03分  佐賀新聞


利用者の歩行支援をするポインター犬。福祉犬として訓練を受けている=白石町福富の桜の園

【訓練し、お年寄りの家庭へ】
飼い主に捨てられた犬を「福祉犬」として訓練し、新しい飼い主に橋渡しする団体が佐賀市に誕生した。
お年寄りの家庭で日常生活をサポートする役割を担う犬に“転身”することで成犬の譲渡を促し、殺処分の撲滅を目指す。
団体は6月に正式発足した「日本パスドッグ協会」。
同協会は、捨てられて動物管理センターに収容された犬を、障害者らをサポートする介助犬と同様の育成プログラムで専門のトレーナーがトレーニング。
訓練を証明する認定試験も設け、基準をクリアした犬を新しい飼い主へ引き渡す。
現在、白石町福富の特別養護老人ホーム桜の園で飼われているポインターの「ポン太」を、福祉犬第1号として訓練している。
ポン太は2年ほど前、佐賀市内の山中でやせ細った状態で保護された後、同センターに収容されたが、桜の園が引き取っていた。
訓練を受けたポン太は、利用者の歩行支援など活動の幅を広げており、トレーナーの植松俊樹同協会副理事長は「成犬でも正しく訓練すれば、基本動作やしつけ、マナーなどを習得して人間と共生できる」と強調。
弟子丸雅理(まさり)理事長は「飼い主の都合で捨てられる犬は後を絶たない。犬の能力を引き出して命をつなぐとともに、動物愛護の啓発も進めたい」と話す。
保護施設を運営するため、公益財団法人「佐賀未来創造基金」などを通じて寄付を呼び掛けている。
問い合わせは同協会(クリックビー内)、電話0952(40)8522へ。


広島土砂災害で・・・

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広島土砂災害:直前「キーン、キーン」愛犬が救ってくれた

2014年09月12日 毎日新聞


知人宅でメイをなでながら行方不明のパトの帰りを待つ佐藤正英さん、裕子さん夫妻
=広島市安佐南区で2014年9月5日、久保玲撮影


行方不明のパト=次女康子さん提供



佐藤さんの自宅跡に立てられた愛犬のパトを探す看板
=広島市安佐南区八木で2014年9月12日午前10時53分、宮武祐希撮影

鳴きやんだ愛犬の様子を見ようと外に出ると、泥水が押し寄せてきた・・・。
広島市北部の土砂災害で、飼い犬の異変に気付いた同市安佐南区八木4の塗装会社役員、佐藤正英さん(65)一家は、土石流が自宅を襲う直前に乗用車で避難した。
家族を救った愛犬2匹のうち1匹は無事に戻ったが、もう1匹は不明のまま。
「何とか逃げていてほしい」。
家族は今も捜し続けている。
佐藤さん宅は4人暮らしで、愛犬はやんちゃだが臆病な「メイ」と、メイの後をついて回るおっとりした「パト」。
雑種の兄弟2匹を家族のようにかわいがっていた。

災害発生前日の8月19日夜、激しい雷雨に、庭の犬小屋のメイが「キーン、キーン」とおびえた声を上げ続けた。
20日午前2時ごろ、急に鳴くのをやめたため、おかしいと思った妻裕子さん(64)が寝室のある2階から1階に下りて玄関の扉を開けたところ、泥水が流れ込んできた。
すぐに1階で寝ていた次女康子さん(38)と孫朔也(さくや)君(3)を起こし、避難の準備をした。
その間にも庭に泥水が押し寄せてきた。
2匹は犬小屋の柵の前で、「出してくれ」と訴えるように囲いに飛びかかっていた。
裕子さんは手の震えを必死に抑えながら柵の扉を開けた。
「逃げて」。
一緒に連れて行く余裕はなかった。
一家は乗用車で山裾の道路まで逃げたが押し寄せる泥水で動けなくなり、近くの長男宅に避難した。朝になって自宅に戻ると、自宅は土砂にのまれ、犬小屋も埋もれていた。
20日夕、約500メートル離れたファミリーレストランに犬がいると聞き、駆けつけた。
泥まみれのメイがぐったりとしていた。
爪は擦り減り、汚れがひどく、何度も洗ったり拭いたりした。
「泥水に流されたからでは」と裕子さんは考えた。
パトの行方は分からないままだ。
大阪市に住む長女史子(ふみこ)さん(40)がツイッターで呼びかけたり、家族で写真入りのチラシを配ったりして捜している。
広島市動物管理センターによると、土砂災害の被災地で飼い犬に関する情報はこれまでに8件あった。
このうち5件は飼い主の元に戻ったが、被害が大きかった八木地区の3件は行方不明のままという。「逃げた先で誰かに飼われていてくれれば」。
家族はそう願い、パトの帰りを待っている。
【加藤小夜】


広島土砂災害:被災4カ月…「3人と1匹」家族の新生活

2014年12月20日 毎日新聞


避難所近くの公園で愛犬のランボーを雪で遊ばせる羽原勉さん(右)と妻エルシさん
=広島市安佐南区で2014年12月18日、大西岳彦撮影

広島市北部の土砂災害で、自宅に土砂が押し寄せ、避難所生活を送ってきたフィリピン出身の主婦、羽原エルシさん(52)がようやく新しい住居を見つけ、避難所を出ることになった。
災害発生から20日で4カ月。
避難所に残るのは羽原さんと会社員の夫勉さん(57)だけになった。
土砂への恐怖、言葉の壁、将来への焦りと向き合った長い4カ月が終わり、年内にも新生活が始まる。
8月20日未明、安佐南区八木の集合住宅で、愛犬のラブラドルレトリバー、ランボーが何度も羽原さんの体を押した。
異変に気付き、ドアを開けた瞬間、土砂が押し寄せてきた。
当時、勉さんは腎不全と歩行が困難になる神経障害で入院中。
朝を待ってフィリピン生まれの次男(28)、ランボーと共に避難所へ向かった。
すぐに壁にぶつかった。
日本語の読み書きができず、次男は仕事で日中いない。Z
被災に関する手続きや、入居情報など張り紙の内容がなかなか理解できなかった。
行政が無償で貸し出す公営住宅にはペット可の物件が少なく、勉さんの病気を考えると段差のある家にも暮らせない。
10月にパートの仕事をやめて家探しに専念した。
しかし、フィリピン人というだけで取り合わない不動産業者も多く、「このまま家が見つからないかもしれない」と落ち込んだ。
11月末に勉さんが退院。
「ずっと避難所を開けてもらうのも申し訳ない。車で生活しようかな」。
「最後の避難者」となり、罪悪感と焦りから弱音を口にした。
フィリピンでは災害時に避難所が設置されても短期間で閉められる。
その印象から不安が募った。
しかし、12月中旬になって安佐南区のアパートへの入居が決まった。
家賃は以前の倍だが、いつも励ましてくれたランボーも一緒だ。
「3人と1匹で再出発できることが、涙が出るほどうれしい」。
羽原さんは年明けと同時に一歩を踏み出そうとしている。
【石川将来】

来年も宜しくお願いします!

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今年もいろんなことがありました。
川・山中にたくさんの小型犬の遺体(一部にはまだ生きていた犬も)が遺棄されていた事件、盲導犬が傷つけられた事件、そして福井県福井市で発生した、口元を縛られ口を裂傷した置き去りのワンちゃんの事件、など多くの悲惨な事件がありました。
身近な福井市での口元を縛られ口を裂傷した置き去りのワンちゃんの事件、さくら通り動物病院の院長先生をはじめ病院の方々の献身的な治療・保護のおかげで元気になり、更には東京の方にもらわれていきました。
名前は「ココロ」ちゃんと名付けられ幸せな生活を送っています。
犯人は残念ながら捕まりませんが、幸せになった「ココロ」ちゃんが今年最後を飾る嬉しい出来事でした。

犬・猫の殺処分は年々減少傾向にありますが、平成25年度の数値では犬28,569匹、猫99,566匹、合計128,135匹が殺処分されています。
私が動物愛護活動を始めた平成19年の時、犬10万匹、猫20万匹、合計30万匹が殺処分されていました。
毎年減少しているとはいえ、まだまだ多くのいのちが失われています。
殺処分ゼロに向け、微力ではありますが地道に啓発活動を行ってまいります。
来年も皆様のご指導・ご鞭撻・ご支援、宜しくお願いいたします。

 

謹賀新年

初日の出とワンちゃん

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インターネット上に上記の写真が掲載されていました。
初日の出に撮ったワンちゃんの写真、とても幸せそうなワンちゃん。
私が住んでいる福井県では初日の出というのはほぼ100%不可能。
今年は新年早々大雪で、道路上には40cm以上の積雪、まだ除雪車も来ません(9時30分現在)。
雪は今も降り続いています。天気予報では今日は一日雪とのこと。

初日の出、とてもうらやましいです。

福招く境内の看板猫

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2014年12月28日(日) 福井新聞

(クリックで拡大できます)

保護・収容動物のお知らせ

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若狭健康福祉センター(小浜市)に2匹の成犬が収容されています。

保護・収容日:平成27年1月5日(月)、公示終了日:平成27年1月8日(木)
捕獲場所:おおい町佐畑

ダックスフント、中型犬、性別オス、年齢不明、毛はクリーム色で長毛


ダックスフント、中型犬、性別メス、年齢不明、毛は茶色で長毛


飼い主の方、お心当たりのある方、至急センターへ電話をしてください。
センターへの電話は、0770ー52-1300、です。
どうか皆さまのご協力をお願いします

水族館にミズドリネコ

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水族館がネコ展示!?スナドリネコ泳ぎ上手です

2015年1月4日(日) 読売新聞

 
鳥羽水族館で飼育されているスナドリネコ。3月に公開される=小浜誓撮影

三重県鳥羽市の鳥羽水族館が、水辺に生息し、泳ぎも得意なスナドリネコを国内の水族館で初めて展示する。
今年の開館60周年記念事業の一環。
3月にオープンする新ゾーン「奇跡の森」の目玉としたい考えだ。
スナドリネコは、猫の仲間には珍しく泳ぎが上手で、魚やカエルなどを捕って食べることから、「漁をする」という意味の「漁(すなど)る」の名前が付いた。
英語名は「フィッシングキャット」。
野生種は熱帯、亜熱帯の河川や沼地の周辺などに生息するが、展示されるのは、ヨーロッパの動物園で生まれたペアでいずれも2歳、全長は約60センチ。
既に鳥羽水族館で飼育を始めている。
同水族館はカピバラなどの水辺に暮らす動物も多数飼育しており、担当者は「海や川の中だけでなく、水辺に生息する様々な生きものを見てもらうことで、よりリアルな自然の姿をイメージしてもらいたい」と話している。

名前:スナドリネコ
英名:Fishing Cat
分類:食肉目(しょくにくもく)(ネコ目) ネコ科
学名:Prionailurus viverrinus



ネコの仲間なのに泳ぎが上手なスナドリネコ。
魚とりの名人なんだよ。
でも、大切な池や沼の環境が悪化して、数が減っているんだ。



・大きさ・体重(おとな)
体長:57-85cm
尾長:20-32cm
体重:5.5-8kg
(出典:動物大百科 平凡社)

・生息地

南アジアから東南アジアにかけての水辺で暮らしているよ。

・食べ物
池や沼で、魚やカニ、エビをとって食べるよ。
陸でネズミをつかまえることもあるんだ。

・こんな動物
ネコ科にはめずらしく、爪を引っこめることができない。
その理由も、分かっていないんだ。
めったに姿を見せないから、まだまだ謎が多い動物なんだね。

スナドリネコのことをもっと知りたい! ネコなのに魚とり名人?!
スナドリネコは南アジアや東南アジアにすんでいる。
姿はイエネコとあまり変わらないけど、体はもう少し大きく、顔もよく見ると野生的。
そして何といっても、魚とりという、ほかのネコには真似できない特技を持っている。
岸から前脚をのばしたり、時には水の中に飛びこんで魚をつかまえるのだ。
スナドリネコの指の間には小さい水かきがあって、泳ぎも上手だ。

大切な池や沼がよごれてしまった・・・
魚を食べるスナドリネコの暮らしには、水場が欠かせない。
ところが、近くに家や農地が作られて排水が流れこむなど、池や沼の環境が悪化してしまった。
それに、人間がとりすぎて魚がいなくなってしまった池もある。
狩りの場を失いつつあるスナドリネコの数は、この18年間で半分以下に減ったという意見もある。


「奇跡の牛」命つなげる

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2015年1月5日(月) 福井新聞

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たま駅長基金創設

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たま駅長が総裁就任 駅長8周年記念「たま駅長基金」創設で 和歌山電鉄

2015年1月5日 産経新聞


基金総裁に就任したたま駅長=和歌山県紀の川市貴志川町の貴志駅(兵頭茜撮影)

和歌山電鉄貴志川線の貴志駅(紀の川市)で4日、三毛猫のたま駅長就任8周年記念式典が行われた。
式典では、人と動物との助け合いを顕彰する「たま駅長基金」の創設が発表され、総裁にたま駅長が任命された。
基金は、同電鉄の小嶋光信社長が、たま関連の講演や出版で得た収益などから1千万円を出資して創設。動物を救った人や、人を救った動物を表彰する制度で、全国と県内の2部門で、最大22万円の賞金を授与する。
毎年1月初旬のたま駅長就任記念日に表彰式を行い、今後20年間続けるという。
小嶋社長は「たまは地域公共交通機関の楽しい面を伝え、私たちを救ってくれた。そんな動物たちを表彰することで動物たちが安心して暮らせる社会にできたら」と話した。
総裁に就任したたまも「ニャー」と鳴いて決意を示した。
応募は「世界動物の日」の10月4日が締め切り。
同電鉄ホームページから書類をダウンロードし、功績がわかる資料とともに〒640-0361和歌山市伊太祈曽73「たま駅長基金」事務局まで郵送。
問い合わせは同事務局((電)073・478・0110)

二十歳と一匹

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2015年1月11日(日) 日刊県民福井

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「動物福祉」推進セミナー

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2015年1月11日(日) 毎日新聞

(クリックで拡大できます)

犬の大量遺棄事件1

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犬の大量遺棄事件が相次ぐわけ

ビジネスが犬に「犠牲」を強いる
大量生産、大量消費が招く悲劇

全国で相次ぐ犬の大量遺棄事件。
だが「事件」は氷山の一角にすぎず、いまに始まったことでもない。
犬を殺し続けなければ成り立たないビジネスが、日本にはあるのだ。

文/太田匡彦 写真/朝日新聞社





2008年に流通した犬の流通・販売パターンと流通総数について、環境省が推計したデータをもとに、独自の取材を加えて作成。%は推計流通総数に対する各ルートの流通数の割合を示す。
出典:アエラ(2010年5月31日号)


子を産ませる道具として
ずらりと並べられた犬たちの死体を見て、その獣医師は怒りがわくのを止められなかった。
栃木県内を流れる鬼怒川の河川敷(写真)で、純血種の小型犬の成犬ばかり45匹の死体が発見されたのは10月31日。
翌日、宇都宮市内で動物病院を開業している獣医師は、栃木県警から死体の採血を依頼された。
そのために動物の死体引き取り業者に出向き、犬たちの死体に向き合ったのだ。
獣医師はこう語る。
「死体の様子から、劣悪な管理下で飼われていたことは明らかだった」
血液は既にジャム状になっていた。
通常の方法では採血できず、3匹から心臓を摘出した。
1匹にはフィラリアが寄生していた。
ほとんどの犬の腹はガスが発生してふくれていたが、さわってみると、痩せてあばらが浮いていて、栄養状態の悪さがうかがえた。
爪は伸びきっていて、散歩をされた形跡はない。
歯の状態からは、だいたい5歳前後の犬たちと推定された。
後日、同県那珂川町内で見つかった27匹の死体もあわせて遺棄したとして、廃棄物処理法違反などの疑いで逮捕されたのは、ペットショップ関係者らだった。
愛知県内の繁殖業者から引き取った犬たちが運搬中に死んだために遺棄したと、警察の調べに対して話したという。
獣医師は憤りを隠さない。
「繁殖業者によって、子犬を産ませる道具として扱われていたのだろう。こういう人間たちが動物の命にかかわっていいわけがない」
栃木、佐賀、山梨、群馬――と10月以降、全国で相次ぐ犬の大量遺棄事件。
死体の状況などからいずれも、ペットショップや繁殖業者など、犬を売買することを生業とする動物取扱業者によるものだとみられている。
実は、こうした犬の大量遺棄「事件」は最近になって増えたわけではない。
これまでも全国の自治体の「動物愛護センター」などと呼ばれる施設を舞台に、同様の大量遺棄は日常的に起きていたのだ。
下の表は、過去にあった動物取扱業者による自治体への主な大量遺棄をまとめたもの。
2007年度の事例は、朝日新聞出版アエラ編集部で全国の主な29の自治体に「犬の引取申請書」を情報公開請求して明らかになった事例のごく一部だ。
この調査では、明らかに業者が遺棄したものとわかる犬が29自治体で実に1105匹にのぼった。
業者が一般の飼い主のふりをして、小分けにして自治体に持ち込めば区別がつかないから、この数字は氷山の一角にすぎない。



行政の監視、指導の徹底を
昨年9月に改正動物愛護法が施行され、犬猫等販売業者からの引き取りを自治体が拒否できるようになった結果、こうした「事件」がようやく顕在化し始めたというわけだ。
では、なぜこのようなことが起きるのか。
原因は、日本で独自の発展を遂げた犬の生体小売業(いわゆるペットショップ)というビジネスそのもの根ざしている(上のチャート参照)。
30年ほど前から純血種の子犬を大量に仕入れ、大量に店頭に展示し、大量に販売するペットショップというビジネスモデルが急激に成長し始めた。
そのビジネスモデルを支えるために、生産業者としてパピーミル(子犬繁殖工場)が必要となり、ペットオークション(競り市)が整備されていった。
遺棄は次のような構図で発生する。
工場は「設備(繁殖犬)」の改廃が必要で、「不良品(競り市で売れ残るなどした市場に出せない犬)」の処分がつきもの。
小売業者の販売現場では売れ残った「不良在庫」の処分が生じる。
大量に消費させるためにショップの店頭では衝動買いを促すから、消費者(飼い主)による安易な遺棄を誘発している側面も見逃せない。
こうした動物取扱業者の問題を解決するために12年8月、議員立法で動物愛護法は改正されたのだが、その内容は「政治」によって不十分なものとなってしまった。
犬猫等健康安全計画の策定と遵守(第22条の2)、販売困難となった犬猫等の終生飼養の確保(同4)、犬猫等の個体ごとの所有状況の記録と保存(同6)などが犬猫などの生体販売業者に義務付けられた。
一方で、当初から導入が検討されていた8週(56日)齢規制は「附則」によって骨抜きにされ、繁殖制限措置(繁殖年齢や回数の制限等の具体的数値規制)や飼養施設規制(犬猫のケージの大きさ等の具体的数値規制)は見送られてしまった。
つまり、ビジネスモデルにはメスを入れずに温存し、対症療法にとどまったのが、12年改正だったのだ。
獣医師で日本動物福祉協会調査員の山口千津子氏は言う。
「環境省はできるだけ早く56日齢規制の実施を決め、その際は同時に、繁殖制限や飼養施設規制などを盛り込んだ『飼育管理基準』を作るべきです。基準は罰則とリンクさせ、行政による監視、指導も徹底する必要があります。犬に犠牲を強いて成り立っている商売は、動物福祉の観点から絶対に規制していかなければいけません」

※この記事は『sippo』no.25(2014年12月発行)に掲載されたものです。
  内容は取材当時のものになります。


太田匡彦 (おおたまさひこ)
記者。同業他社を経て2001年、朝日新聞社入社。経済部記者として流通業界などの取材を担当。07年9月からAERA編集部員。著作に、AERAで連載したものをベースに加筆した『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』(朝日新聞出版)がある(印税の一部をONE LOVEに寄付)。両親ともに獣医師免許を持っており、個人的にも愛犬家。柴犬と暮らしている。

保護・収容動物のお知らせ

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二州健康福祉センター(敦賀市)に1匹の成犬が収容されています。

保護・収容日:平成27年1月16日(金)、公示終了日:平成27年1月19日(月)
捕獲場所:敦賀市 野坂 野坂川内
雑種、中型犬、性別メス、年齢老齢、毛は黒白色で長毛、赤色首輪着用



飼い主の方、お心当たりのある方、至急センターへ電話をしてください。
センターへの電話は、0770ー22-3747、です。
どうか皆さまのご協力をお願いします

犬の大量遺棄事件2

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犬の「大量遺棄事件」はなぜ起きたのか?

弁護士が指摘する「ペット業界」の構造的問題

2014年12月29日 弁護士ドットコムニュース



細川 敦史(ほそかわあつし)弁護士
2001年、弁護士登録。
交通事故、相続、労働、不動産関連など民事事件全般を取り扱いながら、ペットに関する事件や動物虐待事件を手がける。
動物愛護管理法に関する講演やセミナー講師も多数。
ペット法学会会員。
・事務所名:春名・田中法律事務所
・事務所URL:http://www.harunatanaka.lawyers-office.jp/index.html

栃木県の河川敷や山林で10月〜11月、ミニチュアダックスフントやトイプードルなどの人気犬種約80匹が遺棄された状態で見つかるという事件が起きた。
その後、ペットショップの元従業員が犬を捨てた疑いで逮捕され、罰金の略式命令を受けた。
報道によると、愛知県のブリーダーが廃業した際に犬80匹を買い取ったが、木箱に入れてトラックで輸送しているときに多くが死んでしまい、処分に困って捨てたのだという。
ほぼ同じころ、佐賀県で大量の犬が捨てられていたというニュースが報じられた。
ペット業界でいま、何が起きているのか。
ペットの問題にくわしい細川敦史弁護士に聞いた。

●大量遺棄事件は過去にも起こっていた 

——栃木の遺棄事件について、どう見ていますか?
法改正によって、業者が保健所に動物を持ち込めなくなったことが事件のきっかけと見る声もあるようですが、必ずしも法改正だけが事件の要因とは言えません。
そもそも法改正前から、業者による10匹や20匹の大量遺棄事件は起きていました。
個人遺棄にいたっては日々各地で起きています。
また、保健所での引き取りが義務だった法改正前でも、『業者からの引き取り要請には応じない』という自治体も半分くらいありました。
むしろ、ペットを飼う人が減り、売れる数が少なくなって、業者の経営状態が悪化したことが大きな要因だと思います。

——今回のように大量の犬が遺棄・放置された事件は、過去にもあったのでしょうか?
はい。
たとえば21009年に、茨城県のある繁殖業者の施設で、劣悪な環境で飼育されていた64匹の犬が見つかった事件がありました。
犬たちは糞尿まみれの狭いケージで飼育されており、毛も爪も伸び放題のひどい状態だったようです。
この事件では、64匹の犬すべてに対して虐待(ネグレクト)があったと認められました。
通常、犬は一匹ずつ検査をするので、何匹かは虐待が認められない犬がいてもよさそうなものですが、64匹すべてに虐待が認められたというのはかなり珍しいです。
この事件は2009年に発覚し、2010年に繁殖業者が罰金で処罰されました。

——64匹もの犬を虐待して罰金だけというのは、刑が軽いような気もしますが・・・
この事件のとき、動物をネグレクトした人への罰金は上限50万円でしたが、2012年の法改正で、上限が100万円まで上がりました。
また、動物虐待に関する事件が起きると、その種の犯罪を許せないと思う人によって、犯人の顔写真や実名がネット上に公表されることがあります。
こうした行為は好ましいとは思えませんが、刑罰だけではなく、そういった社会的制裁も受けることになります。
ちなみに、2000年以前は、誰の所有物でもない野良猫などを虐殺しても、刑罰の上限は罰金3万円でした。
それが法改正のたびに重くなり、今では2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられるというように厳しくなりました。
ただ、特に野良猫の虐殺は目撃者のいないところで行われる場合が多く、犯人が捕まりにくいです。
人間なら『あいつに殴られた』と言えますが、動物は被害の声を上げることができませんから。

●「犬の8週齢問題」とは何か

 ——法改正のたびに、「犬の8週齢問題」が議論になるようですが、これは具体的にどういうことなのでしょうか?
犬は、幼い時期に親犬やきょうだい犬から引き離すと、犬としての『社会化』が適切に行われず、成犬になってから問題行動が出やすくなると言われています。
引き離しをすべきでない幼い時期がいつかという点について、欧米の法律では56日(8週齢)とされていることが多いので、『犬の8週齢問題』と言われています。
しかし、日本では、幼いほうが可愛くてよく売れるからと、生後30〜40日程度で販売している業者が少なくありません。
2012年に、生後56日までの犬猫は『展示販売』ができないよう法律が改正されました。
ところがこれには裏があり、業者が法改正に対応するための準備期間として、執行後3年間は『56日を45日と読み替える』という条文が付いていたのです。
45日の対応期間が終わった2016年9月からは、次の49日という段階になります。しかし、いつ最終段階の56日となるのかわかりません」

——8週齢を過ぎる前に親やきょうだいから引き離すと、後々問題が出るというのは本当なのですか?
動物病院の獣医さんの中には、8週齢前に引き離すことを問題視している人は沢山います。
3カ月くらい待ったほうがいいという人もいるようですね。
ただ一方で、さきほど紹介した事件のようなひどい環境であれば、56日間もその場所に入れておかれるのは、逆に問題があると思います。
実は法律上は、ペット業者が動物を収容する『場所』について規制があるのですが、あいまいです。
『動物姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたくことができる十分な広さ及び空間』といった、あいまいな内容であるため、基準を満たしているのか否か、指導すべき行政も判断しづらいのが現状です。
法改正のたびに、『1匹あたり何平方メートルというような、明確な数値規制をすべきではないか』ということが検討されるのですが、業者は反対しています。

●「ペットを飼わないのも愛」

——これからペットを飼おうという人に伝えたいことはありますか?
『飼わないのも愛』ということ。
将来、引っ越したり、自分や家族が病気になるリスクなども見越して、最後まで責任を持って飼い続けられるか、よく考えてほしいです。
また、出会いの場はペットショップだけではありません。保健所や保護された犬や猫が暮らすシェルターも、ぜひ選択肢の1つに入れてほしいなと思います。

——急にペットを手放さざるをえなくなったとき、飼い主はどうすべきでしょうか?
どうしても引き取り手が見つからない場合もありますよね。
飼えなくなったペットの引き取り業者もありますが、中には引き取った後、飼い殺し・ネグレクト同然の劣悪な環境で飼育している業者もあります。
元の飼い主が様子を見に行ったら、『逃げてしまいました』とか『原因不明の病気で急死しました』などと言われたというケースもあるようです。
業者の管理が悪くて死んでしまった可能性もあると思うのですが。
もちろん、飼い主が最後まで育てようという意識を持つことは大切です。
一方で、どうしても飼えなくなったときの受け皿を、社会的に整えることも必要でしょう。
たとえば、動物を保護する施設や団体が寄付を受けやすい土壌を作る。
その方法として、寄付をした人の税金を優遇するなどの措置も、検討すべきだと思います。
(弁護士ドットコムニュース)


飼い犬かみつき事故多発

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ひも放した飼い犬が女児の顔を噛み重傷負わす 容疑で飼い主の女逮捕

2015年1月15日 産経新聞

散歩中に飼い犬を放し、かみ付いた小学2年の女児(7)にけがを負わせたなどとして、和歌山県警御坊署は15日、過失傷害や狂犬病予防法違反などの疑いで、同県御坊市の無職、中岡亜樹子容疑者(32)を逮捕した。
「犬は放したりせず、つないでいた」などと容疑を否認しているという。
女児は左目の裂傷や左腕骨折の重傷を負った。
逮捕容疑は、昨年9月3日午後4時半ごろ、自宅近くの広場で、飼い犬のメスのバーニーズ・マウンテン・ドッグ(体長約70センチ、体重約35キロ)のひもを外してその場を離れたところ、犬が近くで遊んでいた同市内の女児の顔などにかみつき、けがをさせたとしている。
さらに、狂犬病の予防接種もしていなかったとしている。


相次ぐ愛犬かみつき事故 1000万円超す賠償ケースも・・・

2013年11月25日 産経新聞


かみつき事故発生時の犬の状況

犬が人にかみついてけがをさせる事故が相次いでいる。
「わが家はきちんと飼育しているから無関係」と考える飼い主も多いかもしれないが、環境省によると、イヌのかみつき事故は年間4千件超も発生し、かみついたイヌの9割が野良でなく飼い犬。さらに、被害状況で多いのは通行中や訪問時などで他人が被害に遭いやすく、飼い主は愛犬に対する厳重な注意が必要だ。

堺市堺区で2013年10月22日夕、小学6年の男児を含む歩行者3人がダルメシアン4頭に襲われ、足首や太ももをかまれた。
大阪府警堺署によると、ダルメシアンは近くの家で11頭飼育されていたが、庭などで放し飼いにされており、無施錠だった玄関から外へ逃げ出した。
堺市動物指導センターの担当者は「戸締まりをしていればイヌが人を襲うことはなかった。管理体制が甘いと言わざるを得ない」とし、適切な飼育を求めた大阪府動物愛護管理条例に違反する疑いが強いと指摘する。
同条例では悪質な場合、科料の徴収や、身柄拘束も規定している。

環境省のまとめによると、こうした飼い犬のかみつき事故は全国的に減少傾向にあるものの、平成23年度には4149件も発生。
イヌの登録別で見ると、飼い犬が全体の9割に上った。
かみつきによって死傷したのは4174人いたが、被害者が飼い主やその家族だったのは209人にとどまり、大半が他人。
事故が起きた状況は「通行中」や「配達・訪問等」で過半数を占めており、イヌのかみつき事故は不意に飼い主以外が襲われるケースが多いといえそうだ。
飼い犬がけがをさせた場合、飼い主は刑事・民事の両面で責任を問われかねない。

2012年5月には山梨県笛吹(ふえふき)市で90歳の女性が散歩していた土佐犬に首をかまれて死亡。
飼い主の男性は重過失致死罪に問われ、2013年3月、禁錮1年2月の実刑判決を言い渡された。

一方、民事では、俳優の反町隆史さんと松嶋菜々子さん夫妻のドーベルマンがマンションの住人にかみつき、この住人が転居したことから、マンション管理会社が損害賠償請求訴訟を起こし、東京高裁が夫妻に1725万円の支払いを命じた。
夫妻のように、飼い主が多額の経済的な損失を受けるケースは少なくないといい、ペット問題に詳しい渡邉正昭弁護士(東京弁護士会)によると、被害者の顔に一生消えない傷を残したり、神経を損傷させたりした場合は1千万円を超える賠償を迫られることもあるという。

渡邉弁護士は「かみつき事故は飼い主だけではなく、ペットをも不幸にしてしまう。責任感を強く持って飼育すべきだ」と話している。

保護・収容動物のお知らせ

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飼い主さんのところに戻りました!よかった!!

若狭健康福祉センター(小浜市)に1匹の成犬が収容されています。

保護・収容日:平成27年1月19日(月)、公示終了日:平成27年1月22日(木)
捕獲場所:小浜市駅前町(バロー付近)
雑種(柴系)、中型犬、性別メス、年齢不明、毛は茶色で短毛、赤色首輪着用



飼い主の方、お心当たりのある方、至急センターへ電話をしてください。
センターへの電話は、0770ー52-1300、です。
どうか皆さまのご協力をお願いします

ペットとまた一緒に散歩を

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ペットとまた一緒に散歩を 手作りの犬用車いす好評

2015.1.15  産経新聞

けがや病気で後ろ脚が動かなくなった犬のため、富山市の会社役員、松本好史さん(62)が作る車いすに注文が相次いでいる。
1年前から月1台のペースで制作しており「愛犬とまた散歩できる」と好評だ。
飼っているトイプードルの後ろ脚がヘルニアで動かなくなったのがきっかけ。
業者に依頼すると高額だったので、キャリーバッグ型買い物カートを解体して自作することに。地元メディアなどで紹介され、相談が舞い込むようになった。
環境省によると、平成25年度に全国で引き取られた犬の数は6万匹超で障害を理由に手放した例もあった。
松本さんは「ペットは家族。障害を理由に処分しないでほしい」。
最近は猫用車いすの試作も始めたという。


買い物カートを改造して作った車いすを装着した犬のジュピターと、飼い主の松本好史さん
 =13日、富山市

保護・収容動物のお知らせ

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二州健康福祉センター(敦賀市)に1匹の成犬が収容されています。

保護・収容日:平成27年1月22日(木)、公示終了日:平成27年1月25日(日)
捕獲場所:敦賀市 櫛川 貯木場付近
雑種、中型犬、性別メス、年齢老年、毛は黒茶色で短毛、赤色首輪着用



飼い主の方、お心当たりのある方、至急センターへ電話をしてください。
センターへの電話は、0770ー22-3747、です。
どうか皆さまのご協力をお願いします

ペット保険

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補償の対象外に注意 ペット保険の加入者が急増

2015年1月15日 日刊県民福井・中日新聞



ペットが病気になったときの治療費を補償するペット保険の加入者が増えている。
ペットを家族の一員としてかわいがる人が増え、動物病院での治療費が高額なことが背景にあり、今年は契約数が百万件を突破する見込みだ。
保険の選び方や契約時の注意点を考えてみた。

愛知県一宮市の男性会社員(35)が飼っているミニチュアダックスフントはこの正月、下痢と嘔吐(おうと)を繰り返した。
かかりつけの動物病院で獣医師に診てもらうと、下痢止めなど三種類の薬を処方された。診察費と薬代は約七千円。
保険には未加入のため、全額自腹で払った。
その後、症状は治まって元気になり、胸をなで下ろした。

最近、犬を飼っている友人から「手術代がかかって大変」と聞き、妻とペット保険に加入するか話し合ったという。
「でも月数千円の保険料でも負担は重いと感じた」。
だが愛犬はいまや14歳。
人で言うと70歳を超す高齢だ。
これまでは大きな病気にならなかったが、今後は心配という。
ペット保険の加入者が急増している。
民間市場調査会社「富士経済」(東京)によると、2014年末時点の契約件数(見込み)は約96万件で、5年前に比べ倍増。今年は100万件を突破するとみられる。
背景には、ペットが長生きになり、医療技術の高度化で医療費が高騰していることがある。
ペット保険最大手「アニコム損害保険」(東京)が契約者にしたアンケートでは13年の1年間にかかった犬の治療費は平均約75千円。
09年の約3万9千円の2倍弱になった。
同社の担当者は「ペットを室内で飼う人が増え、家族という意識が強くなっている。体調の異変にも気付きやすく、結果として加入者が増えているのでは」と分析する。
ペット保険は損保会社など14社が発売している。
主に犬と猫が対象で期間は1年の更新。
保険料はほとんどが掛け捨てだ。
治療費のうち、5~7割ほどが保険会社から支払われる。
一部には全額補償の保険も。
保険料はペットが年を取るほど増え、小型犬よりも大型犬の方が高い傾向にある。
0歳の小型犬の場合、治療費の7割補償の商品は、月額保険料は2千~3千5百円程度。
補償対象を手術と入院にしぼったり、けがと病気に分けて保険料を抑えているものもある。
「契約するなら、将来のことも考えて判断を」と呼び掛けるのは、ペット保険に詳しいファイナンシャルプランナーの平野敦之さん(47)=東京都。
犬や猫では10歳前後になると、新規契約できない場合があるが、継続なら契約できる場合がほとんどだ。
契約初年度の保険料が安い点だけで選ぶと、全加入期間を通算すると高くなる場合も出てくる。
注意が必要なのは、どんなときに保険金が支払われないかだ。
動物病院でかかった費用がすべて保険の対象となるとは限らない。
東京都は昨年12月、ペット保険の支払いについてトラブルになる恐れのある事例を挙げ注意を呼びかけた=表。
一方、平野さんは「ペットの医療費として一定額をきちんとためられるのであれば、契約しないのも選択肢」と話す。
たとえ加入していても自己負担が生じる場合が多く、その分の準備は必要だ。
「ペットのえさ代や医療費など、将来の支出と収入のライフプランを考え、無理のない計画を立てるといい」と話す。
(寺本康弘)

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