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保護・収容動物のお知らせ

若狭健康福祉センター(小浜市)に1匹の成犬が収容されています。

保護・収容日:平成27年1月23日(金)、公示終了日:平成27年1月26日(月)
捕獲場所:若狭町河内
雑種、中型犬、性別オス、年齢不明、毛は白色で短毛、紺色首輪着用、右前足負傷

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飼い主の方、お心当たりのある方、至急センターへ電話をしてください。
センターへの電話は、0770ー52-1300、です。
どうか皆さまのご協力をお願いしますImage may be NSFW.
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高齢者とペット1

「世話できなくなったら…」 高齢者とペット

2015年1月14日 中日新聞

高齢者の暮らしに張り合いや癒やしを与えてくれるペット。
70歳以上のおよそ4人に1人がペットを飼っているが、その人たちが要介護状態になった場合、動物と一緒に受け入れる施設はごくわずかだ。
最期まで互いが幸せに暮らすためには、どのような支援や準備が必要なのか。
高齢者とペットとの関係が大きな課題になりつつある。

◆施設で最期まで
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保健所から引き取られた犬たちも暮らす「さくらの里山科」の犬ユニット=神奈川県横須賀市で

ベッドに八歳の猫「ゆうすけ」が寝そべる。
飼い主の沢田富与子(ふよこ)さん(70)は隣で「孫の手で頭をかかれるのが好きなの」とほほ笑んだ。
神奈川県横須賀市の特別養護老人ホーム「さくらの里山科(やましな)」には、全国でも珍しい犬や猫と暮らせるフロアがある。
2012年の開所。施設は個室十室と共用のリビング、浴室などのある「ユニット」制で、12ユニットのうち2つに犬が計6匹、2つに猫が計8匹いる。
施設長の若山三千彦さん(49)が「(1つのユニットは)10LDKのマンションのようなもの」と話すように、犬や猫たちはユニット内を自由に行き来する。
介護スタッフで犬ユニット長の出田(いでた)恵子さん(44)は「全く手を動かせなかった人でも、犬をなでようと自然に手が伸びる。私たちの力だけではできないこと」と説明する。
入居者の六割に認知症があるが、「無気力だった人に笑顔が生まれ、生活リズムが整った人も」と若山さんも言う。
高齢のためペットの飼育を諦める人や、ペットがいるからと介護施設への入所をためらう人がいる中、同施設はペット同伴で受け入れ、飼い主の死後も世話をする。
運営は簡単ではなさそうだが、若山さんは「えさ代などの負担以外は、そう難しくない」と話す。
犬も猫も、定期的に獣医師による健康管理や予防接種を受ける。
日常の世話をするのは動物好きの介護スタッフで、朝晩の犬の散歩はボランティアが担う。トイレはしつけられているが、たとえ汚しても「施設は掃除しやすいので衛生面も問題ない」(若山さん)。

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さくらの里山科で愛猫と暮らす沢田さん=神奈川県横須賀市で

沢田さんも前は、一人暮らしの自宅で何度倒れても「ゆうすけを置いていけない」と施設への入所を拒んでいた。
だが今は「ここに入れて本当に良かった」。
若山さんは「介護が必要になっても、それまでと同じように暮らしてほしい。目指しているのは、お年寄りにも動物にも当たり前の生活です」と力を込めた。
国内の犬と猫の推計飼育数は2千万匹超(13年、ペットフード協会調べ)。
ペットと暮らせる高齢者施設への関心は高く、老人ホームのインターネット検索サイト「探しっくす」の運営や電話相談を行う「メディカルリソース」の担当者は「問い合わせは年々増えている」と話す。
だが受け入れ先はまだ少なく、サイトに掲載されている施設も全国で40カ所弱。
さらに多くは、介護の必要性の低い人向けのサービス付き高齢者向け住宅などで「要介護度が上がって入居者がペットの世話をできなくなったら、飼えなくなってしまうケースもある」と担当者は言う。
ただ「ペットと住めるマンションが増えたように、高齢者施設も増える可能性はある」と、第一生命経済研究所の北村安樹子主任研究員はみる。
同研究所が12年に行った調査では、ペットを飼う高齢者夫婦の大多数が「最も大切なのはペット」と答えており、そうした施設でもペットの世話や行く末を託せるサービスを充実させることが需要開拓のカギになりそうだ。

◆地域でも見守り
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内閣府の2010年の調査では50~60代の多くがペットを飼っており=グラフ、今後は世話できなくなった場合への対応が求められる。
中央政策研究所名古屋支部の向宇希(むかいひろき)主任研究員は「放し飼いや増えすぎなどのトラブル、飼い主の死去でペットが取り残され、近所の人が面倒を見ているといった事例は既に増えている」と話す。
こうした問題に対応しようと、川崎市は昨春から、市内約50カ所の地域包括支援センターと協力した取り組みを始めた。
センター職員が高齢者宅を訪問する際、ペットの状況も把握。
困った場合の相談窓口を紹介する一方、入院などに備えてペットを世話する人を事前に決めることなどを勧めている。
生活衛生課の松浦和子課長は「動物も家族と考えるお年寄りは多い。関係部局が連携し、地域で見守りたい」と話す。
東京都杉並区と協力し、動物福祉に取り組むボランティア「杉並どうぶつ相談員」の目黒美佳さんは、自身の伯父の経験からペットの早めの譲渡や高齢者ならではの飼い方を提案する。
伯父は87歳で犬を飼い始め、90歳で妻を亡くして要介護1に。
それでも愛犬を手放したがらなかったが、部屋が犬のふんだらけなのに気付いた目黒さんが「犬もストレスがたまっているよ」と説得。
ようやく目黒さんの知人へ譲った。
伯父はその後要介護5になり、半年後に亡くなった。
新たな飼い主から送られた犬の写真などは最期まで大切にしていた。
目黒さんは「87歳の人に犬を売るペット店もおかしいが、動物保護団体などが譲渡会で『60歳以上には譲らない』と自主規制しているのも残念」と話す。
ペットを飼いたい高齢者は、保護団体が運営する一時預かり所に入りきらない犬を短期間預かるなど「両者にとって良い方法が採れるといい」と提案する。
第一生命経済研究所の北村安樹子主任研究員は「(飼い主の死後などにペットのため金銭を使ってもらう)ペット信託や老犬・老猫ホームが注目されつつあるが、まだ選べるほどの数はない」と指摘。
高齢者のペットを対象に譲渡先をあっせんする獣医師のネットワーク「VESENA」(東京)事務局も「08年に設立したが、まだ獣医師の会員が少なく十分に対応できていない」と話す。
「高齢者と動物の問題は(救援の)制度や分野の隙間に陥っている」と向主任研究員。
今後は、相談窓口の開設や専門家の連携に加え「高齢者施設と動物保護施設の併設、ペットと高齢者を軸としたまちづくりが進んでほしい」と期待を込めた。

◆訪問セラピー犬「生きる力に」
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ドッグカフェで、セラピー犬「ロッキー」に笑いかける小松利勝さん=東京都町田市で

相模原市のセラピードッグトレーナー座間和美さん(50)は月一回ほど、ラブラドルレトリバーの「ロッキー」と、在宅介護生活を送る小松利勝さん(70)を訪ねる。
この日は妻明子さん(65)も一緒に近所のドッグカフェへ。
右半身不随のため、左手でドッグフードを差し出す小松さんを見て、明子さんは「いつもより優しい笑顔ね」と笑った。
座間さんはグループで介護施設を訪れる「アニマルセラピー」にも参加しているが、この訪問は個人的なボランティア。
犬好きだが今は飼えない小松さんと、「ロッキーの優しさを分かち合いたい」と言う。
愛知県武豊町の「よかった工房 生きがい作りデイサービス」は、毎週月曜がセラピー犬の集まる「ワンちゃんデイ」。
運営者でケアマネジャーの谷川(たにかわ)一成さん(46)は「お年寄りに『あぁ生きていて良かった』と思ってほしいと始めた。皆さん生き生きしています」。
高齢者と動物の関係には、こんな形もある。
(竹上順子)

高齢者とペット2

高齢者の“家族”ペットが社会問題化

Business Journal

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「Wikipedia」より

高齢化と核家族化が進み、日本には高齢者のみの世帯が増加している。
それに伴い、一人暮らしの高齢者が家族としてペットを迎え入れ、心の糧にするケースも増え続けている。
けれども、飼い主が孤独死したり、入院したりすることによって、ペットが取り残される悲劇が、いま問題視され始めているのだ。

●飼い主の死体とアパートに・・・
動物病院に収容されたミニチュアダックスのミミ(3歳、メス)。
病室にスタッフが入ってくると、ミミはケージの奥に逃げ込んで丸まってしまう。
病院に収容されて1カ月。
食事は自力で摂取できるようになったが、今もまだ夜鳴き、怯えなど、心に負った傷は癒える気配がない。
ミミにはほかの入院動物と違って、帰る家がない。
健康が回復しても、迎えに来てくれる飼い主もいない。
ミミが無料で入院していられるのは、動物病院のボランティア精神の賜物なのだ。
ミミはかつて80代の一人暮らしの女性に飼われていた。
けれどもその女性は、ミミを残して孤独死してしまったのだ。
異変に気づいたのは、飼い主の「犬友」の昌子さん(60代)だった。
ミミと飼い主の住むアパートの郵便受けにためられてゆく新聞。
気温が25度を超えた日でも開けられない窓。
散歩の時間になっても、ミミとその飼い主が外に出てくる様子はない。
「おせっかいだと、ひんしゅくを買ってもいい」
昌子さんは大家を説得して、ミミのいる部屋の鍵を開けてもらった。
そして、そこで昌子さんたちが見たのは、腐敗しかけた飼い主の遺体と、衰弱して立ち上がれなくなったミミの姿だった。
飼い主の死後、ミミはゴミ袋の中のラップやティッシュ、アルミホイルなどを食べてしばらくは飢えをしのいでいたらしい。
やがて口に入るものも、飲む水もなくなり、衰弱して鳴くことも動くこともできなくなったミミは、腐敗していく飼い主とともに死を迎える直前に保護されて、動物病院に収容されたのだ。

●認知症で病気を認識できない
都内に住む会社員の克彦さん(30代)は、雪の降る日、地面をかきむしって苦しみながら血尿する猫の姿を見た。
その猫は、克彦さんが時々エサを与えていた「顔見知り」の猫だった。
猫を病院に連れて行こうとする克彦さんに対して「うちの飼い猫を誘拐するつもりか!」と怒鳴りつけてきたのは、近所で一人暮らしをする90代の男性だった。
男性を説得して猫を病院に連れて行ったところ、診断は「重度の膀胱炎と尿道炎」。
投薬治療で治るものの、冷えは厳禁。室内で暖かくしていなければ完治は見込めない。
けれども、翌日も、翌々日も猫は外に出され、鳴きながら地面をかきむしり続けていた。
季節は冬。
夜になれば0度近くまで冷え込み、雪のちらつく時期だ。
飼い主に、「家の中で暖かくしておくようにって、お医者さんが言ったでしょう?」と言っても、認知症を患っているらしい男性は「うちの猫は元気ですよ。今まで病院にかかったことなんか一度もないから」と、ほんの2日前の出来事すら記憶にとどめていない様子。
このままでは、まともな治療は望めない。
そう判断した克彦さんは、こっそりと猫を保護して別の動物病院に連れ込み、「チー助」と名付けて自宅で飼うことにした。

●高齢者がペットを飼うことの問題
克彦さんはその時を思い出して、次のように語る。
「僕は、一人暮らしのお年寄りからペットを奪ったんです。良心の呵責は半端ないです。つらかったです。でも、あのままだとチー助は苦しみながら死ぬしかなかった。あれから半年以上。チー助の病気は治ったけど、排尿に障害が残りました。おじいさんの心の満足を優先するか、動物の健康を優先するか・・・。この先、こんな問題があちこちに出てくるような気がするんです」

ミミやチー助のケースは、高齢化社会とペットブームが重なり、起こるべくして起こった事故かもしれない。
いや、ミミもチー助も、助けられただけ幸運だ。
救いの手を差し伸べられず、悲劇的な最期を迎えるペットは、決して少なくはないのだから。東京都内で動物保護団体を主宰する女性は、こう語る。
「高齢者が動物を飼い、結局は世話ができなくなるというケースは珍しくありません。飼い主が亡くなった後、遺族がペットを保健所に連れ込むことだってあるんです。ですから、犬や猫の寿命を考え、うちでは一人暮らしの55歳以上の人には動物を譲っていないのです」
けれども、独居高齢者がペットを飼うのが全否定されているわけでもないようだ。
前述の保護団体のサポートスタッフは、次のように語っていた。
「いちがいに独り暮らしの高齢者のペット飼育を敬遠してるわけじゃないんですよ。高齢者が動物と暮らすことで元気になるケースって、たくさんありますから」
「家族のいないお年寄りが動物と暮らせたら、と思います。特に猫や高齢の犬は、静かで穏やかなお年寄りと相性が良いんです。ただ、飼い主にもしもの事態があった時の受け皿がないのが問題なんです」

●高齢者と動物のためのバックアップがない社会
アニマルセラピーという言葉があるように、動物による癒やし効果は多くの人々が認める。
犬や猫などの動物を撫でることで血圧が低下したり、心臓病の進行を遅れさせたりできるといわれているし、ペットを飼っているとリラックス効果によって中性脂肪やコレステロール、血圧などの値が下がることも知られている。
また、動物を飼っている高齢者はそうでない高齢者に比べて、通院回数が少ないというデータもある。
今後、増え続けるであろう高齢者が、家族の一員としてこういった動物を迎え入れられれば、高齢者にとっても動物にとっても、少しは暮らしやすい社会になるのではないか?
動物を飼う一人暮らしの高齢者を定期的に訪問し、飼い方の指導などを行っている動物愛護推進委員の和代さん(50代)は、この件について次のように語った。
「一人暮らしのお年寄りが動物を飼うためには、それなりのバックアップが必要です。核家族化が進む今、家族や親戚の助けは当てにならないケースがほとんどです。かといって、行政がそこまでサポートできるかというと難しい」
かつて福祉というと「車椅子の予算」「バリアフリー」などが優先され、動物やペットに関しては二の次にされていた時期もあった。
しかし現在では、「人間と動物の共存」を福祉の一要素として掲げる自治体が増加している。
 ・犬や猫の避妊手術に補助金を出す
 ・飼い方指導のイベントに予算を捻出する
 ・災害用にペットフードやケージを備蓄する
といった対策を取る自治体は、決して珍しくないのだ。
高齢化社会が進むにつれて、動物を家族として慈しむ高齢者は増えるだろう。
こうした高齢者のためのサポートが、ますます求められるようになっていくのではないだろうか。
(文=玉置美螢/ライター)

高齢者とペット3

高齢者に増えている「ペット依存的愛着」話し相手は犬や猫だけ・・・
人間関係こじれ孤立

2014年11月11日放送 NHKクローズアップ現代

「どう過ごす ペットと老いの日々」

少子高齢化社会が進み、高齢者の「お一人様」暮らしが増えているが、イヌやネコなどをはじめとするペットと暮らし、彼らが大事な家族、大切な伴侶となっている高齢者が少なくない。
高齢者とペットに詳しい社会学者の奥野卓司・関西学院大学教授は「高齢者がペットを飼うことでまず癒されるし、たとえば定年退職して社会との繋がりがなくなった男性がイヌを飼うと、散歩に出かけたり人と会ったりして社会デビューにもなります。いい面がすごく強いですね」と話す。

「家族よりも親しみを感じる」「心の内を打ち明ける」

 一方で、高齢者とペットをめぐるさまざまな問題も起きている。
高齢者が飼いきれなくなって手放されるペットが続出しており、飼い主の死後、大量のペットが放置されているケースがある。
また、飼い主がペットに依存的な愛着を持ち、ペットとの関係ばかりを強めていった結果、人間づきあいや社会との接点を失い、むしろ孤立するケースも相次いでいる。
 1匹の飼い犬を残して死んだある70代男性は、近所づきあいはほとんどなく、肺がんをわずらい衰弱して死んだが、周囲には亡くなる直前まで気付かれなかった。
男性の話し相手はもっぱらイヌだったからだ。
近所とはそのイヌの鳴き声や臭いが理由でたびたびトラブルになっており、それが孤立を深める一因になっていた。

北海道武蔵女子短期大学の金児恵准教授によれば、ペットに対して「家族よりも親しみを感じる」「心の内を打ち明ける」などは、ペットに対する「依存的愛着」を示しており、そうした飼い主は自分の生活の質への満足度が低い傾向があるという。
「身の回りに実際的な問題が起きたときに助けてくれるのは(ペットではなく)やはり人間。人との関係が断たれてしまえば、サポートが得られなくなってしまう」

ペットとの共生 「モノ」扱いはやめよう

社説:ペットとの共生 「モノ」扱いはやめよう

2015年01月16日 毎日新聞

12万8135頭。
2013年度に全国の自治体に引き取られ、殺処分された犬と猫の総数だ。
環境省が昨年末に集計し、公表した。
前年度に比べ3万頭余り減っているものの、多くのペットの命が奪われている現実を厳粛に受け止めたい。
ペットは私たちの暮らしに喜びや潤いを与えてくれる。
犬や猫はさまざまな感情を持つ生き物だ。
にもかかわらず、「モノ」や商品として扱ってきたことが、殺処分の数に表れているのではないか。
国内のペット関連産業の市場規模は1兆円を超えるという。
飼育数は犬猫だけで2000万頭に上り、15歳未満の総人口を上回る。
少子高齢化の進展もあり、ペットをかけがえのないパートナーと考える人も増えている。
一方、飼育放棄も絶えない。
昨年は、繁殖用に大量飼育されていたとみられるチワワなど人気の小型犬が捨てられる事例が相次いだ。
まさにモノ扱いの結果である。
ペットの福祉向上に向け、13年9月に施行されたのが改正動物愛護管理法だ。
人と動物の共生する社会の実現を掲げ、飼い主には、ペットが命を終えるまで適切に飼育する「終生飼養」の責任があるとした。
自治体は所有者の求めに応じ犬や猫を引き取る義務を負っているが、ペット業者からの依頼や終生飼養の原則に反する場合は拒否できることを明文化した。
業者に対しては、犬猫の健康や安全に配慮した繁殖や展示計画を策定し、都道府県に提出することも義務付けた。
これらの施策が、犬や猫の殺処分の減少につながることは確かだろう。
だが、引き取りを断るだけでは、昨年のような犬の遺棄が繰り返されかねない。
多くの自治体は動物愛護団体などと連携し、改正法の施行前からペットの譲渡先を探してきた。
官民が連携し、そうしたペットの受け皿づくりを促進する必要がある。
飼い主の責任も重い。
かわいいからといってペットを衝動買いせず、最後まで飼育できるかどうかを冷静に考えたい。
望まない繁殖を避けるため、不妊や去勢手術を受けさせることは当然の責務だろう。
ペットの繁殖や販売、保管を行う事業所は全国に約4万ある。
中には、コストを削減しようと、ペットを劣悪な環境に置いている業者もある。
しかし、行政の監視や指導には限界があり、動物愛護団体が悪質な業者を行政に通報しても、なかなか対応が改善されないケースがあるようだ。
繁殖や展示のスペースは十分か。清潔か。販売時の説明は適切か。
消費者側がきちんと見定めることで、悪質な業者を淘汰(とうた)していきたい。
人間の身勝手な振る舞いで、生き物を不幸にしてはいけない。

Every dog has his day

2015年1月22日(木) 日刊県民福井

(クリックで拡大できます)
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下記の写真はインターネット上に載っていました。
しかし、こんなものがあるとは驚きました。

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ペットの安楽死

動物医療:ペットの安楽死 向き合う飼い主は

2015年01月17日 毎日新聞

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昨年、脳腫瘍で余命半年と宣告された米国人女性が安楽死で生涯を閉じ、日本でも死生観を巡り議論になった。
日本の法律は、人間の安楽死を認めていない。
ただ、動物医療では規制はない。
愛するペットが安らかな死を迎えるために、飼い主は安楽死と向き合わなければならない時がくるかもしれない。

◇飼い主が最終判断
「ペットと一緒に暮らすということは、そのペットの『命の委任状』を預かっているということ。まず飼い主がその認識を持つことが大切です」。
動物の終末期医療に詳しい日本獣医生命科学大の鷲巣月美教授は言う。
がんなどの病気や突発的な事故で、ペットの「生命の質」を保てないことがある。
動物医療において、安楽死は治療の選択肢の一つです。時と場合によっては、最後の救いとなります」という。
「自分以外の命の生死を判断する権利があるのか」と、疑問に思う飼い主もいるかもしれない。
鷲巣教授は「ペットの命そのものは飼い主の手の内にあり、権利と同時にその義務がある。その命とどう向き合うかを、最終的には飼い主が決めなければならない」と強調する。
では安楽死はどのような時に選択肢となるのか。
鷲巣教授は「改善の可能性がない呼吸困難や、コントロールできない痛みで、生きていることがつらく苦しい場合」を挙げる。
ただ、ペットの「生命の質」は看護に当たる飼い主の経済的、時間的余裕などの状況でも変わるため、個々に応じた判断が必要となる。

◇獣医で異なる見解
安楽死に対しては、獣医師の中でも見解が分かれ、認めない人もいるという。
記者が以前取材した動物愛護センターでは、改善の見込みもなく病気で苦しむ犬の安楽死を獣医師に断られ、センターに持ち込んだ飼い主がいたという話を聞いた。
「安楽死は非常にストレスのかかる仕事です」と鷲巣教授。
普段からかかりつけ医を持って信頼関係を築き、安楽死への考え方など意思疎通を十分にしておくことが重要だ。
安楽死の際は、ペントバルビタールという麻酔薬が用いられる。
麻酔量を超える大量のペントバルビタールを、点滴と同じ方法でゆっくりと静脈内に入れる。
最初にペットの意識がなくなり、次に呼吸、心臓の順に機能が停止する。
処置中にペットが吐いたり、失禁したり、足を動かしたりする可能性もあるが、「苦しいため起こる行動ではありません。薬液を入れた段階で意識はなくなり、痛みはありません」と話す。

◇「最善の選択」か
愛するペットの安楽死を決断するまでに、飼い主は思い悩む。
家族全員で答えを出す必要がある。
「死に目に立ち会うことで、苦しまなかったこと、静かな最期であったことを確認できる。可能な限り、飼い主には同席してほしい」と鷲巣教授。
例えば小型犬や猫ならば飼い主が抱いた状態で、大型犬ならば敷物を敷いた床に寝かせ飼い主が寄り添うこともできる。
記者自身も12歳目前のメスのシーズーが、乳がん末期で呼吸困難となり、安楽死させた経験がある。水を飲むことも食事をとることもできず、ただ苦しむ愛犬に苦渋の選択だった。
命を奪うことへの自責の念と同時にやっと楽にしてあげられた安堵(あんど)感があった。
鷲巣教授は「安楽死を決断するにあたっては、獣医師と十分に話し合い、ペットにとって『安楽死が最善の選択』だと、飼い主が納得することが最も大切。
納得のいく最期を迎えることができたかどうかは、ペットを失った悲しみからの立ち直りにも大きく影響します」と話す。
【池乗有衣】

災害救助犬を目指す「じゃがいも」の奮闘

災害救助犬を目指す姿 「じゃがいも」の奮闘が児童書に

2015年01月23日 岐阜新聞

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初の著作を手にする山口常夫さん(右)と犬の「じゃがいも」
 =岐阜市日野南、日本動物介護センター

福島第1原発事故後に福島県飯舘村で生まれ、災害救助犬を目指す雑種犬の奮闘ぶりが、1冊の児童書になった。
タイトルは「めざせ! 災害救助犬 被災犬『じゃがいも』の挑戦」(岩崎書店刊)。
執筆した岐阜市のNPO法人「日本動物介護センター」理事長の山口常夫さん(63)=同市藍川町=は「何度不合格になっても頑張る姿から何かを感じてほしい」と話す。

◆飼い主との絆も紹介
「じゃがいも」は原発事故から3カ月後の2011年6月、飯舘村の民家で生まれた6匹のうちの1匹。
全村避難という事態を受け、同村の飼い犬を預かる活動を始めた山口さんが、飼い主から里親探しを頼まれた。
「福島生まれの災害救助犬が誕生すれば、被災地の励みにならないか」。
そう考えて訓練を始め、これまで6回試験に挑んだが、いずれも不合格。
それでも里帰りのたびに「福島から応援してますよ」と声援を受け、訓練を続けているという。
児童書では、試験で本番さながらにガレキの山での捜索などの課題を一歩ずつ克服していく姿や、震災で離れ離れになった犬と飼い主との絆、災害時のペットの状況を紹介している。
A5判、144ページ。
県内主要書店で取り扱っている。
山口さんは「6月には7回目の試験にも挑戦する。大人から子どもまで幅広く読んでもらい、人と犬のつながりの深さや、今も避難生活が続く福島の現状に関心を持ってもらいたい」と話している。


めざせ!災害救助犬 被災犬「じゃがいも」の挑戦

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著者:山口常夫
出版:岩崎書店
対象年齢: 小学校中学年 ~ 中学生向け
価格:1,404円(税込み)/本体1,300円+税
判型:A5判 21.6×15.4
ページ数:144 頁
初版年月日:2014年12月10日

東日本大震災直後に飯舘村で生まれた「じゃがいも」。
今、人を助ける「災害救助犬」を目指し、故郷を離れて特訓中です。
その様子とともに、被災地の復興の実態も伝えます。
災害救助犬として、福島の希望の星としてがんばれ、じゃがいも!災害救助犬をめざす、被災犬「じゃがいも」の物語。

【目次】
プロローグ 犬をあずかってください!/1章 福島・飯舘村の子犬たち/2章 災害救助犬をめざして訓練開始/3章 東日本大震災ではなればなれの人と犬/4章 きびしい訓練と試験の毎日/5章 がんばれ、じゃがいも!/エピローグ じゃがいもの活躍、おたのしみに
【著者情報】
山口常夫(ヤマグチツネオ)
NPO法人日本動物介護センター理事長。
現在、東日本大震災の被災犬21頭をあずかるほか、全国の小中学校で、人に役立つ犬の活動を知ってもらう講演などをして、犬の活動の啓蒙に努めている。


人間だと「100歳」の長寿猫

人間だと「100歳」の長寿猫、秘訣はトロトロ眠りと1日1食?
 絵本作家・さいとうしのぶさん&よっちゃん

2015年1月4日 産経新聞

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「わざと苦しいふりをしても、ニャーニャーと鳴いて心配してくれます」と笑うさいとうさん=堺市

「よっちゃんは20歳を超えているんですが、検査をすると獣医さんも驚くほど数値が良くて」猫の20歳は、人間の年齢に換算すると約100歳。
そんな“ご長寿猫”のよっちゃんと、絵本作家のさいとうしのぶさんの出会いは20年前、当時住んでいた堺市・北花田の団地だったという。
「木の根元に、がりがりに痩せた子猫がうずくまっていて、声をかけたら家までついてきたんです」
しかし、子猫だと信じていたよっちゃんを動物病院に連れて行くと「歯もはえかわっているし、子猫ではないですね。かなり苦労して生きてきたんでしょう」と告げられた。
だから年齢は、推定20歳。
半面、すり寄ってきたときに用事を続けていると、2階に駆け上り、壁に向かって悲しげな声で鳴き叫ぶという。
「哀愁に満ちた顔で鳴かれると、すごく悪いことをした気になります」
よっちゃんのお気に入りの場所は、さいとうさんの仕事部屋のいす。
そこでトロトロと眠る。
よっちゃんにとっての“幸せ時間”は、目覚めたとき、さいとうさんの姿が見えることに違いない。
(服部素子) 

【プロフィル】
さいとう・しのぶ
昭和41年大阪府出身。
嵯峨美術短大卒。
インテリア商品の企画・デザインなどを経て平成10年「よーい よーい よい」でデビュー。
20年「子どもと楽しむ行事とあそびのえほん」(文・すとうあさえ)で第55回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。
ほかに「あっちゃんあがつく」「おはなし だいどころ」など多数。
さいとう家の猫になってからは一度だけ、改装中の団地の足場から落ちて複雑骨折をしたそうだが、それ以外は病気知らず。
健康の秘訣(ひけつ)は、昼間は寝て、食事は晩ご飯1回という規則正しい生活にある、とさいとうさんは言うが「猫って、何歳ぐらいまで生きるんですかね」と、屈託なく笑う飼い主の性格によるところも大きい、ような・・・。
よっちゃんに注ぐまなざしも、本紙金曜夕刊「ホッとタイム」の「マイ・フェイバリットKANSAI」で、たこ焼きやピロシキなどの食べ物を色鉛筆と水彩で緻密かつユーモラスに描くタッチそのままにおおらかだ。
よっちゃんは、いつも寄り添っていてくれる存在。
「夫の母が亡くなり、悲しくて1人で泣いていたときも、ずっと顔をなめてくれていました。でも、最後は噛むんです」

ペットロス1

ペットロスを乗り越えよう!

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■ ペットロスは正常な反応
私たちは家族や恋人や親しい友人を亡くしたり、別れたりして失ったときには、悲しみや悔いで落ち込むことがあります。
また、ペットに対しても、同じ様な感情を持ってしまいます。
私たちにとって何年間も共に暮らしたペットは家族です。
そのペットとの別れや死に対して、悲しんだり、苦しんだりするのはしごく自然で正常な反応です。
この反応をペットロスと呼んでいます。
ペットロスは、ペットと共に暮らした人にはだれにでも起こることです。
ですから、ペットロスとはどのような状態なのかを知り、重症にならないようにする手だてを講じておきたいものです。

■ ペットロスによる心身的な変化
ペットロスになると、精神的、身体的にさまざまな変化が起こることがあります。
精神的には、不安、集中できない、落ち着かない、悲観的、罪悪感を持つ、孤独感が強くなる、パニックに陥る、死んだペットの姿が見えることがあるなどの症状がでることがあります。
身体的には、すぐに涙が出る、食欲不振・過食、不眠、下痢・便秘、吐き気、腹痛、頭痛、頭が重い感じ、肩こり、しびれ、めまい、難聴、全身倦怠感、やる気がおこらない、じんましんなどの症状がでることがあります。
これらの症状は時間が経つにつれ、次第に軽くなってくるはずですが、症状が長く続いたり、症状が重くなっていったら、病院で診てもらうなり、カウンセラーに相談しましょう。

■ ペットロスを乗り超えるための5つのステップ
ペットとの別れや死に対して、私たち飼い主は一般的に、否定⇒・交渉⇒・怒り⇒・受容⇒・解決 のステップを踏むといわれています。
<ステップ1・否定>
ペットが死んだときやいなくなったとき、病気などで死が間近いと知ったとき、「まさか」「うそ」などという現実を否定する思いや言葉がわき上がってきます。
これは、精神的なショックから逃れようとして起こる自己防衛本能です。
この「否定」から抜け出すには時間が必要で、その時間の長さは人によってさまざまです。
短い人では数時間、長い人では数日かかることもあるそうです。
何ヶ月もかかることはありませんが、現実を直視するにはそれなりの時間が必要なのです。
<ステップ2・交渉>
「交渉」のステップとは、飼い主がペットの置かれた現実が回避されたり、飼い主自身が望むような状態になることを願う時期です。
「神様、どうか、この子を生き返らせてください!」「私の好きな食べ物を断ちますから、この子の病気を治してやってください」「これからは、ひとりで留守番なんかさせないから、がんばれ!」などと、交渉の相手は神様やペット自身であることが多いです。
<ステップ3・怒り>
「怒り」のステップは、ペットがそのようになったのは、誰かが悪いからだ、誰かのせいなのだと思い込む段階です。
怒りの矛先は、獣医師であったり、家族であったり、自分自身であったりします。
「自分が鎖をはずしてやったばかりに車にひかれてしまった。私が殺したようなものだ。」「もっと早く病院につれていってやれば助かったのではないか。」など、自分に対する怒りは後悔となって、尾を引くことがあります。
<ステップ4・受容>
怒りがおさまった後に、ペットの死やペットとの別れという事実を理解し、それを受けとめられるようになります。
これが「受容」のステップ。
しかし、現実を受けとめたからといって、悲しみや苦しみが消えるわけではありません。
いや、喪失感を埋めることができずに、より一層深い悲しみを味わうことになる場合もあります。
しかし、その悲しみや苦しみは一生つづくわけではなく、少しずつ薄らいでいくものです。
アメリカの精神科医によると、ペットロス体験者が心の痛手から立ち直るには、約10か月間かかるのが平均的だといいます。
<ステップ5・解決>
悲しみが薄らいで立ち直るのが「解決」で、最後のステップ。
解決は、ペットのことを忘れ去るということではありません。
ペットとの生活をいい思い出にして、心身の健康を取り戻し、普通の生活を送れるようになることです。
中には悲しみが薄らいで、普通の生活をすることがペットに悪いのではないか、「自分は冷たい飼い主なのではないか」などと罪悪感を抱く人もいますが、そのように思う必要はありません。
いつか悲しみは薄らぎ、また新しいペットと暮らしたいと思えるようになるのが「解決」だからです。
ペットの死を経験した人の中には、「動物は死ぬから嫌だ。死ぬのを見るとかわいそうだから、二度と飼いたくない」「前に飼ったペットに悪いから、新しいペットは飼わない」という人がいます。
ペットの寿命は人間の寿命より短かく、私たちはペットの死を看取らなければならないのです。
ペットの寿命を否定するのではなく、短くてもペットが私たちに与えてくれた素晴らしい暮らしを感謝し、ペットの死を安らかに受けとめたいものです。

■ ペットロスの悲しみに対処するために
ペットとの別れや死に遭遇したときに起こる悲嘆に、どう対処したらいいのでしょうか。
2つの作業が必要だといわれます。
1つはペットの別れや死を受け入れること、もう1つは別れや死によって引き起こされる感情や生活の変化とうまくつき合うことです。
人が亡くなった場合では、お通夜、お葬式、初七日、四十九日、新盆、一回忌などを行い、親しい人たちが集まり、家族といっしょに故人を偲んでくれます。
ペットの場合は、人のようにいっしょにその死を悲しみ、偲んでくれる人が少ないために、悲嘆が長引くことがあるようです。
ペットを失ったことでいっとき引き起こされる悲しみの感情を、自分だけで抑えるのは並大抵なことではありません。
こみあげる感情を和らげるのに、他の人に救いを求めることも必要なことです。
アメリカではペットロスの相談窓口がたくさんあって、ペットを失った悲しみや苦しみ、ペットとの楽しい思い出などを聞いてくれるのだそうです。
大抵の人は話を聞いてもらったことで気分が落ち着き、現実を受けとめることができるようになっていくといいます。
日本ではペットロスに対する支援体制がまだまだですので、家族やペットを飼った経験のある友人に思いの丈を聞いてもらいましょう。

■ ペットロスに対する具体的な処方箋
ペットロスに陥ったときの具体的な対処方法としては、つぎのようなことをしてみてはいかがでしょう。
1.悲しかったら涙を流すなど感情を素直に表現する。
2.食事は必ずとる。
3.眠れなくても、横になって身体を休める。
4.何か自分の好きなことをしてみる。
5.定期的に軽い運動をする。
6.友人や知人と会い、おしゃべりをする。
7.家の模様替えをする。
8.ペットのものを整理する。
9.お葬式をする。
10.お墓を作り、お参りに行く。
11.ペットの写真を飾る。
12.ペットの一部をアクセサリーにして身につける。
13.アルバムや本などを作る。

■ ペットの弔いが大事
ペットの死に対しては、その死を弔って心の整理をつけることが大事です。
自分の家に庭があれば、そこに埋めてやってもいいでしょう。
お寺の中にはペットを埋葬してくれるところもありますし、ペット専門のペット霊園が全国各地にあります。
この場合は火葬してお骨を埋葬します。
葬儀をして、ペットの死を人の死と同じように弔い、ペットに対しての愛情と感謝の気持ちを表現するというのもいいかもしれません。
葬儀はペットといっしょに過ごす最後の時間で、ペットの死を現実として受け入れ、ペットとの素晴らしかった暮らしをいい思い出に変えていくいい機会となります。
また、葬儀に参加してくれる家族や友人などと自分の感情を共有することができ、悲しみや不安を和らげることができます。

(続く)

ペットロス2

ペットを亡くされた方のお話を掲載

■広島県広島市 女性
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もうすぐ四十九日をむかえます・・・。
あと、2週間で15歳の誕生日でした。
若くして亡くなったわけじゃない。
長生きの方だったと思います。
亡くなる二か月前から心臓が悪くなり徐々に弱っていったので、この日を覚悟できていました。
自分のできることを一生懸命にやったと思うので介護や看病の後悔も不思議とありません。
最期を看取ることも出来ました。
ある意味、理想的なお別れだったと思います。
でも・・・
トムがここにいない・・もうここにはいない。
その現実が哀しく苦しいのです・・・
何をしていても涙が出ます。
骨壺を抱きしめて泣きます。
丁度、母の介護と自分の病気と愛犬の介護が重なり、正直辛かったです。
特にここ半年間は、食も細くなり夜鳴きもひどく寝てくれないので私の精神や体力も限界に感じていました。
そんな日々の中、トムは旅立ってしまいました。
トムは・・・私の体を気遣って亡くなったと思うのです。
「ボクのことは、もういいよ。苦労しないでいいよ」って、「でも、ボクのこと忘れないで、ずっと忘れないで」って・・・
だから・・私の誕生日の日に、私のいつも座っているパソコンの前まで行って倒れ最期を迎えたのだと思います。
この日を自身で選んだのだと思いました。
この事で、私の哀しみはより深いものとなりました。
涙が枯れる ことはありません・・・。
だけど、ある日ネットで虹の橋の“雨降り地区”のお話を読んで、私が、ずっと泣いていると、このコは冷たい雨に打たれて寒く悲しい思いをしているのだと知りました。
それから、あまり泣いてばかりいてはいけないなと思うようになりました。
分骨をして一緒にいようと決めました。
小さなカプセルを購入し、小さな遺骨を納めました。
色んな意見があり、迷いましたが自分が納得する方法を選びました。
こんなにも自分が打ちひしがれるとは想像ができませんでした。
でも・・・それだけ愛していたのだと今は思っています。
そして、私の誕生日を選んで旅立ったトムに強い絆を感じています。

■茨城県下妻市 主婦52歳
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我が家の癒し系アイドル ぺぺ(♀雑種)が旅立ってから早1ヶ月半。
12歳9ヶ月でした。
散歩から帰った途端、倒れて突然息を引き取りました。
全く信じられない受け入れ難い日々が続きました。
今でも「お散歩まだ?」とこっちを見つめている気がします。
「ペペと一緒に歩きたい」そんな思いが募り、毎朝慣れ親しんだ道を再び歩き始めました。
ペペの首輪を持って。
歩きながら瞼が熱くなることもありますが、それでも歩き続けます。
ペペへの思いを、うまいとは言えない文章で書き綴ってみたりもしました。
そして、こう思うことにしました。
ペペは、神様が「時がくるまで、大切に育ててくれ」と我が家に託した預かりものであり、お迎えが来たら、神様にお返しするもの。
その時が来たのだと。
たくさんの思い出を残して。
ペペは3ヶ月位の子犬の時、我が家に迷い込んできて家族になりました。
平成13年3月9日のことでした。
3月9日、サンキュー、ありがとう ペペ 「いつも心の中にいるからね」

■愛知県犬山市 女性59歳
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私は昨年11月19日にシーズ犬(エリザベス)との別れがありました。
50日目で私の手元に来て13年11ヶ月、生活をともにして、ずっといっしょで私の人生を支えてくれました。
思い出すといろいろなことがたくさんあります。
この子との別れは考えられませんでした。
でもだんだんに老いてきて確実に別れが近づいてきたことを認識させられ・・・。
でも私はこの子がいなくなったらどうなるんだろうととても不安で不安でたまりませんでした。
現実となり私の手の中で息を引き取りました。
私は体の中から何かが抜けてしまい自分自身のことがよくわからず泣き続ける日が続きました。
何も手に付かず、ただあの子を思い出して泣くばかり。
でもあの子が帰ってくるわけでもないし立ち直らなければと思い、ならいごとやスポーツにも出かける努力をしています。
あの子の存在の大きさを改めて考えさせられています。
ベスに今は感謝しています。
ベスありがとう。
天国でとびはねて遊んでいることでしょうか。
(今はあの子との日々を思い出してあの子への手紙を書いたりして心を落ち着かせています。)

■2014年03月29日
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アメリカン・ショートヘア(メス)の雪ちゃん(享年18歳)

慰め上手の心優しい猫の「雪」
2歳下の妹がペットショップから迎い入れたのが、生後2ヵ月のアメリカンショートヘアの「雪」でした。
雪は初めて会ったときは「凄いやせているけど大丈夫かな?」という印象でした。
雪との楽しかった思い出はたくさんあります。
出会ったときは子猫のときですから、その当時は遊び盛りで、しぐさ、表情、行動など、何をしてても可愛くて構わずにはいられないくらい本当に可愛くてしかたがありませんでした。
私の家は3階建てでしたが、よく、3階の私の部屋の窓からお隣の屋根に飛び乗って日向ぼっこしたりしていました。
とてもやんちゃでみているこっちがヒヤヒヤしたものです。
でも、雪はいつも家を脱走してもすぐに家に帰ってきました。
そんな雪ですが、とても不思議だったのが、私が落ち込んでいるときに限って私の側に来ては、じーっと私の顔を見るんです。
普段はマイペースな雪なのに、私が落ち込んでいたり、悲しんでいるときには何も言わずにただ側にいて慰めてくれるのを感じて、「私の気持ちがわかっているのかな?」と不思議でした。

雪との思い出を振り返る
雪が亡くなって1ヵ月が経ちましたが、当時は目が腫れあがるくらい一晩中大泣きました。
今でも雪との思い出を振り返ったり、お墓参りに行くと自然と涙が出てきます。
ペットロスから立ち直る努力という訳ではありませんが、生活していく上で、何事にも依存しないようには注意しています。
仕事に対しても、友達関係にしてもです。
常に思い入れの度合いを分散させるようにしています。
もちろん私にとって大切なものは存在しますが、「これが私のすべて」というものを作ってしまうと、それを失ったときのショックに耐えることができない性分だということが自分でもわかっているからです。
私の場合は、ペットロスといわれるものほどひどくないかもしれません。
雪は18歳で老猫でしたし、亡くなる1ヵ月前くらいからかなり衰弱していて、自分の中ですでに覚悟ができていたように思えます。
雪が亡くなるとき「苦しかったかな」「痛くなかったかな」と常に気になりますが、今はたくさんの思い出をくれた雪に感謝しています。
雪は家族の一員でした。
今、雪は私の心の中にいると思っているので、いつも雪と一緒という感覚ですので、寂しくないと言うと嘘になりますが、思い出がたくさんあるので幸せです。

(続く)

徳島県が捨て犬を災害救助犬に

徳島県が災害救助犬育成 知事会見、愛護センターの犬活用

2015/2/2 徳島新聞

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徳島県は、県動物愛護管理センター(神山町)で保護した犬を災害救助犬に育てる取り組みを始める。
南海トラフ巨大地震などの大規模災害時に備えるとともに、県民に飼い主になってもらい動物愛護精神の醸成を図る。
都道府県が主体となって救助犬を育成する全国初の試み。
2日の定例会見で飯泉嘉門知事が明らかにした。
県は、訓練機関のノイマンドッグスクール(板野町)と連携し、センターで保護している生後半年~1年の犬の中から、救助犬の適性がある2匹を選ぶ。
2日から27日までの間、救助犬の生涯のパートナーとなる飼い主を募り、譲渡する。
救助犬になるには、家屋倒壊などの現場で行方不明になった人を捜索するための特別な訓練が必要となる。
訓練期間は1年間で、飼い主に月1回程度、同スクールに通ってもらう。
災害時に要請があれば、飼い主は救助犬を連れて出動することになる。
1匹当たり約30万円の訓練費用は、県と協定を結ぶ丸本グループ(海陽町)からの寄付を充てる。
健康診断なども県動物愛護推進協議会の協力を得ることで飼い主の経済的な負担を抑える。
現在、県内にいる救助犬は4匹。知事は「まずは成功事例をつくり、徐々に増やしていきたい」と語り、継続事業とする方針を示した。
県は「人と動物の尊い命を守る」活動を通して、目標としている殺処分ゼロへの取り組みを推進する。
センターでは、2012年度1534匹、13年度1263匹、14年度は11月末時点で607匹の犬が殺処分されている。
飼い主の応募方法などは県のホームページで紹介している。
問い合わせは安全衛生課<電088(621)2293>。


『「災害救助犬」育成プロジェクト』 
  災害救助犬の新しいパートナーとなっていただける飼い主さんを募集します!

2015年2月2日 徳島県ホームページ

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徳島県では、南海トラフ巨大地震などの大規模災害時に、人命救助や行方不明者の捜索活動などの「命を守るチカラ」として、動物愛護管理センターにおいて収容される犬の中から「災害救助犬」を育成するプロジェクトを開始いたします。

 「災害救助犬」は、地震や土砂崩れ等の災害発生時に、倒壊家屋や土砂等に埋もれ、助けを必要とする人を、主にその嗅覚によって迅速に発見し、その救助を助けるように訓練された犬であり、東日本大震災や昨年発生した広島土砂災害の被災地においてもその活躍が注目されたところです。
 一方、本県では、「人と動物がともに暮らせるとくしまづくり」の実現に向け、犬猫の「殺処分ゼロ」に向けた取組みを推進しております。
このプロジェクトは、動物愛護管理センターにおいて収容される犬を「災害救助犬」として育成することにより、「発災時の備え」と「人と動物の尊い命を守る」ことを目的としています。
このプロジェクトの開始にあたり、「災害救助犬」の新しいパートナーとなっていただく飼い主さんを公募いたします!

 1 公募基準
  (1) 県が指定する訓練機関において、一定期間、飼い主同伴による訓練が受けられること。
  (2) 災害発生時において、要請があった場合に、災害救助犬として可能な限り活動を行うこと。
  (3) 県等が実施する動物愛護啓発イベント等への参加に協力すること。
  (4) その他、県が規定する譲渡対象者の要件を満たしていること。

譲渡対象者の要件.pdf(73KB)

2 公募人数 2人
3 応募期間 平成27年2月2日(月)~2月27日(金)必着
4 応募先 徳島県安全衛生課(徳島市万代町1-1) TEL:088-621-2293
5 選考方法  
  提出された譲渡申請書に基づき、安全衛生課及び動物愛護管理センターにおいて選考します。
    なお、譲渡希望者が多数の場合は、面接及び候補犬とのマッチングを行い、譲渡者を選考します。
6 応募方法
  譲渡申請書に必要事項を記入し、安全衛生課まで、郵送又は持参のいずれかの方法で提出してください。

譲渡申請書.pdf(163KB)

7 その他:
  (1) 応募書類は非公開、返却しません。
  (2) 選考結果は応募者全員に文書で通知します。
  (3) 応募された方の個人情報は、保護・管理に十分留意するとともに、選考以外に使用することはありません。

世界に拡散 ネコの歴史

男児2人、校庭で犬にかまれ大けが(愛媛県)

男児2人、校庭で犬にかまれ大けが 愛媛

2015年 2月3日(火) 日本テレビ系(NNN)

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3日午後、愛媛県新居浜市内の小学校の校庭に犬が侵入し、児童2人に噛みついた。
2人は病院で手当を受けているが、1人は15針縫う大けがだという。
3日午後1時半頃、新居浜市立中萩小学校の校庭に侵入した体長約1メートルの犬が、1年生の男子児童2人に噛みついた。
2人は顔や唇などを噛まれ市内の病院で手当てを受けたが、10針から15針縫う大けがだという。
校庭は参観日のため駐車場として利用されていて児童らが犬と遊んでいたという。
犬は新居浜市に保護されていて、警察は飼い主から事情を聞くとともに県動物愛護条例に違反していなかったかなどを調べる方針。


小学生2人が犬にかまれる

2015年02月03日 NHK愛媛県松山放送局

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3日午後、新居浜市の小学校で小学1年生の男子児童2人が犬に顔をかまれ、けがをしました。
犬はその場で捕らえられ、警察は飼い主に話を聞くなどして詳しいいきさつを調べています。
3日午後1時25分ごろ、新居浜市中萩町の中萩小学校で昼休みにグラウンドで遊んでいた小学1年生の男子児童2人が校内に入ってきた犬にかまれました。
犬は、その場で捕らえられましたが、2人は顔のほおやあごにけがをして病院で手当てを受けています。
警察によりますと、犬は体長1メートルほどで、首輪に記載されていた登録番号から新居浜市が飼い主の市内に住む80代の男性に話を聞いたところ犬は3日、家から逃げ出したとみられるということです。
犬は、狂犬病のワクチンを接種しているということです。
警察は目撃者や飼い主に話を聞くなどして詳しいいきさつを調べています。

ペットロス3

ペットロス、大切な家族の一員との別れから立ち直る方法

はじめに
家族の一員ともいえる愛犬との別れはとても悲しく辛いものです。
愛犬を失った喪失感をいつまでも引きずっているのはきっとお別れした愛犬にも心配をかけてしまうはず。
ペットロスから立ち直った私の経験がお役に立てればと思います。

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飼っていた犬
犬種:
コーギーと柴犬の雑種です。
顔はコーギーそっくりで体系は柴犬寄り。
甘えん坊でちょっと臆病な子でした。
飼っていた年数:
私が小学生の頃に家族に迎え入れ、16年間飼っていました。
飼い始めたきっかけ:
突然、父親が知り合いの家で産まれた子犬を連れて帰ってきました。
動物が大好きだったので妹や弟と一緒に大喜びしたのを覚えています。
とっても人懐っこく、抱き上げると服のボタンをペロペロ舐めていました。
母親はとくに可愛がっており、私たち兄弟の末っ子のように可愛がっていました。
亡くなった理由:
獣医さんには老衰と言われました。
歳をとってからは散歩に行きたがらなくなったり、食欲もあまりなくなってはいましたがそれなりに元気でした。
ある日、食事をまったく受け付けないので動物病院に連れて行ったところ年齢のせいだということで栄養剤の点滴を打ちました。
それから毎日点滴をうちに動物病院に通っていましたが、1週間ほどたった頃、朝起きて様子を見に行くと静かに息を引き取っていました。
ペットロスから立ち直った方法:
しばらくは夜中々眠れなかったり、突然愛犬のことを思い出して涙が止まらなくなる日々が続いていました。
家族全員落ち込んでいましたが特に母親の落ち込みが酷かったように思います。
しかし以下のことを実行することで、少しずつ哀しみから立ち直ることが出来たと思います。
ペット葬儀を行い、しっかりお別れをする:
専門の業者に依頼し、火葬を行いました。
しっかりお経も上げてもらい、お別れの儀式をすることで心にけじめが付けやすくなったと思います。
また、他の犬や猫たちと一緒に共同の墓地に埋葬し、友達がたくさんいる所に送ってやるという気持ちになれました。
お墓参りに通う:
月命日以外にも思い立ったらなるべくお墓参りに通うようにしました。
他のペットたちと共同の墓地なので他にもお参りに来ている人と会うことがよくありました。
「向こうで一緒に遊んでるといいですね」などと話をして同じ哀しみを共有している人と触れ合うことで少し心が軽くなりました。
また、共同墓地にはペットが好きだった食べ物やオモチャがたくさん備えられていてとても賑やかで、「みんな大事にされていたんだな」「ここに眠る子たちはみんな幸せな子たちだな」と思うことですごく救われました。
新たなペットを迎える:
ペットを亡くして新たなペットを迎えることには賛否両論あるとは思いますが、我が家では家の中に犬が居ない生活というのが寂しくて仕方がなく、家族でよく話し合った末に保健所にいる犬を引き取ることにしました。
愛犬が亡くなってから半年後のことでした。
新たなペットを迎える前にお墓に「あなたの妹を迎えるよ」と報告をしました。
新しい子を迎えた後も一緒にお墓に連れて行って挨拶をしました。
愛犬を亡くして一番ふさぎこんでいた母親が、また犬の世話や散歩という仕事ができたことにより元気を取り戻してくれたことが一番大きい収穫でした。
ペットロスに苦しむ人へ:
新たなペットを迎えるということは、またいつか愛犬との別れを覚悟しなくてはならないということです。
よく家族と相談して考えた上で判断して欲しいと思います。
私は愛犬のお墓参りに通う中で、同じ哀しみを乗り越えてきた方々と知り合い話し合うことでとても前向きな気持ちになることができました。
ネット上ではペットロスに苦しむ人たちが交流する掲示板などもあります。
そのような場で自分の哀しみを吐き出してみるのも良いのではないでしょうか。
おわりに:
愛犬との別れは辛く哀しいものですが、それまでの幸せだった日々を笑って思い返せる日がくるように、今を大切に愛犬を愛してあげて欲しいと思います。


シェパード突進でチワワ突然死

シェパード突進でチワワ突然死、飼い主に賠償命令 大阪

2015年2月6日(金) 朝日新聞

鎖が外れたシェパードから突進されたチワワが突然死。
その責任は――。
大阪地裁で6日、愛犬をめぐる異例の訴訟の判決が言い渡された。
川畑正文裁判長は「シェパードの飼い主の管理が不十分だった」とし、約60万円の賠償を求めたチワワの飼い主へ22万円を支払うようシェパードの飼い主に命じた。
訴訟を起こしたのはチワワを飼っていた夫婦(堺市在住)。
判決によると、チワワを散歩させていた2014年2月7日朝、駐車場でつながれたシェパードの鎖がはずれて路上に飛び出し、チワワに突進。
その直後、チワワは急激な興奮による心不全で死んだ。
判決は「チワワは高齢の15歳。
体格差のあるシェパードに突進されたのは脅威だった」とし、突進されて心不全になったと判断。
数日前もシェパードが逃げ出していたことを踏まえ、管理の不十分さを指摘した。
一審にあたる堺簡裁もほぼ同じ判断を示してチワワの葬儀費を含む約20万円の支払いを命じたが、川畑裁判長は簡裁判決を変更。
新たに弁護士への相談費2万円を賠償額に算入した。
(太田航)

ハチ公と博士一緒に 東大に新たな銅像

飼い主高齢化で取り残される犬猫

飼い主高齢化で取り残される犬猫

引き取りの8割、飼い主の死亡・入院が原因 栃木県動物愛護センター

2015年02月07日 下野新聞

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飼い主の高齢化を背景に取り残されるペットが後を絶たない。
県動物愛護指導センターと宇都宮市保健所が昨年4月から今年1月末までに飼い主から犬、猫を引き取った26件55匹のうち、約8割の20件45匹が飼い主の死亡や入院が原因だったことが、下野新聞社の取材で分かった。
一度に大量に引き取るケースもあった。
高齢者に癒やしや生きがいを与えてくれるペットだが、同センターは「最後まで面倒を見ることができるか、よく考えて飼ってほしい」と呼び掛けている。

1月下旬、同市保健所に16匹もの雑種の犬がまとめて収容された。
飼っていたのは、市内で1人暮らしをする高齢男性。
「入院することになり、飼い続けることができなくなった」という。
緊急性があったため、同市保健所は犬を引き取ったが、「これほど大量の犬を一度に引き取るのは初めて」(担当職員)。
飼育場所の確保など対応に苦慮しながら新しい飼い主を探しているが、「全頭の譲渡先が見つかるかどうか・・・」と頭を抱える。
昨年4月から今年1月までの引き取りは、同センターで20件31匹中15件22匹、同市保健所は6件24匹中5件23匹が飼い主の死亡や入院、病気が原因だった。
1人暮らしで身寄りのない高齢者が目立つという。

犬に襲われ溺死 飼い主に6300万円賠償命令

犬に襲われ溺死、飼い主に6300万円賠償命令

2015年02月06日 読売新聞

北海道白老町の海岸で昨年2月、散歩中に綱を放たれた土佐犬が同町の主婦橋場トミ子さん(当時59歳)を襲って溺死させた事件で、橋場さんの夫和義さんら遺族4人が、重過失致死罪で懲役2年6月が確定した佐治清受刑者(65)を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の判決が札幌地裁室蘭支部であった。
沓掛遼介裁判官は請求通り慰謝料など6300万円の支払いを命じた。
判決は1月28日付。
沓掛裁判官は判決で、土佐犬が危害を加えないよう未然に防止する注意義務を怠り、死亡させた過失が重大と認定した。
被告側は訴訟で答弁書を提出しなかった。
和義さんは「刑事裁判後も私たちの心が安まる時はなかった。(判決を)妻の一周忌までには報告したかった」と話した。

キツネ村

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施設の紹介

大自然の中でキツネたちとあそぼう!
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大自然に100頭をこえるキツネが放し飼いにされています。

キツネはおなじみのキタキツネと、めずらしい種類の銀ギツネ、青ギツネ、プラチナギツネ、シャドーギツネ、十字ギツネの合計6種類のキツネたちがお出迎えいたします。
園内は森の中に整備されていて、そこを歩けば後ろからついてくるキツネがいたり、衣服を引っ張るキツネがいたりと、キツネの知らなかった生体を観察できます。
そしてキツネの他にもウサギなどの動物とふれあうことができます。
それから、売店ではたくさんのキツネグッズなどを販売しております。

みちのく路、宮城蔵王のキツネ村に足を運んでみませんか?
皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。

入場に際して楽しくご利用いただくためにも係員からの注意事項はよく聞いて頂き指示には必ず従って下さい。
軽食の提供はゴールデンウィーク、お盆期間中のみになります。
1月10日から3月18日迄、毎週水曜日定休日です。
定休日以外年中無休。 
雨天OK! 駐車場あり。
団体割引もございます。
詳しくは電話か当日、入場受付にてお問い合わせ又はご相談下さい。

(有)蔵王キツネ村
〒989-0733
宮城県白石市福岡八宮字川原子11-3
TEL:0224-24-8812
FAX:0224-24-8464


キツネ村の仲間たち
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 キタキツネ
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プラチナギツネ
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十字ギツネ
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ギンギツネ
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北極ギツネ(ブルー)
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北極ギツネ(シャドー)


寄生虫、エキノコックスについて

この施設は大丈夫か?
当蔵王キツネ村は、平成2年開設以来、エキノコックスを入れない、感染させない、の万全の対策を組み、場内のキツネたちは全て人工的に繁殖して慣らしたものです。
それでも万が一を考え毎年虫卵検査等を北海道臨床衛生検査技師会(有)アマネセルと連携し実施しており、今までの感染はゼロ(フリー)の実績です。
加えて年2回特別駆虫として生エサにプラジクアンテル(商品名ドロンシット)を投与して二重三重の感染対策を取っています。
その他病気についても帯広畜産大学の指導、情報交換などをしており安心してキツネに触れ楽しんで下さい。

どこから入ってきたのか?
エキノコックスは主に多包虫の寄生虫でシベリア、中央アジア、ヨーロッパ中部、アラスカ等の北半球寒冷地に限られ(分布は北緯40度以北とされている。)日本では大正8年北海道の礼文島で野ネズミが大量発生し天敵として千島列島のキタキツネが放たれた。
この時エキノコックスも一緒に入ってきたとみられている。
それから半世紀の間に北海道全域に汚染が拡大しつつあると思われます。(数年前に青森北部でも確認)

どうして感染するのか?
野生のキタキツネと犬、野ネズミの間には、食べる、食べられるという関係がありエキノコックスに感染したネズミをキツネ、犬などが食べますと体内の腸の中で寄生し成虫となり、その虫卵が糞便とともに排泄されます。
その卵が何かの機会で人間の口に入ると肝臓に幼虫として寄生してエキノコックス症を引き起こします。(但し潜伏期間は10数年と長い)
卵が口から入った時だけで仮に幼虫が口から入っても感染しません。
豚も感染しますが、豚から人間、人間から人間、野ネズミから人間の間で感染することはありません。

予防方法とは?
北海道衛生部、保健環境部では次の事項をよびかけているので北海道に行く時は参考にして下さい。
 ①沢水や小川などの生水は飲まない。
 ②野生の果実、山菜などはよく洗うか熱を加えてから食べる。
 ③野外の外出後は手をよく洗う。
 ④野生の動物やキツネにえずけはしない。近づかない。
1、場内駆虫消毒 月1回
2、生体径口駆虫処理 月1回(エサに混入)
3、道路等殺菌消毒毎日
4、特別駆虫処理 年2回(7月と12月)


キタキツネの子別れについて
大自然の中で、種々の不思議な生き様を繰り広げるのである。
春、まだ浅い頃、交尾期を迎え4~5月に3匹ないし5匹の子ギツネが生まれる。
親ギツネは、生まれてきた子ギツネに対して深い愛情をふりそそぐ。
やがて春が終わり、短い夏が訪れ、8月下旬前後の三日間劇的な子別れの儀式がおこなわれるのである。
子別れ・・・
親ギツネのはかりしれない、暖かい愛情の中で育まれてきた子ギツネたちが突然親ギツネに突放されるのである。
子ギツネがいつものように巣穴に入ろうとすると、親ギツネは狂ったように、彼らに襲いかかる。
子ギツネにとっては思いもよらない出来事である。
すっかり当惑して何度も何度も親ギツネに哀願して巣穴の中に入ろうとする子ギツネたち。しかし、親ギツネは決して彼らを許しはしない。
子ギツネにとって安全で暖かい家ー巣穴から考えられない厳しさで追いやられるのである。
それは子ギツネたちが、新しい自分の領地を自らの力でひらき、そこで力強くいきていかなければならないことを教えようとする親ギツネの愛情のこもった、しかし、悲しくつらい別れの儀式なのである。
これほど悲しく、これほどしれつで、これほど厳粛で、これほど愛情豊かな儀式が他にあるだろうか・・・
子ギツネたちは、親ギツネから離れ、それぞれの力の限りをつくして生きてゆく。
しかし、大自然の脅威は彼らに対してあまりにも非情である。
あるものは、冬のブリザードの中で食を失って飢え死にし、またあるものは犬をはじめとする天敵に襲われ、また人間の手にかかり死んでゆく。
彼らは10匹のうち1匹ぐらいしか生き残れないという。
私たちの周囲を見てみると子は親の愛に甘え、親もまた子を盲愛し、新しい人生の場である就職先にも付き添っていく。
こうした今の時代に生きる私たちにとって、この子別れの儀式に見る切ないまでの、真摯な親の愛は何か考えさせられるものがあるのではないのでしょうか。

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