飼い主なら知っておきたい犬の視力と色覚のこと
2016年9月21日(水) @DIME
人間とはちがう世界が広がっています。
犬の視力は犬種によって多少差がありますが、平均的には2~3mほどの視力しかないと言われています。
しかし視野はとても広く動くものを見るのが得意なので、静止したものは見えにくいものの、ボールやフリスビーなど動くものを目でしっかりととらえることが出来ます。
人間は視神経が120万本あるのに対し犬は17万本しかないため、犬は色の識別は得意ではありません。
カリフォルニア大学による犬の色覚に関する実験によると、犬は緑、黄、オレンジを「黄色」として、紫、青を「青色」として、そして赤に関しては「暗いグレー」に見えているという結果が出ています。
そのため、愛犬が楽しく遊べるよう、出来るだけおもちゃは赤色を避けてあげると良いでしょう。
視力はあまりよくない犬ですが、光に対する感受性は人の目の5~6倍もあるといわれています。
真っ暗な部屋の中でもぶつからずに歩いたり、夜の散歩中に人間が見えないような物を見えたりするのはこのためです。
この犬の目、逆に昼間の光や雪原などの光は非常に眩しく感じてしまうため、散歩の際などは強い光に注意するよう飼い主が気をつけてあげるといいでしょう。
文/大原絵理香