癒し効果以外もアリ! ペットを飼うと健康になれるワケ6つ
2016年9月21日 woman excite
「ペットを飼うと子どもの情操教育にいい」「ペットには癒し効果がある」という話は有名です。
動物と触れ合ったり一緒に生活したりすることは、情操教育や癒し効果以外にも、私たちにさまざまな健康効果を与えてくれます。
そこで今回は、犬や猫といったペットを飼うと健康になれる理由についてご紹介していきましょう。
(1)アレルギーになりにくい
欧米では、乳児のころからペットを2頭以上飼っている家庭に育った子どもは、ペットを飼っていない家庭の子どもに比べて、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の発症率が低い傾向があったという調査結果が出ています(参考文献より)。
また、ペットを2頭以上飼っている家庭で育った子どもは、花粉やカビなどに対しても反応しにくかったという調査結果も出ているそうです。
(2)心臓疾患のリスクが下がる
アメリカ『ミネソタ大学脳卒中研究所』のアドナン・クレシ博士の研究によると、猫を飼っている人の心臓発作リスクが約30%低下した ということです(1976〜1980年に実施された『第2回米国民健康栄養調査』より)。
また、アメリカ『カルフォルニア大学』ロサンゼルス校メディカルセンターのケイティ・コール氏が行った『犬と心疾患』に関する研究では、犬を飼っている人でも心臓発作のリスクが下がったという結果が出たとのこと。
さらに、心臓病とペット飼育の相関についての研究を行っているエリヤ・フリードマン博士によると、ペットを飼っている人はそうでない人に比べて、心筋梗塞の発作から1年後に生存している確率が3倍以上高かったとしています。
(3)犬を飼うとコレステロール値が下がる
犬の場合、毎日の散歩が日課となり、飼い主も必然的に体を動かすことになります。
この散歩の効果によって飼い主に運動習慣が身に付き、生活リズムも規則正しくなることで、コレステロール値が下がるんですね。
コレステロール値や中性脂肪が下がることは心臓にとっても良いため、前述した心疾患リスクが低下することにもつながるのでしょう。
(4)血圧が下がり安定する
獣医であるベッカー医師によると、身の回りに犬がいることで血圧が下がるとのこと。
ペットがストレスを軽減してくれることが理由です。
また、ある老人ホームで行われた実験によると、猫に触れることで血圧が下がったとのこと。
この効果を期待して、「アニマルセラピー」として日本の老人ホームでも猫を飼っているところがありますよね。
(5)猫が喉を鳴らす音で自然治癒力が上がる
猫がゴロゴロと喉を鳴らす音には、免疫力を上げて傷を癒す効果があります。
猫が骨折したときに他の動物に比べて3倍の速さで回復できるのは、このゴロゴロ音による振動が影響しているのだそうです。
これは猫同士だけではなく、ゴロゴロ音の振動によって人間の自然治癒力も上がるとのこと。
確かに、ゴロゴロと喉を鳴らしている猫と一緒に寝ているととても心地よく、癒されます。
(6)脳卒中のリスクが低下する
獣医であるベッカー医師によると、犬や猫を飼うことによって心臓血管系の健康を守る効果があるそう。
猫を飼っている人は、脳卒中のような心臓血管系のトラブルが40%低いと発言しています。
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いかがでしたか?意外なものもあったのではないでしょうか。
『猫にくっついていると精神的に安定する。私が悲しいときとかは猫が自分から寄って来て慰めてくれてるような気もする』(20代女性/会社員)
『犬のエサを決まった時間にあげないといけないので、自然に自分の生活リズムも整いました』(50代女性/主婦)
『犬を連れて散歩に行くことで、同じように犬を連れている人と話すようになったり、犬好きの方から声をかけられたりするようになって、社交的になれた気がします』(30代男性/会社員)
・・・というコメントもあるように、やはりペットを飼うことにはさまざまなメリットがあるようです。
とはいえ、安易な気持ちでペットを飼ってはいけません。
きちんと世話ができるか、ペットを飼える環境であるか、リスクを正しく理解し対処できるか、などを考慮してから考えてみてくださいね。