みんないなくなった・・・!保護センターにいた30匹の犬と猫 その行方は・・・
Grape
インディアナ州にある動物保護センター、『Fort Wayne Animal Care & Control』。
2015年11月の末、保護していた全ての犬と猫がいなくなりました!
センターに勤めて8年目のスタッフにとっても、こんなことが起きたのは初めてだそうです。
保護センターにいた犬と猫の数は、30匹。いったいどこへ・・・?
実は動物たちは、逃げ出したのでも、盗まれたのでもありません。
この日、30匹全てが、新しい家族を迎えたのです。
そのため、保護センターは空っぽに!
アメリカでは毎年、11月の最後の週の金曜日から始まる、年中最大のセール期間。
その行事を『ブラックフライデー』と言います。
この日に向けて、動物センターでも思いっ切り値下げしたものがあります。
それは、保護犬と猫を引き取る際に発生する手数料の値段。
元々100ドルだった手数料が、なんとたったの10ドルに!
その情報に、たくさんの人が動物センターを訪ねてきたそうです。
そして、慎重に行われた審査を通って、30匹の家族が決まりました。
とても静かになった、動物センター。
この嬉しい出来事に、スタッフはこう話します。
空っぽになった空間を見て思いました。
「私たちは、このためにいるんだ」と。
しかし、新しい家族を必要とする動物たちが、いきなりいなくなることはありません。
今日は空になったこの空間を祝福しますが、明日からは再び保護された動物が入り、私たちはまた飼い主を探し始めるでしょう。
私たちがこの知らせを知った今でも、飼い主に手放されたペットたちは増えていくばかり。
でも、空になった動物センターの画像を見て、いつか保護しなければならない動物がいなくなる未来がやってくるのではないか。
そう、想像することができます。
引き取られた動物たちが、またここへ戻って来ることはないはずです。
もう二度と悲しい思いをせず、飼い主となった人々とたくさん幸せになってほしいですね。