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介助犬育成助けて・・・学生がLINEスタンプで資金集め

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介助犬育成助けて・・・学生がLINEスタンプで資金集め

2016年2月6日 毎日新聞


制作した東北芸術工科大学の本吉裕之准教授(前列右)と学生たち=山形市で



身体に障害がある人の生活を手助けする「介助犬」を多くの人に知ってもらおうと、東北芸術工科大(山形市)の学生たちが無料通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプ「はたらくいぬさん」を考案した。
40種類の犬のスタンプが1月22日に配信され、仕草や表情が可愛いと口コミで広がっている。
収益金は全額、社会福祉法人「日本介助犬協会」(横浜市)を通じて介助犬の育成に充てられる。

同協会によると、国内で約1万5000人が介助犬を必要としている。
これに対し、介助犬は今月1日現在で73頭。
山形県内はゼロだ。
同協会は「介助犬がいれば、家に閉じこもりがちな障害者が外に出るきっかけになる。家族に『落とした物を拾って』と何度も頼みにくいものだが、犬ならば喜んで取ってくれるので気持ちがかなり楽になる」と説明する。
問題は資金面だ。
介助犬を1頭育て上げるのに約240万円かかるが、認知度が低いこともあって資金を集めるのに苦労しているという。
同大企画構想学科の本吉裕之准教授(40)が昨年5月に介助犬を招いて行った講義が、スタンプ発案のきっかけになった。
募金活動への協力を求められた学生たちは「呼び掛けてもなかなかお金を入れてくれないのでは」と、自分たちが日常的に使っているラインに着目した。
イラストをデザインし、企画構想学科の学生約40人に行ったアンケートを参考に「おつかれさま」「OK」などとスタンプに添える言葉を考えた。
3年生の山田もも子さん(21)は「日常生活でも使えるように可愛く、面白いデザインを意識した」という。
本吉准教授は「まず介助犬を知ってもらうことが大切。介助犬と生活している方から『私もスタンプを利用している。とてもうれしい』との声をいただいた。多くの人にぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。
3年生の遠藤ほのかさん(21)は「ラインを通じた日常のコミュニケーションを通して、介助犬を多くの人に知ってもらえれば」と期待している。
スタンプは、120円に相当する50LINEコイン(仮想通貨)で40種類を一括してダウンロードできる。
【藤井達也】


介助犬すごいぞ!! 児童らに実演で紹介(伊賀/三重)

2016年2月4日 毎日新聞


タオルを運ぶ介助犬ヴィオラの実演を興味深く見る児童ら=三重県伊賀市東条の府中小で、竹内之浩撮影

障がい者の日常生活を補助する介助犬への理解を広げる催しが3日、伊賀市の府中小(東条)と、ひかり保育園(小田町)であった。
日本介助犬協会の総合訓練センター(愛知県長久手市)のPR犬「ヴィオラ」(雌2歳)が車椅子利用者の靴下を脱がせたり、落とした携帯電話を拾ったりして、拍手が送られた。
JAいがほくぶが2007年度から毎年、協会と協力して市立小などで開いている。
府中小では、全校児童約200人が参加。
センター職員が、介助犬を必要とする人が全国に1万5000人いるが、介助犬は全国に73頭、県内には1頭しかいない現状などを説明した。
介助動作の実演では、ヴィオラがタンスのタオルや冷蔵庫のペットボトルを取り出して運んだ。
児童3人も床に落とした鍵を「テイク(取って)」「ギブ(渡して)」と指示し、拾ってもらった。
実演を体験した実守香奈さん(6年)は「介助犬といる人を見たら、お手伝いしたい」と話した。
【竹内之浩】


介助犬
手足に障害がある人の生活をサポートするよう訓練された補助犬。
日本には1992年ごろ導入され、現在は愛知県長久手市の介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」など全国24カ所が訓練を実施している。
基礎訓練に半年〜1年、パートナーに合った訓練にも半年〜1年かかるため、全国で年間数頭しか育成できない。
1頭の実働期間は7〜8年。



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