殺処分直前だった1匹の犬を救ったのは、一本のハサミでした・・・
2016.01.01 Cadot
トリマー。
犬の美容師、犬の手入れをする人のことをトリマー(グルーマー)と呼びます。
トリマーの仕事には、毛を整えるトリミングのほかに、耳や爪の手入れやシャンプーをなどを行うグルーミングも含まれています。
そんなトリマーが、殺処分寸前であった一匹の犬を救ったと話題になっています。
絡まり合った毛の、痛々しい姿で見つかったのはテリアのミックス”チャーリー”君。
チャーリー君は道路を放浪していたところを保護され、ロサンゼルスの保健所へと運び込まれました。
「僕はクリーム色の、テリアのミックスです。2014年の2月6日にここに来ました。」
「避難所の私の友人には、君は3歳くらいだと言われています。」と張り紙に記載し、引き取り手を探していることを訴えていました。
残念なことに、チャーリー君を収容している避難所は殺処分率の高い保健所。
このまま引き取り手が見つからなければ、チャーリー君の命の灯火は消えてしまうのです。
そんなチャーリー君のもとに訪れたのは、ボランティア活動をしているトリマー。
キレイな毛並みであれば引き取り手も見つかるはず!とボランティアのトリマーが救いの手を差し伸べたのでした。
連れてこられたチャーリー君はとても怯えて、全身を震わせています。
伸び放題であった毛を、どんどんカットしていきます。
茶色い毛の奥には、本来のキレイなクリーム色の毛が隠れていました。
毛をカットし続けると、チャーリー君はどんどん男前になっていきます。
そして最後の仕上げに、プレゼントしたおしゃれなスカーフを付け、終了。
見違えるほどキレイな姿になったチャーリー君。
その甲斐あって、なんとすぐさま引き取り手が見つかり、殺処分を免れることが出来たのです。
【動画】 YouTube https://www.youtube.com/watch?v=5tOj-p8ANmM
このように、汚れた容姿が原因で引き取られないペットたちが多くいるのが現実です。
このような活動を行ってくれるトリマーさんが増え、一匹でも多くのペットたちが救われることを願います。