猫8匹、横浜で相次ぎ不審死 毒殺の可能性も
2015年11月3日(火) 朝日新聞
地域のNPO法人が設置した猫の不審死を伝える貼り紙
=2日午後1時59分、横浜市中区小港町3丁目、古田寛也撮影
横浜市中区で8月末以降、猫8匹が相次いで不審死していることが、神奈川県警への取材でわかった。
診察した獣医師によると、薬物の影響とみられる症状があるという。
県警は毒殺された可能性があるとみて、動物愛護法違反容疑も視野に、死んだ猫の解剖や血液検査を進めている。
死んだのはいずれも、同区小港町3丁目周辺で地域住民が避妊・去勢手術をし、餌付けしている「地域猫」。
民家の軒先や路地で衰弱しているところを住民が見つけ、動物病院に運んだが、多くが数日内に死んだという。
診察した男性獣医師によると、死因は急性腎不全とみられ、けいれんする神経症状があったことから、「薬物の影響の可能性が高い」という。
嘔吐(おうと)、下痢の症状もみられた。
住民の女性(44)は「地域猫を快く思っていない人もいるのではないか」と話した。
(古田寛也)
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猫8匹、横浜で相次ぎ不審死
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