動物愛護センターの「犬の殺処分ゼロ」が増加!
今後は収容数を減少することが大きな課題
いろんな動物愛護情報から部分的に引用しているところもありますが、私の「殺処分ゼロ」への思いを述べます。
「殺処分ゼロ」を達成した動物愛護センターが増加しています。
熊本市は早くから殺処分ゼロで全国的に有名に、そして神奈川県、川崎市、熊本県、札幌市、平塚市などなど・・・
意外と知られていない北海道旭川市は2013年に犬の殺処分がついにゼロに!
当会ブログのカテゴリ「頑張る行政」に都度載せています。
私たちの福井県はどうなのでしょうか?
2014年度、保護された犬267匹、猫669匹、うち殺処分は犬44匹、猫423匹、となっています。
福井県第378回定例会(6月)予算決算特別委員会で、福井県動物愛護行政についての質疑・応答があった中、田村康夫議員の殺処分ゼロの質疑に対し、福井県の動物愛護関係者からは、福井県は全国的にみても殺処分数は少ない、といったような応答がありました。
殺処分数が少ないではなく、殺処分ゼロに向けた取り組み姿勢が福井県にはあるのでしょうか?
収容数ゼロが今後の課題
動物愛護法改正により飼い主や業者からの安易な引き取りを拒否することが出来るようになったことや、動物愛護団体と協力体制を構築し、里親探しを迅速に進める事が出来るようになったことが、殺処分ゼロに繋がりました。
しかし、一部からは引き取りを拒否されたペットたちはどうなったのでしょうか。
結局殺されたり、野に放たれているのではないかと言う懸念も挙がっており、額面通りに取るのは如何なものかとの指摘もあります。
また、あくまでも殺処分がゼロになっただけであり、収容はまだまだ多いことから、根本的な問題解決にはなっていないとの声も根強いです。
でも、この取り組みと結果が解決の第一歩である事は間違いありません。
殺処分がゼロとなった行政もそれは課題として認識しており、今後「収容ゼロ」、「センター自体が必要なくなること」を目指していくと言うことです。
もちろん、殺処分が発生してしまった行政も更なる努力をしていかなければなりません。
様々な課題はあるものの、殺処分ゼロの動物愛護センターが増加することは喜ばしいことです。
このようなセンターがますます増えることを切に望みます。
福井県も殺処分減少ではなくあくまで「ゼロ」ですよ。
しかし、現状まだまだ課題が山積しています。
ブリーダー・ペットショップの金儲け主義の体質問題解決や、飼い犬が他人に危害を与えた事件(2015年噛まれて死亡した事件もあり)の真相究明と飼い主に対する厳しい処罰、動物虐待犯人を取り締まるアニマルポリス的体制の確立(猫の虐待が多い)、飼い主がペットに対して最後まで責任を持つ社会づくり(飼い主のレベルアップ教育等)、など多くの取り組みが重点的に必要です。
我々ボランティアも頑張る行政に協力していく姿勢が必要です。
それぞれバラバラではダメ、お互い連携して協力し合う姿、熊本市のような風土づくりが重要かと感じます。