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猛暑の中、子猫をゴミのように遺棄

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子猫をゴミのように遺棄「なんてひどいことを」
 猛暑の中での非道行為に非難殺到

2023年7月17日(月) 

保護時はひどい猫風邪、1匹は角膜炎で失明寸前の状態
厳しい暑さの中、発泡スチロールの箱の上からビニール袋をかぶせられ、まるでゴミのように遺棄された4匹の子猫……。
そんなかわいそうな捨て猫を保護したという投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。
鹿児島でマンゴー農家を営む農業姉妹(@tfy0411)さんに、発見時の状況と投稿に込めた意図を聞いた。


放置された子猫たちの発見時の様子【写真:本人提供】

「いつかあるだろうとは思っていたけど、初めてお店の前にあからさまな捨て猫をされました」
今月5日に行われた投稿は、6000件を超えるリツイート、3.4万件の“いいね”を集めるなど話題に。
「こんな炎天下の夏になんて酷いことを」
「この暑さでビニール袋に入れて放置して捨てたなんて殺したと同罪」
「本当にこんな奴らは逮捕して実刑にすべきだわ 余りにも罪の意識が無さ過ぎる」
「これは犯罪なんだけど警察も本腰入れて犯人を探さない。万が一、捕まっても刑罰は甘々。そりゃ捨てる人は居なくならないよ」
と憤りの声が相次いでいる。

鹿児島県内のマンゴー直売カフェを拠点に保護猫活動を行っているという投稿者は、発見時の状況について「夕方、直売所から数十メートル離れたマンゴーのハウスで作業をしていましたが、午後7時前に直売所へ戻ると、直売所手前のデッキスペースの入口に袋に入った箱があるのに気づきました。何だろう? と思いましたが、数メートル手前で袋の中にうっすらと動く影が見えて、もしかして……と思ったら案の定、子猫が入っていました。他の保護ボランティアさんのところに子猫が遺棄されていた話を聞いたこともありますし、うちのお店は人通りの少ない場所にあるので、そういったことがいつか起こるのではないかと心配は常にしていました」と説明。
ビニール袋の口は縛られており、空気穴も空いていなかったという。
保護した猫の現状について「ひどい猫風邪で1匹は角膜炎がひどく、下手したら失明するところでした。保護した翌日に病院にかかり、今ではごはんをたくさん食べて元気に育っています。失明寸前の子については、改善傾向ではありますが、まだ完治はしていません」とした。
今後については「小さい子は終日、目を配らないといけないため、私自身のほか、日頃からうちの従業員もミルクボランティアとしてお世話をしてくれています。今回も比較的手が空いていたスタッフが4匹を連れて帰り、夜間などは面倒を見てくれています。離乳が済んで、トイレをちゃんと覚えたら里親さんを募集する予定です」としている。
今回の投稿に込めた意図について、投稿者は「より大きく拡散されて、猫たちを遺棄した人の目に届いてほしいということです。見た人が、きっと遺棄に対する怒りのコメントを寄せてくださるだろうと思いましたので、私の気持ちだけでなく、周囲から見ても、あなたのやったことはひどいことなんだというのが伝われば良いと思いました。こんなに注目されてしまうほどのことなんだ、ということを当事者以外の人にも知ってもらうことで、今後の抑止力にもなってくれたらいいなと思います」と話している。


元気に育っている保護された4匹の子猫、現在の様子【写真:本人提供】

ENCOUNT編集部


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