愛犬とともに太平洋を3か月漂流 男性が奇跡の生還
生魚と雨水で飢えをしのぎ… メキシコ
2023年7月19日(水)
日テレNEWS
奇跡の生還です。
愛犬とともに太平洋を漂流していた男性が3か月ぶりに救助されました。
約3か月間、太平洋で漂流し、奇跡の生還を遂げたティモシー・シャドックさん(54)。
18日、しっかりとした足取りで歩いて船を下りると、笑顔を浮かべました。
白いひげが長く伸びています。
ティモシー・シャドックさん 「かなりおなかがすいていたし、嵐を乗り切れるとは思っていなかった」
今年4月、シャドックさんはメキシコから出航しました。
しかし、数週間後に嵐で船が損傷し、通信機器も壊れたため、助けを呼ぶことができなくなったといいます。
それから約3か月後、マグロ漁船がシャドックさんを発見しました。
そのときの様子が撮影されていました。
マグロ漁船員 「こんにちは、英語を話せますか?」
シャドック 「はい。ありがとうございます」
マグロ漁船員 「出発の日付はわかりますか?」
シャドック 「はい、メキシコを出発して…」
救助された時、船の上には“1匹の犬の姿”もありました。
ティモシー・シャドックさん 「ベラは素晴らしい。あの犬は別格だよ」
シャドックさんは、愛犬の“ベラ”とともに漂流していました。
生魚を食べたり雨水を飲んだりして生き延びたということです。
過酷な状況も、愛犬の存在によって耐え抜くことができたのでしょうか。
3か月ぶりに地面を踏んだシャドックさんは、健康状態に問題はないと話しているということです。
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