これから犬を飼う方へ
飼い主さんが「想定外」だったと感じる犬種5選
2022年5月29日(日) CREATORS
ドッグトレーナー/金倉高志
犬のしつけ教室【ドッグキャッチ】
ドッグキャッチしつけ教室 トレーナーの金倉です。
さて、今回は、これまでたくさんのわんちゃんに会い、飼い主さんとお話しした中で、自分が思う「飼ってみたら意外と大変!こんなはずじゃなかった!」という飼い主さんが非常に多い犬種を、ご紹介していきたいと思います。
あくまで自分の体感なんですが、共感してくれる飼い主さんも多いんじゃないかな~、と思う犬種、5犬種を紹介していきたいと思います。
もちろん、飼ってはいけない、大変な犬種としてご紹介するわけではありません。
どの犬種も大変な面もありつつ、とっても可愛くていいところもたくさんあって、楽しく飼うこともできるわんちゃんたちです。
ちょっとした個性的な特徴をお話していきますのでどうぞ最後までご覧ください。
1.柴犬
柴犬
柴犬は、柴犬や日本犬が大好きだー!という飼い主さんが、犬種を限定して飼い始めることが多くて、特徴も理解されて何頭も飼ってきた、という飼い主さんも少なくありません。
ところが、柴犬の子犬、本当に悪魔的にかわいいですよね。
衝動買いしてしまった飼い主さんも少なくないんですね。
そんな時、柴犬を飼ってみてこんなはずじゃなかった、という点は、まずは「抜け毛」ですね~。
このごろは、ほとんどの飼い主さんが家の中でわんちゃんを飼っているので、換毛期が来ると家じゅうが毛だらけになってしまいます。
ちょっと被毛が浮いてきたな、と思ったら、一日何度ブラッシングをしてもすごい抜け毛なんですよねぇ~。
もちろん個体差はありますが、たぶん、みなさん結構大変だと思われていると思います。
それから、やはり、噛み癖のある子も多いですね。
それは、まぁ、こんなはずじゃなかった、で簡単に済ませることもできないので、みなさん、一生懸命しつけをされていると思います。
しつけやトレーニングに根気と時間がいるよ、ということに、飼ってみて気が付いた飼い主さんも多いんじゃないでしょうか。
そんな頑固なところもまた柴犬の魅力でもありますね。
2.フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグもやはり、被毛がとても短いのでお手入れがらくちんだと思って飼われる方も多いです。
ところが、あのとても短い毛はものすごく抜けます。
固くて短い被毛なので、服に刺さってコロコロしてもなかなか抜けなかったりと、結構な手ごわさなんですね。
まめなお手入れと、おうちの掃除もたくさん必要です。
それから、アレルギーのある子・皮膚の弱い子が多かったり、夏の暑い時期には、ほかの犬以上に熱中症への対策が必要です。
このあたりの管理も、こんなに大変なんだ、と思われている飼い主さんが多いですね。
あの愛嬌、大変な部分が吹っ飛んでしまうのは分かります。
とってもかわいい犬種ですよね。
3.チワワ
チワワ
小さくて簡単に飼えるように思いますが、やはり、小さくても犬は犬です。
あまりの可愛さに甘やかしすぎてしまうと、吠えたり、噛みついたりする問題行動も現れます。
声も結構大きいんですよね。
すごくかわいいので、甘やかしたい気持ちも分からなくはありません。
なので、それでも必要最低限のしつけはしなければいけないよ、ということを分かったうえで、飼い始めるのが良いかと思います☆
4.スタンダードプードル
スタンダードプードル
スタンプーは、とってもゴージャスで頭も良くて魅力的な犬種なんです。
が、とにかくトリミングの料金が高額だということは、飼う前に必ず知っておくべきことだと思います。
1回のトリミングで平均2~3万円がかかります。
もうちょっと高いところでは4万円5万円かかるところもありますね。
もちろん、スタンプーを飼いたいという方はほとんどそれを知って飼われてはいると思うのですが、どんな犬種でもまれに「衝動買い」される方、いらっしゃいますよね。
お金ならいくらでもあるよ~、という場合でも、料金のほかに、トリミングの受付をしていないサロンもたくさんあります。
近くにサロンが無ければ大変なことになってしまいます。
この辺りについては、飼ってみて分かった、では済まされないことになってしまうので、十分注意をして下さい。
でも、かっこいいよね~。
飼いたいなぁ~。
5.ジャックラッセルテリ
ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルは一応小型犬なので、犬を飼いたいなぁ~、どんな犬を飼おうかなぁ~、と、最初の選択肢に入れやすい犬になるかと思います。
映画の「マスク」に登場したことで、認知度も上がって数もたくさん増えたわんちゃんです。
元気いっぱいで愛嬌もあって、頭がとてもいい犬です。
ところが、この「元気」が半端じゃありません。
エネルギーの塊です。
小型犬を飼いたいなぁ。ダックスにしようか?プードルにしようか?キャバリアにしようか?シーズーにしようか?と、色々と考えると思いますが、そもそも、その仲間に入れてはいけない位、持っているエネルギーに違いがあります。
頭も良くて動きも速いので、犬にたくさんの時間を取れるようでないと、吠えたり噛んだりと、問題行動につながってしまう可能性が高いです。
ジャックラッセルの飼い主さんはほとんど、可愛いジャックに振り回されています。
だいたい、大変です^^でも、それをみなさん楽しんでらっしゃいますね。
もちろん、だからと言って飼うんじゃなかった、と思われる飼い主さんはいないと思いますが、ジャックラッセルのエネルギーについては良く調べてから飼い始めることをお勧めします☆
ちょっと手がかかったり悪い部分をお話してしまいましたが、みんなとっても可愛いわんちゃんです。
良い部分もたくさんありますので、これから飼ってみようかな?という方は、注意点については町で会う飼い主さんに聞いてみたりして、少し心においてから飼ってみるのも良いんじゃないかな?と思います。
お話したことについては、もちろん個体差はありますが、それぞれの犬種の特徴をぜひ、楽しんで見てみて下さい。
YouTubeでは、ぼくの愛犬のアメリカンコッカースパニエル、ぽる太と一緒にお話ししていますので是非ご覧ください。
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