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人間だと「100歳」の長寿猫

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人間だと「100歳」の長寿猫、秘訣はトロトロ眠りと1日1食?
 絵本作家・さいとうしのぶさん&よっちゃん

2015年1月4日 産経新聞


「わざと苦しいふりをしても、ニャーニャーと鳴いて心配してくれます」と笑うさいとうさん=堺市

「よっちゃんは20歳を超えているんですが、検査をすると獣医さんも驚くほど数値が良くて」猫の20歳は、人間の年齢に換算すると約100歳。
そんな“ご長寿猫”のよっちゃんと、絵本作家のさいとうしのぶさんの出会いは20年前、当時住んでいた堺市・北花田の団地だったという。
「木の根元に、がりがりに痩せた子猫がうずくまっていて、声をかけたら家までついてきたんです」
しかし、子猫だと信じていたよっちゃんを動物病院に連れて行くと「歯もはえかわっているし、子猫ではないですね。かなり苦労して生きてきたんでしょう」と告げられた。
だから年齢は、推定20歳。
半面、すり寄ってきたときに用事を続けていると、2階に駆け上り、壁に向かって悲しげな声で鳴き叫ぶという。
「哀愁に満ちた顔で鳴かれると、すごく悪いことをした気になります」
よっちゃんのお気に入りの場所は、さいとうさんの仕事部屋のいす。
そこでトロトロと眠る。
よっちゃんにとっての“幸せ時間”は、目覚めたとき、さいとうさんの姿が見えることに違いない。
(服部素子) 

【プロフィル】
さいとう・しのぶ
昭和41年大阪府出身。
嵯峨美術短大卒。
インテリア商品の企画・デザインなどを経て平成10年「よーい よーい よい」でデビュー。
20年「子どもと楽しむ行事とあそびのえほん」(文・すとうあさえ)で第55回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。
ほかに「あっちゃんあがつく」「おはなし だいどころ」など多数。
さいとう家の猫になってからは一度だけ、改装中の団地の足場から落ちて複雑骨折をしたそうだが、それ以外は病気知らず。
健康の秘訣(ひけつ)は、昼間は寝て、食事は晩ご飯1回という規則正しい生活にある、とさいとうさんは言うが「猫って、何歳ぐらいまで生きるんですかね」と、屈託なく笑う飼い主の性格によるところも大きい、ような・・・。
よっちゃんに注ぐまなざしも、本紙金曜夕刊「ホッとタイム」の「マイ・フェイバリットKANSAI」で、たこ焼きやピロシキなどの食べ物を色鉛筆と水彩で緻密かつユーモラスに描くタッチそのままにおおらかだ。
よっちゃんは、いつも寄り添っていてくれる存在。
「夫の母が亡くなり、悲しくて1人で泣いていたときも、ずっと顔をなめてくれていました。でも、最後は噛むんです」


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