「地域猫」6匹殺される 腹部切り裂き、容疑で捜査 千葉県警
2021年12月21日(火)
千葉県市川市大洲の江戸川河川敷で、地域の住民が共同で面倒を見ている「地域猫」6匹が腹部を鋭利な刃物で切り裂かれるなどして殺されていたことが20日、住民らへの取材で分かった。
猫をかわいがっていた住民らは不安を募らせており、県警市川署が動物愛護法違反の容疑で捜査を進めている。
事件後に住民が設置した看板=18日、千葉県市川市
近隣住民によると、現場はJR市川駅の南約1キロの河川敷遊歩道。
付近に十数匹がすみ着き、周辺住民らが去勢手術の費用を捻出したり、餌やりしたりして、世話をしてきたという。
今月5日朝、通行人が6匹の死骸を発見。いずれも腹を切り裂かれた状態で、うち4匹が箱の上に並べられ、壁に猫が打ち付けられたような痕跡も見つかった。
2匹は河川敷に放置されていた。
殺害された猫が並べられていた箱
近くに幼稚園や小中学校などがあり、住民らは小動物虐待がエスカレートするのではないかと警戒している。
現場近くに住む50代女性は「猫が襲われて逃げてきたような血の痕が自宅敷地内にあり、事件以来、体調が悪くなった」と不安を訴える。
市川署によると、6匹以外の被害は確認されていないという。
塀に投げつけられ、腹切り裂かれ…千葉県市川市の河川敷で猫6匹が不審死
2021年12月21日(火) チバテレ(千葉テレビ放送)
12月5日、千葉県市川市の河川敷で猫6匹の死骸が見つかりました。
中には、腹を切り裂かれた状態の猫もいたということで、警察は何者かが危害を加えた可能性もあるとみて捜査しています。
記者レポート 「江戸川の河川敷です。今月に入り複数の猫の死骸が見つかりました。こちらの箱の上に並べられていたとみられます」
警察などによりますと、12月5日朝、市川市大洲の江戸川河川敷で、6匹の猫の死骸が見つかりました。
近隣住民によりますと、4匹が金属製の箱の上などに並べられていて、中には腹を切り裂かれた状態の猫もいたほか、近くの塀には猫を投げつけたとみられる跡があったということです。
近隣住民はー 「腹を切られて、内臓も全部出ていたと聞いています」 「そういう人が普通にここらへんを歩いていると思うだけでも怖いし、その人のことも心配。捕まえてほしい」
現場はJR市川駅から南におよそ1キロの河川敷で、死んだ猫はいずれも付近の住民らが共同で世話をする「地域猫」とみられています。
通報を受けた警察は何者かが危害を加えた可能性もあるとみて、動物愛護法違反の疑いで捜査しています。