保護猫の飼い主募集 熊本市動物愛護センター
収容定数超え、処分の可能性も…
2021年12月18日(土) 熊本日日新聞
熊本市動物愛護センター(同市東区)は、飼い主による多頭飼育崩壊の影響で保護猫が収容定数を超え、このままでは殺処分せざるを得なくなるとして引き取り先を探している。
熊本市動物愛護センターで保護されている猫=同市東区
センターの猫の収容定数約30匹に対し、16日時点の収容数は51匹。
今年は春と秋の繁殖期に子猫の収容が多く、11月末には多頭飼育崩壊を起こした飼い主から10匹収容したため、一時は60匹を超えた。
多頭飼育崩壊を起こした別の飼い主からも近日中に引き取る可能性があるという。
センターでは大けがや感染症のため安楽死させた例を除き、2009年度から猫の殺処分ゼロが続いている。
定数を超えて収容する場合はケージに入れる匹数を増やすが、飼育環境の悪化や職員対応の面から「恒常的に続けるのは難しい」という。
センターは譲渡対象の犬と猫をホームページで紹介。
平日に事前予約制で見学や引き渡しに応じている。19日には月1回の休日譲渡にも対応する。
センターTEL096(380)2153。(河内正一郎)