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虹の橋の伝説

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ペットロスで苦しむ人に知ってほしい「虹の橋の伝説」

2020年3月8日(日) いぬのきもち

いつも一緒にいた愛犬が旅立ってしまうーー。
そんな日がいつか来るというのはわかっていることだけれど、いざそうなってしまったとき、受け入れるなんてとうてい難しいことだ。
筆者も、愛犬を亡くしたときはそうだった。
小学生のころに家に来たももは姉妹でもあり、友達でもあり、よき理解者だった。
唯一、心を開ける相棒だったかもしれない。
大きすぎる存在だった。
13年も一緒にいたももが亡くなったとき、私は深い喪失感に襲われた。
もう涙が出ないんじゃないかってくらい泣いた。
「もっと早く病院に行っていれば…」
「セカンドオピニオンに行っていれば、結果は違っていたかも…」
「なんで早く異変に気づいてあげられなかったのだろう…」
ももが亡くなってからは、後悔の日々だった。
自分を責めた。
塞ぎ込む日が続いて、何もせずにやり過ごす日々を送っていた。
私はこのとき、ペットロスに陥っていたのだ。


微笑むチワワ

虹の橋の伝説
そんなときである。
たまたまネットで、飼い主さんが「虹の橋の伝説」について書いている投稿を目にした。
虹の橋の伝説について、このときの私は知らなかった。
虹の橋というくらいだから、おそらく死後の世界のことで、スピリチュアルなことが書かれているんだろう、と思った。
正直、そんな気休めのような話を読んでも、心の傷が癒えるなんてことはないと決めつけていたのである。


ほんの少しだけれど気持ちが軽くなった
だけど、虹の橋の伝説を読み終えたとき、ほんの少しだけれど気持ちが軽くなった気がした。
ももが亡くなってから、はじめて元気だったころのももを思い出せたのだ。
虹の橋の伝説は、亡くなったペットたちが向かう場所をうたった詩のこと。
作者は不明だけれど、世界中で語り継がれているほど有名な詩である。
天国に向かう道の途中に虹の橋がかかっていて、亡くなったペットはまずそこへ行くのだそうだ。
そこには、草原が広がっている。
病気で亡くなったペットたちも、ここでは元気いっぱいに走りまわっている。
私たち飼い主が命をまっとうして天国へ向かうとき、虹の橋で愛するペットと再会でき、一緒に橋を渡ることができると綴られているのだ。
虹の橋の伝説はさまざまな言語に訳されていて、インターネット上で見ることができる。
ここでは、いのりオーケストラによる映像作品を紹介したい。
ももが亡くなる前に、この詩に出会いたかった。
自分を責め続けた後悔の日々を、ももはきっと悲しんだはずだから。
「飼い主を悲しませるために、犬は生まれてきたんじゃないんだ」と、虹の橋の伝説は教えてくれる。
ももが旅立ったのは悲しいけれど、いまは「ありがとう、また会おうね」という気持ちで、楽しかった日々を胸に生きていきたい。
参照/YouTube(虹の橋の物語 by いのりオーケストラ(Rainbow Bridge))
文/凛香
いぬのきもちWeb編集室

 

大切な愛犬の死後、飼い主さんに起こった「不思議な出来事」

大切な愛犬の死ーー想像するだけでもつらくて悲しいですよね。
愛犬を亡くし、ペットロスになってしまったという飼い主さんも少なくないでしょう。
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、愛犬を亡くしペットロスを経験した飼い主さん135名に「ペットロスのときに体験した『不思議な出来事』」ついて、アンケート調査を実施しました。
すると、驚きのエピソードの数々が集まりました。
この記事では、飼い主さんたちが答えてくれたエピソードの一部を紹介します。

亡くなった後も、そばにいるように感じる

愛犬が亡くなった後も、愛犬がそばにいてくれているような感覚を味わったことがあるという飼い主さんがいるようです。
「庭をいつも駆け回りパトロールしていたせいか、今もときどき庭で走る気配を感じる」
「今でも家の中で気配を感じます」
「いつも一緒に寝ていた場所にいるのを感じた」
「どこにいても息づかいが聞こえるような気がしました」
「寝ているときに、布団の中に入って来て、枕元で一緒に寝る感じがしたことがある」
「廊下で、亡くなったコの歩く音がした。人感知の電気が夜中についた」
「首輪につけてた鈴の音が聴こえたり、足元にすり寄ってきてるようなフワフワ感を感じた」
「泣き疲れたときに、頬を舐めてくる感触がした(そのコが朝、いつも目覚ましに舐めてくれた場所でした)」

夢の中に出てきて…

愛犬が夢の中に出てきて、元気づけてくれたという声もありました。
「夢に出てきて、『大丈夫だよ』というように笑っていた」
「何度も夢に出てきて、一緒に遊んだ」
「幾度となく夢の中で愛犬と会話をします。今もたまに」
「何度も夢に出てきて何かを伝えたいみたいだけど、わからない」
「夢で死んだ犬に励まされた」
「『こんなところにいたの! 死んでなんかいなかった、あぁ良かった』という夢を何度も見た」
「1年に1回は必ず、元気に走り回っている姿で私と主人の夢に現れるが、それがなぜか必ず2人とも同じ日に見る」

まるで生まれ変わりのような…

亡くなった愛犬と誕生日が一緒の子に出会うなど、「亡くなった愛犬が生まれ変わって会いに来てくれたのでは」と感じた飼い主さんもいるようです。
「淋しくてペットショップで今の子犬に出会い、飼うことにして連れて帰りました。そのコの誕生日をよく見ると、先代犬の亡くなった日に生まれた子犬でした。運命を感じました」
「愛犬が亡くなった翌年の愛犬の誕生日、同時刻に、ブリーダーさんのところで子犬が生まれ、そのコが一周忌に我が家にやって来たこと」
「愛犬を亡くしてから半年後、生まれ変わりじゃないかと思える生後半年のパートナーに出会ったこと。しぐさや甘え方がそっくりだった」
「蝶々が飛んで来て、亡くなった犬の名前を呼ぶと手に止まった」

同居犬に変化が…

愛犬が亡くなって、同居犬に変化が見られるようになったという声もありました。
「先住犬が犬が苦手で、部屋を分けて家庭内別居状態だった2匹。先住犬が亡くなったとき、あんなに嫌われて吠えられて、嫌な思いをしたであろう2匹目が、先住犬の亡骸のそばを片時も離れずにじっと見つめていたとき、本当に優しいコだなあと思いました」
「もう1匹の犬が、亡くなった先住犬のいた寝床に、亡くなった日の1週目から自分の寝床にしたこと。それまでは、まったく寄りつかなかったのに」
「亡くなったコが隠したボールがいくら探しても見つからなかったのに、後から来たコが見つけてくれた」

ペットロス中に「不思議な出来事」を体験した飼い主さんたち。
亡くなった愛犬は、いつまでも飼い主さんのことを見守ってくれているのかもしれませんね。

『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート vol.124』
記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ


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