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猫の不審死相次ぐ 薬殺の可能性も

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猫の不審死相次ぐ 薬殺の可能性も 3匹の死骸発見 吐血する猫も

2020年2月14日(金) 琉球新報


青い物質が付着している餌皿=豊見城市豊崎(ボランティアの女性提供)

豊見城市豊崎の臨海地で猫の不審死が相次いでいることが13日までに分かった。
1月29日から2月1日にかけて、3匹の死骸が見つかった。
目立った外傷はない。
吐血するなど体調不良の猫も複数、見つかっている。
原因は今のところ不明だが、1日には青色の物質が付着した餌と皿も見つかっており、何者かに薬殺された可能性もある。
現場で猫の世話をしているボランティア団体の女性によると、1月29日ごろから猫の姿が見えなくなり、有志らで探したところ2月13日までに死骸や青色の物質が付着した餌が見つかった。
女性は「色や形状から殺鼠(さっそ)剤を混ぜたのだろう。猫には何の罪もない。捨てることも殺すことも犯罪以外の何物でもない」と憤った。
女性らは不審死が続いている状況と、発見した餌を豊見城署に報告した。
同署は本紙の取材に「現場の調査はしっかり行っていく」とした。
女性によると同地では約10年前から捨て猫が増えた。
昨年は20~30匹が生活している状況で、有志らが豊見城市役所と協力し、避妊去勢手術をしてその場に返す「TNR」を施したばかりだった。
「人間の都合で捨てられ、一代限りの命だというのに今も十数匹の姿が確認できていない。どこかで死んでいると思うとやりきれない」と話した。
(佐野真慈)


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