犬や猫の殺処分ゼロを願って 小学生3人がチャリティー演奏会
2019年1月9日(水) sippo(朝日新聞)
四反田遼成君(右)の指揮で演奏する姉の莉子さん(左)と上出真子さん
犬猫の殺処分がゼロになるようにと、和歌山市立藤戸台小学校に通う3人が12月24日、JR和歌山駅前でチャリティーミニコンサートを開いた。
駅前に立ったのは四反田(したんだ)莉子さん(3年)と弟の遼成君(1年)、上出(うえで)真子さん(3年)の3人。
遼成君が指揮やタンバリン、莉子さんがキーボード、真子さんがバイオリンを担当。
午後5時過ぎから約1時間、ジングルベルや第九などを演奏しては「殺処分をなくすために募金活動をしています」とチラシを配った。
莉子さんは「殺処分はかわいそうなので、たくさんの人に協力してほしい」と話し、真子さんも「いろいろな人にかわいそうな犬や猫がいることを知ってほしい」と話していた。
3人は同月8日にも駅前でコンサートを実施。
この日と合わせた2日間で集めた募金を市に寄付する予定。
2019年秋に建設予定の「(仮称)和歌山市動物愛護センター」で、保健所に保護された犬猫の不妊・去勢手術をするために必要な設備や薬品の購入費に充ててもらいたいという。
(大森浩志郎)
とても素晴らしいことだと思います。
日本では動物愛護という表現が悪いのか、ともすればペットの保護・譲渡が動物愛護活動だと思われている傾向があるような感じがします。
保護活動=動物愛護活動ではありません。
最も大切なのは、生き物の命の尊さというものの意識高揚の輪が多くの人々に広がるような活動だと思います。
自分たちのできる範囲で決して無理せず継続して自分たちなりの形で活動すること、NPO法人だとか位というものの順列はないと思います。
啓発活動を主体とするある小グループが発足時に、某NPO団体から活動している内容に対し馬鹿にされたというようなことを耳にしたことがあり、非常識な団体もあります。
ペットの保護・譲渡活動というのは表面的に良く見えるんです。
数値(保護数・譲渡数、など)も明確に分かるので助成金申請もやりやすいし、申請を受ける方も楽なんです。
しかし、ペットの保護・譲渡だけやっていても根本的な解決策にはならないんです。
時間はかかるけれども、最終的には啓発活動が不幸な命を無くす重要な活動だと思います。
福井県内においても、それぞれ形態は異なりますが、101匹の手書きのわんにゃんプロジェクト、アニマルセラピー、生体販売しないペットショップ、・・・など生き物の命の尊さというものの意識高揚の啓発活動を行っておられるんです。
動物愛護活動は広範囲にわたります。
その中で自分たちができることを継続してやりましょう!
きっとその努力が報われる時がきます。
(byぬくもり)