ヒナタカコさん「ひとつの星で」
犬の殺処分ゼロへCD発売、売り上げは寄付 MVは絵本出版の中学生が担当
2019年2月13日(水) 福井新聞
「ひとつの星で」のMVのワンシーン。イラストは全て吉崎莉菜さんが手掛けた
「人と生きものたち」をテーマに、福井県坂井市在住のシンガー・ソングライター、ヒナタカコさんが作詞作曲した「ひとつの星で」が2月13日、CDリリースされ、ミュージックビデオ(MV)の公開が始まった。
MVは、犬の殺処分ゼロを訴える絵本を出版した同県鯖江市の中学2年吉崎莉菜さん(14)のイラストを使った動画で、曲の世界観を表した。
「いつからだろう人間だけが 自分勝手になったのは」の歌い出しで始まる前半部分は、吉崎さんが犬の殺処分を描いた絵本「赤い首輪~私の命はどうなるの」のイラストと歌詞をシンクロさせるように展開している。
後半はトラやオオカミ、キツネ、ゾウなどさまざまな動物の絵が次々と登場。
「与えられた命を みんな生かされている ひとつの星の上で」という曲のメッセージを表現した。
9日に坂井市内で開かれたプレリリースイベントで上映され、多くの人が涙を流して見入った。
CDは新曲とピアノのインストゥルメンタル、カラオケの3曲収録で千円(税込み)。
ヒナさんのオンラインストア(「ヒナタカコ」で検索)のほか、鯖江市の久保田酒店や坂井市のカフェ「森のめぐみ」などの協力店で販売している。
売り上げは動物愛護活動に寄付する。
MVは福井新聞デジタルラボが制作した。
ヒナタカコMV[ひとつの星で」
「いつからだろう 人間だけが 自分勝手になったのは・・・」
「人と生きものたち」をテーマとした曲「ひとつの星で」は、繰り返される動物虐待や殺処分といった問題がなぜ起きてしまうのかということを一人一人の心に問いかけます。
作詞・作曲 ヒナタカコ、絵・吉崎莉菜