「迷子犬を食べる」「18階から犬を投げ捨てる」
・・・韓国で“動物虐待”の処罰が強化されるワケ
2019年1月18日(金) S-KOREA
韓国で動物虐待に対する処罰が強化されるという。
韓国の農林畜産食品部(部は日本の省に相当)は1月18日、「虐待によって動物を死に至らしめる行為に対する処罰を今後、“3年以下の懲役または3000万ウォン(約300万円)以下の罰金”に強化する」と明らかにした。
現行法は「2年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金」。
これも2018年3月に「1年以下・1000万ウォン以下」から強化されたもので、韓国社会において動物虐待に対する意識が急速に変化していることが伝わってくる。
ただ裏を返せば、韓国では処罰を強化しても動物虐待が減らないのが現実ということでもある。
実際に数年前には、迷子になった飼い犬が近隣住人に“食べられる”という、日本では考えられない奇妙な事件が起きた。
【驚愕】「迷子になった愛犬が食べられた…」飼い主を横目に近隣住人が“犬食パーティー”の恐怖
年明け早々にも、動物虐待のショッキングな事件があった。
1月8日、釜山(プサン)のとあるマンション前の道路に3匹のポメラニアンが死んでいるのが発見された。目撃者は警察に通報し、「何か落ちる音を聞いて現場に駆けつけると、犬3匹が死んでいた」と話したという。
警察は、3匹はビルから落下して死んだと判断し、マンション居住者を中心に聞き込みを展開。
捜査の結果、犯人は近隣マンションに住む20代の女であることがわかった。
死亡した犬3匹に無線識別装置が装着されていたので、犯人を特定できたのだ。
その20代の女は、なんとマンションの18階から3匹を投げ捨てたという。
現在、女は不安定な精神状態で、病院に入院中。
詳しい動機はわかっていないが、自殺を図ろうとしたとの報道も出ている。
韓国検察庁の資料によれば、動物虐待などで警察が捜査した事件は、ここ5年間で3倍にも急増しているという。
2013年の165件に対して、2014年265件、2015年291件、2016年335件、2017年526件、2018年(11月まで)555件だ。
動物保護法違反の事件が増えたのは、そもそも韓国でペットを飼う人が増えていることも関係している。
愛犬家も少なくなく、なかには月4~6万円もする“ワンちゃん幼稚園”に通わせている飼い主もいるというのだから、驚いてしまう。
韓国の男性グループ「SUPER JUNIOR」のメンバー、チェ・シウォンの飼い犬が人を噛み、死亡させる事件が日本でも取り上げられたことも記憶に新しい。
ただ「ペット保有人口が急激に増えているが、動物保護・福祉意識が成熟しておらず、虐待などの問題が継続的に発生している」(農林畜産食品部)だけに、今後も処罰の強化は続いていくのかもしれない。
いずれにしても、動物虐待に対する処罰が強化されている韓国。
一日でも早くペットが暮らしやすい社会になってくれることを願うばかりだ。
(写真提供=SPORTS KOREA、文=S-KOREA編集部)
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人間ってなんという身勝手な生き物なんだろう・・・
動物をモノとしか思っていない、自分がその立場になってみたら分かるはず。
そういうことも考えない平然とモノ扱いできる人間は最低クラスの存在・・・
このような人間に対して重罰を・・・これは行政の役目。
もっと日本の政治家たちがしっかりしないとおかしな方向に向かっていってしまうことに危惧する。
しかし、最も悪いのは棄てる人間です!
(byぬくもり)
特別上映 ドキュメンタリー映画『アジア犬肉紀行』
【予告編】 https://youtu.be/PcFw8pmWzDY
ー日本は犬肉輸入大国だということを何故、誰も知らないのか?ー
2019年1月28日(月)・30日(水)
会場:参議院議員会館 会議室B104号室
アクセス:地下鉄 「永田町駅」1番出口よりすぐ、地下鉄 「国会議事堂前駅」1番出口より徒歩5分
入場無料
上映時間(各日3回上映):1回目…10:00~12:05、2回目…13:00~15:05、3回目…16:00~18:05
※一般の方もご鑑賞いただけます。
※入館の際は参議院議員会館入り口にて通行証を受け取ってください。
※質疑応答は上映中も常に可能です。
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犬肉は他国の食文化という時代は、終わりました。
インターネットが登場し、それらの闇産業は自国民らによって、犯罪行為であることが暴かれました。
日本で犬肉禁止法案を制定しなければ、他国の犯罪行為の温床に加担することになります。
ペットとしても家畜としても人類は動物から多大な恩恵を受けてきました。
動物たちは人間のようにコトバというコミュニケーションツールを持ちません。
しかし、痛いとか悲しいというコトバを発しないからといって邪険に扱う時代は、これからの社会にそぐわないものだと強く感じています。
どうか皆さん、この映画に描かれた実際を理解してください。
一般の方もご鑑賞頂けますのでドシドシご来場ください。
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両日とも北田直俊監督の来場があります。
中国、韓国、そして犬肉輸入大国・日本とのべ15,000キロ以上の犬肉取材ロケを決行した唯一無二の監督が今回、特別にここだけにしか話せないアジア圏に於ける犬肉事情や撮影秘話などをお話しされるとのことですので、かなりのレアトークとなるでしょう!
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主催:参議院議員 大島九州男
世界愛犬連盟
合同会社adg-ethics
お問い合せ先:small.one.cinema@gmail.com
中国・韓国などアジアの犬食文化というのがいろいろ問題提起されていますが、私たち日本人の多くは全く別世界のことと思っているのではないでしょうか・・・
このドキュメンタリー映画、上映場所・日程など限られていますが、予告編は必見!
この映画が国民みんなに広まることを切に願います。
(byぬくもり)
You Tubeより
アジア犬肉紀行・日本語字幕版 予告編【ロングバージョン】
https://www.youtube.com/watch?v=U2FeFlOp4Bg
【実録】犬肉工場の実態…命について考えさせられる
https://www.youtube.com/watch?v=D1soL3aybV8
北田直俊監督の作品・・・動物関連
2014年 zone 存在しなかった命
2014年3月8日(土)公開
監督、撮影
監督:北田直俊 出演キャスト:松村直登 遠藤カズオ 吉沢正巳 星広志
ストーリー
福島原発事故に伴う警戒区域に取り残された動物と人との関わり合い
2011年3月12日に発生した東京電力福島第一原発事故によって、その周囲半径20キロが強制避難区域に指定され、一般人の立ち入りはおろか報道規制が張られジャーナリスト及びカメラの持ち込みさえも禁止されました。
地図からスッポリと抜け落ちてしまったその区域には多くの動物が取り残され、登録されていた数だけでも牛が約4,000頭、豚30,000頭、鶏630,000羽、犬猫などのペットが20,000匹以上にのぼったという。
そういった水も食物も無い過酷な状況下で9割以上が餓死、唯一生き延びた命は殺処分という悲劇的な末路を日本政府や大手メディアなどは一斉に封印しました。
このドキュメンタリー映画はそんな人工放射能に汚染され、未来と希望の消えたzoneにおいて動物たちを救うべく闘い続ける人々を記録したものである。
2003年 イヌ
2003年9月20日(土)公開
監督、製作、原案、脚本、撮影、特撮監督、美術、編集、録音、照明、出演
人間に虐待され捨てられた犬の写真を見て衝撃を受けた新鋭・北田直俊が、その情熱を捧げ、7年の歳月をかけて完成させた異色作。1匹のイヌの復讐劇を奇想天外な設定で描く。
監督:北田直俊 出演キャスト:小泉重信 井手泉 村井美和子 シベリア文太
ストーリー
数々の犯罪を犯し逃亡中の男は、一匹のイヌを助け、一人と一匹の旅が始まる。
人間という不可思議な生命体に翻弄され、さすらいの果てに交通事故に巻き込まれて死んだイヌ。
彼は悪魔の導きにより、人間を血祭りにあげるために、カカシとして生まれ変わる。
イヌは、最後のエネルギーをふりしぼり、ただ歩き続ける運命を選択する。
旅の途中、心優しい純朴な青年との出会いにより、少しずつ「生きる苦痛」を克服してゆくイヌ。
だが、化け物の姿をしたその異端者は、町から冷たい視線を投げつけられるだけだった。
異端は、いつの世にも、抹殺される運命にあったのだ!
北田直俊監督のウェブサイト http://adg-theater.com/