昨年11月27日にNHKで放送された「命の花」をブログに掲載しましたが、そのいきさつとなった記事がありましたので掲載します。
保健所の職員さんの言葉。
「もし飼い主が最後まで彼らを愛し最後まで面倒を見てくれていたらこんな施設いらないんです。こんな施設無駄なんです。だから皆さんこうなる前に、皆さんに何が出来るか考えてください。」
とても心に残りました。
青森県立三本木農業高「命の花プロジェクト」
青森県立三本木農業高の動物科学科の生徒が少しでもペットの殺処分を減らそうと、殺処分後の犬の骨を土に返して花を育てる活動「命の花プロジェクト」が、多くの人の共感を呼んでいる。
活動を始めたのは2012年。
生徒が県動物愛護センターを見学し、殺処分後の犬や猫の骨が事業系廃棄物の分類で、ごみとして扱われることに衝撃を受けたのがきっかけ。
ペットブームの陰に隠れた悲しい現実を知ってもらうため、同センターからもらい受けた骨を手作業で細かく砕き、土に混ぜて花を栽培した。
花を見るたびに死んだ動物のことを考えてほしい―とのメッセージだ。
焼却後の骨の中には首輪なども混じっている。
多感な年齢の生徒たち。
最初は涙を流しながら作業した。
指導する教諭側もここまで踏み込んで良いのか、迷いもあったと聞く。
そうした葛藤を乗り越え、あえて取り組んだ生徒の勇気に心を動かされる。
保健所の職員さんが、青森県立三本木農業高の生徒さんに涙を流して話した場面がこちらです。
ナレーション
職員はこの日犬と猫が殺処分されたことを説明したという。
職員さん
「これが焼かれた犬の骨です。本当ならばまだまだ幸せに生きられた動物たちの骨です。」
ここで職員さんが生徒さんに今日火葬されたらしき遺骨を見せる。
職員さん
「この骨・・・どうなると思います?ゴミなんです。産業廃棄物になるんです。」
生徒さんの胸の内
「それがゴミって聞いて、いやこれゴミじゃないでしょう」
「なんで人間は燃やされたらゴミじゃないのに犬はゴミなんだろうとその時考えました」
職員さん
「もし飼い主が最後まで彼らを愛し最後まで面倒を見てくれていたらこんな施設いらないんです。こんな施設無駄なんです。だから皆さんこうなる前に、皆さんに何が出来るか考えてください。」