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イヌ科の動物

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まさかこの動物も?!イヌ科の動物まとめ

2017年10月3日(火) わんちゃんホンポ



私たちが飼っている犬という動物は、生物学上「イヌ科」に分類され「イエイヌ」と呼ばれます。
イヌ科という分類があるということは、イエイヌ以外にもイヌ科の動物がおり、イヌ科の動物の特徴として、主に以下のような内容があげられます。
✔筋肉質である
✔俊敏な趾行動物である
✔強力な顎を持つ
✔鋭い嗅覚を持つ
これらの条件を満たし、犬の親戚ともいえる「イヌ科」の動物を紹介します。

イヌ科の動物たち

オオカミ


イヌ科の動物といえば、皆さんご存知、まずは「オオカミ」ではないでしょうか。
オオカミの場合は犬の親戚どころか、犬の祖先だといわれていますよね。
世界中に存在するオオカミはその種も34種と多種あります。
しかし、悲しいことにオオカミという存在は犬とは異なり、人間にとっては家畜を狙う敵でもありました。
そのため乱獲や駆除でその数は減っています。
例えば日本には「二ホンオオカミ」が存在していましたが、残念ながら前述した理由や、犬からの感染症などが原因で絶滅してしまいました。
他にいる世界のオオカミもその多くが絶滅の恐れがあるとして、保護の対象となっているのです。
エチオピアンオオカミ
エチオピアオオカミはその名の通りエチオピアの高地に生息しています。
身体は赤っぽい被毛を持ち、尻尾の先はこげ茶色の毛で被われています。
イヌ科の中でも最も絶滅が危惧され、現在は約500頭前後しかいないといわれています。
崖の下に巣穴を作る幻のオオカミとも呼ばれています。
ドール(アカオオカミ)
アカオオカミとも呼ばれ、南アジアから中央、東南アジア、ロシア南東部にかけて分布し、主に森林などに生息します。
身体は赤褐色の被毛を持ち、尻尾の先は黒い毛に被われています。
他のオオカミ同様に人間による駆除や、生息地の破壊や減少、伝染病などによって生息数は減少しています。

キツネ

アカギツネやホッキョクギツネといった「キツネ」もイヌ科の動物です。
キツネはイヌ科の動物としては珍しく、群れを作らずに小さな家族単位で生活をします。
キツネは犬と同じように人に懐くといわれています。
飼い主が近づくと駈け寄る、身体を撫でさせるといった行動も見られます。
日本では古来から神として信仰の対象となったり、人間を化かす存在となったり、文化や信仰上も親密な関係の動物の代表ですよね。

タヌキ

キツネと同じく日本人にとっては馴染み深い動物である「タヌキ」。
このタヌキも実はイヌ科の動物なのです。
見た目は犬とは程遠いイメージですよね。
また、日本では昔ばなしでもおなじみのタヌキですが、世界的には珍しい動物だそうです。

リカオン

 アフリカ大陸に生息する「リカオン」。
他のイヌ科の動物に多く見られるように群れを作って生活します。
毛並みは大変美しく、真ん丸の大きな耳が特徴です。
ハイエナによく似ていることから、「ハイエナドッグ」という別名を持ちます。
(ハイエナはイヌ科ではありません)
その狩りの成功率はなんと肉食動物の中で一番だといわれています。
残念なことに、リカオンもオオカミと同様に駆除対象や伝染病の影響を受け、その数が減少しています。

ジャッカル


アフリカ中南部や中東、インドにかけて生息している「ジャッカル」。
ジャーマンシェパードとキツネを掛け合わせたような見た目をしています。
ジャッカルとイエイヌは交配が可能で、実際にその子犬をペットとして飼育する国もあるそうです。
例えば「キンイロジャッカル」と犬の交雑種である「スリモヴ・ドッグ」はロシアで麻薬探知犬として活躍しています。

ディンゴ


オーストラリア大陸とその周辺に生息する「ディンゴ」。
数千年前にオーストラリアに持ち込まれたイヌが野生化したといわれています。
赤色から黄色の被毛を持ち、風貌は中型の犬そのものです。
イエイヌとは亜種レベルの違いのため、交雑することが可能です。
そのため現在では交雑種が多くなり、純血のディンゴは絶滅が危ぶまれています。

 まとめ


イエイヌにも多くの犬種がありますが、更に大きな分類でイヌを見てみるのもおもしろいですね。
しかし、その多くが絶滅危惧ともなっているイヌ科の動物。
人間との共存の可否がその運命を大きく分けたのかもしれません。


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