“愛犬失踪”で挙式延期に賛否、式の10日前に姿消し途方に暮れる。
2014年1月4日 Narinari.com
中国で先日、愛犬の失踪に胸の詰まる思いをしたカップルが予定していた結婚式を延期したところ、両親から大反対を受けたという話がメディアで報じられた。
ネットではカップルの判断に賛否両論だ。
中国紙三湘都市報などによると、事の発端は先日、湖南省で看護師として働く蘇さんが飼っている愛犬が失踪したこと。
愛犬は蘇さんが3年前から飼っており、家族のように大事に扱ってきたが、12月21日午後、戸締まりをきちんとしていなかったことが原因で家を飛び出してしまった。
愛犬の失踪を知って驚いた蘇さんはすぐに捜索に向かうものの、深夜まで捜し続けても発見できず。
途方に暮れた蘇さんは警察に助けを求めることにした。
その後、蘇さんと婚約者の邱さんは休暇を取り、愛犬捜索に没頭。住宅付近をくまなく探すとともに、マンションの入口にはポスターを貼り、愛犬の情報提供を求めた。
それでも愛犬に関するこれといった情報は集まらず、発見できない。
2人はやりきれない悲しみに、途方にくれてしまった。
問題が起きたのはその後。
と言うのも、愛犬の失踪に心を痛めた2人が突然結婚式の延期を決めたためだ。
もともと蘇さんと邱さんは1月1日に結婚式を挙げる予定で、すでに招待状も友人らに渡していたが、「結婚式を挙げられるような気分じゃない。愛犬を捜したい」というのが延期の理由。
結婚式では愛犬が指輪をくわえて登場する演出も用意していたというから、2人にとって愛犬の失踪は想像を絶する“大事件”だったに違いない。
しかし、これを伝え聞いた2人の両親は大反対。
その後、愛犬や結婚式がどうなったかは報じられていないが、ネットユーザーからは「ペットのために結婚式を延期するなんて馬鹿げているし、呼ばれた人も大迷惑」「結婚式は一生に一度の晴れ舞台なのだから、そんな不安な気持ちで涙を流す式を挙げても意味がない。正しい判断だ」などと賛否両論、さまざまな意見が出ている。