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羽を切られたフクロウ(福岡)

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羽を切られたフクロウ 回復し、きょう放鳥(福岡)

2017年9月13日(水) 朝日新聞


治療を受けて回復したフクロウ。まもなく野生に帰る=直方市

直方市の福岡野生動物保護センター(アミノ動物病院内)で昨年保護されたフクロウが、約9カ月の治療をへて回復し、13日に野生に帰される。
人為的に羽に切られた跡があったというが、今は元気に飛び回り、「ホー ホー」と鳴き声もあげるようになった。

昨年11月25日、久留米市三潴町の路上で、登校中の小学生がみつけ、久留米署で“落とし物”として保護された。
羽をバタバタとしているが飛べず、出血のある状態だったという。
その後、いったん福岡市博多区のフクロウカフェに一時的に預けられた。
運営会社の担当者によると、羽の一部と爪が切られた状態だったという。
数日間で店内を少し飛べるようになる程度に回復したため、再び久留米署に戻された。
県の委託を受けて、けがをした野生鳥獣をあずかる施設は県内に8カ所ある。
昨年12月16日、さらに治療を進めるため、当時、受け入れ可能だった福岡野生動物保護センターに持ち込まれた。
雄雌の別は不明で、成鳥ということしか分からなかった。
獣医師の網野泰蔵さん(74)によると、フクロウが羽ばたくのに必要な「風切羽」と、飛ぶ方向を調整する「尾羽」が切られており、「明らかに人の手で切られた跡だった」と言う。


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