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幸福の使い白スズメ 喜界島の民家に来訪

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幸福の使い白スズメ 喜界島の民家に来訪

2017年9月16日(土) 南海日日新聞(奄美)


フスーの木に止まる白いスズメ=8月25日、喜界町先内(積山忠久さん撮影)

鹿児島県喜界島の先内(さきない)集落にある積山忠久さん(65)の自宅の庭に8月24、25の両日、全身が白っぽい羽と毛の「白スズメ」が現れた。
真紀子夫人(61)が24日の夕方に見つけ、忠久さんに知らせた。
翌朝、待ち構えていたところに再び現れた。
白いスズメは古くから縁起の良い鳥と言われている。
積山さんと喜界島に「福」を持ってきたのかもしれない。

真紀子さんは「初めはインコだと思った」という。
忠久さんは「日課の畑の水まきをしながら期待していたところ、午前6時半ごろに現れた。
しばらくフスー(島みかん)の木に止まっていた。
鳴き声でスズメだと分かり、急いでカメラのシャッターを切った」と驚きを語った。
夫妻の自宅には、野鳥がよく飛んでくる。
リュウキュウアカショウビンの姿を見掛けることもある。
「初孫が帰った直後だったので、寂しい思いが吹き飛んだ。じいじと、ばあばを見に孫が変身して来たのでは。またの来訪を楽しみにしている」と笑顔を見せた。
奄美野鳥の会によると、白いスズメはアルビノ(先天性色素欠乏症)の個体とみられる。
古来から縁起の良い鳥とされ、日本書紀にも記述がある。
同会の高美喜男さんは「各地でまれに報告されているが、非常に珍しいと思う。これまで白いカラスは見たことがあるが、白いスズメは初めて」と話した。


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