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トラバサミにかかった野良猫(南伊豆)

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トラバサミにかかった? 下賀茂商店街に片脚ない野良猫―南伊豆

2017年6月10日(土) 伊豆新聞


下賀茂(青野川下流南岸)で見つかったトラバサミを持つ吉沢院長

■青野川下流で1個見つかる 人間も被害の可能性、注意呼び掛け
南伊豆町の下賀茂商店街で片脚のない野良猫の目撃が相次いでいる。
法律で使用が原則禁止の「トラバサミ」にかかった可能性があると見られ、昨年末には、下賀茂下流部でさびたトラバサミ1個が見つかった。
南伊豆動物病院の吉沢昭院長は「トラバサミが仕掛けられた恐れがある」とし「猫の行動範囲は狭い。商店街から遠くない場所にあれば、人間も被害に遭うかもしれない」と注意を呼び掛けている。
商店街には各所に餌を与える人がおり、野良猫が多く生息する。
吉沢院長は「ここ1年ほど片脚のない猫が増えた」と語る。
「トラバサミにかかると脚の骨が砕ける。猫はちぎれるまで暴れ、死にはしないが脚がなくなる」。
4月下旬には町地域整備課へ「片脚がちぎれた猫を商店街のスーパー裏で見つけた。獣医に“トラバサミの可能性がある”と言われた」という通報もあった。
下賀茂の青野川下流南岸で昨年末、実際に使われたとみられるトラバサミが発見された。
見つけた住民が同動物病院に持ち込んだ。
吉沢院長は「さびて使い込まれている。タヌキやハクビシンなど害獣を狙ったかもしれないが、いずれにせよ使用してはいけない」と述べた。
トラバサミはばねで獲物の脚を強く挟むわな。
鳥獣保護法で使用が原則禁止されている。
宮崎県や広島県でも今年に入り、猫がトラバサミでけがをしたという報道があった。


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