Quantcast
Channel: 動物たちにぬくもりを!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3575

警察犬「きな子」

$
0
0

香川・警察犬
あの「きな子」が死んだ 14歳、老衰で

2017年3月20日 毎日新聞


試験に挑戦するきな子=香川県丸亀市の県警察犬訓練場で2010年11月3日、中村好見撮影

警察犬試験に6年連続で落ちながらも、そのひたむきな姿が広く愛された香川県警の元嘱託警察犬「きな子」が20日、死んだ。
14歳だった。
丸亀警察犬訓練所(同県丸亀市)によると、老衰とみられる。
きな子は2002年5月生まれの雌のラブラドルレトリバー。
きな粉のような色の毛から命名された。
警察犬になるため、04年から試験を受けたが落ち続け、ドジぶりがかわいいと人気を呼んだ。
テレビや映画、書籍などで評判となり、08年2月からは県警の「特別教育隊員」にも任命された。
10年11月にあった7度目の挑戦で見事に合格。
警察犬として活躍し、13年春に引退した。
娘の「こむぎ」も5度目の挑戦で警察犬試験に合格している。
きな子が育った同訓練所の訓練士、亀山篤志さん(30)は「一緒にいる時間が長かったので、本当に残念。おとなしい犬だった。最後は眠るように息を引き取った」と話した。
【待鳥航志】


警察犬きな子お別れ会・・・「笑顔に元気づけられた」

2017年3月23日毎日新聞


出棺を見送る丸亀警察犬訓練所の訓練士らと、きな子の子ら=山口桂子撮影

多くの人に愛され、老衰のため20日に死んだ香川県警の元嘱託警察犬「きな子」のお別れの会が23日、香川県丸亀市の讃岐セレモニー郡家会館であった。
葬祭会社の配慮で特別に会場使用が認められたといい、県内外から集まった約60人が、最後の別れを惜しんだ。 

きな子は、雌のラブラドルレトリバー。
14歳10カ月だった。
警察犬試験に6年連続で落ちながらも、そのひたむきな姿が共感を呼び、テレビや映画などで広く紹介された。
お別れの会では、きな子が育った丸亀警察犬訓練所(丸亀市)の訓練士、川西智紗さん(33)が「いつも笑顔のきな子に元気づけられた。もう会うことはできないけれど一緒に過ごした日々は忘れない」と、涙ながらに別れの言葉を述べた。
きな子の娘や孫の犬たちも参列し、静かに見送った。
訓練所の亀山伸二所長(60)は「この会場を特別に借りることができた。娘の『みりん』たちもしっかり指導し、立派に育てていきたい」と語った。
岩手県一関市から駆けつけた芦まり子さん(43)は、きな子の大ファン。
「2月に会いに来たときはビスケットを喜んで食べてくれた。きな子は人を魅了する力のある犬だった」と寂しげに話した。
【山口桂子】


警察犬「きな子」に感謝状「諦めない振る舞いが魅了」

2017年4月6日(木) 毎日新聞


「きな子」に贈られた感謝状と、きな子の子ら=高松市の香川県警本部で2017年4月6日午後2時31分、小川和久撮影

香川県警は6日、老衰で今年3月に死んだ元嘱託警察犬「きな子」に感謝状を贈った。
2008年から防犯教室などに88回出動し、その社会貢献をたたえた。
きな子は雌のラブラドルレトリバー。
警察犬試験に6年連続で落ちながら合格し、ひたむきな姿が人気を呼んで映画にもなった。
贈呈式では県警幹部が「諦めない振る舞いが人々を魅了した」と感謝の気持ちを伝えた。
式には県警の特別隊員としてイベントで活躍するきな子の子らも参加。
感謝状を受け取った訓練士は「心に残る活動を受け継ぎたい」と誓っていた。
【小川和久】

ブログ「きな子の風景」 http://ameblo.jp/kinako-dog/


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3575

Trending Articles