ヤフーの社会貢献「ペット殺処分ゼロ支援プロジェクト」 抜粋
知るだけでも救える小さな命があります。不幸なペットたちを減らすために私たちにできること。
Tポイントでも寄付できます。
https://forgood.yahoo.co.jp/dogcat/2017/
データから知る <ペットの実情を数字から見つめ直す>
インタビューから知る <体験から伝えたいこと>
上京してからのペットとの出会いについて教えてください。
福井県から上京してきた時に、自分のそばに動物がいなかったことに違和感があったんです。
それで、マンションでも飼えるような小型犬を探そうと思ったんです。
それが18歳の頃から一緒にいるチワワの“ひめちゃん”。
ブリーダーさんのホームページで見かけた写真に一目惚れしてすぐに会いに行きました。
生後2カ月の頃に引き取ったんですけど、スポイトでブドウ糖をあげないとご飯も食べられないくらいものすごく体の弱い子だったんです。
いまはすごくたくましくなりましたよ。
ブリーダーから譲ってもらおうと思った理由はなんですか?
愛情いっぱいに育てられたって感じられる人からもらった方がずっといいと思ったんです。
“ひめちゃん”を譲ってくれたブリーダーさんとはその後もよく連絡していて“ひめちゃん”と一緒に雑誌に載った時はページの切抜きを送っていました。
いまもInstagramとかで見ていてくれていると思います。
ほかにも2匹のトイプードルを飼っているんですが、そのコたちは里親探しをしている人のFacebookの投稿を見かけてすぐ会いに行ったんです。
2匹同時に飼うのは厳しいかなって思ったんですけど、あまりに仲のいい兄弟でずーっと離れないんですよ。
それを見たらバラバラにしちゃいけないって思って(笑)。
タレント活動をしていると家を空けることも多いと思いますが、ペットの世話は大丈夫なんでしょうか?
最初はペットホテルも考えたんですけど、捨てられたと勘違いしたらどうしよう・・・って思って。
近くに住んでいるお母さんに面倒を見てもらったり、仲のいい友達に預かってもらったりしています。
“ひめちゃん”なんて、友達の家に行くとすごい喜ぶんですよ。
それで、家に連れて帰るとなんだか不機嫌なんですよね。もうジェラシーですよ!
ペットが捨てられることについてはどのように思われますか?
動物を捨てるだなんて考えられない。
それなら最初から飼わないで欲しいです。
捨てる理由として「子犬がたくさん生まれちゃったけど、里親が見つからなかった」というのをよく聞きますが、そんなの無責任じゃないですか。
ほかにもひどい話があって、知り合いが里親になったワンちゃんなんて、保護された時に口の周りを針金でぐるぐる巻きにされていたそうなんです。
もし、吠えてうるさいからって理由で捨てられたとしたら、意味がわからない。
「動物アレルギーになったから」という理由で捨てる人もいるらしいんですけど、私も動物アレルギー持ちなんですよ。
舐められるとブツブツとじん麻疹みたいなのができちゃう。
でも、犬って賢いの。
わかってくれているのか、舐めないようにしてくれる。
人それぞれ症状の度合いは違うと思いますが、接し方を変えるだけでペットと一緒に住むことができるかもしれないし、ほかにも方法があるかもしれない。
簡単に手放して欲しくないです。
でも、もしどうしてもペットを手放さないと行けなくなった時は、施設に預ける前に一緒に住んでくれる人を探して欲しいです。
里親になることの大変さはどのようなことがありますか?
以前、保護されたワンちゃんに会いに岡山県まで行ったことがあるんです。
岡山県では野良犬が多いらしくて、小型犬なのに手足が長いとか雑種ならではの不恰好なコが多いんです。
そういうコは引き取り手が見つかりにくいみたいなんです。
私が引き取りたいと思ったのは、私と同じ名前のアンジェリカちゃんという雑種のコ。小屋の奥から出てきてくれなくて、触ろうとして手を伸ばしただけで怖くて漏らしちゃうんです。
引き取りたいってお願いしたんですけど、施設の方に雑種のコはどんなサイズに育つか分からないから難しいと言われてしまいました。
私みたいにマンション住まいだと中型犬以上に育った場合に飼えなくなるかもしれないから難しいって。
それに捨てられたワンちゃんって、ずっと誰かがそばにいてあげないと愛を感じにくいので、一人暮らしには向いていないそうなんです。
里親になる審査は本当に厳しいんですよ。
審査には落ちちゃいましたけど、その後に引き取り手が見つかったって連絡があった時はうれしかったですね。
ペットを手放すかどうかを悩んでいる人に伝えたいことはありますか?
ペットを捨てる前に一度、保健所に行って見た方がいいと思います。
見たらもうペットを捨てられないですよ。
私が見たところは地下で、ものすごく薄暗いところでワンちゃんたちが生活していたんです。
その実態を見たら幸せにしてあげなくちゃって気持ちになりますよ。
安易な気持ちでペットを飼っちゃいけないって身にしみてわかるはず。
そんなワンちゃんたちの現状を知ったので、私がつぎに犬を飼うなら病気や歳をとったコにしようって思っています。
大きくなったコや余命がないコには引き取り手があまりいないですからね。
おいしいものを食べさせて、暖かいところで、愛情いっぱいの状態で幸せな最後を迎えて欲しいって思います。
ワンちゃんを飼いたいって相談してくれた友達には盲導犬の訓練を受けたことのあるゴールデンレトリバーを勧めました。
盲導犬の試験で適性がないと言われたコたちも賢いんです。
飼い主に「よし!」って言われるまでオシッコをしちゃいけないところを我慢できなくてペットシートにしちゃう。
それだけで、適性がないと判断されてしまうんです。
そのあとは家庭犬としての引き取り手を探すみたいなんです。
ペットシートでオシッコができるなんて、ペット初心者には育てやすいですよね。
せっかくならそういうコがいいんじゃないのって提案すると、みんなハッとしたように気づいてくれる。
こうやってみんなで提案していくのが一番いいと思うんですよ。
殺処分を少しでも減らすためにはどうすればいいでしょうか?
殺処分はもちろん無くなって欲しいです。
だからって、いますぐに無くすことはかなり難しいと思います。
だけど、うっかり繁殖させちゃったとかで捨てるようなことは意識の問題で変えられるはず。
団体に入る必要もないし、知るだけでいい。
みんなが情報を拡散して“知る”だけでもいい運動になると私は思っています。
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マンガから知る <檻の中のペットたち>
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