秋田犬と柴犬の違いって?わかりやすく解説!
わんちゃんホンポ
秋田犬と柴犬の大きさの違い
秋田犬と柴犬は大きさが全く違います。
秋田犬は大型犬で柴犬は小型犬に分類されているので並べて見ると一目瞭然の違いがあります。
秋田犬の大きさ
秋田犬は日本の天然記念物にしてされている日本犬です。
日本犬には柴犬も含まれ、他には北海道犬、四国犬、紀州犬、甲斐犬、そして秋田犬の6犬種を主に指しますが、その中でも唯一の大型犬です。
秋田犬の体高は60㎝から70㎝ほどが平均で、体重は35kgから60kgが平均ですね。
映画や小説でも有名な「ハチ公」や、近年話題になった「わさお」も秋田犬です。
柴犬の大きさ
柴犬も前述したように天然記念物に指定されている日本犬です。
こちらは大型犬の秋田犬とは違い日本犬の6犬種の中でも一番小さく、小型犬に属しています。
柴犬の体高は35㎝から40㎝ほどが平均で、体重は7kgから11kgほどが平均です。
秋田犬と比べると半分くらいの大きさなので、すぐ見分けがつきます。
柴犬は映画でも「マメシバ」シリーズなどで親しまれていて、愛くるしい表情が特徴です。
秋田犬と柴犬の値段の違い
秋田犬と柴犬の値段の違いを見てみましょう。
秋田犬はペットショップなどで一般的に売られていることはないので、ブリーダーさんと直接交渉して購入する場合がほとんどのようです。
柴犬は、カラーによって若干値段に差があります。
秋田犬の値段
秋田犬の相場は10万円から20万円ほどで、毛の色で値段に差がある訳ではなく、血統や容姿によって値段に差がついているようです。
秋田犬には短毛と長毛の2種類ありますが、一般的にスタンダードな短毛は高い値段で、長毛は安く数万円で販売されることが多いです。
秋田犬の子犬はペットショップではまずお目にかかることはない犬種なので、信頼できるブリーダーを探したり紹介したりしてもらうと良いでしょう。
海外で秋田犬の人気が高まっていて、偽物の秋田犬を販売している業者も増えてきているので気を付けましょう。
柴犬の値段
柴犬は秋田犬と違ってペットショップなどで販売されています。
柴犬の値段は秋田犬と同じくらいで10万円台での販売が多く、ホワイトの柴犬は人気があるので20万円以上の値段が付くことも珍しくありません。
一番安値で売られていることが多いのは赤毛の柴犬で、次いでブラックとなります。
これは容姿や需要だけでなく産まれやすさから付く値段で、ホワイトは人気がある上になかなか産まれてこない種類でもあるので高めの価格設定がされています。
秋田犬と柴犬の性格
秋田犬と柴犬は共に飼い主に対しての忠誠心がとても強い犬です。
特に秋田犬は「忠犬ハチ公」でも有名な話ですが、一度ご主人様と認めると裏切ることなく最後まで従順なので、認めてもらえるとしっかり言うことを聞く賢い犬です。
一方、その忠誠心の強さから柴犬は番犬として飼われていた犬で、縄張り意識がとても強いのが特徴です。
秋田犬の性格
秋田犬と柴犬のどちらの方が飼育しやすい性格かと言われると、実は双方、あまり初心者向きの犬種ではありません。
まず秋田犬は、ご主人様と認めた相手に対しては忠実な行動を取りますが、元々気性が荒いのでしつけを間違えると大変です。
大昔には獣に襲い掛かるほどの闘犬だった頃もあり、改良を重ねてきたとはいえその気質は十分に残っています。
秋田犬のことを根本から理解してしつけができる飼い主さんでなければ、危険な場合もあるかもしれません。
柴犬の性格
柴犬は、攻撃性のある子が多いと言われていて、ドッグランなどで他の犬を追い回すのは大概柴犬とまで言われるほど、問題になることが多いです。
家の中では物静かで賢い柴犬ですが、そんな一面も持っている事を理解しておかなくてはいけません。
秋田犬と柴犬の育て方
秋田犬も柴犬も子犬のときからしっかりとしつけを行う必要があります。
そして、飼い主の言うことに従うように育てなくてはいけません。
秋田犬も柴犬も小さいときのしつけが重要で、ここで失敗してしまうと成犬になってから問題行動を起こす犬になってしまいます。
生後2か月くらいからしつけを始め、特に吠え癖や噛み癖が付かないようにすることを重要視して育てる必要があります。
散歩ができるようになったら、毎日散歩へ連れて行きましょう。
散歩の目安は、秋田犬は1日に2回は最低でも連れて行き、5キロ以上の長距離の散歩をしましょう。
活動的な犬でもあるので毎日の散歩は必要となり、広場で走らせるよりは淡々と距離を歩かせる散歩が良いようです。
柴犬も散歩が大好きですが、秋田犬ほどたくさん散歩をさせる必要はありません。
1日に2回、30分程度の散歩で十分で、たまにドッグランなど広場で走り回らせると良いでしょう。
秋田犬も柴犬も、食事はドッグフードを与えます。
子犬のうちは、便の硬さを見ながら餌の量を調節していきます。
コロコロうんちなら食事が足りていないので、もう少し増やしてあげましょう。
緩いうんちの場合はフードの与えすぎですので、量を控えましょう。
成犬になったら1日に2回から3回に分けて、体重に合った量のフードを与えます。
どちらの犬にも言えますが、人間の食べ物を与えることはしないようにしましょう。
塩分や糖分が犬の体に合わないので健康面での危険があるということと、しつけの面でも良くありません。
まとめ
秋田犬と柴犬の違いは、まず大きさです。
秋田犬は大型犬で柴犬は小型犬という並べてみるとはっきりとした違いが見られます。
体高は2倍ほど、体重は5倍くらい違うのでまずは大きさで判断すると間違いないでしょう。
でも、性格はちょっと似ている感じです。
秋田犬も柴犬も小さなうちから、しっかりとしつけをしておく必要のある犬種です。
秋田犬と柴犬が一緒にいるところの画像