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愛犬が高齢化社会を救う

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犬を飼っている人は健康に?愛犬が救うこれからの高齢化社会

2016/11/16 CIRCL

犬の数が減っている。
意外に思うかもしれないが、日本の犬の飼育頭数は2008年をピークに徐々に減っているのである。
2015年の調査では、犬の飼育頭数が991万頭と1,000万頭を割りこみ、猫の飼育頭数987万頭とほとんど同じになった。
今年にも、犬と猫の飼育頭数は逆転するのではとみられている。
猫派の人が増えているというが、猫の飼い主には得ることのできない、犬を飼うことのメリットがあるようだ。



散歩は犬を飼うことの大きなメリット
犬を飼う人の多くは、心の癒やしを求めている人が多いだろう。
それはきっと猫の飼い主でも一緒だろう。
しかし、犬の飼い主に必要で、猫の飼い主がほとんどしないこと、思い浮かぶだろうか?
犬だけに必要なこと、それは散歩。
散歩をしなければならないのは犬を飼うことのデメリットの一つとも考えられがちだが、実はこれ我々の健康のメリットになっているという研究結果が出ている。

犬を飼うことは心と体を健康にする
犬を飼うことは心の健康だけでなく、肉体の健康にもいい――そんな研究を発表したのはアメリカのマイアミ大学。
マイアミ大学の研究チームは、アメリカで2012年に行われた「健康と退職に関する調査」から50歳以上の男女771人のデータを分析した。
その中で犬を飼っていたのは271人。
その271人には、散歩の頻度や時間以外にも「愛犬をパートナーとして考えているか」「愛犬のことを他の人に話すか」といった質問も行われた。

愛犬との心の距離が近いほど健康につながる?
その結果、犬をパートナーと考えて飼っている中高年は、体の不調が少なく、病院へかかる頻度も少なく、BMIも低いことが分かった。
単に犬を飼っているというだけでなく、愛犬との心の距離が近いほど、散歩の頻度が多く、時間も長くなり、それが健康につながるようである。

犬への愛情が、社会生活の充実にも
さらに犬の散歩は、他の飼い主や地域の人とのコミュニケーションの機会も増やしてくれるため、地域社会とのかかわりという面でもメリットがある。
犬への愛情が、体の健康・社会生活のどちらも充実という形で返ってくるのである。

高齢化社会が進み、高齢者が健康で充実した生活を送れる社会作りが必要になってきている。
医療費の高騰や、社会とつながりを持てない高齢者の問題なども取り組むべき問題である。
そうした問題を解決するカギのひとつは意外にも「犬」かもしれない。
愛情を持って犬を飼うことで、きっと犬はたくさんのメリットを私たちに与えてくれるだろう。


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