キズナのチカラ
BS日テレ SUBARU Presents
畜産を学ぶ女子高生・・・ 牛への愛情と涙の別れ
岐阜県美濃加茂市の県立加茂農林高校。
この学校で畜産を専攻する3年生の花畑優衣さん。
彼女が愛情を込めて世話をしているのは、体重600kgにもなる牛たち。
小さい頃は動物が苦手で、犬や猫にも触ることができなかった花畑さん。
食品関係の勉強をしたいと進んだ農業高校で牛に出会い、その可愛さの虜となった。
特に目が大好きという。
しかし、彼女が学ぶ「肥育班」は、ブランド牛「飛騨牛」を出荷することを目的として育てている。
「肥育班」の同級生3人と交代で、朝7時過ぎ、授業前に世話をするため登校。
40頭ほどいる牛の健康状態のチェックと、餌あげの作業が日課。
放課後も餌あげにブラッシング。
そんな牛の中に、まもなく出荷を迎える牛がいる。
名前は「かよか」。
1年8か月この学校で育てられたおとなしい性格の雌牛。
花畑さんが名前を呼ぶと、近寄って来るほど馴れている。
出荷の日が近づき、花畑さんと3人は、「きれいにして送り出してあげたい」と想いを込めながら、「かよか」にブラッシングや爪切りをしていく。
世話をしながら、大好きな牛との別れに向けて気持ちの整理をつけてい<花畑さんたち。
そして迎えた別れの日。
牛舎からかよかを連れて、トラックヘ向かう4人。
しかし、「かよか」は何かを感じたのか、その途中で立ち止まってしまう。
「かよか」を懸命にトラックに乗せ見送る4人。
「愛情と別れ」交錯する少女たちの想いを追った。