映画「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)」
劇場公開日 2015年11月21日
解説
ハンガリーの首都ブタペストを舞台に、雑種犬だけに重税を課す悪法によって飼い主の少女と引き離された犬ハーゲンと、人間に虐げられ保護施設に入れられた犬たちが起こす反乱を描いた異色ドラマ。
雑種犬に重税が課されるようになった街。
13歳の少女リリは、可愛がっていた愛犬ハーゲンを父親に捨てられてしまい、必死でハーゲンを探す。
一方、安住の地を求めて街中をさまよっていたハーゲンは、やがて人間に虐げられてきた保護施設の犬たちを従え、人間たちに反乱を起こす。
第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、同部門グランプリとパルムドッグ賞をダブル受賞した。
原 題 Feher Isten
製作年 2014年
製作国 ハンガリー・ドイツ・スウェーデン合作
上映時間 119分
先日、DVDを借りて観ました。
この映画は、私たち人間に何を語ろうとしているのか・・・
衝撃的な映画、ハラハラ・ドキドキ、また目をそむけたくなるショッキングな場面もありますが、自然と見入ってしまいます。
なんと言っていいか、ほんとうにすごい映画です。
こんな映画がよく製作できたなと驚嘆します。
単なる身勝手により動物を粗末にし不幸にする人間にはいつか天罰があるということを物語っています。
日本でもどれだけの犬・猫が殺処分されてきたことか、過去を振り返ってみると非常に膨大な数なのです。
また、環境破壊によりどれだけ多くの種類の動物が絶滅したか、現在も絶滅危惧種が多くいます。
我々人間は今一度過去・現在の状況を認識し、不幸な動物たちが無くなるために自ら何をしなければならないのか悟りの心を持たなければなりません。
この映画はそれらも含め私たち人間に語りかけています。
(Fujita)