沖縄県 動物のサポートセンターの設置を計画
2013年3月14日 沖縄タイムス
個人で飼育ができなくなったり、飼い主がいない犬猫を引き取り、保護する施設は現在、本島内では県動物愛護管理センター(南城市)が担っている。
中核市移行後は4月に新設される市の「環境衛生課」に動物愛護の相談窓口が移るため、市域で保護した動物のサポートセンターの設置を計画。
軍用地の開放に伴い具志自治会が活用してきた海岸沿いの土地など2万2千平方メートルを市が買い上げ、南側1千平方メートルにセンターを建てる。
センターでは殺処分を行わず、一時的に保護した犬猫の引き取り手を探す譲渡業務に力を入れる。
開設までは市で受け付け、県愛護センターに収容する。
市の担当者は「愛護センターの犬猫の約10分の1が那覇市から収容されているといわれている。センター設置で引き取り手を増やしていきたい」と話した。
ボランティアで犬猫の一時保護や引き取り手を探すNPO法人ワン・パートナーの会(比嘉秀夫理事長)は「サポートセンターで犬の飼育法などを指導し、飼い主のモラル向上を推進できれば、殺処分される犬・猫も減る」と期待している。
一方、市は買い上げる土地の残りの敷地を「具志南多目的広場(仮称)」として、夜間照明を備えた市民スポーツ振興の拠点にする考え。
13年度当初予算で調査費を計上した。