炎天下の中、車内に取り残された犬
これを見てもまだ愛犬を車の中に放置しますか?
2016年7月15日 Spotlight
スペイン、バスク州アラバ県の基礎自治体「ラグアルディア」で撮影された・・・警察による車内に放置された犬の救出劇。
これが現在、海外を中心に話題となっているので紹介したいと思います。
50℃を軽く越えると言われている真夏の車内に取り残された一匹の犬。
住民がすぐに警察に通報し、駆け付けた警察官が車の所有者を全力で探したそうなのですが、どこを探しても所有者は見つかりません。
その間も、見る見るうちに弱っていく犬。
一刻の猶予も許されないこの状況・・・
ここで警察、窓ガラスを割ることを決意します。
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専用の道具で窓ガラスを叩き割る警察官
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なお、「窓ガラスが割れた直後、凄い熱風を肌に感じた」と警察官は語っていたそうですが、そんなコメントを裏付けるかのように、虚ろな表情を浮かべ、窓から顔を出した1匹のピットブル。
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そして、ドアが開いているにも関わらず、地獄から1秒でも早く立ち去りたいのか、ガラスの破片が残る窓から、最後の力を振り絞ってピットブル。脱出を試みます。
なりふり構わない・・・ピットブルの姿。
これが車内の地獄っぷり・・・物語っていますよね。
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車から脱出出来たものの・・・
歩く力も残っていないピットブル。
あと5分遅れていたら・・・きっとこのピットブルは亡くなっていたことでしょう。
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警察官から水を貰い
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浴びるように水を飲むピットブル
では、警察の迅速な対応によって救われた・・・感動の救出劇。
動画にてご覧下さい!
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=7fOPwCwUbLM
これを見てもまだ、愛犬を車の中に放置しますか?
ご存知ない方も多いかもしれませんが、エアコン停止から、わずか15分ほどで熱中症指数が危険レベルに達する・・・炎天下の車内。
ちょっとだけ!
これがいかに危険か、この動画を見て理解して頂けたのではないでしょうか?
これだけ騒がれているにも関わらず、毎年必ず起きる・・・悲しすぎる悲劇。
もし、心当たりがあるのであれば、二度と放置しないよう心がけて下さいね。
真夏の車内放置はペットを殺しているのと同じなのですから。
日本では少し前に、テレビの人気犬と兄弟たちがエアコンの切れた車内に取り残され、死亡するという事故がありましたね・・・
アメリカでも、警察犬や麻薬探知犬が「うっかり」車内に取り残され、死亡する事故が相次いでいます。
アメリカでは、法律は州によって違いますが、車中に残した犬が熱中症で死亡したケースで飼い主が軽犯罪に問われ、名前や顔写真が公表される場合もあります。
犬の虐待で逮捕された男に60年の懲役刑/車中に2時間犬を置き忘れた罪で捕まる~米国日本との差
また、テネシー州やフロリダ州は、気温の高い日に車中に残された人または動物に差し迫った危険がある場合、車を壊して救出することを許可しています。
★参考過去記事・リンク
放置ペット救出のための車破壊、法律で免責に米テネシー州
【ビデオ】真夏には厳禁!車内にペットを放置する危険性を獣医師が身をもって警告
熱中症で犬猫を死なせないための知識