老犬救った警察官に「いいね!」 ひかれた犬を病院へ
2016年2月18日 朝日新聞
現場でタオルをかけてもらった老犬=読者提供
道路脇で傷つき倒れていた老犬を保護した警察官の行動が、ネット上で話題になっている。
5日午後8時40分ごろ、横浜市栄区亀井町の道路で「犬がけがをしている」と栄署に通報があった。
元大橋交番の男性巡査部長(31)と男性巡査(23)がオートバイで駆けつけると、裏通りの道端で首輪がついた老犬がうずくまっていた。
運ぼうとしたが、大型犬のためオートバイに乗せられなかった。
無線で状況を聞いた地域課の男性警部補(40)は、署からパトカーで現場へ。
老犬は車にひかれたようで身動きしなかったが、小さな目はこちらを見ていた。「まだ、生きている」
傷に触ると苦しむようにもだえ、かもうとする。
30分ほど格闘した末、警官3人は近所の人が貸してくれた鉄板を担架代わりに犬をパトカーの後部座席に乗せ、近くの動物病院へ。
震える犬をミラー越しに見ながら「早く診てもらわないと。飼い主が早く見つかってくれ」と祈った。
犬は骨盤が折れていたが命に別条は無く、後日、飼い主の元に無事戻った。
今はリハビリ中という。
一連の様子がネットに投稿されると、フェイスブックで拡散され、「ワンちゃん助かって本当によかった」「そんなすてきな対応してくれるなんて」といった書き込みが相次いだ。
自宅で犬を飼っているという男性警部補は「どうしても気持ちは入ってしまった。でも、動物の命も人間の命も同じ。当たり前のことをしただけ」と話している。
以 上
「動物の命も人間の命も同じ。当たり前のことをしただけ」
「たかが動物」ではなく、こういう対応が当たり前な社会になってほしいですね。
こういう動物を思う心を持った人たちが増えていってほしい!
私たちはそのための動物愛護活動をやっているんだ!と改めて感じました。
(Fujita)