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猫カフェが売上金を寄付 動物愛護センターの新設を求める(盛岡)

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猫カフェが売上金を寄付 動物愛護センターの新設を求める

2015年12月22日(火) sippo(朝日新聞)


「もりねこ」猫店長のミケ(もりねこ提供)

県の施設に委託
盛岡市内の里親募集型の保護猫カフェ「もりねこ」が、動物愛護センター設立に向けて様々な活動を展開している。
これまでに約3万人分の署名を集めて、請願書とともに盛岡市議会に提出。
さらに、12月24日までの8営業日分の売り上げ全額を市に寄付することにした。

盛岡市は、2008年4月に中核市になり、動物愛護法にかかわる事務も担当するようになったが、引き取った犬や猫を収容するための施設を持っていない。
そのため岩手県に保管業務を委託しているが、「県の施設も老朽化が著しく、収容された動物が快適に過ごせる環境ではない。譲渡や啓発のための施設にもなっていない」(もりねこの工藤幸枝店長)という。

市議会は賛成、でも予算なし
そこで工藤さんたちは、「盛岡市動物愛護センター」の設立を求めて署名活動を行い、3万筆超の署名とともに請願書を市議会10月定例会に提出。
請願は全会一致で採択された。
ただ、特別に予算がつくなどしたわけではない。
センター設立に向けた動きはまだ始まったばかりという。
「どこに、どんな規模のものを建てるのかという基本的なことから検討していかないといけない。そのために他の中核市の取り組み状況などを調査する必要があるが、その予算もまだないのが現状です」(盛岡市生活衛生課)
そのため「もりねこ」では、12月17日から24日までの8営業日分の売り上げ全額を、盛岡市に寄付することにした。
「もりねこ」の利用料は1人30分あたり600円から。
普段の利用者数をもとに目標金額は30万円とした。
「寄付金は、他の自治体のセンターの調査費など動物愛護センター設立のために使ってもらいたい。また、既存の県の施設に収容された動物たちのための消耗品にもあててもらえたら」と工藤さんは話している。

                                      以 上

猫カフェもりねこ
ホームページ:http://morinekocafe.wix.com/morineko

猫の保護と里親探し★
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ブログ:http://ameblo.jp/morinekocafe/


You Tubeの動画もあります。
 


いわての旬の人
猫カフェ「もりねこ」店長・工藤幸枝さん /岩手 

2015年9月10日 毎日新聞 地方版


「もりねこ」店長・工藤幸枝さん

「救える命」を救う 工藤幸枝さん(30)
愛くるしい仕草と可愛らしい表情を見せる飼い猫が飼い主に捨てられるなどして、殺処分される件数が後を絶たない。
そんな中、工藤幸枝さん(30)は盛岡市菜園で猫と触れ合える猫カフェ「もりねこ」を営みながら、猫の保護活動に力を入れている。
【二村祐士朗】

−−猫カフェを開店したきっかけは?
猫との触れ合いを売り物にして、お客さんに来てもらう猫カフェと違い、収益を使って猫を保護したいと思いました。
札幌市で約3カ月間、猫カフェのスタッフとして働いた経験などを生かし、昨年1月末に盛岡で店をオープンさせました。
店内には、生後2カ月〜10歳の雑種約20匹がいますが、保健所から引き取ったり、路上で保護したりした猫たちです。
収益をその猫たちの医療費や餌代に充て、里親が見つかるまで管理します。

−−取り組みの実績は?
昨年1月から今月9日までに、盛岡市保健所や住民から158匹を引き取りました。
うち126匹の里親が見つかり、残りは店で飼ったり、ボランティアに一時的に預かったりしてもらっています。
昨年度、県内にある10の保健所で保護された猫で、引き取り手が見つかったのは180匹なので、取り組みの成果を実感しました。
ただ、殺処分された猫も1088匹に上り、歯がゆさも残ります。

−−全ての命を救うのは難しい面もある。
確かに猫は子どもをたくさん産みますし、殺処分の数をゼロにすることは困難です。
ただ、店に寄せられる相談から「救える命もたくさんある」と感じることが多々あります。
最も多い相談は、「野良猫がなついて餌を与えていたら、数が増えて養いきれなくなった」というものです。
人間の都合で猫が振り回されている現実を痛感します。

−−やりがいは?
里親になりたいと言ってくれる人たちの存在は心の支えです。
昨年春、認知症になった女性が飼っていた12歳の猫を引き取ってくれた若い女性がいました。
猫では高齢になるので強い警戒心を持っていましたが、女性が「この子を幸せにしたい」と努力してくれ、一緒に寝ている写真を送ってくれました。
「もっと頑張ろう」と勇気をもらいました。

−−今後の活動は?
現在、盛岡市で新たな保護施設の設置に向けた署名活動をしています。
今後も市と連携し、捨てられた動物をどうするのか、地域の課題として市民の方々に一緒になって考えてもらえるような活動をしていくつもりです。

■人物略歴
くどう・さちえ
北海道小樽市出身。2011年から盛岡市に移り、今は夫と2匹のオス猫と暮らす。幼少時から大の猫好き。「甘えたいときだけ甘える、自由気ままな性格が自分と似ている」という。猫カフェの営業時間は午前11時〜午後7時。定休日は水曜。30分600円〜。問い合わせは同カフェ(電話019・613・7773)。


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