警察犬、不明の80代男性を捜し当てる
/動物愛護センターから引き取られ訓練(青森)
2015年10月26日(月) 東奥日報社
行方不明者を発見し、表彰を受けた大と三上さん
ダイ君、大手柄-。
青森署は22日、青森市で行方不明となった80代の男性を探し当てた警察犬「大(だい)」(オス、2歳)と指導手の三上恵子さん(56)=青森市=に感謝状を贈った。
青森市で8日深夜、80代の男性が自宅から出て行方不明になった。
署員らが捜索に当たったが発見には至らず、青森署は翌朝、「大」と三上さんに出動を要請。
「大」は男性の自宅玄関からにおいをたどって5分ほどで約150メートル先のアパート2階にいる男性を無事見つけた。
青森署で行われた感謝状贈呈式で、一戸俊署長は「行方不明者が見つかったとき、家族は涙を流して喜んでいた」とたたえ、「大」にご褒美の犬用おやつをプレゼントした。
三上さんと「大」は同市の県動物愛護センターで出会った。
引き取り手がいなければ殺処分の可能性もあった「大」を、同センターでボランティアをしていた三上さんが引き取った。
三上さんは「会ったときは臆病だったけれど、大物になってほしくて『大』と名付けた。一度見捨てられた子が人の命を救って、本当にうれしい」と笑顔で話した。
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元野良犬、お手柄警察犬(青森)
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