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ドイツ イズ わんダフル!

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ドイツ イズ わんダフル ・・・ ドイツの犬事情 ・・・

ドイツのペットショップには犬がいない!
犬先進国ドイツのペットショップには、ペットショップだというのに何と犬がいない!
なぜなら、衝動買いとお金目当ての繁殖を防ぐために、ペットショップなどで生きた犬猫を販売することが禁じられているからです。
では、どこで新たに家族の一員となる運命のワンちゃんと出会えるのか。
ドイツでは犬がほしい場合、各犬種の犬協会等に問い合わせ予約した後、産まれたら買うことができます。ところが、生後2ヶ月以内の子犬を親犬から離すことも禁じられているため、実際に犬を飼うまでには長い時間がかかるのです。
さらには、未成年者が動物を購入することも禁じられおり、あらゆる面で無責任に犬を衝動買いすることを防いでいます。
また、購入全体の40%はティアハイム(ドイツのそれぞれの都市にある動物保護施設)の引き取りというから、驚きです。
幼い頃、かわいい子犬たちがたくさんいるペットショップが大好きだった私。
今では「狭いケージに入れられてかわいそう」「売れ残ったらこの子たちの運命はどうなるのだろう…」と、切ない思いのほうが大きくなり、ペットショップに立ち寄ることができなくなってしまいました。
決してすべてのペットショップが悪いとは言いません。
でも、ペットショップでの生体販売やペットショップ自体を禁止している国もあるということを、ぜひ知ってほしいと思います。

住民税ならぬ住犬税!?
日本では保健所に犬の登録をしますが、ドイツでは犬を飼ったり引っ越しをするたびに、飼い主は町の税務署に2週間以内に登録をしなければなりません。
また、登録後に送付されてくる鑑札を犬につけることが義務づけられています。
犬税の額は自治体によって異なりますが、犬1頭につき年間70ユーロ(約9千100円)から140ユーロ(約1万8千200円)程度。
また、犬の繁殖、売買を防ぐために、犬税は多く飼うほど割高になります。
この犬税、「盲導犬」などは免除され、一説によると「番犬」も免税になるとか。
一方で、危険な犬種、闘犬種とされると税金は高額になり、その額なんと630ユーロ(約8万円)!
このように、ドイツでは住民税ならぬ、住犬税が課せられているのです。
犬を飼うことはお金がかかること。
しかしそれ以上に、人間の子供を育てるのと同様、覚悟と責任が伴うということが、ドイツでは浸透しているようです。
これこそが、犬先進国なんですね。

いかがでしたか?
私たちのような活動をしていると、すぐにでも日本中のワンちゃんたちを連れてドイツに引っ越したくなってしまいます。
でもそんなことは不可能。
せめて日本が少しでもドイツに近づけるよう、みんなの犬に対する意識を変えていけたらな、と思っています。
だって、犬は私たちにとって、大切な家族なのですから!
(文責:ペットジャーナリスト Nao)














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