サポーター犬・黒兵衛、子ども守る
2015年05月19日 (秋田魁新報)
大館署のスクールサポーター犬に委嘱された黒兵衛
秋田県警大館署は18日、県警OBで同署スクールサポーターの関博保さん(62)=北秋田市上杉=の飼い犬「黒兵衛」をスクールサポーター犬に委嘱した。
委嘱は本年度で3年目。関さんと一緒に、児童生徒の登下校時の見守り活動などで活躍する。
畠山則幸署長が同署前で「スクールサポーター犬に委嘱する。報酬は児童生徒の笑顔や愛情」と委嘱状を読み上げた。
職場見学で訪れていた大館東中の2年生12人がおやつの入った袋を関さんに手渡し、黒兵衛を激励した。
黒兵衛は2010年、北秋田署に迷い犬として届けられ、飼い主が現れなかったため、同署に勤務していた関さんが引き取った。
推定7歳の雄で、犬種は不明だが秋田犬のような風貌。
関さんが県警を退職した13年に同署のスクールサポーターに委嘱されて以来、黒兵衛もサポーター犬として小中学校での見守り活動や、非行防止行事などに同行してきた。
子どもたちに人気で「黒兵衛」と名前を呼ばれることもあるという。