将来は“お父さん犬”!? 白い柴犬3匹誕生 兵庫・猪名川
2015年3月18日 神戸新聞
日米の展覧会でシバイヌ(柴犬)のチャンピオン犬を育てた実績を持つ兵庫県猪名川町杤原の「鯉淵犬舎」でこのほど、初めて一度に白色のきょうだい3匹が生まれた。
近年、携帯電話会社のテレビコマーシャルでの白い北海道犬の活躍もあり、柴犬も白の人気が上がっているという。
同犬舎の鯉淵時義さん(76)は、キャリア40年以上の柴犬専門の繁殖家。
真っ白な3匹は1月下旬、2004年に国内の展覧会で頂点に立ったオス犬の息子と、奈良県産のメスとの間に生まれた。
まつげまで真っ白。
通常、柴の体毛の色は、赤が7割で黒が2割、白は1割といい、鯉淵さんは「白の中でも、毛が真っ白で、鼻も黒い子は特に珍しい」と驚く。
既に3匹とも飼い主が決まり引き取られた。
長年、白い柴犬は“規格外”とされ展覧会に出す価値もないとされてきたといい、鯉淵さんは「不遇な時代が長かった分、人気が出て良かった」と話している。
(笠原次郎)