殺処分寸前から災害救助犬になった犬・夢之丞
2015年03月16日 naver
広島市の土砂災害は犠牲者が70人を超える大災害となりました。
そんな中救助活動で活躍しているのが災害救助犬です。
災害救助犬とは、地震や土砂崩れ等の災害で、倒壊家屋や土砂等に埋もれ、助けを必要とする人を、主にその嗅覚によって迅速に発見し、その救助を助けるように訓練された犬。
その中には殺処分寸前から災害救助犬になった犬もいます。
それが今回紹介する夢之丞です。
夢之丞は捨て犬でした。
そして殺処分の寸前で命を救われたのです。
生後3~4カ月だった夢之丞は、広島県動物愛護センター(同県三原市)のガス室前にぽつんと置かれたケージの中でおびえていた。
ガス室が満杯になり、殺処分が延期されたところだった。
「満杯だったから救われた」皮肉な運命です。
ちなみに殺処分をするガス室の名前は「ドリームボックス」。
こんな名前を付けた人間がどういう神経だったのかを本当に知りたい。
命を救われた当時の夢之丞
命を救われた夢之丞が今度は命を救う番となりました。
訓練を重ねて初めての実戦がこの土砂災害でした。
初めての災害現場となった今回は、20日に押し潰された家屋から1人の遺体を見つけた。
奇跡的に命を助けられた犬が人命救助を担っている。
ですが夢之丞がすごいのはそれだけではありません。
捜索可能時間は1頭がおよそ20分から30分。
ですが夢之丞は1頭で9時間も捜索したというのです。
捜索活動をする災害救助犬の夢之丞(右)とハルク(左)
=2014年8月20日 広島市安佐南区八木3丁目
がんばれ夢之丞!
ピースウィングジャパン/夢之丞の物語:https://www.youtube.com/watch?v=9f0wsa-UWDc