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地中海の「キャットアイランド」でネココロナ発生 30万匹超が死ぬ

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地中海の「キャットアイランド」でネココロナ発生 30万匹超が死ぬ

2023年7月18日(火)


地中海の「キャットアイランド」のキプロスでネコのコロナウイルス感染症が流行(2023年7月17日提供)。(c)CGTN Japanese

【7月18日 CGTN Japanese】
「キャットアイランド」と呼ばれる地中海の島国キプロスでは、ここ数カ月、ネココロナウイルスの一種による感染が急速に拡大し、30万匹以上のネコが死にました。
今回発生したネココロナは変異により、ネコの伝染性腹膜炎を引き起こし、発熱や腹部の腫れ、虚弱などの致命的な症状に至ります。
人には伝染しないのですが、ネコには感染力が強いとのことです。
キプロスの動物愛護団体の責任者によると、このネココロナウイルスによる発症率と死亡率は高く、感染すると、約90%のネコが死にます。
キプロスでは今年1月以降、約30万匹のネコが命を落としたとのことです。
また、キプロス獣医師会の副会長によると、感染したネコを治療する方法は、現状では治療薬を投与することですが、非常に高価であり、ネコ1匹を治療するのに3000~7000ユーロ(46万7000円~109万円)が必要とのことです。
地中海の島国のキプロスは世界で最初に飼い猫が飼いならされた地域の一つで、「キャットアイランド」と称されています。
しかし、同国では100万匹を超えるネコの多くが野良猫で、このこともネココロナのまん延の原因で、診断や記録が困難になっています。
専門家は、ウイルスが変異を続ければ、ネコの数が大幅に減少し、さらには周辺国のネコにもウイルスが拡散する可能性があると懸念しています。

(c)CGTN Japanese/AFPBB News


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