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マルタの“猫天国”ぶりとは?

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「猫、ねこ、ネコ…!」
猫好き日本人女性が衝撃を受けた、マルタの“猫天国”ぶりとは?

2023年5月2日(火)

初めまして。ライターの坪井です。
ドイツに住んで十数年が経ちますが、いろんな国や文化圏で暮らしながら体験に基付く現地情報を発信していきたい!という思いが募りまして、マルタ共和国に3か月プチ移住してきたところです。
これから世界あちこちのおもしろいものやおいしいものをお伝えしていきたいと思っています。
今回はプチ移住してきたマルタ共和国のお話です。

◆地中海の楽園、マルタ共和国とは?

筆者撮影

ところで、マルタってどこ?と思った方が多いと思いますので、まずは簡単に国のことを紹介させてください。
マルタとは…
・イタリアの南に位置する地中海に浮かぶ島国で、自然と絶景の宝庫
・マルタ騎士団が築いた首都バレッタほか世界遺産が3つもあり、歴史的な見所が豊富
・欧州では数少ない英語圏で語学留学が盛ん
・日本にも輸出されているマグロほか、おいしい名物がたくさん
などなど。とても素敵な国なのですが、個人的に最大の魅力ポイントが「猫天国」だということです。

◆猫の楽園は本当だった!

筆者撮影

マルタは、人口の約2倍もの猫が暮らすといわれる「猫の楽園」。
話には聞いていたものの、現実は想像の何倍も猫密度が高くてびっくり!
これまでギリシャやトルコなど、猫スポットとして有名な場所を訪れましたが、私の肌感覚では、マルタは世界一の猫天国。
そこいらじゅうに猫がいて、野良にもかかわらず毛並みが良く、穏やかで幸せそうな子が多いんです。


筆者撮影

その理由は、マルタの人々の動物愛護精神にあるよう。
あちこちに野良猫用の寝床が用意されており、地域の人がボランティアで餌やりや健康管理を続けているんです。
人間と猫の間に信頼関係が築かれているのですね。
日本でもメディアで取り上げられたことから、「マルタといえば猫」というイメージが定着しつつあるようですが、マルタに行ったのに猫に会えなくて残念だった、という人も少なくないようです。
そこで、猫好き筆者がみつけた「間違いなく猫に会える」とっておきのスポットをご紹介しましょう!

◆マルタ在住筆者のおすすめ猫スポット3選
1.インデペンデンスガーデン

筆者撮影

観光局HPでも紹介されている巨大な猫の像「アタス君」が目印の有名な猫スポット。
中心街スリーマからサント・ジュリアンに向かう海岸沿いの公園の一角に猫の寝床が設置され、猫たちが心地よさそうに暮らしています。
私も通学途中によく立ち寄りましたが、ここで猫を愛でて癒やされている人たちにたくさん会いました。

2.プリティーベイ

筆者撮影

日曜のフィッシュマーケットで有名な漁村マルサシュロックの南に位置する砂浜、プリティーベイ。ビーチ沿いの公園で出会った猫に誘われついていったところ、ちょうど餌の時間でたくさんの猫が集まってきました。
場所が少し分かりにくいかもしれませんが、「Buni」というバス停から公園に入り、左手に少し進んだところに猫の小屋が置かれています。

3.フロリアーナのアルゴッティ植物園

筆者撮影

首都ヴァレッタの手前に位置するフロリアーナ。
ヴァレッタ行きのバスの窓から猫が何匹も見えたので、「これは!」と思い引き返してみると、そこにはこれまでに見たことがないほどたくさんの猫が集っていて大興奮!
ここで3年ほど餌やりを続けているというマヌエルさんによると、現在は3人のボランティアと協力し活動しているのだそう。
世界には知られざる偉人がなんと大勢いることか…。
どうか彼らに多くの幸が訪れますように!
場所はWignacourt Water TowerとArgotti Btanic Gardensの入り口付近です。
マルタには他にも猫スポットがいっぱいあるので、猫好きさんはぜひ一度訪れてみてください。
きっと、生きてて良かった~!と思うはず。
私もまた、優しい人々と猫たちに会いにいきたいです。

筆者:坪井由美子(TwitterInstagramBlog
ドイツ暮らし10数年の食いしん坊ライター。旅や食文化の記事を日本の新聞やウェブメディアなどで執筆。暮らすように旅をしながら世界あちこちで出会った面白エピソードを発信していきます!

編集:TRILL ニュース


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