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「地獄のような環境で営業」ブリーダーの女が“飼育犬”虐待

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「地獄のような環境で営業」ブリーダーの女が“飼育犬”虐待か 半年で子犬100匹が犠牲に

2023年2月8日(水) 

狭いケージの中に入れられた、たくさんの犬。
飼育する犬の病気やけがを放置し、虐待したとして、2月8日、57歳のブリーダーの女が逮捕された。

動物愛護法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪・寝屋川市のブリーダー業者「フィスドシェリー」の代表・橋本千代子容疑者(57)。
2016年から2022年までの間、病気やケガの犬10匹に適切な保護を行わなかった疑いが持たれている。

■取材に虐待否定も…ひどい飼育状態が明らかに
橋本容疑者は逮捕前、FNNの取材に虐待を否定していた。

Q.エサを与えていない、病院に連れて行かないと聞いているが?
橋本容疑者: そんなんしてたら捕まるやろ。逮捕されるやろ。

Q.事実としてはない?
橋本容疑者:ないない。ちゃんと病院も行ってるし

しかし、約2年前まで店で働いていた元従業員は、不衛生な飼育の実態をこう明かした。
元従業員: すごい臭いで、ふん尿まみれみたいな。ひどい飼育状態でした


死んだ子犬を見て「この子いくらで売れたのに」
これは元従業員が撮影した店内の映像だ。

約100個の狭いケージで、200匹を超える犬を飼育。
橋本容疑者からは,「大人の犬には1日エサを与えなくていい」という指示もあったという。
元従業員: 真夏とか室温30℃を超えてたので、中には暑さで熱中症みたいになって、吐いている犬とかもいたんで。病院に連れて行ってくれと言っても、「まぁ大丈夫やろ」みたいな感じで,病院に連れて行かない
元従業員の話では、橋本容疑者は売り上げのために何度も繁殖させ、12年前は30匹だった犬が、1年前には400匹を超え、飼育ができない状態になっていたという。
元従業員: 医療にもまともにかけていなかったので、どんどん子犬が死んでいく…

Q.橋本容疑者がそれをも見たときには?
元従業員: 「あーあ」だけです。「この子いくらで売れたのに」とか

■元従業員の相談を受けて告発…杉本彩さんも怒り
元従業員は、タレントの杉本彩さんが代表を務める動物愛護団体に相談。
団体は2022年11月、橋本容疑者を刑事告発した。
公益財団法人 動物環境・福祉協会Eva理事長 杉本彩さん: 本当に最悪の地獄のような環境下で、この営業が行われているということですよね。刑事告発するというところしか、手段がなかったっていうことですね
告発状によると、2021年12月までの半年間で死んだ子犬は約100匹。
しかし、橋本容疑者は「それは自分の店ではない」と主張している。

Q.半年間に100匹死んだのでは?
橋本容疑者: それは私もな、言われへんのやけど、うちじゃないねん。似た名前のお店があって、私が経営しているお店じゃないねん

警察の調べに対し、橋本容疑者は「病院にも連れて行っていたので『適切な保護を行わず』という部分に納得がいきません」と話し、容疑を否認している。

ブリーダーの女 飼育犬を虐待か 逮捕前の直撃取材に「そんなん捕まるやろ」 - YouTube

(「イット!」2月8日放送より)

 

“劣悪な環境”で犬を飼育
 ブリーダーの女を逮捕 「385匹を3人で」元従業員が語る“飼育”の実態

2023年2月8日(水)

劣悪な環境で犬を飼育し適切に保護しなかったとして、ブリーダーの女が逮捕されました。
以前、施設で働いていた元従業員が、“飼育”の実態を話しました。

◇ 女が犬を育て販売していたという施設内を捉えた映像に映っていたのは、積み上げられたケージの中で鳴き声をあげる多くの犬です。
1つのケージに複数の犬が入っていました。
この施設には、足の骨が折れ、自力で起き上がることができない状態の犬もいたといいます。
8日、動物愛護法違反の疑いで逮捕されたのは、ブリーダー業を営む橋本千代子容疑者(57)です。
警察によると、橋本容疑者は去年10月までの約6年半の間、犬10匹が病気やケガをしたにもかかわらず、適切な保護をしなかった虐待の疑いがもたれています。
橋本容疑者は大阪・寝屋川市にある施設で、約270匹の犬を育て販売していたといいます。
 SNSには、「可愛くて可愛くて~スクスクおっきくなーれ」など犬への愛情を示すような内容ばかりが投稿されていました。
しかし、施設の中は目を覆いたくなるような惨状が広がっていました。
2021年に施設内で撮影された写真に写っていたのは、室温30℃以上、湿度約80%を示した温湿度計です。
過酷な状況だったとみられます。

◇ 以前、施設で働いていた女性に話を聞くと… 元従業員 「358匹でしたね。それを1日3人とか4人で世話しなきゃいけないんです。『もう、これ以上うませないでくれ』ってみんな言ってたんですけど、でも『子犬うまれんかったら、売れんやん』って言うので。『発情がきてる子はすべて交配しろ』って」
繁殖を終えた犬を橋本容疑者から定期的に引き取っていた女性も、犬の状態の悪さに違和感を覚えていました。
犬を引き取っていた女性 「(繁殖を引退した犬の)預かりを長年してきて、見たことないような状態の子が多かったんですよ。180度足がひっくり返っている子とか」
施設の中には大量の抗生剤があったといいますが、橋本容疑者は、病気になった犬に医療機関で適切な治療を受けさせることなく、自分で薬を投与するのみにとどめていたとみられています。
そのような状態にもかかわらず、従業員に責任を押しつけていたということです。
元従業員 「“犬が死んだら、スタッフが悪い”みたいな。 働いて3日とか4日の人に言っていましたね、『あなたのせいで死んだ』、『あなたのせいで骨折した』。それで、そのお金を請求するみたいなことばかりやっていたので」
NNNは逮捕前、橋本容疑者に取材を試みましたが、「やめてもらいたいです。お願いします」と拒否。
その後も、橋本容疑者が取材に応じることはありませんでした。
橋本容疑者は調べに対し、「病院にも連れていっていたので、『適切な保護を行わなかった』ということに納得がいきません」と容疑を否認しています。
警察は、橋本容疑者が施設で飼育していた他の犬にも虐待していた可能性を視野に、捜査を進める方針です。

 

杉本彩 「繁殖事業者の利益を求めたビジネスがどんどん加速して…」
小型犬虐待容疑でブリーダー逮捕に

2023年2月9日(木)  


女優の杉本彩

女優の杉本彩(54)が9日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にVTR出演。
ペットとして売り出すために育てていた小型犬10匹の病気やけがを放置して虐待したとして、大阪府警が8日、動物愛護法違反の疑いで、犬の繁殖・販売業者「フィスドシェリー」のブリーダーの女(57)=住所不定=を逮捕したことについてコメントした。
府警によると、10匹には子宮の病気や膝の脱臼があった。
女は「病院に連れて行っていたので納得がいかない」と容疑を否認している。
関係者によると、女は大阪府寝屋川市で繁殖施設を営み、犬舎では小さいかごに数匹ずつを押し込んでいた。
夏も冷房が効かず高温となり、半年間で約100匹が死んだという。
約400匹を5人ほどの従業員が飼育していたとみられ、府警は利益を優先し、病気やけがで販売できない犬を放置したとみている。
杉本が代表を務める公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」(東京)が昨年11月、府警に告発していた。
杉本は「(ペットの)需要が増えれば、売れるタイミングで繁殖事業者の利益を求めたビジネスがどんどん加速して動物たちにしわ寄せがいく。その命や存在を非常に軽視していた、こういう事態を招く1番の脅威だというふうに思います」とコメントした。

 

この記事のブリーダー、まさにアニマルホーダー
需要と供給・・・人間社会の世の中、いろんなモノが需要と供給で成り立っている。
そのモノが売れるからどんどん生産し売る、このシステム循環が日常社会の中では繰り返されている。
しかしながら、モノならともかく、生き物であるペットも同様に需要と供給社会で循環している現状、需要である買い手の質が低いレベル、ただ単に「可愛い!」だけで買う、売れるから供給である生産販売者はどんどん生産(産ます)する、この悪循環。
モノと同じ感覚でやる人間が存在する限り、このような問題は解決しない。
(byぬくもり)


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