捨てられた猫を守る人々を追う 「たまねこ、たまびと」
村上監督に聞く フォーラム仙台
2023年2月17日(金)
捨てられた猫を守る活動を続ける人々を追ったドキュメンタリー映画「たまねこ、たまびと」が、2月17日からフォーラム仙台で上映されます。
作品を手掛けた監督は仙台市出身。
映画に込めた思いを伺いました。
仙台市出身の村上浩康監督。東北学院大学を卒業後、東京を拠点にドキュメンタリー映画などを制作しています。
17日から、仙台市青葉区のフォーラム仙台で上映される最新作が…映画「たまねこ、たまびと」。
東京と神奈川の県境を流れる多摩川の河川敷に捨てられた猫たちを支援している写真家、小西修さんの活動を追ったドキュメンタリー映画です。
村上浩康 監督 「まず、こんなにも多くの猫が多摩川に捨てられているということが一つ。あとはもう一つ衝撃的だったのが、捨てられた猫を虐待する人がいる。この事実を伝えることがこの映画の第一の使命だと思って、この作品の撮影を始めた」
村上監督によりますと多摩川河川敷に捨てられた猫は数百匹に上ります。
河川敷にはえさになるものがほとんどないことに加え、自然災害や、人間による猫への虐待も多く、およそ100匹に1、2匹しか生き残ることはできないと言います。
失われていく猫の命。
一方で、その小さい命を毎日懸命に守り続ける地域ボランティアの人たち。
村上監督は「人間の闇と光」の部分を去年8月まで2年半にわたって撮影し続けました。
村上浩康監督 「30年間、多摩川の猫への虐待の数は増えもしなければ減りもしないと。これは社会のせいとか経済のせいじゃない。人間自身の中にある問題だと思った。多摩川にいる猫たちは僕から見ると、人間のエゴイズムの象徴みたいな存在に見えた」
2月、映画評論家などがその年の優れた映画を選出するキネマ旬報ベスト・テンの文化映画部門で3位を獲得しました。
村上監督は作品が評価されたことは猫の置かれている現実を周知する大きなきっかけになるとした上で、作品を通して命の重さについて考えてほしいと訴えます。
村上浩康監督 「1人でも猫のことを気にかけてくれる人が増えてくれるだけで、虐待やペット遺棄の抑止になると思っている。多摩川の捨てられた猫の現実を観ながら、猫に関心の無い人、保護猫の活動に対して快く思ってない人にこそ見ていただいて、その現状というものを知っていただきたいと思う」
映画「たまねこ、たまびと」は2月17日から3月2日まで、フォーラム仙台で上映されます。
仙台放送
捨てられた猫を守る人々を追う 「たまねこ、たまびと」村上監督に聞く フォーラム仙台 (23/02/17 19:31) - YouTube
映画「たまねこ、たまびと」を制作した村上監督、映画の中で伝える「人間の闇と光」、強い熱意と思いが伝わってきますね。
不幸な猫を生み出す発生源が無くなることを願っております。
しかしながら、またしても猫虐待の事件が発生!その内容を下記に掲載します!
(byぬくもり)
小学校の鉄棒につるされた“猫のあご”13日には公園に“猫の前足”が… さいたま市
2023年2月17日(金)
17日朝、さいたま市南区の小学校で、鉄棒につるされた猫の死体の一部が見つかりました。
13日には、南区の公園のベンチの上で猫の前足のようなものが見つかっていました。
警察によりますと、17日午前7時ごろ、さいたま市南区の小学校の教頭から、「鉄棒に猫の死骸がぶらさがっている」などと通報がありました。
校庭の鉄棒に、3センチくらいの大きさで、歯がついた猫のあごの部分のようなものが、ひもでつるされていたということです。
また、13日には近くの荒川彩湖公園で、2つのベンチの上に猫の前足のようなものがそれぞれ置かれる事件がありましたが、同じ公園内の雑木林で16日、後ろ足2本とあごの一部などが欠けた猫の死骸が見つかっていたこともわかりました。
いずれも見つかったのは白っぽい色の猫の一部だということで、警察が関連を調べています。
【発見相次ぐ】小学校の鉄棒につるされた“猫のあご” さいたま市 - YouTube
【捜査】公園のベンチの上に“切断された猫の前足” 2つのベンチに1本ずつ… さいたま市 - YouTube
母が恐怖…朝の小学校、鉄棒に猫の死骸
穏やかな街、相次ぐ奇怪な出来事 通う息子に「帰ってきて」
2023年2月18日(土)
小学校に猫の死骸、親ら不安=さいたま市南区
17日午前7時ごろ、埼玉県さいたま市南区曲本1丁目の市立西浦和小学校から、「鉄棒に猫の死骸がぶら下がっている」と浦和署に通報があった。
駆け付けた同署員が、校庭にある鉄棒からひもでつるされた猫の顎とみられる肉片を発見した。
近くの公園では数日以内に猫の死骸や足が見つかっていて、同署で関連を調べている。
これまでに見つかった胴体や足などは、いずれも白っぽい色をしているという。
同署は同一の猫かどうか調べるとともに、人為的な関与の可能性も高いとみて、動物愛護法違反を視野に捜査している。
■「寄り道せず帰ってきて」親から不安の声
猫の死骸が相次いで見つかる事態に、さいたま市立西浦和小学校の近隣住民や子どもを通わせている親からは不安の声が聞かれた。
小学校近くに住む70代女性は「警察官がたくさん来ていて、鑑識作業をしていたので何だろうと思った。この辺はみんないい人で穏やかな場所。怖いので早く犯人が捕まってほしい」と心配そうにしていた。
同校に4年生の息子を通わせている母親(43)は学校からメールを受け取り、事件を知った。
子どもには登校前に「寄り道せず帰ってきて」と伝え、通学班には親2人が後ろにつき、学校まで見送った。
13日にも南区の公園で猫とみられる動物の足が見つかっており、母親は子どもに「公園で遊ぶことも控えるようにと言ってある」と話していた。
西浦和小は授業を3時限目からに変更。
児童には校内放送で事件を伝えた。
今後は地域住民らと協力し、校内と登下校の見守り活動を続けていくとしている。
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